2024 11,23 00:54 |
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2012 05,18 15:00 |
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ギリシャの預金引き出し、約710億円に 国民に不安 連立交渉が決裂し、6月の再選挙実施が決まったギリシャで、国内の銀行からの預金引き出し額が14日までに7億ユーロ(約710億円)に達したことが15日、分かった。 連立政権樹立に向けて調停を行っていた同国のパプリアス大統領が14日夜、主要政党党首らに数字を示した。地元メディアは6日の総選挙後の引き出し額だと報じている。国家の将来への不安が広がり、資産防衛に走る国民の姿が浮き彫りになった形だ。 再選挙の結果次第ではギリシャ財政が完全に破綻し、ユーロ圏離脱に追い込まれる可能性も指摘される中、預金引き出しのペースが今後さらに速まることも予想される。大統領は、金融機関の経営体力が弱まっていることに懸念を示した。 地元メディアによると、ギリシャ国内の銀行の預金残高は、今年3月時点で計約1650億ユーロ。2009年に財政危機が表面化して以来、減少傾向にある。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
まぁ~そのぉ~・・・もう既に2日も前の記事で、
日本国総理大臣である「野田佳彦」総理大臣のお言葉をお借りしますと、 要は「反面教師」という意味では「ギリシャは日本の反面教師」・・・って事です。
上記記事の「日本経済新聞」では、引き出した預金がどうなっているか?・・・・・
・・・で、確りと書いてくれている記事がありますので下記ご紹介です。 【アテネ】総選挙後の政治混迷が深刻化するギリシャで14日、同国内の預金者が国内民間銀行の口座から計7億ユーロ(約715億円)を引き出したことが明らかになった。 新政権樹立の連立協議が不調に終わり再選挙の実施が決まった15日、協議を主導していたパプリアス大統領が各党党首への話の中で明らかにしたもので、預金引き出しに加えドイツ国債の購入注文が急増し、合わせて約8億ユーロに達したという。 また、この協議ではパプリアス大統領がギリシャ中央銀行のプロボポラス総裁と会談したことを明かし、その中味から同大統領は「ギリシャの国内民間銀行は、現段階で大変弱っている」と各党党首に話した。 混迷の打開見通しがますます暗くなり再選挙へと向かうなか、各種の金融市場ではギリシャのユーロ離脱と、それによるユーロ圏の経済的に弱体化している国々への影響を懸念する声が強まっている。 また、2009年の債務危機発生以来、ギリシャの民間銀行からの預金引き出しが続いており、国民は引き出した資金を国外の銀行へ移転している。過去2年間は平均で月20~30億ユーロの解約だったが、今年1月は50億ユーロを超えた。
ギリシャ中銀の最新の資料によると、今年3月時点の国内居住者と企業がギリシャ国内の銀行に保有する預金残高は1653億6000万ユーロとなっている。
上記の言葉、
なぜワタシがこんな事を書くかと申しますと、
要は下記に書いた事に繋がっているんですよねぇ~・・・・・
"THE WALL STREET JOURNAL"にはその答えが書いてある・・・・・が、
答えは、
近い将来ギリシャはユーロを離脱し、
信用されていない財政破綻国の単独通貨は市場価値が無いので、
普通の人なら「まさかぁ~・・・・・」・・・ってなるでしょうけれども、
自分の財産の価値を守るためには、海外口座で外貨で保有するしかない。
同じPIIGSメンバーのイタリアの場合は、
財政崩壊によって通貨価値が失われる時には、 時代は繰り返されるのです。
しかし、政府は財政赤字を補てんする原資が失われるからそれを許せない。
だから、あらかじめ「海外投資規制」を早めに打ち出して、
ギリシャもいよいよユーロ離脱となる時には海外退避は難しくなるでしょう。 これも歴史が教えてくれています。
アルゼンチンは貧富の差が激しいので有名ですよね。
しばらくすれば、ギリシャもそうなるものと私は考えています。
事態は急変するでしょう。
ただ・・・・・
そうそう、もう1点。
でも最初はバブッて行くから みんなもそれなりに納得するんですよね。
まぁ~そういうシナリオみたいなので・・・・・ PR |
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コメント |
いつも拝見させていただいております。大変参考になる情報を有難うございます。質問なのですが、上記『海外銀行日本支店も各銀行ありますし』とありますが、在日支店に関しては日本の金融法制の中で運営されており、上記のようなケースで、外銀在日支店を使う事は意味があるのでしょうか?なにぶん知識が乏しいためご指導下さい。よろしくお願いいたします。
【2012/05/1901:04】||Hiro#7ff2a19fa8[ EDIT? ]
いつも当ブログに立ち寄って戴きまして心より御礼申し上げます。
いつも当ブログに立ち寄って戴きまして心より御礼申し上げます。
Hiro様の言う通り、在日支店に関しては日本の金融法制の中で運営されており、 仰る通りなのですが、外銀在日支店を使う事によって、 危機が迫っている事に気が付いた時、スムーズに資金移動出来る手段は、 どうしても日本の金融機関で日本円を貯金しているのに比べ、 外銀在日支店で他国通貨の貯蓄のほうが数段手早く移動できるからと考えています。 それともう1点、基本的に日本国政府が外銀在日支店に対して 無理難題を圧してくる可能性は考えにくく、日本の圧政が過ぎ去るまでは 安心して保管できるという利点、そして日本の銀行の倒産も避けられる可能性 があるという事も考えられるので・・・って事です。 危機が迫ると同時に、事情があって海外へ逃げられない方々や、 どうしても日本に居続けたい方々の資産を守る方法を考える上で、 考え得る方策の一つかと考えています。 なので当然、日本支店を撤退される時はどうなるのか?・・・も、 聞く必要があるかと思います。 いつでも海外に逃げられる方々は当然、海外で口座を開かれ、 その国の通貨を貯蓄するのが最善かと思います。 |
ご丁寧な回答有難うございます。メガバンクでも外貨資産の保有や海外送金の不便さはお話になりませんからね・・・
しかし、外銀といいながら在日支店と国外の支店とのサービスやシステムが全く繋がっていなかったり、また、最近の某米系外銀が金融庁にがんじがらめにされている状況や、日本撤退を発表した欧州系外銀でも国税が送金等取引履歴を調べているとかいないとかって話を聞いていたので、どうなのかなと思い、不躾ながら質問させていただきました。明確な回答をいただき大変参考になりました。これからも楽しみにしております。 【2012/05/2000:36】||Hiro#7ff2a19fa8[ EDIT? ]
こちらこそ有難うございます!
ご丁寧に感謝いたします。
これからもどうか宜しくお願いいたします。 |
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