オーパンバル（Opernball）＝《オペラ座舞踏会》
オーストリアの首都ウィーン（Vienna）で開催される舞踏会。
格式の高い舞踏会であり、ウィーンの社交界で最も華やかな舞踏会とされます。
上流階層の若者が社交界にデビューする場としても知られています。

世界各国から著名人や富裕層の人々も訪れ、
会場となるウィーン国立オペラ座は数万本の赤い花で飾られ、
華やかさを増します。

今年の開催は2012年2月16日。

Wiener Opernball 2011

[2回]

◆オーパンバル（Opernball）《オペラ座舞踏会》

オーパンバル（Opernball）《オペラ座舞踏会》は、
格式の高い舞踏会であり、ウィーンの社交界で最も華やかな舞踏会とされます。
ウィーンの舞踏会は大晦日の皇帝舞踏会に始まり、
王宮や市庁舎などで1月から3月にかけ数多くの舞踏会が開催されます。

 その中で最も有名なのがオーパンバル（Opernball）《オペラ座舞踏会》で、
オーストリア大統領や各界の著名人なども参加するこの舞踏会は、
世界中から多くの人が訪れるウィーンの舞踏会のハイライトなのです。

　この舞踏会に必ずあるイベントが"デビュタント"と呼ばれる
若者たちが社交界にデビューするセレモニー。

大人の仲間入りを果たすための大切な儀式とあって、
どの舞踏会でも宴の主役とされています。

なかでもヨーロッパのみならず、世界中の女性の憧れとなっているのが、
オーパンバル（Opernball）《オペラ座舞踏会》です。

それでは普通、誰も知らない･･･ドコにも･･･
ブログ等にも載っていない内容も含めまして、
オーパンバル（Opernball）の中身を紹介しましょう。

　まず、ウィーンの舞踏会の最高峰オーパンバル（Opernball）
《オペラ座舞踏会》でデビューするにはオーディションに合格しなければ
なりません。

毎年10月に願書受付が始まり、面接、左まわりのワルツのダンステスト、
等々を経て合否が決まります。

ちなみにダンスのレベル（上からゴールドスター、ゴールド、シルバー、
ブロンズ、ビギナー）の中で、ブロンズで人によって合否が分かれ、
シルバーなら安全合格ラインです。
《オペラ座舞踏会》では歩幅が狭く、小さな回転になる左まわりのワルツが基本。
通常の右まわりよりも難しいこのステップを踏めることが
《オペラ座舞踏会》に参加できる最低条件です。

合否が決まるのが11月下旬です。
合格は、合格通知と招待状が送られてきます。
それと･････合格者だけに配られる"ティアラ（冠）"も♪
一生の宝物になること間違い無し！

合格後は5回のダンスレッスンとゲネプロ（リハーサル）参加が
義務付けられています。

合格から本番までは、ダンスのレッスン･････
当然ですが、ドレスを着ながらの左まわりのワルツのレッスンは欠かせません。
そのほかドレスやジュエリーの支度等で家族等は忙しくなります。

　それは、オーパンバル（Opernball）の"デビュタント"には
細かいドレスコードがあるからです。

女性はロング丈のスカートに広がりのない（オペラ座の会場の狭さから）
白いイヴニングドレスに白の手袋。靴は金色･銀色、または白。

男性は燕尾服に白の手袋。

"デビュタント"にドレスコードがある反面、
両親たちのドレス選びは非常に自由です。
大人たちが華やかに装うほど"デビュタント"たちの"白の装い"が
美しく引き立てられます。

ちなみにフランスの舞踏会では"デビュタント"にドレスコードがありません。
それに比べると《オペラ座舞踏会》は非常にクラシカルなのですが、
それが一層、格式高く感じられます。

　さて、当日の夜を迎えました。

　"デビュタント"たちは国立オペラ座管弦楽団演奏の
ツィーラーの"FACHER POLONAISE（フェッヒャーポロネーズ：扇のポロネーズ）"
での入場の後、"Vienna Waltz（ウィンナーワルツ）"で
いよいよ左まわりのワルツを披露します。
168組336名の"デビュタント"たちが一斉にステップを踏みます。

ANDRE RIEU - FACHER POLONAISE

　初々しく踊る彼らに数千人のギャラリーたちからは拍手がおこります。
"デビュタント"たちだけが踊ることを許されたわずかな時間。
"デビュタント"たちの輝きが最高潮となる瞬間です。

　"デビュタント"お披露目のワルツが終了すると
"Alles Walzer!（それでは皆さまもワルツを！）"･･･と、声がかかります。

･･･と同時に、白いドレス一色だったフロアは、色とりどりのドレスで彩られ、
舞踏会はいよいよ大人の時間。
"デビュタント"にとっても一生に一度の夜。
美しさがいよいよ輝く時を迎えます。

さぁ～皆さんも"Shall We Dance ?"

さて、ここで興味が湧いてくるのがウィーンの舞踏会に参加する方法です。

下記に各舞踏会と参加方法が載っているサイトがございましたので
ご紹介します。下記リンクでご検討のほどを

ウィーンの舞踏会