7/18 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△信越化学<4063>、日興シティが業績増額修正
日興シティグループ証券は１７日付で信越化学の今３月期の連結営業利益を従来見通しの２８８０億円に対して２９８０億円（前期比２３．６％増）に増額修正した。３００ミリウエハーの伸びが予想以上になっている。ターゲットプライスはこれまでの９８００円に対して１０８００円に引き上げた。投資評価は１Ｍを継続した。

△ＪＦＥ<5411>が高値更新、「次は新日鉄<5401>…」の声も
ＪＦＥＨＤが買われ、２月２７日に付けた高値７９３０円を更新、８０００円台に乗せる場面もあった。ある中堅証券の情報担当者は「世界的に景気が拡大する中で、鉄や非鉄の業界環境が悪くなるはずがない。世界景気拡大の流れで買われるセクターとして物色されている」と話していた。
また、情報担当者は「下げのきつかった住友金属鉱山<5713>の動きも強くなってきた。住友金属<5405>に加え、ＪＦＥも高値を取ってきたことから、いよいよ新日鉄の人気拡大も予想されるのではないか」と話していた。

▼半導体関連の一角が安い
信越化学工業<4063>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連の一角が安い。インテル株の下落や半導体ＢＢレシオの悪化が嫌気されているようだ。米半導体大手のインテルが現地時間１７日夕に発表した４～６月期決算は予想の範囲内だったが、粗利益率が４６．９％と前年同期の５２．１％から低下した。これが嫌気され時間外取引で下げている。また、ＢＢレシオは８ヵ月ぶりの低水準になっている。

△ニコン<7731>が逆行高
ニコンが逆行高となっている。モルガンスタンレーが同社株の投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」にしたことが手がかり。また、１８日付の朝日新聞に０７年上期のデジタル一眼レフカメラの販売台数シェアでニコンがキヤノンを抑えて首位に立った、と伝えられている。ニコンは単月での首位はこれまでにもあるが、半期では初めてという。低価格入門機の「Ｄ４０」のヒットが寄与した。

△エプソントヨ<6708>に買い、ＧＳが格上げか
エプソントヨコムが買い気配で始まった。ゴールドマンサックス証券が同社株の投資判断を「中立」から「買い」に引き上げたことが手がかり。目標株価は１３００円としているもよう。来期以降の業績拡大を織り込む局面へ、などとしているようだ。

△シルバーＯＸ<8024>に買い物、信用規制受け
シルバーオックスが買い気配で始まった。日証金が前日に新規の貸借取引申込停止と貸借取引品貸料の最高料率を最大１０倍にする（１８日申し込み分から）措置を発表したことが手がかり材料となっているようだ。同社株は前日に、目立った材料もなくストップ高となっていた。このため売り残が増加し、１７日速報ベースの貸借倍率は０．１６倍ときっ抗している。

△グラファイトＤ<7847>に買い、業績増額を好感
ゴルフクラブシャフト製造のグラファイトデザイン（ＪＱ）が買い気配。同社が前日に０８年２月期８月中間期業績の増額修正を発表したことが好感されている。連結経常利益は前回予想を６７００万円上回る２億２００万円（前年同期は９０００万円の赤字）になる見通し。売上高も２億６１００万円の増額。中国提携先工場の拡充と技術移管作業が迅速に行なわれたことや、国内や米国での営業力強化の効果が出たという。通期予想は変更していない。

■日証金、植木組<1867>と福田組<1899>の貸し株利用に注意喚起
日本証券金融は１７日、植木組と福田組について、貸借取引の貸し株利用等についての注意喚起を行った。証券会社が顧客からカラ売り等の注文を受けた時、貸借取引の申し込み制限措置等の実施の可能性のあることを説明するように求める。前日の植木組はストップ高比例配分、福田組はストップ高買い気配のまま引けた。両社株とも新潟県中越沖地震の復興需要を期待する買いが膨らんだ。大量の買いに対して、例えば一挙にまとまったカラ売りが出た場合、株券の調達が難しくなる可能性がある。こうした事態に備えて早めの注意喚起が行われた。

△植木組<1867>、福田組<1899>が買い気配で始まる
植木組、福田組が買い気配で始まった。両社ともに新潟県が地盤であり、震災復興に絡む思惑が継続している。前日は両銘柄ともに値幅制限いっぱいに買われ、植木組は４１１４万株の買い注文を残した。福田組は買い気配のまま取引を終えていた。日証金は１７日、両銘柄を貸し株利用などで注意喚起銘柄としている。（

△三菱ＵＦＪ証が三菱商<8058>を新規「１」判断
三菱ＵＦＪ証券は三菱商事の投資判断を新規に「１」としている。会社側では０８年３月期の当期純利益を４％減と予想しているが、リポートでは（１）為替の前提条件が保守的と判断されること（２）クロムなど非鉄類や原油価格が上昇を続けていること－－から横ばいを試算。来期以降も増益トレンドを維持すると予想している。
（ラジオNIKKEI）

■ＪＲ東<9020>労組退職強要　７被告に有罪判決
ＪＲ東労組の幹部らが、組合の指示を拒否した組合員を無理やり組合から脱退させた上、退職させたとして、強要罪に問われた同労組の大宮地方本部副委員長、梁次邦夫（５７）や同組合員、大澗慶逸（おおま・けいいつ）（５７）ら計７被告の判決公判が１７日、東京地裁で開かれた。小池勝雅裁判長は、梁次被告に懲役１年６月、執行猶予３年（求刑懲役３年）、大澗被告に懲役２年、執行猶予４年（求刑懲役２年６月）を言い渡した。他の５被告にもそれぞれ執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。判決によると、梁次被告ら７人は組合の方針に基づいて共謀の上、平成１３年１～６月、ＪＲ東日本大宮支社浦和電車区事務所（さいたま市）などで、元組合員の男性運転士を繰り返し脅迫。組合から脱退させた。検察側は「７被告が共謀して男性運転士を退職させた」と主張していたが、小池裁判長は「退職は大澗被告ら２人の脅迫の結果」と述べ、７被告全員の共謀は認定しなかった。

△ホームベーカリー　ふくらむ人気　国産小麦対応など　「自分で作る」安心感
家庭で手軽にパンを焼けるホームベーカリー（自動パン焼き機）の愛用者が増えている。国産小麦粉や米粉を使えるこだわり派向けの新機種が続々登場し、ジャムやもち作りといったパン焼き以外の機能も多彩になった。健康志向や食に対する安全・安心意識の高まりを追い風に、出荷台数も急増している。
果物や砂糖を入れてジャム作りもできる象印マホービン<7965>の「パンくらぶ　ＢＢ－ＫＳ１０」（希望小売価格３万６７５０円）。特徴は、国産小麦や生イーストでふっくらしたパンを焼けることだ。「残留農薬の問題もあって、国産小麦に安心感を抱く人は多い。消費者のこだわりに応えたい」と広報グループの美馬本（みまもと）紘子さん。外国産に比べて膨らみにくいという国産小麦の“弱点”を克服するために、こねる時間を短くし、発酵時間を長く設定したという。
松下電器産業<6752>も９月に２機種を発売する。このうち「ＳＤ－ＢＭ１０１」（２万６０００円前後）は、栄養価の高い全粒粉１００％のパンを焼けるプログラムを初めて採用した。工程の途中で生地を取り出して成形できるため、メロンパンやシナモンロール、抹茶黒豆ロールといった手の込んだパン作りもＯＫ。約６０分でもちができる機能も売りの一つだ。
小麦を全く使わない米粉パンが作れるのは、三洋電機<6764>が昨年秋に発売した「ＳＰＭ－ＫＰ１」（実勢価格２万円前後）だ。小麦アレルギーの子供を持つ家庭はもちろん「米粉独特のもちもちした食感のファンも多い」（広報）という。

■中越沖地震　工場被害、復旧急ぐ　企業深刻、生産に影響
中越沖地震の発生から一夜明けた１７日、被災地周辺に生産、販売などの拠点を構える民間企業の被害の輪郭が判明してきた。電機・精密メーカーや自動車部品メーカーなどで停電、水道管破裂、建物損傷などの被害が出て生産への影響が懸念されるほか、地元の老舗日本酒メーカーも酒蔵や事務所が倒壊した。地震のつめ跡は多方面に甚大な被害をもたらしている。
自動車部品メーカーのリケン<6462>は、設備に転倒などのズレが生じ、柏崎市内の全工場で操業を停止した。同社から変速機関連部品を調達している日産自動車<7201>は「在庫が１日分しかなく、生産に影響が出る可能性もある」と社員を現地に派遣して状況の確認にあたっている。
電機・精密では富士（富士フイルムＨＤ<4901>）ゼロックスのプリンター開発・生産子会社の新潟富士ゼロックス製造（同市）で建物の天井の一部がはがれた。生産設備への影響は軽微なもようだが、停電が続いており操業再開は未定という。
松下電工<6991>も蛍光灯向け部品などを生産する新潟工場（燕市）で水道管破損などにより２カ所で被災。「部分的に生産に影響が出る見込み」（同社）で、復旧に１週間程度を要する見通しだ。
暖房器具大手のコロナ<5909>（本社・三条市）は石油ストーブを生産する柏崎工場（柏崎市）で生産設備に被害が発生。３００人弱の従業員についても「電話回線が不通になった影響で１割程度の安否が未確認」で、現在状況の把握を急いでいる。
３年前の新潟県中越地震で大きな打撃を受けた三洋電機<6764>の半導体子会社、三洋半導体製造（小千谷市）も一時操業を停止したが、１７日午後に生産再開にこぎつけた。「供給面の影響はない見込み」（三洋）という。また、「越の誉」で知られる老舗日本酒メーカー、原酒造（柏崎市）は酒蔵の７～８割が倒壊。事務所も全壊したため、プレハブの仮事務所を建て復旧作業を始めた。「１日も早く出荷できるように復旧を急ぎたい」（同社）としているが、メドは立たないという。
小売店では柏崎市内のイトーヨーカドー<3382>丸大柏崎店が、ガスや水道が復旧しておらず店内調理は中止。新潟市に本社を置くホームセンターのコメリ<8218>も柏崎店（柏崎市）、柿崎店（上越市）で仮設店舗での営業を強いられた。三越柏崎も散乱した商品の片付けなどで、この日も１６日に続き臨時休業した。
（産経新聞）

△音楽スタジオと協業　高音質実現
パイオニア<6773>は、オーディオシステム「Ｚ」シリーズを７月下旬に発売する。イギリスの名門音楽スタジオ「ＡＩＲ　ＳＴＵＤＩＯＳ」との協業でチューニングし、高音質を実現したという。ＵＳＢ端子を備え、ＵＳＢメモリーなどに保存した音楽ファイルの再生ができる。３ウェイ方式スピーカーの「Ｘ―Ｚ９」が１８万８０００円、２ウェイ方式の「Ｘ―Ｚ７」＝写真＝が１２万９０００円。

△毎秒１２０コマクリアな映像
東芝<6502>は、液晶テレビの「レグザ」ブランドから、動画への応答性を高めた「Ｈ３３００」シリーズを２０日に発売する。３００ギガ・バイトのハードディスクを内蔵、地上デジタル放送のハイビジョン番組で約２８時間の録画ができる。通常の倍の毎秒１２０コマで描画し、残像を減らした高精細な映像を表示できるという。オープン価格だが、想定価格は４６型が５２万円前後、５２型が６２万円前後。

△グレープフルーツの酸味と甘み
森永乳業<2264>は２４日から、紅茶飲料「リプトン　グレープフルーツティー」を１０月上旬までの期間限定で沖縄県を除く全国で発売する。スリランカ産のセイロン茶葉を１００％使用。グレープフルーツ果汁と紅茶をバランスよくブレンドし、すっきりとした酸味と甘みが味わえるという。５００ミリ・リットル入り。１００円（税抜き）。

△水回りでも安心な携帯
ＫＤＤＩ<9433>は、防水機能を備え、バスルームやキッチンなどの水まわりでも使える携帯電話「Ｗ５３ＳＡ」を発売した。ワンセグに対応している。色は白、ピンク、赤の３色。オープン価格だが、想定価格は１万円前後。

△期間限定フルーチェ
ハウス食品<2810>は、果肉入りデザート「フルーチェ　ハンディータイプ　〈キウイ〉」を２３日から、全国のコンビニエンスストアで９月末までの期間限定で発売する。キウイの果肉と果汁にミルクの風味を加え、酸味のあるぷるぷるとした食感が味わえるという。１３０グラム入り。１５０円（税抜き）。
（読売新聞）

△ナカバヤシ<7987>、桂由美プロデュースのブック式フリーアルバムを発売

△三菱ＵＦＪ<8306>投信、「三菱ＵＦＪ　新興国通貨建て債券ファンド（毎月決算型）」を募集・設定

△ソフトバンク・テクノロジー<4726>、ＥＤＳジャパンと統合サービス提供などで協業
（日経プレスリリース）

▼東京電力<9501>が大幅続落
東京電力が大幅続落で連日の年初来安値更新となっている。新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発のトラブルが５０件起きていることが嫌気されている。

△大成建<1801>　実需買いが膨らむ。強気の新中期経営計画を見直す機運が強まっている模様。

■日本電産<6594>　子会社「ブリリアント・マニュファクチュアリング・リミテッド」のシンガポール証券市場への上場廃止を決議。

△プロパスト<3236>　０７年５月期連結決算大幅増収増益
プロパストの０７年５月期連結決算は売上高８０４億６００万円(前期比８７・４％増)、経常利益９３億３１００万円（同２・９倍）、純利益４９億１００万円（同２・７５倍）と大幅増収増益となった。資産活性化事業が売上高６７６億１７００万円（前期比４・４倍）、営業利益１３６億６７００万円（同３・７倍）と大幅な増収増益となったことに加え、不動産開発事業、賃貸その他事業も順調に推移したことによる。０８年５月期は売上高１０９６億円、経常利益１２２億４７００万円、純利益６５億５２００万円を見込む。中期経営計画最終年度の１０年５月期は売上高２１００億円、経常利益２００億円、純利益１０７億円を計画している。
（株式市場新聞）

□バリオセキュア・ネットワークス<3809>は続落→反発。押し目の拾い時
バリオセキュア・ネットワークスは一時、７０００円安の１３万８０００円まで売られた後、反発している。大口株主の投資事業組合が継続的に売っており、そのため、続落しているもようだ。しかし、昨年６月上場時からの週足チャートを見ると、下値をジリジリと切り上げる、三角保ち合いのカタチに見える。この半年ほどの日足チャートでも、下値１３万円ラインを割る展開にはなっていない。同社の場合、もともと株数自体が少なめであり、流動性が課題となっていた。なので、大口株主の売りは、必ずしも悪材料とはならないと見る。業績は右肩上がりで来ており、今期、次期も増収増益が見込まれている。同社の事業である、ネットセキュリティ事業は、今後も中長期で需要が伸びる分野でもある。押し目の拾い時と見た。目先調整の後は、まずは１６万円ライン奪回が目標となろう。

△東邦亜鉛<5707>が４日続伸し２２５採用銘柄の値上がり率ランキング第１位に
東邦亜鉛が、４４円高の１２０２円と４日続伸し２２５採用銘柄の値上がり率ランキング第１位になっている。鉛地金が国内外で上昇していることを受け買われている。ロンドン金属取引所（ＬＭＥ）の３カ月先物相場は過去最高を更新している。今期予想ＰＥＲ１６倍台と割高感はない。５月１４日の高値１２２９円抜けとなれば、モミ合い抜けが鮮明となろう。

▼パイオニア<6773>が続落し２２５採用銘柄の値下がり率ランキング第１位に
パイオニアが、７８円安の１６２３円と続落し２２５採用銘柄の値下がり率ランキング第１位になっている。中期経営計画の達成時期を１年先送りする方針を明らかにしたとの１４日の一部報道を嫌気した売りが継続している。プラズマテレビの不振を原因に挙げているようだ。株価は、直近６月２９日の安値１６４１円を下回っており、下値模索の展開が続きそうだ。

△当サイトで取り上げたＦＣＭ<5758>は続伸。中期で上昇傾向期待
ＦＣＭは続伸。４４０円高の６２７０円まで買われている。きのうつけた上場来高値５８３０円を更新した。当サイト７月４日付で取り上げて以降、４５００円ラインから６０００円ラインまで続伸で来ている。とはいえ、現在の株価でＰＢＲは３．７８倍と割高めだが、ＰＥＲは約２５倍と、とくに割高・過熱感はない。最近は、地合いが悪い場合、上がる銘柄へさらに買いが集中することもある。電線用伸線、金属メッキ、フィルム・特殊機能材のメーカー。業績は堅調で、以前、指摘したとおり、古河系の買い安心感もある。目先の調整は入るだろうが、再び上昇局面となってもおかしくはない。

■ホンダ<7267>は続落。海外新工場報道よりも、国内の地震で部品調達不安に反応
本田技研工業は続落。７０円安の４４５０円まで売られている。今朝の日経新聞で「アルゼンチンに新工場」「ジェット機用エンジン、米に工場」と報道されたが、市場は反応薄だ。それより、「新潟県中越沖地震で部品調達網に痛手」との報道に反応している。報道によると、被災した部品メーカーの操業停止などで、精密機器、自動車部品、電機などの完成品メーカーに影響が出る可能性があるとされている。今朝は日経平均が下落しており、地合いが悪い。そのなかで、同社をはじめとして、日産自動車＜７２０１＞(東1)、いすゞ自動車＜７２０２＞(東1)、トヨタ自動車＜７２０３＞(東1)など、自動車メーカー各社は軒並み、値を下げている。ホンダのチャートを見ると、短期日足・中期週足とも続伸してきた。ちょうど調整のタイミングではあったようだ。信用残は買い長でもあり、しばらくは調整局面が続くかもしれない。

△新日本製鐵<5401>は続伸。地合い悪いなか、鉄鋼セクターは上げる
新日本製鐵は続伸。寄り後は１０円高の８８０円まで買われている。とくに材料が出たわけではないようだが、今朝は日経平均株価が一時、１９６円０７銭安の１万８０２１円２０銭まで下落するなど、地合いの悪い状態。そのなかで、同社のようなディフェンシブ株に買いが入っているもようだ。今朝は東証１部業種別株価指数も各セクター、軒並み下落しているが、一時、鉄鋼セクターと海運業セクターのみが値上がりしている。同社のほか、ジェイエフイーホールディングス<5411>、大平洋金属<5541>、日本電工<5563>などが上げている。新日鉄の日足チャートを見ると、この３ヵ月ほどで三角保ち合いを形成しているように見える。テクニカル的には上放れのタイミングではあった。中期では、このまま続伸して、１９８９年につけた上場来高値９８４円まで行くのだろうか･･･？

△東洋炭素<5310>は通期好決算で反発。新値追いの展開だが、いつ調整局面が来るか･･･？
東洋炭素は反発。前日終値と同額の９３７０円で始まったが、寄り後は９４６０円まで買われている。きのう大引け後に発表した、５月通期連結決算は前年比増収増益。売上高は同２３．１％増の３１３億８１００万円、経常利益は同４３．６％増の７１億２３００万円、純利益は同６０．３％増の４４億３９００万円。
２００８年５月期連結業績予想も、前年実績比増収増益を見込んでいる。原燃料価格の再高騰や金利上昇の影響、中国・米国経済の調整リスクなどはあるものの、日本経済は設備投資や個人消費が引き続き底堅く推移すると見ているため。太陽電池などのエレクトロニクス分野、各分野での高機能カーボンに対する要求の活発化を想定し、今年度から本格的に寄与する等方性黒鉛の生産能力増強を背景に、増収増益を見込む。チャートを見ると、現在は高値圏にあり、ＰＥＲは５０倍台、ＰＢＲは約４倍と、割高水準でもある。信用残は買い長で、倍率は１７．３３倍。好業績を背景に、新値追いの展開となっているが、地合いが軟調なこともあり、いつ調整局面に来てもおかしくない状況ではある。

△高級ハンカチ、タオルの輸入販売事業者カワサキ<3045>は３Ｑ好決算で反発
高級ハンカチ、タオルの輸入販売事業を行なっているカワサキは４５円高の１８７０円で始まっている。きのう大引け後に発表した、第３四半期（２００６年９月～２００７年５月）連結決算は、前年同期比増収増益となった。売上高は同１１．９％増の２０億５２００万円、経常利益は同３３．０％増の４億８５００万円、純利益は同１５３．１％増の６億２１００万円。８月通期連結業績予想は、売上高と純利益が前年実績比増収増益、経常利益は同減益としている。３Ｑまでの増益理由が、デリバティブ取引の評価益であるため、通期業績予想は据え置いている。

▼佐鳥電機<7420>は売り気配。今５月期の連結業績予想の減収減益で
佐鳥電機は９０円安の１８５３円売り気配。きのう大引け後に発表した、５月通期連結決算は、前年比減収増益となった。売上高は同３．４％減の２２３９億２８００万円、純利益は同７．７％増の５７億３１００万円、純利益は同７．９％増の２９億３８００万円。さらに、２００８年５月期連結業績予想は、前年実績比減収減益とした。そのため、売りが先行しているもようだ。今朝は日経平均株価が反落し、寄り後は一時、１２１円３０銭安の１万８０９５円９７銭まで下落した。地合いの悪さも背景にある。

▼インデックス<4835>は気配値切り下げ、売り気配。３Ｑ純損失計上で
インデックス・ホールディングスは４００円安の４万３２００円売り気配。きのう大引け後に発表した、第３四半期（２００６年９月～２００７年５月）連結決算は、売上高と経常利益は前年同期比増収増益となったが、純損益は減益かつ損失計上となった。海外の携帯向け情報配信子会社の赤字が響いた。ほか、高採算のシステム開発案件が、大幅に減少したため。３Ｑ連結決算は、売上高が前年同期比２６．７％増の１００５億４４００万円、経常利益が同８．９％増の４８億０２００万円、純損失が５８億８２００万円。
（証券日刊新聞）

■注視銘柄

5711三菱マテリアル
3747インタートレード
7731ニコン
6708エプソントヨ
4974タカラバイオ
9784日本工業検査
7709クボテック
5974中国工
3402東レ
6328荏原実業
4028石原産業
4686ジャストシステム
6358酒井重工業
2461ファンコミュニケーションズ
7007佐世保重工業
9449 ＧＭＯインターネット

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