2024 11,22 22:32 |
|
2012 08,12 08:00 |
|
【来週の投資戦略】9000円を一時回復した日経平均、 8月3日に発表された7月の米国雇用統計が市場予想を上回ったことをきっかけに、米国景気の先行きに対する過度な懸念が後退、株式市場ではリスク選好の流れが強まった。米国のNYダウ平均は5月初旬の高値水準を試す展開となっている。 投資家心理の好転は、日本株を底上げしている。8月第2週の日経平均株価は9日まで4日続伸、9日には取引時間中に一時約1カ月ぶりの9000円台回復をした。消費税関連法案の採決に向けた動きが前進する見通しがったことによる国内の財政不安後退に加え、米国の追加緩和期待の高まりなど海外要因が株価の押し上げ材料となった。週末10日は、前日の米株安に加え、前日の日銀・白川総裁の会見で注目される発言がなかったことなどから、市場では売買材料が乏しく、週末を控えた利益確定の売りが優勢だった。日経平均終値は前週末比で336円33銭高の8891円44銭で引けた。 会員制の投資情報誌「株式ウイークリー」8月6日/13日合併号では、業績好調なネット関連やゲーム、小売りなど内需銘柄とともに、北米の干ばつに伴う穀物市況上昇に伴って食料関連銘柄に注目している。今週は売られすぎていた景気敏感株に対する買い戻しを中心に、日経平均株価は反発した。7月25日安値8328円を割り込まずに短期の二番底を形成し、上値を抑えていた13週線を上抜けてきたことから、当面は7月4日につけた9136円が上値のメドとして、また下値は13週線水準の8684円を維持できるかが注目の水準となろう。
欧米での金融緩和期待が相場を押し上げる流れにはあるものの、中国の貿易統計が市場予想を下回るなど懸念材料は消えていない。来週は、国内では決算発表が一巡している上に夏休み期間にあたることもあり、13日の4~6月期GDP1次速報以外には目立った材料は出にくい。一方、米国では14日の7月生産者物価、7月小売売上高に始まり、7月消費者物価、8月NY連銀製造業景気指数、7月住宅着工件数など重要な経済指標の発表が数多く予定されている。米国の雇用統計の改善を好感してひとまず後退したリスク回避の流れがどこまで続くかが注目される。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
忍者ブログ [PR] |