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2012 09,22 10:00 |
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【日本株週間展望】戻り一服、景気懸念や円高止まり-中国動向注視 9月第4週(24-28日)の日本株相場は戻りが一服し、日経平均株価は8800円前後まで下落する可能性がある。日米欧の金融緩和策が出そろい、当面の好材料が一巡する中、世界景気の不透明感や為替水準の高止まりが重しとなりそうだ。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
第3週の日経平均株価は前の週に比べ0.5%安の9110円と、週間ベースでは3週ぶりの下落。中国の景気減速や反日デモの影響を懸念し、鉄鋼や非鉄金属、機械など中国関連業種が売られ、銀行や証券・商品先物取引、保険など金融株も軟調だった。 第4週に米国で発表される経済指標は、25日に7月のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数と9月の消費者信頼感指数、26日に8月の新築住宅販売件数、27日に8月の耐久財受注など。ブルームバーグの事前調査では、消費者信頼感指数や新築住宅販売は改善、耐久財受注は悪化が見込まれている。 強弱入り交じる統計内容が予想される中、米S&P500 種株価指数は2007年12月以来の高値圏にある。米連邦公開市場委員会(FOMC)が13日、長期証券の保有を拡大するQE3の実施を表明。緩和効果で緩やかな景気回復が続く、との期待が株価を押し上げている。 BNPパリバインベストメント・パートナーズの清川鉉徳運用本部長は、「米国の企業収益は過去最高に近いため、株価は妥当近辺」とする一方、「さらに上値を買うには、来期業績の加速シナリオなどが必要」と話す。第3週に発表された新規失業保険申請件数が市場予想を上回り、2週連続で38万件台となるなど米雇用回復の足取りは鈍い。 円安勢い早くも一服、中国動向も影 さらに、世界の景気指標も先行きを楽観できるまでには至っていない。中国の製造業活動は9月に11カ月連続の縮小となる見込みで、日本でも8月の輸出額が減少、ユーロ圏の9月の経済活動は3年3カ月ぶりの低水準に沈んだ。国際通貨基金(IMF)は10月9日に公表予定の世界経済見通し(12 年3.5%成長、13年3.9%成長)について、若干引き下げる方針を示した。 為替市場では、日本銀行の追加金融緩和策発表を受けた19日こそ円安が進んだが、20日には1ドル=78円2銭と緩和発表前の円高水準に逆戻り。追加の量的緩和策を講じても米景気の回復が順調に進まないとの見方や、世界景気減速によるリスク回避の動きなどから、円安が進みにくい状況にある。 中国の動向も日本株に影を落とし、同国経済の減速に加え、反日デモなど日中間の政治的緊張は予断を許さない。26日には野田佳彦首相が国連で演説する予定で、両国の対立が激化すれば、景気や企業業績の下押し圧力になる恐れもありそうだ。 ゴールドマン・サックス証券のキャシー松井チーフ日本株ストラテジストらが試算したところ、日本の最大の貿易相手国である中国との関係悪化により、東証1部企業の12年度経常利益率に8-11ポイントのマイナス影響が及ぶ可能性がある。このため同証では、TOPIXが当面レンジ内で推移するとの見方を強めたという。 米国株の上値の重さや円の高止まり、中国リスクなどが懸念されるほか、日本独自の買い材料も不足している。BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは、10月1日に発表される日銀の企業短期経済観測調査(短観)は製造業、非製造業とも業況が悪化するとし、今回の短観は「日本経済が踊り場にあることを確認する結果になる」と予想している。 75日線が下値めど 「日米欧の追加緩和の発表がそろった中で、国内では緩和の出尽くし感が出始めている」と、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鮎貝正弘シニア投資ストラテジスト。株式市場は金融緩和を織り込んできたが、実体経済は回復しないという状況にあり、「マクロの底入れ感が欲しい」と言う。仮に、日経平均が投資家の短期採算ラインを示す25日移動平均線(9000円)を割り込めば、75日線(8836円)までの調整もあり得るとした。 上値は重いものの、75日線を下回るような極端な下落リスクも小さそうだ。明治安田アセットマネジメントの福島毅執行役員は、「欧州は思い切った措置を取ったことで、欧州問題は『終わりの始まり』の状況になっている」と強調。米景気堅調が続き、財政・金融両面から中国の10-12月期景気への期待も高まれば、「日経平均は9300-9500円を目指してもおかしくない」と話している。
このほか第4週は、海外で27日に米4-6月国内総生産(GDP)確定値、国内では26日に自民党総裁選挙の投開票、28日に8月の鉱工業生産の発表などがある。3・9月決算企業の期末接近に伴い、機関投資家の積極的な売買も手控えられそうだ。
さて、これは先週予測していた展開です。
そして「時期が来れば何らかの理由」で1度、
・・・って事で、今回の下げがゆっくりなのか?
それにしても、QE3で「騰がるぞぉ~! 騰がるぞぉ~・・・!」 PR |
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