7/19 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△日精蝋<5010>が高値更新、ワックスを値上げ
日本精蝋が大幅高で７月４日に付けた年初来高値を約２週間ぶりに更新している。ワックスの卸値を８月２１日から８～１２％（１キロあたり平均２０円）引き上げると前日に発表したことが手掛かり。原材料であるインドネシア産の原油価格が上昇しているほか為替の円安もコスト増加に結びついており、これを転嫁する狙いだが、同社の場合、タイヤやトナー向けなどの主力のパラフィンワックスのほかに、その副産物である重油の販売も手掛けている。この重油価格が高値圏で推移していることも見直し買いを呼び込む要因になっているようだ。東電・柏崎刈羽原発の停止に伴って、今後、その不足分を補うために停止中の火力発電所を再稼働させる動きが広がる見込みで、それによる重油需要の増加が同社の収益にも追い風に働くとの見方もある。

△リケン<6462>が買われる、企業価値を再認識と
リケンが買われている。新潟県中越沖地震で同社の主力工場が被災して操業停止となったことを受け、トヨタ<7203>や日産自<7201>、ホンダ<7267>など国内の自動車メーカー６社が週内の生産を休止する事態となった。リケンはエンジン部品の一種であるピストンリングで国内５割、変速機部品のシーリングで同７割のトップシェアを持つため、その供給が滞ることが“日本経済の屋台骨”とも言える自動車産業全体に大きな影響を及ぼすことが明らかになった形で、「今回の件でリケンという会社の企業価値が改めて認識され、その時価総額が６５０億円そこそこというのは安いという見方が広がっている」（中堅証券）という。
リケンの工場の操業再開のメドが依然たっていないとあって、同業他社に代替需要が発生するとの見方から日本ピストンリング<6461>やＴＰＲ（帝国ピストンリング）<6463>なども高くなっている。

△鉄鋼株が高い、ＪＦＥ<5411>は新値追い
新日本製鉄<5401>や住友金属工業<5405>、神戸製鋼所<5406>、ＪＦＥホールディングスといった大手鉄鋼株がそろって高い。ＪＦＥは前日に続いて最高値を更新している。今３月期の業績も当初予想に沿って堅調に推移していると見られるほか、鉄鋼業界のみならず川上の資源業界も巻き込んだ世界規模での業界再編に対する思惑も根強く、国内外の幅広い投資家から買い注文が流入しているもよう。新日鉄とＪＦＥは３０日、住金と神戸鋼は３１日にそれぞれ今３月期の第１四半期（４－６月期）業績開示を予定しているが、「もともと慎重な予想だった住金やＪＦＥなどは円安メリットもあって上振れする可能性がある」（準大手証券）という声も聞かれており、これが買い安心感に結びついているようだ。

△海運株が軒並み高、商船三井<9104>と川崎汽<9107>は最高値
日本郵船<9101>と商船三井、川崎汽船の大手３社をはじめ、新和海運<9110>や乾海運<9113>、飯野海運<9119>、第一中央汽船<9132>など海運株が軒並み高となっている。商船三井と川崎汽は連日の上場来高値更新。この日の日本経済新聞に川崎気の４－６月期連結経常利益が前年同期比２．８倍の約２８０億円に拡大したようだと報じられたのが手掛かり材料。鉄鉱石を輸送するばら積み船の需要が強く、国際的な不定期船の指標となる「バルチック海運指数」は５月中旬に６６００ポイント台の最高値を記録。その後、６月中旬には５２００台まで下落したが、７月に再び強含んで今週には６７００ポイントを突破して最高値を更新している。原油高を背景にした燃料価格の高騰がコスト増要因になっているが、それらは為替の円安効果で吸収。大手３社のみが手掛けるコンテナ船（定期船）事業も値上げ効果が見込めることから、「海運各社の収益は７－９月期はもちろん、１０月以降についても大きく落ち込むことは考えにくい」（準大手証券）という見方が増えている。　　株式需給面でも信用取引でカラ売りしていた投資家が買い戻す動きも見られており、それがさらなる株価上昇につながっている面もあるようだ。

▼野村証が東電<9501>を「４」に格下げ
野村証券は東京電力の投資判断を「３」から「４」に引き下げた。原子力発電所の停止による利益の下振れを懸念したもので、野村では０８年３月期の連結経常利益を従来予想の４５００億円（前期比２％増）から１７５５億円（同６０％減）に下方修正している。リポートでは「下方修正後のＰＥＲは４７倍と他の電力大手の１９～２１倍を大きく上回るうえ、柏崎狩羽発電所の再稼動のメドがたたないという不透明感が株価にネガティブに影響する」などとしていた。
（ラジオNIKKEI）

■クレーン船が送電線切断＝平戸市で停電、橋にも接触－長崎
19日午前9時ごろ、長崎県平戸市の平戸大橋付近で、クレーン船が橋と併走する九州電力<9508>の送電ケーブルを切断、橋げたにも接触した。九州電力や長崎県などによると、このために平戸市の全域と同県松浦市、佐世保市の一部で停電が発生。平戸大橋は通行止めとなった。けが人は出ていないもよう。　
（時事通信）

△「iPodは1つのフォーマット」――ソニー<6758>、iPod周辺機器に本格参入
ソニーが8月に米国で発売するCDプレーヤー搭載スピーカーシステムとラジオクロックは、充電可能なiPodドックを搭載。ワイヤレスリモコンは、iPodの操作にも利用できる。
（ITmedia News）

△ナカバヤシ<7987>、写真用マットフレーム「ディズニーＶカットマットフレーム」を発売

△新日鉄<5401>エンジニアリング、インドネシア社から天然ガス開発プラットフォームのターンキーを受注、タイのシェブロン社から天然ガス開発用プラットフォームなど受注

△プラザクリエイト<7502>、プリントメニュー「フォトブック」などにディズニーテンプレートを追加

△三菱マテリアル<5711>、日鉄鉱業<1515>などとフィジー諸島・ナモシ鉱区の共同探鉱で合意

△カブドットコム証券<8703>、ＳＬＡ（サービス品質保証制度）に関する特許権を取得

△アーバンコーポレイション<8868>、米社と提携し富裕層向け高級不動産仲介事業に参入

△ぐるなび<2440>、ドライブルートの飲食店情報を地図検索できるサービスを開始

△フマキラー<4998>、３種の天然成分配合の「アルコール除菌ティシュ　１２０枚入」を発売、拭き掃除で手軽に除菌する「キッチン用　アルコール除菌ウェットクロス」を発売、人と自然に優しい除菌洗浄剤「アルコール除菌キッチンクリーナー」を発売

△サークルＫサンクス<3337>、「サントリー　栄養ボンベ４９０ｍｌ　ボトル缶」など限定発売

△東京海上日動（ミレアＨＤ<8766>）グループ、「運輸安全マネジメント導入支援コンサルティング」を開始
（日経プレスリリース）

△日本金属<5491>が急反発
１９日付け本紙１面でトップ推奨の日本金属が急反発している。１３日の４４３円で目先底打ち、業績拡大ペースが加速化している。

△東京エネシス<1945>が急騰
本紙７月４日付１面でトップ推奨した東京エネシスが急騰、３月３０日の年初来高値１１７８円に肉薄している。東京電力<9501>の柏崎刈羽原発のトラブルでメンテナンスを手がけている同社に注目が集まっている。

△新日本製鉄<5401>が年初来高値に迫る
１９日付本紙１面で推奨の新日本製鉄が買われ、６月４日の年初来高値９０１円に迫っている。１８日に出来高が１億株を超え、この日も午前１０時過ぎに早くも７０００万株を突破、状況は一変しており、高値抜けから８９年の上場来高値９８４円奪回コースが有力視されている。

△川崎汽船<9107>が連日の上場来高値更新
川崎汽船が急伸、連日の上場来高値更新となっている。０７年４―６月期の連結経常利益が２８０億円（前年同期比２．８倍）と拡大した模様と伝えられたことが手がかりになっている。

△コネクト<3736>　コンテンツ管理を簡易化できる携帯サイト構築ソフトを開発、講談社「ＶｉＶｉ」ケータイ公式サイトに採用。

△ＮＦ回路<6864>　ニッチ市場で世界シェア５０％、３期連続過去最高益更新見込み、ＰＥＲ１０倍で好業績小型株の出遅れで注目する向きも。
（株式市場新聞）

△ファーストエスコ<9514>は業績好転見通しで反発→上昇トレンドに入ってきた
ファーストエスコは続伸。今朝は４９００円高の９万５０００円まで買われている。東証マザーズ市場値上がり率上位にランクインしている。とくに何か材料が出たわけではないようだが、引き続き、省エネルギー関連・バイオマスなど新エネルギー関連の銘柄として買われているもようだ。２００７年６月通期連結業績予想は、経常・純損益は損失計上を見込んでいる。が、売上高は前年実績比増収、かつ赤字幅も、前年実績よりは縮小の見込みだ。さらに、業界観測では、２００８年６月期は黒字転換と見られている。２００５年３月の上場以来の長期チャートを見ると、上場当初につけた７４万４０００円が「上場来高値」となり、以降は続落傾向で来ている。短期日足チャートでは、４月２４日につけた上場来安値５万７５００円を底に、反発、続伸傾向で来ている。業績の好転をバネに、本格的な上昇トレンドに入ったと見た。まずは昨年８月の高値２０万円ラインが目標となろう。

△新日鉱ホールディングス<5016>は小反発。レアメタル再利用拡大報道が材料。中期的に続伸へ
新日鉱ホールディングスは小反発。１４円高の１２６０円で始まり、寄り後は１２８６円まで買われた。今朝の日経新聞等で「日鉱金属は、各種電子機器の生産に不可欠な、レアメタル（希少金属）の回収・再利用を大幅に拡大する」「使用済みプリント配線板の焼却灰などから、インジウム、白金など９種類のレアメタルを回収できる大型専用設備を導入する」「投資額は１００億円前後の見通し」と報道された。また、今朝は地合いの良さを背景に、同社を含む「石油・石炭製品」セクターも上がっている。東証１部業種別株価指数では、同セクターは値上がり率上位に入っている。新日鉱ホールディングスのチャートを見ると、中期、短期とも続伸傾向で来ている。とはいえ、現在の株価でＰＥＲは１２倍台、ＰＢＲは１倍台と、とくに割高・過熱感はない。信用残が買い長で、倍率が３．８４倍であるため、目先、調整も入るだろうが、「石油」「レアメタル」は、中期で買われるテーマだ。今後も、中期的には続伸トレンドで行くと見た。

△帝国ピストンリング<6463>がリケン<6462>の操業停止を受け急反発
帝国ピストンリングが、６０円高の９９６円と急反発している。リケンが操業停止となったことを受け、ピストンリング国内２位の帝国ピストンリングには１７日以降、大手メーカーが代替生産を要請してきていると本日の日本経済新聞朝刊の報道を好感した買いが入っている。　今期予想ＰＥＲ１０倍台と割安感もあり、１３００円処へのフシ挑戦の動きも見られるかもしれない。

△三井トラスト・ホールディングス<8309>は小反発。中越沖地震の被災者向け優遇ローンも材料
三井トラスト・ホールディングスは小反発。２円高の１０２３円で始まり、寄り後は１０３６円まで買われている。今朝の日経新聞等で「大手銀行が、新潟県中越沖地震の被災者向けに、優遇金利で貸し出すローンを取り扱い始めた」と伝えられた。報道によると、三井住友銀行（三井住友フィナンシャルグル－プ<8316>）と中央三井信託銀行（三井トラスト・ホールディングス）は、中小企業向け無担保ローンの金利を優遇する。みずほ銀行（みずほフィナンシャルグループ<8411>）は被災住宅の復旧にかかる資金を、優遇金利で貸し出すという。上記３銘柄とも、今朝は小反発となっている。今朝は日経平均株価が反発して、一時、１１５円５４銭高の１万８１３１円１２銭まで上げている。地合いの良さを背景に、銀行業セクターも上げている。上記３銘柄のほか、地元第四銀行＜８３２４＞(東1)や北越銀行＜８３２５＞(東1)も反発している。

△自動車部品メーカーのリケン<6462>は反発。被災も、トヨタ<7203>の「応援」で復旧へ大車輪
リケンはギャップアップ→続伸。２０円高の６３６円で始まり、寄り後は６５８円まで買われている。１６日に起きた新潟県中越沖地震で被災。操業停止となっているため、きのうは一時、６０６円まで売られていたが、今朝は、日経新聞などで「トヨタ自動車がリケンに３００人規模の社員を派遣し、生産再開に向けて全面協力する」と報道されたことが、買い材料となっているもようだ。もともと、地震さえなければ、５月２５日につけた年初来安値５６２円を底に、続伸トレンドで来ていた。このまま続伸トレンドが戻るなら、まずは７００円ラインが目先の目標となろう。なお、「部品メーカーの被災で、週内の生産休止」と報道されたトヨタ自動車も、反発。寄り後、７０円高の７５３０円まで買われている。

▼東京電力<9501>は新潟地震で原発停止１年も？株価も下落、「復旧」までに時間がかかるか
東京電力は２５０円安の３３５０円と、マドをあけて始まった。１６日に起きた新潟県中越沖地震で、同社の柏崎刈羽原子力発電所が、安全性を完全に確認できるまで、政府が運転再開を認めない方向で検討に入ったと報道された。報道によると、運転再開には少なくとも１年程度かかる見通し。東電は電力供給を他社に要請するなどして、電力需要ピーク時の夏場を乗り切る考えという。東電のチャートを見ると、地震発生以降、３８００円ラインから３４００円ラインへと大きく下落。株価も、しばらくは「復旧」までに時間がかかりそうだ。

△三協・立山ホールディングス<3432>は小反発。株価・業績とも、これから合併効果
三協・立山ホールディングスは小反発。前日終値と同額の２１５円で始まり、寄り後は２１７円まで買われている。きのう大引け後に発表した、５月通期連結決算は、前年比増収減益。売上高は前年比５．２％増の３５８４億７８００万円、経常利益は同９．７％減の２０億１９００万円、純利益は同７９．０％減の３億１６００万円となった。経常利益はアルミ地金・諸資材の高騰、ビル部門における値上げ浸透の未達などにより、減益となった。純利益は、三協アルミニウム工業と立山アルミニウム工業の合併を行ない、追加統合費用、固定資産処分損などを計上したため、減益となった。
２００８年５月期連結業績予想は、増収増益の見込み。売上高は前年実績比１．５％増の３６４０億円、経常利益は同９８．１％増の４０億円、純利益は同４０６．３％増の１６億円を見込んでいる。配当金は、１１月中間と２００８年５月期末のそれぞれ２円５０銭、年間計５円を予定している。現在の株価で、年間利回り約２．３％と、高め水準となる。チャートを見ると、続落→反発局面で来ていたが、合併にともなう経費増なども一巡し、これからシナジーなどの成果が出るところ。底値のいまが買い時と見る。まずは今年の高値３００円ラインが目標となろう。

△バーテックス　スタンダード<6821>は１Ｑ好決算で買い気配切り上げ。優良銘柄が割安
業務用無線メーカーのバーテックス　スタンダードは６０円高の１６６５円買い気配。きのう大引け後に発表した、第１四半期（４～６月）連結決算は、前年同期比増収増益。売上高は同１９．７％増の５８億８６００万円、経常利益は同１４８１．３％増の８億７３００万円、純利益は５億５３００万円（前年同期は３７００万円の損失）と、大幅な増益となった。業務用無線機の北米・欧州市場が好調で、国内も堅調に推移した。また、円安の影響で、為替差益を計上したため、経常利益が大幅な増益となった。
２００８年３月通期連結業績予想は、売上高が前年実績比８．７％増の２３８億円、経常利益は同２０．９％増の１５億７０００万円、純利益は同４０．８％増の９億６０００万円の、当初予想を据え置いた。チャートを見ると、中期週足、短期日足とも続伸傾向で来ている。が、現在の株価でＰＥＲは１０倍台、ＰＢＲは１倍未満と、まだ割安水準。業績好調、技術力があり、実質無借金の好財務の企業でもある。１５００円のフシを上抜ければ、次のフシは２０００円ラインとなる。

△中外製薬<4519>は買い気配切り上げ。中間決算速報値が好調
中外製薬は４０円高の２０６５円買い気配。きのう大引け後に発表した、６月中間連結決算の速報値は、売上高が前年同期比１２．０％増の１７０９億円、経常利益が同２３．５％増の３６８億円、純利益が同１２．２％増の２１１億円の、増収増益となった。抗インフルエンザウイルス剤『タミフル』が、行政備蓄の増加により、前年同期比増。ほか、遺伝子組み換えヒトＧーＣＳＦ製剤『ノイトロジン』の海外売上が、為替の影響もあり、伸長した。利益面では、販促活動の積極化で販管費が増加したが、売上総利益の増加により、増益となった。中間決算発表は、７月３１日を予定している。チャートを見ると、この３ヵ月ほどは、３０００円ラインから２０００円ラインへと続落。連日のように年初来安値を更新する展開となっていた。この２年ほどの下値抵抗線２０００円ラインから反発。好決算を材料に、上昇局面と行きたいところ。まずは２４００円ラインまで戻したい。
（証券日刊新聞）

△茨城・水戸にゴルフ練習場　ゴルフパートナー<3074>が２８日開業
中古ゴルフクラブ販売で国内最大手のゴルフパートナーは、茨城県水戸市内にゴルフ練習場「ゴルフパートナー水戸練習場」を２８日にオープンする。ゴルフ練習場の開設は「同多摩練習場」（東京都町田市）、「同才加練習場」（兵庫県姫路市）に次ぐ３カ所目となる。水戸練習場は、全長２５０ヤードの敷地に、地域最多となる１１２打席に加え、６ホールのショートコースも完備した。球数を気にせず練習できるよう、時間制の新料金システムを採用。同社の店舗も併設し、中古ゴルフクラブの試し打ちができる。同社では「打って帰る練習場から一日中楽しめる総合練習場へ、新たな練習場の姿を提案していく」と話す。１５６０億円とされているゴルフ練習場市場。装置産業である練習場ビジネスをサービス業へ転換させ、中古ゴルフクラブ販売と同様に練習場ビジネスでも業界トップを目指す。

△サイバード<4823>　携帯ゲームに直感型を追加　きょうから
サイバードは、人気ゲーム「ぷにゅぷにゅぽん」シリーズに、端末の傾きを感知するセンサーを搭載した携帯電話向けの直感ゲーム「ぷにゅぷにゅころりん」を追加、１９日から提供を始める。７月中限定で無料お試しコーナーを設置する。ＮＴＴドコモの一部機種に対応し、傾きセンサーのない機種でもキー入力によりプレーできるようにした。料金は月額３１５円。

△米系ファンド　サッポロＨＤ<2501>株、新たに大量保有
米系投資ファンドのサード・アベニュー・マネジメント・エルエルシーが、サッポロホールディングスの株式を６・９２％保有していることが１８日、関東財務局に提出された大量保有報告書で分かった。米系ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドが１月時点でサッポロホールディングスの株式を１７・９６％保有。サッポロはスティールからＴＯＢ（株式公開買い付け）提案を受けている。サッポロはスティールに対して大規模買い付けに関する必要情報の追加情報を得るために５月末に質問状を提出。しかし、スティールからの返答がなく膠着（こうちゃく）状態が続いている。

△プロ野球オールスター　応援団長に欽ちゃん「どう盛り上がるか楽しみ」
ガリバーインターナショナル<7599>は１８日、東京都千代田区のニッポン放送で、今年から協賛する「２００７ガリバーオールスターゲーム」の応援団長に“欽ちゃん”の愛称で知られるタレントの萩本欽一さんを起用すると発表した。萩本さんは社会人球団、茨城ゴールデンゴールズの監督を務めている。萩本さんは２０日の東京ドームと２１日のフルキャストスタジアム宮城（仙台市）で開催されるオールスター戦で選手と観客の応援団長として試合を盛り上げる。記者会見に出席した萩本さんは「自分の言葉で選手がどう盛り上がるかが楽しみ。特に（ジャイアンツの）阿部慎之助選手の反応を期待している。観客の方に楽しいオールスター戦だったと思って頂けるように頑張る」と応援団長としての意気込みを語った。また、同社はオールスター戦で最も印象的なプレーを見せた選手に贈られる「ガリバー賞」の創設を発表。賞品として同社のネット販売システム「ドルフィネット」の在庫から選手の好きな中古車をプレゼントする。

△電機メーカー　被災地に大画面テレビを寄贈
被災者支援のため、電機メーカーが相次いで自社の大画面テレビを寄付する。被災地の情報収集はこれまでラジオが主流だったが、耳が聞こえにくい高齢者も多く、避難所でテレビを求める声が上がっていたという。
松下電器産業<6758>は１８日、見舞金として、同県災害対策本部に４２型プラズマテレビ「ビエラ」２０台を含む総額４０００万円の支援を行うと発表した。
このほか、日立製作所<6501>が同県幹部からの要請を受け、４２型プラズマテレビ「ウー」２０台など総額４０００万円を新潟県に贈る。
シャープ<6753>も「被災者の皆さんの情報収集や娯楽に使ってほしい」と、４６型液晶テレビ「アクオス」２０台を寄付する。

△ＪＴ<2914>、総額１５００億円の社債　ギャラハー買収資金一部借り換え
日本たばこ産業（ＪＴ）は１８日、総額１５００億円の国内普通社債を発行すると発表した。４月に買収を完了した英たばこ大手ギャラハーの買収資金１兆７２００億円（有利子負債除く）のうち、みずほ銀行からのブリッジローン（つなぎ融資）で調達した短期資金４５００億円の一部を借り換える。主幹事の野村証券によると、国内事業会社が一度に発行する社債発行額としては今年度最大という。発行条件は、２回債が発行額５００億円で償還期限３年、利率が年１・３４％。３回債が発行額４００億円で償還期限４年、利率１・５３％。４回債が発行額６００億円で償還期限５年、利率１・６８％。いずれも払込期日は２４日。主幹事は野村証券と大和証券ＳＭＢＣが務める。ＪＴは、ギャラハー買収資金として自己資金から８２００億円を拠出。残る９０００億円はメリルリンチが組成する協調融資とみずほ銀行からそれぞれ４５００億円ずつのブリッジローンで調達した。

△住友金属<5405>　エネルギー分野向け厚板出荷拡大へ
住友金属工業は１８日、２００７年度のエネルギー分野向け厚板の出荷を０６年度実績に比べ１５万トン多い７５万トンとする計画を明らかにした。同社の厚板生産の４２％を占め、厚板の主力供給先である造船を上回ることになる。エネルギー向けの高付加価値比率を引き上げることで収益を拡大させる考えだ。エネルギー分野向け厚板は、原油やガスを輸送するパイプラインや、海上での石油・天然ガス掘削プラットホーム、ＬＮＧ（液化天然ガス）などの貯蔵タンクなどに利用される。特に掘削プラットホームは、深海、極寒海域、暴風雨海域といった過酷な領域での操業が増えており、厚板への性能要求も厳しくなっている。住金はこれらの分野に対応できる、低温環境でも強靭（きょうじん）さや高張力を維持する製品を供給しており、同分野では独デリンジャーに次いで世界２位のシェアとみられている。０６年４月にはエネルギープロジェクト室を発足させ、同分野の受注拡大を進めてきた。０７年度は、建設向けなどの厚板をエネルギー向けの振り向けることで１８０万トン生産する厚板のうち、７５万トンをエネルギー分野とする。これにより厚板生産の４２％がエネルギー向けとなり、造船向け（４１％）を初めて上回るという。エネルギー分野は製品価格が造船向けの３倍程度と高付加価値で、収益面でも大きく貢献するもようだ。住金では継ぎ目なし（シームレス）鋼管でもエネルギー向けが８割を占めている。同社は、韓国の現代重工業からこのほど、海上でのエネルギー掘削用構造物向け厚板を２３年にわたって供給していることから感謝楯を受けるなど、海外需要家からの評価も高く、エネルギー向けの深耕に力を入れる考えだ。
（FujiSankei Business i）

■注視銘柄

6815ユニデン
7456松田産業
7731ニコン
7974任天堂
3315三井鉱山
3733ソフトウェアサービス
8007高島
5711三菱マテリアル
1515日鉄鉱業
8703カブドットコム証券
1945東京エネシス
6864ＮＦ回路
5405住友金属
7004日立造船
6923スタンレー電気
7826フルヤ金属
6432竹内製作所
5010日本精蝋
9127玉井商船
8029ルック
9113乾汽船
4096昭和炭酸

■免責事項
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　・投資判断は、自己責任でお願いします。
　・当方は、皆さんの投資判断に対する一切の責任を負いかねます。