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2012 04,29 08:00 |
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『曲水の宴の図』 京都御所の御常御殿の「杉戸絵」 『曲水の宴』 (京都の休日225)
本日、4月29日は、京都 伏見の城南宮で
庭園を流れる川のほとりで、十二単のお姫様や、狩衣の公家たちが
木漏れ日もやわらかな平安の庭を、ゆるやかに曲がりながら流れる
色とりどりの狩衣(かりぎぬ)や小袿(こうちき)といった
琴の音が響く中、歌人はその日の題にちなんで和歌を詠み、
宴の間には白拍子の舞も静々と披露され、ゆったりと時間が流れる王朝の雅を
(この日は神苑の拝観料は無料です。有料観覧席はありません。 曲水の宴 京都城南宮 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
■平安貴族の歌遊び
曲水の宴(きょくすいのうたげ)は、
見事和歌を詠み終えた歌人たちは、
この行事は、城南宮のすぐ近くにあったという鳥羽離宮で、
会場となる楽水苑は鳥羽離宮の庭園の遺構で、
余談ですが、六条院は、太政大臣となって位を極めた光源氏が、
四季それぞれにあった庭と御殿を造って渡殿(渡り廊下)でつなぎ、
ちなみにこの光源氏の行動は、王朝貴族の習慣からすると ■曲水の宴のはじまりは…
この優雅な遊びをはじめたのは、4世紀頃、東晋時代の中国で、
王羲之は竹林に囲まれた風光明美な土地にある蘭亭に皆を集め、
疫病が流行り出す季節。
しかし奈良時代の日本では禊の意味が次第に薄れはじめ、
日本書紀によると、顕宗元年(485年)には宮廷の儀式として行なわれており、
なお、この春の疫病よけの習慣は、 ■凝ってるコト、あれこれ
この曲水の宴で、酒を満たした杯をのせて流す台となっているのが
唐の詩人李白が「春夜宴二桃李園一序」で、
城南宮の曲水の宴では、実際に羽を重ねて水鳥の形にこしらえた羽觴に
苑内には源氏物語に登場する約100種類の植物が植えられていて、
また、神社の鎮座する伏見の地は「伏水」とよばれる美味しい水が ■江戸時代の江戸では・・・
ちなみに江戸で『曲水の宴』を行っている歌舞伎役者の浮世絵が
三代豊国『俳風花むしろ(曲水の宴)』嘉永5年(西暦1852年) PR |
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