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2012 02,21 14:30 |
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ユーロ圏財務相会合、1300億ユーロのギリシャ支援策で合意
ユーロ圏財務相は21日未明、12時間に及ぶ議論の末、ギリシャに対する第2次支援策を承認した。その結果、ギリシャは目先の債務償還を乗り越えることが可能になるが、ギリシャ経済が立ち直るにはまだ道のりは遠いとみられている。 また、民間債権者は一段の損失負担を受け入れることに合意。民間債権者は額面ベースで53.5%の損失を負担することになる見込み。 民間債権者が受け取るギリシャ新発国債のクーポンは当初2%とし、2020年以前に3%、2021年から償還までは4.3%とすることになった。 この報道を受け、軟調に推移していたユーロは対ドルで0.5セント近く上昇した。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
報告書によると、ギリシャ国債の未払い利息減免により、2020年までにギリシャの債務を1.5%ポイント削減することが可能になるほか、ギリシャ向け第1次支援に基づく2国間融資の金利を引き下げれば、さらに1.5%ポイントの削減につながる。 また、ユーロ圏各国中銀が保有するギリシャ国債の再編によって3.5%ポイント、ECBがギリシャ国債からの利益を放棄することで5.5%ポイント削減することが可能になる。 オランダのデヤーヘル財務相は20日、ユーロ圏による対ギリシャ支援について、同国がすべての条件を満たすまで実施を拒否することができるとの考えを示した。 ECBは約500億ユーロ相当のギリシャ債を約380億ユーロで取得している。 ギリシャ政府によると、民間債権者の債務交換プログラムは3月8日に開始し、3日後に完了する予定。3月20日に償還期日を迎える145億ユーロの債券が再編され、ギリシャ政府はデフォルト(債務不履行)を回避できる。 1300億ユーロの支援策の大半は、債務交換プログラムやギリシャの銀行システムの安定性確保のために用いられる。 具体的には、民間債権者に債務交換合意の受け入れを促す奨励策として300億ユーロ、ギリシャ銀行の資本再編に230億ユーロ、ギリシャ政府による債券買い戻しに350億ユーロ、債務の利払いに57億ユーロが振り向けられる。ただ、最終的な分析次第で、この金額は変更される可能性があるという。 国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)、欧州委員会がまとめた報告書によると、構造改革などの措置が実行されなければ、2020年のギリシャの債務は対GDP比で160%に達する可能性がある。 報告書によると、ギリシャ国債の未払い利息減免により、2020年までにギリシャの債務を1.5%ポイント削減することが可能になるほか、ギリシャ向け第1次支援に基づく2国間融資の金利を引き下げれば、さらに1.5%ポイントの削減につながる。 また、ユーロ圏各国中銀が保有するギリシャ国債の再編によって3.5%ポイント、ECBがギリシャ国債からの利益を放棄することで5.5%ポイント削減することが可能になる。 オランダのデヤーヘル財務相は20日、ユーロ圏による対ギリシャ支援について、同国がすべての条件を満たすまで実施を拒否することができるとの考えを示した。 フィンランドとギリシャの財務相は20日、融資担保差し入れに関する取り決めに署名した。フィンランドの国営放送YLEが報じた。 これにより、ギリシャ大手銀行は現金と高格付け資産を担保として差し入れることになる。 フィンランドは、ギリシャ向け第2次支援への参加条件として、融資への保証を求めていた。 関係者の間では、4月に予定されている選挙後にギリシャの新政府が不人気な支援プログラムを維持できるかどうか、疑問視する向きが多い。ギリシャでは緊縮策に反対し19日にも大規模ストが実施された。 PR |
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