スパークス、日本株のバリューアップファンドを設定へ
ロイターNEWS　2012年 07月 5日 15:31 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE86402T20120705

　スパークス・グループ(8739.OS)の阿部修平社長は、年内に数百億円規模の日本株バリューアップファンドを組成する計画を明らかにした。４日行われたロイターとのインタビューで述べた。
阿部氏は「日本株は異常領域に入っている」と指摘したうえで、「市場は異常な価値を異常と見なくなっている。バブルのピーク時の現象と一緒だ」と述べた。こうした歴史的な割安水準を投資の好機ととらえるためファンドを設定する。

阿部氏は、日本企業のなかには株価純資産倍率（ＰＢＲ）が０．５倍以下に低迷するところも多数あるなど、「現状の日本はデフレのドグマに入っている」という。長期化する株式相場の低迷を背景に、スパークスの預かり資産残高も過去１年間で約３０％減の４６００億円になった。しかし阿部氏は「われわれはやはり、そこは（株式投資に）チャレンジすると言わなければいけない。私が中心になってやる領域だ」と語り、日本株投資に意欲をみせた。

投資先を選定するにあたっては、「経営者のマインドが本当にグローバルになっていくことや（企業の）長期的な成長を促す投資をしたい」という。また、「企業を変えてバリューアップするような投資」にも意欲をみせた。
（ロイターニュース　程近文、編集：内田慎一）

興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック！

[0回]