7/17 お昼の『株価材料』PART Ⅱ

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■株価材料

△福田組<1899>株がストップ高買い気配、約170万株の買い集める
午前の株式市場で、福田組がストップ高買い気配となっている。１０時５０分現在、同社株は約１７０万株の買いを集め、５４１円買い気配。売り注文は７万５０００株にとどまっている。新潟県中越沖地震の復旧関連として注目を集めている。

△住友金属鉱山<5713>が3日続伸、海外勢の買い継続との声
住友金属鉱山が３日続伸となり、今年５月１４日に付けた上場来高値３０５０円を視野に入れてきた。市場では「前週から海外勢の買いが継続しているようだ。非鉄市況の動きに関係なく買いが続いており、同社の持つ権益や資産に注目した買いとみられている」（準大手証券）との声が出ている。

△丸紅<8002>が上場来高値を更新、17年半ぶり
丸紅が１９９０年１月４日に付けた上場来高値１１９０円を更新した。同社株は大手商社株のうち唯一上場来高値を更新していなかったが、カザフスタン関連など材料性が高まっており資源関連株として人気を集めているという。市場では「商社株は資源関連として業績期待が大きいほか、低ＰＥＲ（株価収益率）銘柄としても魅力がある」（準大手証券情報担当者）との声が出ている。

△沖電気<6703>高い、目での携帯電話所有者確認ソフト開発との報道
沖電気工業が高い。１４日付日経新聞朝刊が沖電気について、携帯電話の所有者を目の虹彩で認証できるソフトを開発したと伝えたことが買い材料になっているという。報道によると、沖電気は携帯電話による電子マネーの利用などをにらんでセキュリティ関連市場を開拓する考えで、２年以内に２００万台の携帯端末への搭載を目指すという。

△学習研究社<9470>買われる、業績予想を上方修正
学習研究社が買われている。同社が１３日に、今２００８年３月期の連結業績予想を上方修正したことなどが好感されている。営業利益と経常利益は変わらないが、当期純利益がこれまでの７億円から１２億４０００万円に上方修正となった。同社では、土地・建物を譲渡することで、固定資産売却益を特別利益として計上する予定だとしている。

▼東宝<9602>が軟調、3─5月期経常益52％減との観測報道受け
東宝がさえない。１４日付日経新聞朝刊が、同社の２００７年３─５月期連結経常利益について前年同期比５２％減の４０億円程度になったようだと伝えたことがきっかけという。報道によると、前年同期に映画「ＬＩＭＩＴ　ＯＦ　ＬＯＶＥ　海猿」がヒットした反動で、映画の興行収入が低迷したという。

△東宝不動産<8833>が堅調、中間期連結予想を上方修正
東宝不動産が堅調。同社は１３日、２００７年度第１四半期の連結決算を発表し、経常利益が前年同期比４１．７％増と好調だったことなどを受けて、８月の中間期の業績予想を小幅上方修正したことなどが材料となっている。同社によると、通期の業績予想でも売上高が若干、予想を上回る見込みだという。

△島忠<8184>が高い、配当予想上方修正や自社株買いを好感
島忠が高い。１３日に発表した２００７年８月期配当予想の引き上げや自社株買いが好感されているという。年間配当は従来予定していた１６円から３５円に引き上げ、合わせて発行済株式総数の３．７％に相当する１９０万株を上限に自己株を取得する。取得総額上限は６０億円。取得期間は７月１７日から９月２８日まで。同時に発表した２００６年９月─２００７年５月期決算では、連結経常利益が前年同期比１９．２％増の１１８億３９００万円に拡大した。

△シボンド建<1988>が堅調、コンクリート補修工事の実績評価
ショーボンド建設が堅調な動き。新潟県中越沖地震の発生をきっかけにコンクリート構造物補修工事に実績のある同社に見直し買いが入っている。

▼東電<9501>株が売り先行、柏崎刈羽原発から放射性物質含む水が漏えい
午前の株式市場で、東京電力が売り先行。新潟県の柏崎刈羽原子力発電所６号機から放射性物質を含んだ水漏れが発生したことを嫌気している。柏崎刈羽原発では、１６日午前１０時１３分に発生した新潟県沖を震源とする地震の直後に、原子炉３基が自動停止。６号機を含めた４基は定期点検などで休止中だった。原因は調査中。漏れた水の量１．５リットルのうち大半が放水口を経由して海に放出された。放射能量は約６×１０の４乗ベクレルと推計され、東電では「ラドン温泉の温水６リットル分で極めて微量」（広報担当者）としている。共同通信によると、甘利明経済産業相は１７日未明、東京電力<9501>の勝俣恒久社長を経済産業省に呼び、安全を確保するまで、柏崎刈羽原発を運転しないよう指示を出した。一方、米原子力規制委員会（ＮＲＣ）は１６日、新潟県中越沖地震で緊急停止した柏崎刈羽原発への技術的な支援を行う準備を整えていると表明した。

△兼松日産農林<7961>株がしっかり、地盤改良分野に関心向く
午前の株式市場で、兼松日産農林がしっかり。新潟県中越沖地震によって地震関連株を見直す機運が台頭しており、その関連で同社が手掛ける地盤改良ビジネスの分野に関心が向いている。

△ホンダ<7267>のアキュラがトップ＝米販売店での顧客満足度調査
コンサルタント会社のパイド・パイパーが実施した米国の自動車販売店での顧客満足度調査でホンダの高級車部門アキュラがトップになった。この調査は、顧客が実際に車を購入するか否かを問わず、ディーラーのショールームでの対応に関して満足したかを調査したのもので、２位はフォード・モーターのランドローバー部門、３位はゼネラル・モーターズ（ＧＭ）のサターン部門だった。
トヨタ自動車<7203>などの自動車大手は、自動車の特徴やローンのオプションなどについて説明する際、販売店が押し付けがましかったか、説明不足だったかなどの苦情に対応するため、販売店でのサービスの質向上に努めている。パイド・パイパーのオヘイガン社長は「満足度が高かった販売店はいずれも、成約よりも顧客が興味を持つよう理由を挙げて説明している。アキュラの販売店はあらゆる分野で首尾一貫していた」と述べた。

△フラクタリスト<3821>買い気配、ｎｇｉ<2497>の連結子会社に

△キヤノン<7751>買われる、画像センサーの新工場を建設
キヤノンが買われている。同社が１５日、デジタルカメラの基幹部品であるＣＭＯＳ（相補性金属酸化膜半導体）センサーを増産することを明らかにしたことなどが材料となっている。５５０億円投じて生産規模を現状の約２倍に引き上げ、デジタル一眼レフカメラの需要増に対応するほか、すべて外部調達しているデジタルコンパクトカメラ向け画像センサーを一部内製化してコスト競争力を高める。

△不動テトラ<1813>が買い気配、地震関連株として評価
不動テトラが買い気配となっている。９時０７分現在、同社株は差し引き約１０万株の買いで２２１円買い気配。地盤改良工事に実績があることから、新潟県中越沖地震が起きたことをきっかけに地震関連株としてあらためて評価されている。

△07年の世界半導体製造装置販売高は前年比＋1％の見通し＝ＳＥＭＩ
国際半導体製造装置材料協会（ＳＥＭＩ）によると、２００７年の世界半導体製造装置販売高は、前年比１％増の４０９億ドルとなり、前年の同２３％増から伸びが大幅に鈍化する見通し。ＳＥＭＩはまた、０８年については７％増、０９年については４％増と予想。ＳＥＭＩプレジデントのスタンリー・マイヤーズ氏は、記者団に対し「数年前にみられた若い産業の２ケタ成長が、産業の成熟とともに１ケタまたは１０％の伸びにシフトするのは避けられない」と述べた。０７年の地域別の半導体製造装置販売高については、台湾の伸びが最大の前年比２０％以上となる見込み。また、中国は同１５％増、韓国は１％増、日本は横ばいで、北米と欧州は９％減少する見通し。
（ロイター）

△サカタのタネ<1377>株が反発、今期利益が急回復へ－メキシコ向け唐辛子底打ち
種苗や農園芸資材を販売するサカタのタネの株価が５営業日ぶりに反発。前期（2007年５月期）の業績不振の主因となったメキシコ向け唐辛子販売の落ち込みが底打ちするほか、主力のブロッコリー販売の好調が続くなどとして、今期（08年５月期）利益は急回復を見込む。見直し買い圧力が強まり、一時前営業日比27円（1.8％）高の1558円まで上昇する場面があった。13日の取引終了後に、前期の連結決算を発表。売上高は前の期比1.4％増の 466億7100万円と微増収を確保したが、経常利益は同29％減の13億7800万円、純利益は同64％減の１億9400万円と２けた減益となり、事前の計画を大きく下回った。主力の野菜種子部門において、北米でのメキシコ向け唐辛子の売り上げが急落したことが、全体の収益の足かせとなった。唐辛子の不振は、「安価な中国産乾燥唐辛子の流入急増による価格下落と、ハリケーンによる洪水などで作付面積が減少したのが主因」（同社経理部の瀬島有光氏）という。前期決算と併せて示した今期の連結業績予想は、売上高が前期比５％増の 490億円、経常利益は同74％増の24億円、純利益は同7.2倍の14億円と増収大幅増益を計画する。北米でブロッコリーやニンジン、トマトの販売好調が続くほか、前期に苦戦したメキシコ向け唐辛子の復調も見込まれるという。また欧州では、野菜の好調が持続し、南米ではトマトの売り上げ増で業績好転を予定しているそうだ。　　一方で国内は、野菜種子と花種子の卸売事業での売り上げ増加や、ホームセンター分野を軸に小売事業でも売上増を達成して収益を改善させるとしている。

△建設株の値上がり目立つ、復興特需をはやす－新潟県中越沖地震を受け
16日午前に起きた「新潟県中越沖地震」を受け、17日午前の東京株式市場では建設や土木、住宅関連株などに買いが集まっている。午前９時14分現在、東証１部の値上がり上位は、１位の世紀東急工業<1898>が15.4％、４位の東北ミサワホーム<1907>が7.1％、５位が若築建設<1888>の6.3％となっている。復興による特需を見込んで、先回り的な買いが相次いでいるという。
地震の影響のあった新潟県や長野県で事業を展開する植木組<1867>、福田組<1899>、北野建設<1866>には買い注文が大きく上回り、買い気配で始まっている。このほか、建機レンタルのカナモト<9678>のほか、鉄建建設<1815>や不動テトラ<1813>、コンクリート構造物の補強を手掛けるショーボンド建設<1988>、斜面安定や防災などの土木工事を行うライト工業<1926>なども高い。大成ロテック<1895>や日本道路<1884>など道路株も堅調。組立ハウスの日成ビルド工業<1916>は大幅高。
東海東京調査センターの矢野正義シニアマーケットアナリストは、「2004 年10月に起きた『新潟県中越地震』の際も、新潟県が地盤の建設会社である福田組などが買われた。今回も復興需要の期待から一時的に資金が流れることが予想される」と話した。
（ブルームバーグ）

▼北海道で大型スーパーチェーンを展開するポスフール<7512>の1Qは天候不順で44.6％減益に
天候不順の影響から春物が不振であったことから、08年2月期第1四半期連結経常利益が前年同期比44.6％減益の3.3億円となったと発表したものの、本日はやや買い物が先行している。

△コンクリ補修を手掛けるピーエス三菱<1871>に新潟地震で連想買い
コンクリート構造物の補修工事を手掛けていることから、新潟大地震の関連銘柄として物色されている模様。

▼ジャスダックの総和地所<3239>は強気見通しを据え置くも売りが先行　1Q赤字を嫌気
08年2月期第1四半期連結経常利益が4.38億円の赤字となったのに対して、通期経常利益は10.67億円を確保するとの強気な見通しを据え置いたものの、計画未達懸念が先行している模様。

■地理情報システム構築ソフトを開発するドーン<2303>が小安い　今期も赤字見通しに
07年5月期経常利益が0.81億円の赤字となったのに対して、今08年5月期も0.24億円の赤字となるとの冴えない見通しを示したことで買いが手控えられている模様。

△双日<2768>が高値を更新　06年5月以来となる600円台が目前に
原子炉解体事業を営む合弁会社を今年度中にも設立することや、火力発電用石炭で豪州最大級となる炭鉱を現地企業と共同で開発する計画を立てていることが有望視されているという。

△マザーズのクリエイト・レストランツ<3387>がSTOP高まで買われる　1Q内容が評価される
08年2月期第1四半期経常利益が前年同期比95.3％増益の5.17億円となったのに対して、通期経常利益は13.8億円を確保するとの見通しを据え置いたことで俄かに上方修正期待が持ち上がっているのか、本日は値幅イッパイまで買われている。

▼ジャスダックの松村石油研究所<5018>の1Qは23.1％の経常減益に　難燃性作動液等が伸び悩み
特殊潤滑油部門の難燃性作動液やダイカスト用潤滑剤が伸び悩んだ結果、08年2月期第1四半期連結経常利益が前年同期比23.1％減益の1.64億円に留まったと発表したことが嫌気されている模様。

▼前営業日にSTOP安まで売られたマザーズのメディア工房<3815>が続落　5月21日の安値に並ぶ
07年8月期第3四半期連結経常利益が前年同期比49.3％減益の0.84億円であったのに対して、通期経常利益は1億円に留まるとの弱気な見通しを据え置いたことで改めて売り物が出てきている様子。

△ゲームソフトの開発事業等を手掛けるトーセ<4728>が反動安で1,700円を下割れ　通期計画は既に達成
07年8月期第3四半期連結経常利益が前年同期比26.1％増益の8.97億円であったのに対して、通期経常利益見通しを既に達成している8.51億円に据え置いたことで、上方修正を期待した筋からの失望売りを浴びている模様。

△パチンコホール向け広告を制作するゲンダイエージェンシー<2411>が高い　75日線どころまで値を戻す
08年3月期第1四半期連結経常利益が前年同期比15.1％増益の5.49億円となったのに対して、通期経常利益は前期比6.7％減益の21.51億円に留まるとの見通しを据え置いたものの、堅調な1Q決算を好感した買いが優勢となっている模様。

△日本電産コパル電子<6883>はフジソクの完全子会社化を決定
競争力ある新製品の早期開発、生産効率の更なる向上等を実現することを目的として、連結子会社のフジソクを株式交換によって完全子会社とすることを決議したと発表している。

▼ジャスダックのジャレコホールディングス<7954>が60円を割り込む　下方修正で売りが先行
不動産事業部門において販売した物件の一部を、販売活動の中でマーケットの実勢を鑑みて、当初の計画を下回る価格で販売したこと等を踏まえて、07年12月期連結中間純利益見通しを従来の7.2億円→4.06億円に下方修正したことが嫌気され、売りが先行している模様。

▼アパレル大手のサンエー･インターナショナル<3605>が値を崩す　3Qで通期計画を超過
07年8月期第3四半期連結経常利益が前年同期比2.3％減益の86.70億円であったのに対して、通期経常利益見通しを既に達成済みの84億円に据え置いたことが失望されている模様。

△戸建て住宅の販売を手掛けるタクトホーム<8915>が小幅上昇　07年5月期業績を開示
07年5月期経常利益が前期比12.7％増益の39.36億円となったのに対して、今08年5月期は同16.2％増益の45.75億円を確保するとの見通しを示している。

△ドラックストアチェーン大手のスギ薬局<7649>の1Qは38.4％増益に　不採算店舗の統廃合等が奏功
不採算店舗の統廃合やスクラップアンドビルドによる業態転換等を行った結果、08年2月期第1四半期連結経常利益が前年同期比38.4％増益の30.25億円となったのに対して、通期経常利益は前期比17.4％増益の118.5億円を確保するとの見通しを据え置いている。

△白銅<7637>が配当利回りを評価する声をきっかけに動意付く
本日一部紙から「配当利回りが3.0％台」と紹介されたことがきっかけとなって動意付いている。

△光源装置メーカーのインターアクション<7725>は小幅ながら反落　業益回復見通しは織り込み済みか
07年5月期連結経常利益が前期比82.5％減益の0.24億円に留まったのに対して、今08年5月期は同565.2％増益の1.65億円を確保するとのV字回復見通しを示したものの、業益回復見通しは織り込み済みなのか、本日は売り物が優勢となって反落している。

▼家電小売大手のベスト電器<8175>が安い　1Qは白物家電が低調
白物家電が低調に推移したことなどから、08年2月期第1四半期連結経常利益が13.47億円の赤字となったものの、通期経常利益は40億円を確保するとの強気の見通しを据え置いている。

△新日本石油<5001>がこじっかり　北海油田のパイプラインの一部閉鎖で原油続伸
北海油田のパイプラインの一部閉鎖などを受け、原油先物価格が続伸したことに連れ高する格好となって、コスモ石油(5007)などともに買いが先行する展開となっている。

△高級レストラン「XEX」を主力業態とするマザーズのワイズテーブルコーポレーション<2798>が続伸　1Qは465.0％増益に
08年2月期第1四半期連結経常利益が前年同期比465.0％増益の2.03億円となったのに対して、通期経常利益見通しを5.12億円に据え置いたことが上方修正期待へ繋がっているという。

▼大証2部の原弘産<8894>は売りモノに押されて25日線を下割れ　計画未達懸念が台頭
利益率の高い分譲マンションの竣工物件が少なかったことで、08年2月期第1四半期連結経常利益が6.21億円の赤字となったのに対して、通期経常利益は48億円を確保するとの強気の見通しを据え置いたことで、計画未達懸念が台頭している模様。

△東証2部のアライドテレシスホールディングス<6835>が残存する新株予約権の全部を取得・消却を発表
潜在株式による希薄化懸念の軽減、株価の安定化を図ることを目的に、残存する新株予約権の全部を取得し、消却することを決議したと発表している。

▼ミヨシ油脂<4404>が値を崩す　原料価格高騰で下方修正を実施
原料油脂価格及び石化原料価格の更なる高騰が続いたこと等が大きく影響したとして、07年12月期連結経常利益見通しを従来の7.4億円→0.70億円の赤字に大幅下方修正したうえで、期末配当予想額を5円→3円に減配したことが失望され、売り先行の始まりとなっている。

△包装材メーカーのザ･パック<3950>が増配を発表　年間34円配当に
株主還元策の一環として、中間配当および期末配当予想額をそれぞれ15円→17円に増配し、年間配当を30円→34円に修正したことが買い安心感をもたらしている模様。

▼日本フイルコン<5942>が小安く始まる　上期業績を踏まえて通期見通しを下方修正
07年11月期連結中間経常利益が前年同期比18.5％減益の13.38億円に留まったことを踏まえて、通期経常利益見通しを従来の33億円→27億円に下方修正したことが嫌気され、買いが手控えられている模様。

△紳士服の製造・販売を手掛けるヘラクレスのオンリー<3376>が急伸　通期計画に超過期待浮上
原価の低減と経費の効率化による収益性の改善に取り組んだ結果、07年8月期第3四半期連結経常利益が前年同期比35.4％増益の7.91億円となったのに対して、通期経常利益見通しを8億円に据え置いたことで通期計画に超過期待が浮上している模様。

□マザーズのシステムインテグレータ<3826>が安い　1Q決算を開示
08年2月期第1四半期経常利益が0.44億円であったのに対して、通期経常利益は2.8億円を確保するとの見通しを据え置いている。

▼東証2部の小島鉄工所<6112>は下方修正が嫌気され、冴えない取引開始に
原価低減目標を高く設定していたことなどから、07年11月期中間経常利益見通しを従来の0.80億円→0.54億円に若干下方修正したことが嫌気され、冴えない取引開始となっている。

□高島屋<8233>は売り先行の始まりに　法人事業や通信販売事業が不振
6月度は法人事業および通信販売事業が不振であったものの、6月30日からのクリアランスセールの影響もあって、先月に続き前年比4.8％の増収を確保したと発表している。

△ジャスダックの新和内航海運<9180>がセメント専用タンカーを取得
現運航船舶の老齢化に伴い、代替船建造により船隊整備を図ることを目的として、新たにセメント専用タンカーを約22億円で取得すると発表している。

□不動産ファンドを運営するレイコフ<8941>は3Q大幅増益も25日線どころまで下落
07年8月期第3四半期連結経常利益が前年同期比189.8％増益の10.23億円となったのに対して、通期経常利益は15億円を確保するとの見通しを据え置いたものの、今朝は売り物が先行している。

△武田薬品工業<4502>がこじっかりでスタート　米スキャンポ社がルビプロストンの効能追加を申請
米スキャンポ社がルビプロストンの便秘型過敏性腸症候群にかかる効能追加申請を行ったことに伴い、04年10月に同社と締結したライセンス契約に基づいて同社にマイルストンを支払うと発表している。
（NSJショートライブ）

▼アイフル<8515> 消費者金融が軒並み下落。
6月の「過払い金」の返還額が過去最高を記録したとみられ、消費者金融大手4社の2008年3月期の連結業績が、予想よりも悪化するとの見方が報じられている。

△セイコーＨＤ<8050>---欧州ウエイトの高い企業として
大幅続伸で7/10以来の年初来高値更新。海外ファンドからの買いが継続しているとの見方も。また、ユーロ高を背景に欧州ウエイトの高い企業として注目する向きもあるようだ。

△新和海<9110>---6/5以来の年初来高値更新
6/5以来の年初来高値更新。6/5高値とのダブルトップが意識されるが、海運株の中ではバリュエーション面で割安感。日本郵船の最高値更新までは海運株の勢いは続くとの見方も。また、新日鉄とミタルの提携強化など、鉄鋼業界の再編機運が再燃し、新日鉄が大口荷主で鉄鋼原料輸送を柱とする同社への思惑にもつながる可能性。

△ジャスト<4686> 大幅反発。
「XBRL」関連として再び人気化しているようだ。一部メディアがXBRLを取り上げられており、08年4月からEDINETに導入されるXBRLが投資家に劇的な変化をもたらすと伝えている。ジャストシステムは先週、「xfy XBRL EDINET対応版」の無償ダウンロードを開始したと発表して人気化した経緯がある。

▼サムシングＨＤ<1408> ストップ安売り気配。
修正率の大きさがネガティブサプライズとして受け止められているようだ。第3四半期の決算発表と併せて、07年8月期の業績予想を大幅に下方修正している。経常利益については従来予想の2.2億円から0.85億円にまで減額されており、2ケタ増益予想から一転して2ケタ減益となる見通し。

▼あいおい損<8761>---さえない、ＵＢＳはＣＤＯ比率の高さ指摘
さえない。週末には地震や台風などの自然災害が相次いでおり、保険セクターにはネガティブ材料と捉えられている。同セクターは現在業種別下落率のトップ。また、同社に関しては、ＵＢＳがＣＤＯ（債務担保証券）の保有比率の高さを指摘、米国サブプライムリスク再燃の影響警戒などにもつながる格好。

△新日鉄<5401>---テクニカル妙味高まる
小幅続伸。25日線が上値抵抗線として意識されている。なお、一目均衡表の厚い雲に到達している。これをサポートに変えられれば目先的にはリバウンドの流れが期待されるが。なお、韓国鉄鋼最大手ポスコが発表した4-6月期決算は、純利益が前年同期比55.5％増に。

△トランスコス<9715>---大幅高で25日線を一気に突破
大幅高で25日線を一気に突破している。データセンター運営に参入すると報じられている。第一弾として、都市部から離れ地震の影響を受けにくい沖縄に事業所を開設すると。

△日カーボン<5302>---急伸、東洋炭素の上方修正などで連想も
急伸。東洋炭素が業績予想を上方修正したことなどで、カーボンメーカー各社には連想感も高まる展開となっているようだ。また、先日は東海カーボンが89年末以来の上場来高値を更新、同社に関しては、現在の株価水準は89年末高値の半値程度にとどまっており、出遅れ感も強い状況。ほか、一部外資系証券で投資判断を新規に買い推奨との観測も。

▼サマンサＪＰ<7829> 売り気配から。
四半期決算での大幅減益が売り材料視されているようだ。第1四半期は売上高が前年同期比25.0％増の57.7億円となったものの、経常利益で同51.3％減の4.9億円となっている。一方、経常利益の上期予想（5.67億円）に対する進ちょく率は86.4％に達しているが、5月末に初の配当実施を発表していたこともあり、ネガティブに捉えられているもよう。

△ニッパンＲ<4669> 出来高を伴って急騰。
震災復興関連として物色されているようだ。16日に発生した中越沖地震を受け、信越地方を地盤に建機レンタルを手がけるニッパンＲにも特需思惑が生じているもよう。
JASDAQ市場では東日本を地盤として、筆頭株主であるＪＲ東日本向けの鉄道工事比率が高い第一建設<1799>も特需思惑から物色されている。

▼リケン<6462>---売り先行、中越沖地震の影響を警戒視で
売り先行。新潟県中越沖地震の影響が警戒されているようだ。報道によると、9生産子会社を含め設備が損傷、再開メド立たずなどと伝わっている。ほか、影響が警戒されたアドバネクスや富士フイルム、三洋電機、岡本硝子などは反応限定的となっている。
（フィスコ）