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[1回]

（抜粋）
7/27 に5日線（8495円）をクリアすれば、短期波動が好転し、次に日足転換線（8581円）を試すだろう。この付近に日足の雲下限や、7/4からの下落に対する38.2%戻り（8636円）、7/20～23 のギャップ（8606～8662円）などが重なり、目先的にはもっとも強い上値抵抗レベルである。こうみると8600円程度までは自律反発の域を出ないといえる。逆に8600円レベルをブレイクすることができれば、それは7/25安値･8328円が、6/4安値（8238円）に対する二番底であったとの見方を強めるものになる。

　首尾よく行けば今後はサマーラリー入りの展開が期待できる（想定シナリオ１）。逆に8238円を割り込む動きとなれば、それは6/4からのリバウンド局面が7/4に終わったことを確認するものとなる。この場合、58週サイクルボトムを付けるまでは、上値は限定的と考えられる。

（想定シナリオ１）
今年9～10月に向けて上昇、10000円を回復する。日経平均は平均して58週周期で底入れするパターンとなっている。現在の58週サイクルの起点は昨年11月安値であり、そのときから29週目の6/4（安値8238円）に日経平均はハーフサイクルボトムを付けた。現在は58週サイクルの後半であり、その中で３月高値（10255円）を上回る展開となる。我々は今年9月～10月に10358円（昨年11月安値からのＮ計算値）に到達する可能性をみている。

（想定シナリオ２）
6/4安値からのリバウンドが終わった後は、2012年10月～13年1月（58週サイクルの終了する時期）に向けて最後の下落局面があろう。58週サイクルボトムは、8238～8135円付近でトリプル底を形成するか、あるいは8000～7500円まで下げることとなろう。