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2012 07,28 17:00 |
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【コラム】恐怖指数ウォッチャーによる5つの投資指南-下半期の波乱に備え 【サンフランシスコ】ウォール街は静まり返っている。それはニコラス・コラスにとって静かすぎる。 シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)でみると、株式市場のボラティリティーは過去3年で最も低い水準付近にある。コンバージェクス・グループのチーフ・マーケット・ストラテジストであるコラス氏は、嵐が起きつつあるが、それがやって来るのは市場関係者が最も予期しない時だろうと言う。その時、動じないでいるのは難しい。 「ボラティリティーを覚悟しておくべきだ。市場に何かが起こって恐怖を覚えるということは、準備と対策を怠っていたということだ。トレーダーならそう考える」とコラス氏は話す。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
「上半期の米株は、欧州があまりにもひどかったので及第点をもらったようなもの」。今後は、再び米国に投資家の注目が戻り、現状が嫌気されるかもしれないとコラス氏は言う。 「2回目のリセッション(景気後退)に陥る可能性がある。循環要因重視の投資家が買いを入れるにはあまりにも障害が多い」 またコラス氏は、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融システムへのさらなる流動性の供給がなければ、「株価が上昇に向かうとはとても言い難い」と付け加えた。 このためコラス氏は、米欧ともに株価については慎重な見方をしている。とりわけ米市場は、ファンダメンタルズよりもムードで取引されていると指摘。欧州は、当分、出口が見えない状況だと述べた。 もちろんコラス氏には株式市場の買い推奨リストがある。しかし、そのほとんどは基本的なものだ。ディフェンシブ株、収益を上げている消費関連株、金、米国債を買え。金融セクターと欧州への投資で「消化不良」に陥るのは避けよ。
1.ディフェンシブ株、配当株を買え しかし、コラス氏は違う。依然として彼は、ディフェンシブで収益力のある配当企業への投資を支持している。「グローバルなバランスシート・リセッションは収束に時間がかかる。我慢が肝心だ」とコラス氏は言う。 こういった時の投資の定番は、生活必需品関連株、特に、より質素な顧客を反映する企業の株だ。 「経済がバランスシート・リセッションに陥っても食事は必要だ。人々は食べ、タバコを吸い、中程度のレストランに行き、実用的な服を着る。つまり、いつも使う商品を生産している企業の株に注目すべきだ」(コラス氏)
2. 金融セクターを避けろ しかし最近、景気サイクルが一層読みづらくなっている。経済動向は不安定で、どこで止まるのか誰にも分からない。このため、コラス氏は、金融セクターを手控えている。 「景気サイクルのどこにいるのかわからなければ、金融株を保有するのは難しい」 また、米経済が失速する可能性があれば、金融株の保有はさらに難しくなるという。「上半期は、景気循環の初期の戦略通りだった。まったく筋が通っていた。しかし、景気回復が続かないとなれば、下半期に金融株を持つべきか否かというところに話が戻る」 「景気の追い風がなく、ダウンサイドリスクがある時、金融株がうまくいくとは思えない。投資家が景気の回復期待で金融株を買っているなら、景気が回復しなければ売るだろう」
3. 欧州の回復を待て コラス氏は、欧州の金融当局は、債務問題の先送りを厳しく非難されてきたが、最後には政策立案者が現実に直面する時が来る、と話す。その時、欧州中央銀行(ECB)は、「積極的に金利を引き下げ、(FRBの戦略にならって)ソブリン債をオープン市場で買うだろう」 コラス氏は、ユーロがいつか、彼が「ユーロ2.0」と呼ぶ事態――1ドル=1.50ユーロで取引されるような「素晴らしく強い」通貨となると想像している。 しかし、欧州経済の回復が望めるのは悪化した後だという。コラス氏は、今年の秋、ユーロ圏に「大きなダウンショット」があると予想。「ECBが動くのはその時」で、「経済的困窮が新たなレベルに達し、ついにそうした大きな打開策にたどりつく」という。 その時、底値から大きく離れるのは最もリスクの高い資産だとコラス氏は言う。「もしリスクを試したければ、下半期はスペインの銀行が大きな取引になる」
4.国債投資は慎重に 一方で、米国債の購入は、リスクが大きく、メリットは限られると考える市場専門家がいる。しかしコラス氏は、国債買いから降りるにはまだ時間があると確信している。 コラス氏は、「世の中には良い金融担保が不足している」と述べるとともに、買い手は、何が起きても価値が保たれる資産を欲しがっているとの見方を示した。彼によると、低成長が続いた場合、米10年物国債の利回りは年末までに1.2%となる可能性がある。20日時点での同利回りは、1.4%付近。 「米国債をここから買っても損はしない。リスクアセットを取り巻く環境が非常に厳しいなかで、元本を確保したうえで少し稼げる」とコラス氏は述べた。
5.金は保持 しかし、コラス氏は意見を変えない。金は、またある時点で投機の対象となる可能性がある。金は「究極の」保険なのだと彼は言う。
「金は、ポートフォリオの大切な部分だ。政策立案者がひどい誤りを犯した場合、金は良い保険になる。政策が正しければ、(金を除く)ポートフォリオの90%にあたる部分は好調だろうから、金のことは気にすることはない」
実は昨日も この「ボラティリティー・インデックス(VIX指数=恐怖指数)」
その方曰く、やはり著名な投資指南の方も
実際「<1552>国際のETF VIX短期先物指数(大証)」は、
ワタシは8月後半から・・・もしくは「<1552>VIX短期先物指数」が
相場格言でも云っているじゃありませんか! PR |
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