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2012 03,14 09:00 |
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源氏物語絵巻「末摘花」より 石山寺蔵(重要文化財) 想いを染めつけた贈りもの
源氏物語の中での極めつきの贈りもの名人は、 彼は贈りものに、見事なまでに自分の想いを染めつけます。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
たとえば、空蝉(うつせみ)が夫の伊予介に従って四国に発つとき、
細工の美しい櫛(くし)や扇に添えて、忍んで行ったあの夏の夜、
流罪の地で得た恋人明石上(あかしのうえ)との別れの前々夜、
手慣れの琴、匂いのしみた衣。
都に帰り栄達した源氏が、恋人たちに相応しい正月用晴着を
かわいくおだやかな紫上(むらさきのうえ)には エレガントで知的な明石上には梅の折り枝に蝶や鳥が飛び交う舶来織りもの。 尼となった空蝉には青鈍色(あおにびいろ)の趣味の良い織りもの。
容姿の良くない末摘花(すえつむはな)には、ちょっとハイセンスかな? それぞれのキャラクターにあったものを、源氏は実に的確に選んで贈ります。
恋上手、人を愛することの上手な源氏です。末摘花の貧しさを知って、
末摘花も身に沁(し)むような品を贈るときがあります。
ホワイト・デーには、愛しい贈りものを♪ PR |
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