[5回]

　いやぁ～そのねぇ～･･･始めは無視しようと思っていたんだけれども･････
実はワタシ、昔は吉本興業と縁が深かったので、
昔のことなら色々と知っているんだけれども、
今でも知っている人はいるのですが、余りお付き合いをしていません。

･･･っていうのも、よく考えたら先代社長である「林 裕章」さんが
お亡くなりになってから吉本興業とは疎遠になったように感じます。
「林 裕章」さんは、初代会長「吉本吉兵衛、せい夫婦」の弟であった
「林正之助」初代社長（のちの会長）の娘婿です。
ワタシは「林正之助」会長（故人）や「林 裕章」社長（故人）とは
付き合いがあったのですが、その系列（派閥）社員以外の人たちは
基本的に知らないんですよねぇ～･････
･･･で、現在は、違う派閥が仕切っているようなので全く付き合いありません。

･･･で、関西人の端くれとして言わせて戴くと、
「笑い」という感情があるのは人間だけなんですよねぇ～･････
他生物で「笑う」感情を持っている生物はいません。
見た目は笑っているように見える場合でも、それは「笑う感情」ではありません。

生物学的にいうと、喜怒哀楽の感情の中で１番難しい感情が「笑い」です。
そのもっとも難しい「笑い」を提供するからこそ、
特に海外では「お笑い芸人」の評価が高いのには、
そういった意味が含まれているのです。

「笑い」という感情は、負の感情を浄化してくれます。
そして「笑い」という感情は、心に潤いをもたらします。
「笑い」は年齢を若返らせ、長生きさせる効果すらあります。

しかし、極めて不幸な人や、極めて心配事の多い人、難問を抱えている人、
強い痛みに耐えている人、そして当然、絶対に笑わないと決意した人、
これらの人々を笑わそうとしても非常に困難です。

従って「お笑い芸人」の『基本中の基本』は、
「笑いのハードル」を上げないこと･････
お客の機嫌を損ねて、笑えない状態に絶対しないことです。

もしお客の機嫌を損ねて、笑えない状態に成ったら、
それを解（と）きほぐし、再び笑える状態に戻すことは、
たとえ名人であっても至難の業です。これは基本中の基本です。

しかし今、その『基本中の基本』を度外視しているのが
お笑いの頂点である「吉本興業」です。

　上記記事内容なのですが、どれもこれも「凍り付く」内容ばかり･････
完全に「お客」がドン引きするような内容ばかり･････

「年収○千万円」とか「芸人に対する侮辱ですかー？」とか、
「食物連鎖の一番下」とか･････

コレって全て観ている人（お客さん）に対して言っているんですよねぇ～･････

あのね、「芸人」というのはまず、お客さんの「共感」があって
初めて成り立つ商売なんだよ！！

だから「お客さん」以上に貧乏なフリをしなければ成らず、
「お客さん」以上に不幸なフリもしなければ成らず、不運なフリも然り･････
そうでなければ、心からの「笑い」は取れない。
アタマ空っぽで笑えないんだよ。

この真逆が「俳優」「女優」といった憧れの職業。
どれだけ貧乏でも「金持ち」のフリ、「セレブ」のフリ･････
これはこれで敷居を下げっぱなしなんだけれども･････

なのに、何をトチ狂ったか、年収○千万円だとか、
高家賃の高級マンションだとか、数百万円の時計だとか、
呑み代１日100万円超だとか、1000万円超のポルシェ･カイエンだとか、
父親からゴルフ会員権もらっただとか･････
月40万円ローンのマンションを親に買い与えたとか･････
『銀幕のスター（俳優）』にでも成ったつもりなのか？？？？？

「お客さん」を罵（ののし）ったあげくに、白けさせ、凍り付かせ、
そして最後に「ガッツポーズ」って･････？？？？？

しかもまだこの悪夢は続きそうな気配だろう。

今後「お客さん」は、どのようにして『心から』笑えって言うのだ？？？？？

「お笑い」に、合法とか非合法とかは無いんだよ。
「お笑い」には、『心から』とか「表面だけ」とか「愛想」とかしか無いんだよ。

吉本興業さんよぉ～･････申し訳ないが、『心から』の笑い方を教えてくれよ！！
今のままじゃぁ～笑えたとしても「愛想」くらいしかないわぁ～･････
そんなオマエ等に一体、芸人や置屋としての何の価値があるのかね？！

もしかして、政治通ぶって情報を解説する「ロンブー淳」が言っていた
『嫌なら見るなっ！』･･･って事ですかねぇ～･････