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[2回]

（抜粋）
　今後の日経平均の想定シナリオとしては、大きく次の二通りである。

（想定シナリオ１）･･･有力視できるシナリオ
今年９月に向けて上昇、10000円を回復する。日経平均は平均して58週周期で底入れするパターンとなっている。現在の58週サイクルの起点は昨年11月安値であり、そのときから今週は29週目。つまり、サイクルの半分を経過しており、足元はハーフサイクルボトムを付ける局面である。ハーフサイクルの安値が、58週サイクルの起点水準（8135円）を下回らない限り、今年３月高値（10255円）は現行58週サイクルの高値でない可能性が残り、それは次のハーフサイクルのなかで10255円を上回る展開があり得ることを意味する。

（想定シナリオ２）
当面、今年３月からの下落幅に対して38%-62%戻り（9009-9485円）を上値メドにリバウンドとなる。しかし、このリバウンドが終わった後は、今年10-11月（58週サイクルの終了する時期）に向けて最後の下落局面があろう。58週サイクルボトムは、8238-8135円付近でトリプル底を形成するか、あるいは8135円を下回ることになるだろう。