『京都の休日』(８) 高台寺の夜咄
ワタクシ事で申し訳ございませんが、
「諸行無常」様、リクエストありがとうございました。

　今年は暖かくて、気象庁が桜の開花予想をもう発表しました。
記録的な暖冬で各地の開花も記録的に早まりそうだそうです。

ちなみに京都は3月28日頃から咲き始めるようですよ。

　京都で桜の花見で有名処といえば「ベタ」ですが、
やはり　八坂神社　→　円山公園　→　高台寺　→　清水寺
･･･このラインは外せないでしょう。散歩コースにピッタリです。
しかも夜桜ともなれば･･･
･･･ゆっくりと歩きながらデート･･･雰囲気も盛り上がって･･･

「夜咄（よばなし）」に行って来ま～す！･･･なんて･･

夜の咄(話)って･･･またもや桃色？？

桜の季節にチョット京都まで一泊二日で「逢瀬」を楽しんでみては･･･
金･土･日･･･なら二泊三日･･･いいなぁ～
宿泊の手配などは、お早めのご予約をお勧めしますよ。

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「夜咄（よばなし）」というのは、
高台寺で催されている秋から冬にかけての夜、
京ロウソクの灯りの下で楽しむお茶会のことなんです。
春の桜とは関係なくて申し訳ございませんでした。

そうそう、高台寺で思い出しましたが、高台寺の桜といえば
高台寺(コウダイジ)と呼ばれる１０枚ほどの花びらをつけた
八重桜が楽しみですよ！高台寺の南に有る霊山観音もお勧め！

桜の時期になると、この辺りもあちこちで夜のライトアップが始まります。
有名なところでは、八坂神宮や円山公園の「枝垂れ桜」、清水寺ですが、
高台寺のライトアップ結構キレイで素晴らしいですよ！

夕方６時から夜１１時までやってたっけなぁ～･･･？
桜の観ごろには毎日ライトアップやってますよ！

　この辺りの思い出といえば、清水寺から三年坂をゆるゆると
下って行くとやがて「文の助茶屋」というお茶屋さんがあるんですよ。
ワタシはその当時、お寺巡りよりもこのお茶屋さんで食べる
わらび餅と冷やし飴が大好きで･･･「食い意地」ばかりでゴメンなさい。
この「文の助茶屋」の前に雛びたお寺がありました。
清水寺の賑わいとは対照的に静かにまるで人目を避けるように
ひっそりと佇むこのお寺･･･それが高台寺でした。
高台寺は豊臣秀吉の正室ねねが秀吉の冥福を祈って創建したお寺です。
当時ここは特別拝観時以外は一般公開されておらず･･･
･･･それが、いつの頃からか一般公開される様になって･･･

･･･しかも楽しみにしていた「文の助茶屋」も無くなって･･･最悪

しかし「文の助茶屋」が無くなった代わりに素晴らしい料亭を見つけました。

ゆったりとした雰囲気の中で、本格的な京料理(京懐石)を味わえる
隠れ家的存在･･･【閑人】

ここ閑人の豊かな知識に裏打ちされた創意ある味わいともてなしは、
舌の肥えた人も必ずや納得出来るかと思います。

それに何故、京料理を紹介するにあたり【閑人】を最初に持って来たか？

それは･･･
【閑人】かんじん＝俗世間を離れてわび住まいする風流人。

･･･っていう意味で、しかも「通好み」で成金ミーハーの知らない処
でしたので、一番最初に選びました。

京情緒漂う高台寺「ねねの道」
『高台寺　閑人』はその一角の閑静な場所にある料亭です。
個人の邸宅を改築して作られた店は、玄関も広くゆったりとした
空間が広がっています。お座敷からは庭が眺められ、贅沢な気分で
京料理を味わうことができます。
包丁を握っていたのは京料理界の重鎮・平田多作氏(故人)

「安井閑人」のペンネームで京料理の本も著している平田多作さんです。

平田多作氏は東山安井の方でお茶屋さん等の仕出し料理で有名な
「井筒」さんのご主人です。
その平田多作氏がこの場所で料亭をやられたお店です。
以前、安井のほうでは割烹のお店も出されていたこともあります。

その故主人の厳しい修行を経て腕をふるう現料理長は、
故主人のもてなしの心を十二分に受け継がれています。
故主人の性格なのでしょうが、料理にちょっとした工夫と遊び心が
感じられるところがワタシの大好きなところです。
料理はもちろん、選び抜かれた器にも季節感が溢れ、
京料理の真髄を体感することができます。
蔵を改造したお座敷などもありますが、気楽に庭を眺めながらの
お座敷のカウンターで気心の通じた方といただく料理も楽しいものです。

ワタシが大切にしている隠れ家的存在の店ですので、
他から京都に来られる方なんかには絶対に納得されるかと思います。

本格派京料理と京の季節をゆっくりとご賞味＆ご堪能くださいませ。 

※ちなみに【閑人】さんには、一切断りもなくBlogに掲載している為、
　内密にお願い申し上げます。

【閑人】　京都市東山区高台寺北門前西鷲尾町505-1　TEL：075-551-6011

東山参道　観光案内（ココの地図に【閑人】が載っています）
http://www.kodaiji.com/sight/index.html