7/16『株価材料』

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■株価材料

△三井住友<8316>銀とドコモ<9407>、企業向けモバイルバンキング拡充
三井住友銀行とＮＴＴドコモは携帯電話を使ったモバイルバンキング・サービスを拡充する。主に中小企業の経営者や経理担当者を対象に、携帯を通じて法人口座から取引先に対する代金の支払いや、従業員への給与の振込をできるようにする。8月から新サービスを開始し、初年度7000社との契約を目指す。法人口座は個人口座以上に徹底したセキュリティー対策が不可欠。これまで法人口座については、携帯電話の紛失や盗難など不測の事態に備えて、入出金や振込の明細確認にとどめていた。
（IT-PLUS）

△パスモでＪＲ乗れるのに…、６割がスイカも所持
首都圏の私鉄・バス共通ＩＣ乗車券「パスモ」を発行するパスモ（東京・新宿）の調査で、パスモ所有者の約6割が相互利用できる東日本旅客鉄道<9020>（ＪＲ東日本）の「スイカ」も持っていることが分かった。パスモとスイカは外装デザインなどが違うだけで、基本的には同じ仕組み。乗車や電子マネー決済、チャージなどの機能で相互利用でき、定期券を新規購入する場合を除けば、2枚持つ必要はない。5月中旬、関東圏在住の2万5000人を対象にインターネット調査会社を通して実施、約1万1800人から回答を得た。パスモを持っている人は全体の 19.7％。そのうち64.3％がスイカも持っていた。両方を持つ人の48.3％が交通機関によって2種類のカードを使い分けていた。

△円安、企業業績押し上げ・原材料高を吸収
円安が企業業績を押し上げている。ドルだけでなく、ユーロやアジア通貨に対しても円安が想定以上に進み、海外展開が進んだ企業の円換算収入が膨らんでいる。
コマツ<6301>や日立建機<6305>は2007年4―6月期の連結営業利益が前年同期比で3割増えたもよう。ホンダ<7267>やヤマハ発動機<7272>などの07年度通期業績も期初予想を上回る見通し。資源高などによる原材料コストの上昇を円安効果が吸収している。円相場は05年初めに1ドル＝102円近辺まで上昇した後、下落基調が続いている。多くの輸出企業は今期の為替相場を1ドル＝115円、1ユーロ＝ 150円程度と想定しているが、現在ドルは122円前後、ユーロも168円前後で推移。企業が期初の想定レートを慎重に設定しがちという側面もあるが、第 1四半期の業績発表では円安の追い風で期初計画を上回る企業が相次ぎそう。

△キヤノン<7751>、550億円投じデジカメ用画像センサー工場
キヤノンはデジタルカメラの基幹部品である画像センサーの内製化を進めるため、来夏に川崎市内に新工場を建設する。約550億円かけて生産能力を倍増、一眼レフの需要急増に対応するほか、外部調達していたコンパクト型向けセンサーの一部を内製に切り替えコスト競争力を高める。デジカメの性能・コストを左右する同センサーの内製化を加速し、世界シェア首位の地位を固める。増産するのは光をデジタル信号に変換する「ＣＭＯＳ（相補性金属酸化膜半導体）」と呼ばれるセンサー。川崎事業所内に開発機能を備えた新工場を2008 年7月に稼働する予定だ。年産能力は約300万台（デジタル一眼レフ換算）と、同センサーの唯一の拠点である綾瀬事業所（神奈川県綾瀬市）とほぼ同じ。

△トヨタ<7203>、ハイブリッド車電池の生産能力５割増
トヨタ自動車はエンジンとモーターを併用するハイブリッド車に搭載する電池を増産する。静岡県湖西市の生産拠点内に新工場を建設、2008年春から現行のニッケル水素電池の生産能力を5割引き上げる。次世代のリチウムイオン電池については09年初めをメドに実用化し、量産する。環境対応車を巡る競争が激しくなる中、ハイブリッド車で先行するトヨタは基幹部品である電池の増産で競争力を一段と高めることを狙う。新工場はトヨタと松下電器産業が共同出資するパナソニックＥＶエナジー（ＰＥＶＥ、静岡県湖西市）の敷地内に建設する。07年はハイブリッド車約50万台分のニッケル水素電池の生産を計画しているが、新工場の稼働後は生産能力が年75万台に拡大する。10年までにＰＥＶＥの従業員数を現在の2倍の約 2300人に増やす。

△住友商事<8053>、南ア鉱山への出資拡大
住友商事は南アフリカの鉱山事業持ち株会社のオアスチール・インベストメントへの出資比率を拡大する。今年1月に同社の20％の株式を約80億円で取得しており、月内に新たに6％分を創業者一族から約40億円で買い取る。鉄鉱石とマンガン、クロムの取引拡大が狙い。世界的な資源高が続く中、権益取得を加速する。オアスチールは南ア大手鉱山会社のアソマンを傘下に持ち、複数の鉱山で鉄鉱石を年600万トン、マンガンを同200万トン、クロムを同30万トン生産している。住商はアジア圏への輸出を手がけ、鉄鉱石は半分、マンガンは3割弱、クロムは1割を引き取っている。

△フジテレビ<4676>、米で番組制作・ディズニー系と組む
フジテレビジョンの米国法人、フジサンケイ・コミュニケーションズ・インターナショナル（ＦＣＩ）は米国で番組制作に乗り出す。米ウォルト・ディズニー傘下の番組制作会社とバラエティー番組を共同制作し、米ＮＢＣ系列のケーブルテレビ（ＣＡＴＶ）チャンネルに番組を供給することが固まった。民放が米国で番組を制作するのは初めてという。ＦＣＩとディズニーのテレビ番組制作会社、ブエナ・ビスタ・プロダクションズ（ＢＶＰ）は、フジテレビが日本で放送した人気深夜番組「逃走中」の米国版を制作する。ロサンゼルスなどの大都市を舞台に、出演者が時間内に逃げ切れるかを競う番組とする。

△持田製薬<4534>、肺高血圧薬の治験開始へ
持田製薬は今年度中をめどに、肺動脈の高血圧の治療薬について、人を対象に安全性や有効性を確認する臨床試験（治験）を国内で始める。呼吸困難や疲れ、めまいなどを引き起こし、心不全の恐れもある病気で、現在は外科手術を施したうえで薬を投与している。新薬は皮下注射で薬を投与できるため、在宅や長期の治療が必要な患者の負担を軽減できる。治験を始めるのは「リモジュリン」と呼ぶ新薬候補で、2012年の発売を目指す。血管の内側を広げる効き目があり、肺動脈の血圧を下げる。小型ポンプを使って静脈や皮膚の下に薬を持続的に投与して治療をする。
（NIKKEI NET）

■休園、イベント中止相次ぐ＝台風、連休を直撃
台風4号の接近で、各地の遊園地では15日、屋外の乗り物を運休したり、イベントを取りやめたりする所が相次ぎ、中には休園を余儀なくされた遊園地もあった。
東京ディズニーリゾート（オリエンタルランド<4661>）（千葉県浦安市）はディズニーランド、ディズニーシーともにいつも通り営業。しかし、予定されていたパレードなどが雨のため中止となった。3連休の稼ぎ時だが、広報担当者は「お客様の出足は鈍い」と、雨空を見ながら、恨めしそうな表情を見せた。鴨川シーワールド（千葉県鴨川市）でも、イルカやアシカのショーの回数を減らした。また、海が荒れて危険なため、入場者が海岸に近づかないようロープで規制。広報担当者は「客足は普段の半分から3分の1程度」と話した。
「東京ドーム<9681>シティアトラクションズ」（東京都文京区）でも、ジェットコースターなど一部の乗り物を運休。強風に備えて、看板などを一時、外した。「としまえん」（練馬区）は終日、遊園地とプールの営業を取りやめた。

■空の便中心に交通に乱れ＝469便欠航、新幹線も一時ストップ－台風4号
台風4号の影響で14日、九州地方を発着する空の便を中心に交通が乱れた。日本航空<9205>と全日空<9202>の大手グループで計469便が欠航し、計約5万700人に影響が出たほか、東海道新幹線も一時、一部の区間で運転を見合わせた。空の便では午後10時現在、日本航空グループの269便が欠航し、約3万100人に影響。全日空グループでは200便が欠航、約2万600人に影響が出た。15日は、日本航空グループで75便、全日空グループが89便の欠航を既に決めている。一方、東海道新幹線は、午後10時20分ごろ、静岡県富士市に設置された雨量計が規制値を超え、三島～新富士間の運転を上下線で見合わせた。約1時間10分後に運転は再開されたが、この影響で10本の列車に最大82分の遅れが出て約5500人の足が乱れた。
JR東海<9022>は、この遅れで終電に間に合わなくなった人たちに始発まで休んでもらうため、東京駅と名古屋駅のホームに、計3編成の新幹線車両を用意した。　

△水処理膜を戦略事業に＝世界的水不足で需要急増―繊維各社
人口増に伴う世界的な水不足や、中国など新興国における工業排水の増加を受けて、水処理膜の需要が急増している。
処理膜に従来力を入れてきた東レ<3402>、旭化成<3407>が生産拡大に向けた設備投資を決めたほか、帝人<3401>が新規参入を計画。大手合繊メーカー各社は水処理膜事業を収益の柱に育てる戦略だ。　

△独で小型車強化の動き＝環境配慮で―スズキ<7269>も健闘
環境に優しい乗用車への関心が高まるドイツで、各自動車メーカーは燃費の良い小型車に力を入れつつある。ダイムラークライスラーは超小型車「スマート」でエンジンと電気モーターを併用するハイブリッド車を投入。また小型車に強みを持つスズキも、軽自動車「アルト」の欧州版を2009年に発売する方針だ。

▼野村<8604>がサブプライムで損失か＝ドイツ証券が試算―WSJ紙
13日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ドイツ証券はこのほど、顧客向けノートで、野村ホールディングスが米国の高金利型（サブプライム）住宅ローン問題により6月末に終わった四半期決算で最大90億円の損失を計上するとの試算を明らかにした。　
（時事通信）

△心と体、癒やして守る　虫よけアロマ　手作りも魅力「正しい知識」大切
夏本番を控え、害虫駆除効果のあるアロマオイルへの注目度が高まっている。成分表示をめぐる偽装問題が社会問題化する時代に、身近でなじみがある植物などから抽出した精油で作る点も魅力の一つになっているようだ。ただし専門家は「使い方には気をつけてほしい」と注意を促している。アロマテラピーに使う精油などを販売している「ニールズヤードレメディーズ」。虫除け効果があるラベンダーやユーカリプタス、シトロネラなどの精油を配合した製品「シトロネラフォーミュラ」の売り上げが、夏になると春の約３倍にのぼるという。広報の倉園かおりさんは「成分表示に対する関心が高まってきているなか、自分の目できちんと確かめて、天然成分を体につけたいという考え方が広がってきたようだ」と話す。子連れで来店していた世田谷区の主婦（３５）は、「アトピー性皮膚炎の二女のために、昨年から虫除けに効くアロマオイルを活用しています。今年は自分でも虫除けスプレーを作ってみたい」と語った。虫除けアロマオイルに人気が集まる背景には、成分表示への疑心のほか、環境への気配りもあるようだ。ハーブ・アロマテラピーの専門店「生活の木」販売促進部の安田昌史さんは、「成分表示をめぐる偽装問題が相次ぐなか、手作りの良さが再認識されるようになった。アロマテラピー用のオイルは身近な植物や葉から抽出しているのでなじみやすいようだ」と話す。アロマテラピー商材を取り扱う「パシフィック　プロダクツ」では、防虫効果があるとされるアロマオイルに関する問い合わせが今年５月ごろから増えてきた。マーケティング部の高橋優弥子（ゆみこ）さんは「（防虫だけでなく）アロマオイルの心地よい香りや手作りで楽しめる点も魅力のようだ」と分析する。
また、殺虫剤メーカー「アース製薬<4985>」でも昨年３月、害虫が嫌がるユーカリやレモングラスなどの成分を配合した設置型虫除け剤「アース天然ハーブの虫よけゲル」を発売した。広報担当者は「天然の植物成分を配合した虫除け剤を使用する消費者が増加傾向にあるため、開発に力を注いでいる」としている。時流に乗り、広がる人気。だが、「精油を直接肌につけると刺激を感じたり、水ぶくれになったりする」と注意を促すのは、自然療法総合スクール「マザーズオフィス」の講師、大山カオルさん。アロマオイルを活用した虫除けスプレーを作るときには、無水エタノールや精製水に、精油を数滴ほど加えるのが一般的だ。大山さんは「スクールのなかには、店員に間違った使用方法を教えられたという生徒もいる。説明書を読むなどして正しい知識を身につけ、使用してほしい」とアドバイスする。「虫除け効果を発揮する精油は、自己防衛のために害虫を寄せ付けないにおいを発するようになった葉などから抽出したものが多い。最近は自然に寄り添う暮らしを求める傾向にあるので、この人気は続いていくだろう」と話している。

▼エレベーター強度不足鋼材　ＪＦＥ<3332>要請書にフジテック受領印なく
エレベーター大手のフジテック<6406>製エレベーターに強度不足の鋼材が使われていた問題で、鋼材を納入したＪＦＥ商事建材販売（大阪市）とフジテックの間で、鋼材の種類に関する文書をめぐりトラブルになっていることが１４日、分かった。ＪＦＥ側が平成１７年９月、実態に合わせた注文書を出すようフジテックに文書で要請したとしているが、その文書にフジテック側の受領印がないことが原因。ＪＦＥ側は「担当者はフジテック側の担当者名も覚えている」と強気だが、フジテックは「文書を受け取っていない」と反発、刑事告訴も検討するなど泥仕合の様相になっている。フジテックが元検事の弁護士を含む調査委員会を発足させる方針を表明したのに対し、ＪＦＥ側も親会社のＪＦＥ商事（大阪市）や顧問弁護士など１０人前後からなる調査委員会を連休明けに発足させ、再発防止策も打ち出す方針。ＪＦＥ商事建材販売は１４年９月から、フジテックに強度の高い「ＳＳ４００」の鋼材を納入すると契約しながら、強度が劣る「ＳＰＨＣ」を混ぜて納入していた。これについてＪＦＥ側は、注文書に「ＳＳ４００」と書いてあっても「ＳＰＨＣ以上」の鋼材を納入することをフジテック資材部の担当者と口頭で合意していたと主張している。ＪＦＥ側は１７年９月、フジテック資材部に「実態に合わせて注文書にもＳＰＨＣと書いてほしい」と要請したとしているが、要請文書にフジテック側の受領印はなかった。フジテックは「当社はだまされた側」とし、告訴を検討するほか、損害賠償を求める方針を強めている。フジテックは、強度不足と発表された５６０基について、自社で再計算した結果、うち５２基は建築基準法で定められた強度の基準をクリアしていたと発表した。

△軽量・高速化へ…ＰＣにもフラッシュメモリー
電機メーカーがパソコンの記憶装置に半導体のフラッシュメモリーを採用した製品を相次いで投入している。フラッシュは携帯音楽プレーヤーの小型・軽量化に活躍した記憶装置。価格下落を背景に、電機製品の“本丸”とされるパソコンでの採用が広がり、２年後には全体の約６割に搭載されるとの予測もある。従来主流の記憶装置に取って代わったフラッシュの台頭は、業界の事業再編を促す可能性さえはらんでいる。フラッシュは米アップルの携帯音楽プレーヤー「ｉＰｏｄ」に採用され、その軽さや読み出し速度の速さで人気に貢献した。衝撃にも強く、搭載製品は携帯電話やデジタルカメラ、ビデオレコーダー、カーナビゲーションシステムと増えている。さらに、パソコンでは今年に入り、フラッシュ搭載型が次々と登場。
ＮＥＣ<6701>やソニー<6758>などの大手がノート型の新製品を中心に導入し、フラッシュ採用による小型・軽量化を競い合っている。
フラッシュ製造も手掛ける東芝<6502>は、「Ａ４サイズのノート型で世界最軽量」をうたい文句にした製品を発売。
富士通<6702>は頑丈さが売りの企業向けパソコンを販売し、シェア拡大へ鼻息が荒い。パソコンの記憶装置は磁気ディスクのハードディスク駆動装置（ＨＤＤ）が主流。記憶容量が大きい割に価格が安かったためだ。一方、フラッシュの価格は昨年１年で５割近く下がり、ＨＤＤとの価格差が縮まっていることが、パソコンへの搭載を後押しした。ディスクをモーターで回転させてデータ処理するＨＤＤに比べて、電気的に読み書きするフラッシュは消費電力が少ないことから電池が長持ちする。データ処理速度も速く、ソフトの起動にかかる時間が短縮化でき、ソニーは「起動時間がＨＤＤより３～６倍速くなった」と強調する。このため、米国の民間調査会社アイサプライは、「ノート型の６割がフラッシュを採用する」と予測。２００９年には世界出荷４０１０万台のうち、２４００万台がフラッシュを搭載するとみている。フラッシュの製造メーカーも生産能力の増強に動いている。首位の韓国サムスン電子が約４３００億円を投じて米国に新工場を建設する計画を発表し、東芝も来夏までに生産能力を大幅強化して追撃に出る構えだ。昨年度の国内パソコン出荷額は前年比約９％減に落ち込んだ。メーカーはフラッシュ搭載製品で小型・軽量化、省電力などを打ち出し、「買い替え需要」に訴える。
こうした現状にＨＤＤ関連メーカーの危機感は強い。ＨＤＤ向け磁気ヘッドで圧倒的なシェアを握るＴＤＫ<6762>は、フラッシュの記憶メディア製造事業に参入を決めた。その理由を、「次の事業としてやっておかなければならないと考えた」（同社幹部）と打ち明ける。今後もフラッシュが浸透し、ＨＤＤの市場が奪われれば、ＨＤＤ事業の不振にあえぐ電機メーカーの経営判断にも影響。将来的には、業界の事業再編の引き金になる可能性も否定できない。
（産経新聞）

△経済教室　夏休みの小学生に投資の仕組み　東証や証券会社
夏休みを利用して、小学生に投資や金融の仕組みを教える教室が証券業界で広がっている。東京証券取引所は０４年に始めた「親子経済教室」を今夏は大幅に拡充。日興コーディアル<8603>証券は投資学習「家族でワクワク体験デイ」を昨年に続き今年も開く。敵対的企業買収など証券市場にまつわるニュースが増える中、投資への関心が子どもの間でも高まり、進んで参加を希望する小学生も少なくないという。ただ、株取引などを子どもに教えることに疑問を投げかける声もあるようだ。東証は、自由研究で東証を訪れる子どもが増え、親から「経済の報道がよく分からず、一緒に学びたい」などの要望が増えたため親子教室を始めた。昨夏は１２回開催したが、希望者が多数で断る場合が多く、今年は８月１～２４日（２０日と土日曜を除く）の毎日３回、計約５０回開く。選任講師が株式会社のあり方など基礎的なテーマを取り上げ教える。日興は昨夏、地域貢献の一環として、全国の支店で体験デイを開いた。好評だったため、今年も７～８月、北海道から沖縄まで計１１０カ所の全支店で開催する。支店長らが講師となり、金の流れや証券会社の役割などを教える。メリルリンチ日本証券は早稲田大学日本橋校などと共催で、８月末に２泊３日の「キッズ・マーケットキャンプ」を開く。大手企業の現役役員らが講師を務め、実際の経済活動などを紹介する。小学生など子ども向けの投資・経済教室はここ数年増加しているが、賛否両論あるのも事実だ。
昨年１月には、マネックス<8698>証券が「株のがっこう」を開講。参加した小中学生２８人に、１人あたり１０万円を支給し、数カ月にわたり株取引を実体験してもらった。これに対し「自立していない子どもへの教育としてはやり過ぎ」などの批判が起きた。東証のＣＳＲ推進部は「株取引は金もうけの手段、と考えている子どもが実際には多い。私たちは株取引そのものではなく、会社や経済の仕組みを正しく理解し、将来の生活や職業に役立ててもらうのが狙い」と話している。
（毎日新聞）

△太陽光発電パネル、政府庁舎３００棟に６年かけ設置
政府は２００７年度から１２年度までの６か年で、全国の政府庁舎の屋上に太陽光発電パネルを設置する計画を進めている。対象は約３００棟で、一般家庭約２５００世帯の発電をまかなえる年間約１０００万キロ・ワット時の発電が可能になる見通し。また、今後新築する庁舎については、積雪などで十分な日照量が確保できない場合を除き、すべての庁舎に太陽光発電を導入する方針だ。地球温暖化対策の一環。国の庁舎のうち、一定規模の太陽光発電パネルが設置できる建物は、地方の税務署や社会保険事務所などを含めて約３０００に上る。政府は今後、さらに太陽光発電導入の対象を広げていく方針だ。

■車両下と線路のＡＴＳ損傷、特急が緊急停止…ＪＲ山陽線
１４日午後９時１５分ごろ、兵庫県赤穂市のＪＲ山陽線有年（うね）駅で、通過中の京都発鳥取行き特急「スーパーはくと１３号」（５両）の非常ブレーキが作動し緊急停止した。運転士が調べたところ、車両の床下に取り付けた自動列車停止装置（ＡＴＳ―ＳＷ）の「車上子」と、線路上に設置された「地上子」（長さ５１センチ、幅２８センチ）５個が損傷しており、同駅で運転を取りやめた。乗客約１００人にけがはなかった。ＡＴＳは、線路上に距離をおいて並べる地上子と、地上子からの信号を受ける車上子で構成され、設定した秒数より速く列車が二つの地上子間を通過すると、自動的に非常ブレーキがかかる仕組み。
現場付近には、地上子が１０～７８メートル間隔で設置されており、ＪＲ西日本<9021>は、車両下部の機器と地上子が何らかの原因でぶつかり、破損した可能性があるとみている。
（読売新聞）

△アサヒ<2502>とカゴメ<2811>共同でトマト果汁低アルコール飲料
アサヒビールとカゴメは共同開発の第1弾として、完熟トマトのカクテル「アサヒ　トマーテ」（335ml缶）を2007年9月4日から発売する。完熟トマトのふくよかな味わいを、サラサラした飲み口でスッキリと楽しめるという。希望小売価格は187円（税別）。販売目標は年内24万箱（１箱は335ml缶24本）。アサヒとカゴメは07年2月に業務・資本提携を結び、「野菜使用のアルコール飲料」という新しい市場の可能性を探ってきた。

△女子専用ムービー＆デジタルカメラ　セガトイズ<7842>
セガトイズは、6歳以上の女の子専用のムービー＆デジタルカメラ「遊べるムービー＆デジタルカメラ　プリショット」を07年9月15日に発売する。本体内蔵メモリーは64Mで、動画の録画時間は最大約10分。写真は最大約600枚まで撮影・保存できる。また、市販のSDカードもえる。撮った写真にフレーム飾りをつけたり、色をモノクロやセピアに変えたり、魚眼レンズなどの写真加工のアレンジができる。希望小売価格は税込みで１3,440円。
（J-CASTニュース）

△この夏「激涼」のスグレモノ
クールビズは今年の夏で３年目を迎えた。デパートや紳士服量販店には関連商品がズラリと並び、スーツやワイシャツなどの定番アイテムは一応格好がついてきた。では、下着や靴下はどうか？　普段は表に出ないこのジャンルも“クールビズ化”が進んでいる。話題の商品を探った――。
見た目にも通気性がよさそうな靴下がヒット中だ。ナイガイ<8013>のビジネスソックス（１０５０円）がそれ。「足底部分にポッカリ丸い穴が開いており、蒸れないし、接着面がしっかりするのでショートソックス特有のかかとのズレがありません。ユニークさも手伝って売り上げ急上昇中の人気商品です」（「東武百貨店」池袋店／紳士服部バイヤー・大森弦氏）足裏がスカスカしたはき心地だ。客層は５０代中心。平日は毎日１５足前後、土・日はその２倍ほど売れる。カラーは売り上げ好調のため７月から黒、茶、白など１０色に増やしたばかり。
男性用下着もクールビズ向けの商品が次々登場している。東武百貨店には６階の紳士洋品売り場の一角にハイテク素材を使った“機能性下着”のコーナーがある。「吸水速乾とか接触冷感をキーワードに各社が競っています。すぐ乾くため、出張用にも便利。サラリーマンのリピーターが多いのがこのコーナーの特徴です」（大森弦氏＝前出）値段はちょいと高い。Ｕ首の下着で１枚３０００円前後。
ミズノ<8022>の「アイスタッチ」シリーズも注目だ。同社の従来品と比べ「衣服内温度が１～２度低く感じる」（広報担当者）のがウリだ。「肌に触れると冷たく感じるエチルビニルアルコールという繊維を使用しています。今年はさらに繊維に銀イオンを練り込んで消臭効果をアップしました」（前出の担当者）４０代以上に人気で、汗臭さとオサラバできそう。１枚３０４５円（トランクスは１９９５円＝税込み）。ミズノのゴルフ用品取扱店で販売中。
ネクタイを外したとき、Ｖゾーンから下着が見えるのはダサい……。そんな失態を解消できる商品が、シークの肌着「ＵネックＴシャツ」（Ｍ２９４０円）だ。首回りやソデの一部を自分の好みの長さにカットできます。ハサミで切ってもほつれにくい生地を使っているうえ、吸水性、速乾性に優れたアクティコット素材。洗濯機から出すと、ほとんど乾いている感じの商品です」（大森弦氏＝前出）同素材のパンツもある。股がムレがちな人はいいかも。
「マイクロファイバーという極細繊維は、吸収力は綿の３倍で、汗や水分をサッと取ります。しかも光触媒加工で汗のにおいを素早く分解し、速乾性もある。これからの季節、外回り営業の方にピッタリです」（製造元の「（有）アスカ」担当者）商品名は「サラッとハンカチ」。肌触りはいい。同社はスポーツクラブ向けのフェースタオルやバスタオルで実績がある隠れた人気メーカー。１枚５２５円。購入はネット通販（http://www.gyouretsushop.com/）で。

▼どんどん酷くなる折口グッドウィル<4723>の“悪行”
コムスンの不正問題で人材派遣大手グッドウィル・グループの折口雅博会長が流した涙とザンゲ会見はいったい何だったのか。「グッドウィル・グループの派遣労働者への待遇が、６月８日の記者会見前後からドンドン悪くなっています」グッドウィル社員はこう吐露する。フツー、あれだけ世間を騒がし、反省の弁を繰り返したらよくなるはずだが、どうなっているのか。派遣の仕事があるたびに給与から２００円を天引きし、「不当利得」と疑われている“データ整備費”は会社設立の１９９５年から行われているが、返還されるのはわずか２年間分の３７億円だけ。これだけでもヒドイ話だが、もっと呆れた事態が起こっているという。５月１日から日給だった給与体系が時給に変わり、相対的に給与が減ってしまったのだ。「たとえば数時間の短時間派遣でＡランクの日給だった人の給与水準がガクッと下がったのです。しかもこれは会社側が一方的に決めてしまった」こう打ち明けるのは、グッドウィルユニオンの関根秀一郎書記長だ。これまで日給４５００円だった人が時給換算で半分以下になるケースもあるようだ。仕事の時間や質が同じなのに５０％もの“賃金カット”をされたらたまらない。「５月１日は問題になっていたデータ整備費を廃止した日」（前出の関根書記長）というから、データ整備費をやめる代わりに時給制に切り替えて帳尻を合わせる。いや、むしろもっと“ピンハネ”する仕組みをつくったと言われても仕方ないようなやり方だろう。さらに不当な拘束まで行われているというから驚く。「朝９時からの仕事なのに、７時２０分に集合しろなどと必要以上に早く来ることを強要している。その上、早く来た時間分の賃金を支払わない。現在、労働基準監督署が調査中です」（前出の関根書記長）こんな実態がまかり通っているわけだ。グッドウィルユニオンは７月７日、データ整備費の金額返還訴訟を決定し、７月中にも提訴する。一連のこうした事態に、グッドウィルは「時給への変更は給与をよりわかりやすくし、スタッフの満足度を上げるため」（広報担当）と説明する。が、実際は反対だ。子会社のコムスンもヒドかったが、本体も問題だらけ。闇は深い。
（ゲンダイネット）

△お惣菜ビジネス
現在600店舗を誇る持ち帰り弁当の店、オリジン弁当（イオン<8267>）！お昼時の店内にはたくさんのお客さんが！数あるお弁当屋さんの中で、ここまで人気が出た理由は・・・さまざまなお惣菜を選んで買える、この「お惣菜コーナー」！その人気のポイントは「1gから買える」量り売り。例えば・・・から揚げ100gで157円。エビチリ100gでも157円。そして、サラダ100gでも157円！どのお惣菜を取っても値段はすべて均一。好きなお惣菜を好きな分だけ買えちゃう！だから、から揚げを1個だけ入れてもOK！全品均一料金の量り売り。ここにオリジン弁当の儲かるヒミツがあった！
日本全国に1万店舗以上。コンビニの王者、セブンイレブン<3382>！その主力商品といえば・・・お弁当・おにぎり！
そのセブンイレブンのお弁当、おにぎりなどの惣菜を一手に引き受けているのが・・・わらべや日洋<2914>！わらべや日洋の年間売上は990億円。そのうちセブンイレブンからの売上は、990億円！わらべや日洋の売上は、なんと100％がセブンイレブンから！業績もセブンイレブンの成長と共に右肩上がり！
デパ地下は、お惣菜販売合戦の主戦場！そんなデパ地下に300店以上も出店しているデパ地下惣菜界の王者が存在した！それは・・・ロックフィールド<2910>！その年間売上げは、約447億円！
（がっちりマンデー）

△三栄建築設計<3228>　第３四半期純利益７０．５％増
三栄建築設計は１３日引け後、０７年８月期第３四半期業績を発表。売上高１１９億６９００万円（前年同期比４９．６％増）、経常利益１０億８９００万円（同６０．９％増）、純利益６億４００万円（同７０．５％増）と大幅な増収増益となった。西荻窪に本社を置く戸建住宅建築会社で、市川、浦和、横浜に支店を開設しているが、近く多摩支店を開設し、５店で３年後に年間１０００棟を目標にしている。今期は４６４棟の計画。１戸当たりの価格帯は４０００万円から５０００万円。土地の仕入れ、住宅の販売は業者に任せ、家造りに集中し、予算、環境、土地の面積といった限られた状況の中でベストの選択を心がけている。これまで、１戸として同じ住宅は無く、全てがオリジナル。
通期業績予想は、売上高１９５億２４００万円（前期比２７．３％増）、経常利益１７億５９００万円（同１７．６％増）、純利益９億１４００万円（同１４．２％増）を見込んでいる。
（証券日刊新聞）

△東海の鉄道各社、磁気カード式乗車を発売　観光施設とタイアップ
東海地区の鉄道各社が夏の行楽シーズンを前に、相次いで磁気カード式乗車券を発売する。各社とも観光施設などとのタイアップで、自家用車に流れがちな家族連れの利用増を目指す。
名古屋鉄道<9048>は１４日、「セントレア夏トククーポン付き　ＳＦパノラマカード（５０００円券）」を２万枚限定で販売する。カードに付いた台紙には、中部国際空港（セントレア）唯一の銭湯「宮の湯」の割引券など、空港の物販施設で利用できる優待券が６枚とじ込まれている。同社は昨夏にも、空港特急「ミュースカイ」の４両編成化を記念した磁気カード式乗車券を発売したときにも、同様の優待券を配布。空港会社によると、１１５７件の利用があり、「一定の集客効果が得られた」（広告宣伝グループ）という。一方、名古屋市交通局も１４日、市バスと地下鉄の一日乗車券「１ＤＡＹ親子サマーパス２００７」を発売。大人券と子供券の１セット９００円で１万５０００セット限定。
東京ディズニーリゾート（オリエンタルランド<4661>）との共同企画で、ミッキーマウスをあしらった台紙に、４駅に設置の記念スタンプを押し、松坂屋<3051>本店内のディズニーストアに持って行くと、オリジナルのタグがもらえる。このほか、愛知高速交通（愛知県長久手町）も１４日、安藤美姫さんなど地元出身選手による愛・地球博記念講演でのスケートイベント開催記念のリニモカード（１０００円）を売り出した。さらに同公園限定発売のカード（同）もある。

△邦銀、露へ相次ぎ進出　三菱東京ＵＦＪ<8306>が盛大なパーティ
三菱東京ＵＦＪ銀行が１３日、モスクワで顧客関係者などを招き盛大なパーティーを開いた。みずほ<8411>コーポレート銀行も年内にロシアでの営業を開始する予定で、経済成長が著しいロシアへの進出を決めた日系企業の増加に伴い日本の金融業界の動きも急だ。ロシア市場で先行する欧米系金融機関との競争も激しくなるものとみられる。「新興経済国のロシアは、近年の石油価格高騰で急速に経済を好転させており、そこに進出する日系企業に多彩できめ細やかなサービスを提供していきたい」１３日、ロシアの政治の中心地、クレムリンに隣接した赤の広場に建つ国立歴史博物館で豪華なパーティーを開いた三菱東京ＵＦＪ銀行の関係者は、こう強調した。パーティーには、ロンドンなど欧州各地の同銀幹部らが多数駆けつけ日系企業関係者らの対応に当たるなど、同銀がロシアでの業務に本腰を入れ始めたとの印象を招待者に与えた。同銀は昨年１１月、モスクワに１００％出資の子会社、ユーラシア三菱東京ＵＦＪ銀行を開設し営業を開始。今後、日系企業を中心にした顧客の獲得に努めたいという。一方、みずほコーポレート銀行は昨年１０月、ロシアで１９９９年７月から営業開始したみちのく銀行モスクワの株式１００％買収で合意。同銀が保有するモスクワのほか、ハバロフスクとユジノサハリンスクの極東２支店の営業開始を目指し、急ピッチで準備を進めている。
ロシア進出にこれまで関心を示さなかった三井住友<8316>銀行も「開設に乗り気になっている」（消息筋）との情報もある。
（FujiSankei Business i）