7/12 朝の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△製薬協が薬価改革案、特許期間中は薬価据え置き
武田薬品工業<4502>など製薬会社の業界団体である日本製薬工業協会は11日、薬価制度改革の独自案を発表した。新薬の特許が切れるまで薬価を据え置くかわり、特許失効後は強制的に引き下げ、より安価な後発薬への切り替えを促すのが柱。欧米に比べ安い新薬の値付け方法も見直す。革新的な新薬開発を促すと同時に、新薬の発売が欧米に遅れる“ドラッグ・ラグ”の解消を目指す。現行制度は発売時の値付けが欧米に比べ低く、原則2年ごとに薬価を引き下げる仕組み。「新薬の価値が反映されにくい」（製薬協）問題があり、国内大手や海外の製薬会社が日本への新薬投入をためらう一因になっている。製薬協の独自案では、特許が有効な新薬は薬価の引き下げ対象から外す。実売価格が下がり薬価とかけ離れた場合は改定対象とする。発売価格は製薬会社が自ら決め、専門機関が評価・承認する方式に改める。

△ガソリン140円台に上昇、06年10月以来
ガソリンの小売価格が再び上昇してきた。石油情報センターが11日まとめたレギュラーの全国平均価格（9日時点）は1リットル140.6円と前週比 1.0円上がった。値上がりは2週連続。140円台は2006年10月以来となる。足元の原油高や為替の円安傾向を映し、前年同期を上回る価格水準が続いている。販売競争が激しい東京の環状７号沿いでは11日、レギュラーが1リットル135―140円と月初に比べ4―8円高い。国道16号沿いの神奈川県相模原市周辺では今週に入り140円台が目立ち始めた。「今週に入り8円の値上げに踏み切った」と話す給油所もあり、原油高の転嫁を急ぐ動きが広がっている。アジアの原油価格指標となる中東産ドバイ原油は11日、1バレル70ドルと昨年8月以来11カ月ぶりの高値をつけた。原油価格の上昇が続くと、ガソリンが一段と値上がりする可能性もある。

▼07年上期の中古車登録台数9.6％減・７年連続で減少
日本自動車販売協会連合会（自販連）が11日発表した2007年1―6月の中古車登録台数（軽自動車を除く）は、前年同期比9.6％減の243万 1571台だった。上期としては7年連続で前年同期を下回った。車両保有期間の長期化で良質な中古車が減っているほか、消費者の自動車に対する購買意欲が低くなっているのが影響している。上半期として89年以来18年ぶりに250万台を割った。車種別では乗用車が8.7％減の208万8546台。トラックは10.0％減の27万3761台。バスは18.1％減の8808台。6月単月の登録は前年同月比12.8％減の37万5568台だった。15カ月連続で前年同月を下回った。
（NIKKEI NET）

▼塩ビ管カルテル、新たに6社を立ち入り調査＝公取委
公正取引委員会は１１日、塩化ビニル管をめぐる価格カルテルの疑いで、信越ポリマー<7970>、アロン化成<7882>、前沢化成工業<7925>、ヴァンテック（東京都目黒区）、日本プラスチック工業（愛知県小牧市）、ダイカポリマー（大阪市）の６社を新たに立ち入り調査した。
１０日の積水化学工業<4204>、三菱樹脂<4213>、クボタシーアイ（大阪市）の３社に続く調査で、刑事告発も視野に入れている。

▼東京エレク<8035>、4─6月期の受注額は前期比‐35.3％
東京エレクトロンの２００７年４─６月期半導体製造装置（フラットパネルディスプレー（ＦＰＤ）製造装置含む、単独ベース）受注額（速報値）は前四半期比３５．３％減の約１４００億円となった。同社の広報担当者がロイターに述べた。四半期ベースで過去最高を記録した１─３月期の反動で、今四半期はＤＲＡＭ（記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー）向け製造装置の受注が落ち込んだ。受注額１４００億円のうち、ＤＲＡＭ向けが大半を占める半導体製造装置の受注は前四半期比３５．９％減の１３６０億円、ＦＰＤ製造装置は同横ばいの４０億円だった。同広報担当者は「ＮＡＮＤ型フラッシュメモリーとロジックは想定どおりだった。ＤＲＡＭも７─９月期、１０─１２月期と進むにつれて徐々に上がってくるだろう」とみている。

□アプレシオ<2460>、遅れていた07年9月期半期報告書を提出
アプレシオは、提出の遅れていた２００７年９月期半期報告書について、１１日に関東財務局に提出したと発表した。提出の法定期限は７月２日だったが、半期報告書内の「継続企業の前提に重要な疑義を抱かせる事象または状況」に記載する収益および資金繰りの改善策に関して未確定事項があり、提出が遅れていた。

▼長瀬産業<8012>、中国製ポータブルＤＶＤプレイヤーなどを自主回収
長瀬産業は、中国メーカーから輸入販売したポータブルＤＶＤプレイヤーなどの一部を自主回収すると発表した。要する費用は１４０億円前後になる見通しで、一部はメーカーにも補償を求める方針。同社によると、回収の対象は、液晶画面のあるポータブルＤＶＤプレイヤー４５万１０００台、液晶テレビ付きＤＶＤプレイヤー７０００台、デジタル写真立てが２０００台。使用中に液晶画面のフレーム部分が高熱で変形したり発煙した事例があり、発火に至る可能性があるという。自主回収費用のうち一部はメーカーに補償を求めるが、安全性を優先して変形や発煙のない機種も含めて保守的に回収するため、回収費用全額の補償を求めることにはならない見通し。

△東芝<6502>が逆行高、年初来高値を更新
東芝が逆行高となり、７月３日に付けた年初来高値１１００円を更新した。同社株は半導体関連、カザフスタン関連、原発関連など様々な切り口があり、マーケット参加者を飽きさせることなく買いが継続している。きょうの市場では「ディーリング銘柄としても人気を集めており、きょう逆行高となっていることで、市場に安心感を与えている」（国内証券調査部）との声が出ていた。

△エネサーブ<6519>がストップ高、踏み上げ狙う動きか
エネサーブがストップ高まで買われ、年初来高値を更新している。直近の信用倍率が０．５５倍と売り長になっていることに加え、売り方の信用期日も到来していることから「踏み上げを狙う動きが出ているようだ」（準大手証券情報担当者）という。

△アンジェス　ＭＧ<4563>、ＨＶＪ─Ｅベクターの基本特許を取得
アンジェス　ＭＧは１１日、遺伝子治療などで遺伝子の運搬役を果たすＨＶＪ─Ｅ（センダイウイルス・エンベロープ）ベクターの基本特許を取得したと発表した。ＨＶＪ─Ｅベクターはすでに研究用試薬として他社にライセンスされ商品化されているが、今回の特許取得で権利関係が確定し、今後の同社の研究開発の基盤を強化する見通し。同社では試薬だけでなく医薬品分野への応用研究を進めてＨＶＪ─Ｅベクターの用途を広げたい考え。
（ロイター）

■日立<6501> 東芝と対照的に。
25日線が上値抵抗線として意識される格好。一目均衡表では雲下限が抵抗線となり、遅行スパンは下方転換シグナル。信用買い残高も高水準であり、需給妙味もなく。原発関連としての位置付けも東芝とは対照的な値動きに。

△北川鉄<6317>---流れ的にはそろそろか
流れ的にはそろそろ。木村化に刺激されたか機械セクター内で石井鉄など仕手系色の強い材料株が軒並み動意付いている。マイナスレンジで推移しているため短期筋の目に止まらない状況だが、流れ的にはそろそろか。

▼ アライヴ<1400> ストップ安。
注意喚起が嫌気されているようだ。アライヴは本日の午前3時すぎ、新株予約権の発行並びに10：1の株式併合、そして第1四半期決算、業績修正、中期計画など矢継ぎ早に発表した。一方、大証ではこれを受け、既存株主の持ち分の著しい希釈化を招き、流通市場に混乱をもたらすおそれがあるとして、投資家に注意を喚起している。

▼レイ<4317> 大幅安。
前日に発表された四半期決算の内容が嫌気されているようだ。第1四半期は売上高が前年同期比16.2％減の18.55億円、上期予想の38.9％にとどまっている。また、営業損益段階から赤字となっており、経常赤字で1.4億円となった。

△ＯＫＫ<6205>---後場出来高急増で2/26以来の年初来高値更新
後場出来高急増で2/26以来の年初来高値更新。木村化に刺激される格好で仕手系色の強い材料株が動意付いてきている。また、機械セクターの業績上振れ期待も根強く。05年11月以降、500円レベルが抵抗線として意識されており、これをクリアできれば新たな上昇相場入りに。

△日電硝子<5214>---7/2以来の年初来高値更新
7/2以来の年初来高値更新。クレディ・スイスでは投資評価「OUTPERFORM」、目標株価2620円を継続している。ＬＧ.ＰＨＩＬＩＰＳの第2四半期実績および、第3四半期見通しとも同社にとってポジティブと。

△日本無線<6751>---反発、古野電気の好決算などで連想も
反発。総合船舶用電子機器メーカーである古野電気が、前日に好調な第一四半期決算を発表している。みずほでは、海上機器ビジネスの活況を裏付けたものとしており、航海情報記録装置などを手掛けている同社にも同様の傾向にある可能性などとみているようだ。
（フィスコ）

▼東電<9501>が４日続落、安値を割り込む、大和総研のレーティング引き下げを嫌気
東京電力が４日続落。一時１１０円安の３７５０円まで売られ、５月１１日の年初来安値３７８０円を割り込んだ。大和総研が１０日付で同社のレーティングを「３」→「４」に引き下げたことを嫌気している。現時点で増配期待を持ちにくいなか、配当利回りの低さが長期金利上昇リスクへの脆弱（ぜいじゃく）性につながることが理由。また、販売量の伸び悩みから収支面でも従来イメージほどの余裕はなくなっているとする。

△テイツー<7610>が堅調、６月度の月次売上高好調、第１四半期の伸び率を上回る
テイツーが堅調、株価は３日続伸で１６０円高の９９００円まで買い進まれる場面が見られた。１０日に発表された６月度の月次売上高の伸び率が増大したことが好感されている。６月度の月次売上高は３０億１００万円（実質ベースで前年同月比１９．０％増）となった。主力の古本市場事業とアイ・カフェ事業が既存店ベースでそろって２ケタ伸長したためで、今０８年２月期に入って最高の数字。第１四半期（３～５月）累計は１０５億３６００万円（前年同期比１２．５％増）となった。

△出光興産<5019>が反発、灯油を燃料とした固体酸化物形燃料電池で発電効率５２％を達成
出光興産が反発し１６０円高の１万３９７０円で引けた。１１日、石油産業活性化センターと共同で開発を進めている、灯油を燃料とする固体酸化物形燃料電池で発電効率５２％を達成したと発表。このタイプの燃料電池は発電効率が高く、高温の廃熱も利用できるため、時代の要求にかなった発電装置として期待されている。また、灯油は利便性・経済性に優れた水素原料。同社では研究をさらに進めることで、技術の実用性を高めていくとしている。この日は原油高も株価の追い風となった。

▼井筒屋<8260>が４日ぶりに反落、第１四半期の連結経常減益を受け売り先行
井筒屋が３円安の１７０円と４日ぶりに反落した。１０日引け後、今０８年２月期第１四半期（３～５月）の連結経常利益が２．４７億円と前年同期比９．８％減ったと発表。株価は９日に年初来高値１７５円を付けた。東証信用倍率６．６倍台（７月６日申し込み時点）と買い長であることから、目先調整局面入りの公算はあるが、週足ベースの一目均衡表で抵抗帯「雲」抜けが近いという好材料も無視できない。

△大同メタ<7245>、４カ月ぶり８００円台、好業績予想を見直す
大同メタル工業が後場に入って４カ月ぶりに８００円台に浮上。相場つきが変わってきた。今０８年３月期第１四半期決算を８月１日午後に発表する予定だが、主力の軸受けメタルは順調に推移しているもよう。「例年、第１四半期は比較的、良い数字となり、第２四半期になるとやや落ち込むケースが多い」（玉谷晶明・執行役員総務センターチーフ）としているが、自動車や造船向けの需要増から今期は会社側予想の連結営業利益３３億円（前期比５８．９％増）を超過達成する可能性がある。中期経営計画では０９年度に６６億円を狙う。昨年１２月に８８８円高値をマークしたあと、今年５月下旬まで調整局面を余儀なくされただけに、下値鍛錬は十分。多少の仕手っぽさも注目ポイントだ。この日の株価は一時２５円高の８０５円まで上昇し、１８円高の７９８円で引けた。出来高も１００万株台に膨らんでいる。

△新明和<7224>が急反発、航空機関連、水処理関連の両側面から物色向かう、Ｂ７８７では桁（けた）を手掛ける
新明和工業が急反発。６２円高の６６２円まで買われる場面があった。同社は航空機部門に強みを持つほか、水処理を含む環境関連分野にも注力中。航空機、水処理関連という目下の相場の人気テーマ双方を備えることから、物色する動きが強まっている。航空機関連では現在、ボーイング社の「７７７」向けに翼胴フェアリングを手掛ける。
生産機数は増加しており、今０８年３月期は月産で前期の６機分に対して７機分を計画。年間で昨年を１２機分上回る見込みだ。加えて、市場の関心を集める「７８７」についても、三菱重工業<7011>が手掛ける主翼向けに桁（けた）という骨組みに当たる部品を納入する。航空機関連の好環境は中長期的に続くと予想される。水処理関連は今後の海外展開を強化する方針だ。前期末の連結１株当たり純資産は８０８円１６銭。これに基づく連結ＰＢＲは０．７倍台。また、直近の信用倍率は０．５８倍と取組妙味もある。

△原発関連銘柄が活況、ＩＥＡの石油需要予測などを受け思惑買い、木村化<6378>は１２連騰
ＩＥＡ（国際エネルギー機関）は中期石油市場リポートで、世界経済の成長を背景に２０１２年までに石油需要が年率２．２％で増加し、供給拡大が追いつかないと予測。また、原油価格も高止まりしており、原発関連銘柄に思惑買いが集まった。
木村化工機が１２連騰。２００円ストップ高の１６７９円まで買われ、連日の上場来高値。その他に宇徳運輸<9358>、日本ギア工業<6356>、日立プラントテクノロジー<1970>などが買われている。

▼ＮＴＴ<9432>が年初来安値、信用期日接近
ＮＴＴが１万８０００円安の５２万６０００円まで売られ、６月８日の年初来安値５３万１０００円を割り込んだ。とくに悪材料は出ていないが、２月１３日に年初来高値を付けていることから、これに対応する６カ月の信用期日に絡む売りが出ているとの見方が出ていた。

△クリード<8888>が急騰、今期２ケタ増益持続、前期増配も発表
クリードが急騰し、一時３万４０００円高の３２万３０００円まで買われている。１０日に前０７年５月期業績を発表し好感された。前期の連結経常利益が８８億８９００万円（前々期比３７．３％増）と大幅増益だった上に、今期も同１００億円（前期比１２．５％増）と２ケタ増益が持続する見通し。また、前期の増配も発表。当初の２０００円（前々期も同額）の期末一括配当を２５００円に引き上げ、今期も継続する予定。主軸となる不動産運用事業の好調が増益要因。今後は既存商品の運用資産残高を積極的に積み上げるとともに、新規運用商品も開発していくという。連結ＰＥＲ９倍台と指標面でも投資妙味がある。

△チノー<6850>がストップ高、株式新聞１０日付注目株、連日の大幅上昇
チノーの急騰が続いている。１０日付の株式新聞１面「注目株」として掲載したのをきっかけに買い気を誘い、わずか２日間で３４．６７％の上昇を見た。１１日は１０日の急上昇の反動から寄り付きこそ前日比マイナスでスタートしたものの、すかさず入る買い物に切り返し、その後も上値追いの展開にストップ高まで買われている。１９９７年９月以来の６００円台乗せ。通常は売り値が買い値を上回るネット証券経由の売り買いの平均コストは買いが売りを上回る逆転現象を起こしており、買い意欲の強さを印象付けた。次の上値メドは１９９６年５月高値７８０円。相場つきが一変しており、収益面からは４ケタ乗せの場面があってもおかしくない。
（株式新聞ダイジェスト）

△ＮＥＣエレ<6723>がストップ高買い気配、ペリーキャピタルが買い増し提案
ＮＥＣエレクトロニクスが値幅制限の上限となる前日比500円高の3670円まで気配値を切り上げてストップ高買い気配。11日付けの日経新聞朝刊が「米投資会社のペリー・キャピタルは10日、東京証券取引所に上場する半導体大手ＮＥＣエレクトロニクスの親会社のＮＥＣ <6701> に対し、ＮＥＣエレの発行済み株式の25％相当を1540億円で買い付ける意向を伝えた」と報じたことが買い手掛かりとなっている。ペリー・キャピタルは現在、同社の第３位株主。ペリー・キャピタルによる買い取り提示額は報道によると5000円と、現在株価と大きく乖離していることもまた、市場で買い材料視されている。

△ターボリナックス<3777>がストップ高、マイクロソフトへの技術協力が手掛かり
ターボリナックスが値幅制限の上限の前日比1万円（12.99％）高の8万7000円まで上昇して、ストップ高。前日10日にマイクロソフトのオープンソースプロジェクト「Open XML-ODF Translaor」の日本語版、中国語版開発で技術協力を行うと発表したことが買い手掛かりとなったものと見られている。Open XML-ODF Translatorは、マイクロソフトがリリースしたファイル変換ツールで、2007 Microsoft Office systemに採用されているファイルフォーマット「Open XML」のファイルを「OpenOffice.org」に採用されているオープンスタンダードドキュメントフォーマット「OpenDocument Format」に変換することができる各オフィスソフトウェアのプラグイン。同社では「当社はこれまでにSourceForgeオープンソースコミュニティで行われてきた活動を支持しており、これに参加することは重要な意味を持つと考えております。今回のプロジェクトに参加することで、ODFに関する知識を提供するだけでなく、当社のお客様がより多くのドキュメントフォーマットを選択できるようになると思います。我々の目標は日本と中国のお客様が選ぶどのドキュメントフォーマットでもお使いいただけるようにすることです」と今回のプロジェクト参加の意義を強調している。
（テクノバーン）

▼東エレク<8035>１Ｑ単独受注急減速～ＤＲＡＭ向けブレーキ
東京エレクトロンは１１日、２００８年３月期第１四半期（４－６月）の単独の受注高速報値を発表した。半導体製造装置とＦＰＤ製造装置を合計した受注高は１４００億円で、前の四半期に比べて３５％減と大きく落ち込んだ。同社の場合、連結の受注高は単独の数字に５０～１００億円程度上乗せされる傾向で、連結では１５００億円弱の受注高となる見通し。前期の第４四半期（１－３月）まで５四半期連続して２０００億円超の受注高を記録してきたが、これがストップするのは確実。５月の決算発表時に会社側が示していた１６００～１９００億円という見通しにも届かないことになりそう。単独の受注高の内訳は半導体製造装置１３６０億円、ＦＰＤ製造装置４０億円。半導体製造装置は台湾地域のＤＲＡＭメーカー向けの受注が想定以上に減少したという。「様子見ムードが強く、期末の案件が７月以降にずれ込んだ」（同社ＩＲ担当）。ＮＡＮＤやロジック向けは想定どおり堅調とのこと。一方、ＦＰＤ製造装置は低空飛行が続き、想定していた１００～１５０億円に届かなかった。今後の受注状況について同社のＩＲ担当者は「年末にかけて徐々に回復するものと見ている。ＤＲＡＭがどこまで戻ってくるかがカギになるだろう。ＦＰＤも徐々に良くはなっていて、大型基板向け中心に７－９月以降回復を見込んでいる」などとコメントしている。

△サーラ<2734>、今１１月期年間配当を１４円に増額
サーラコーポレーションは１１日、０７年５月中間期末と同１１月通期末の一株あたり配当をそれぞれ７円にすると発表した。従来予想の５円から増額し、年間では１０円から１４円に増やす。
（ラジオNIKKEI）

△全国仲介取扱件数21年連続でナンバーワン　三井不動産<8801>販売
三井不動産販売は７月11日、三井のリハウスを中心とする同ネットワークの06年度仲介取扱件数が全国で31,693件となり、21年連続で全国仲介取扱件数ナンバーワンを達成したと発表した。４年連続30,000件突破であり、21年間での累計は434,885件になった。ここ数年の傾向として、平均成約価格は上昇傾向にあり、取引件数の伸びは鈍化しているものの、引き続き高水準で推移している。また、ここ数年の新築住宅大量供給で優良な既存住宅がストックされているため、既存住宅流通市場は、今後ますます拡大していくとしている。

△「グランドメゾン西堀通タワー」概要発表　積水ハウス<1928>
積水ハウスは７月11日、「グランドメゾン」シリーズとして新潟市内で初めてとなる「グランドメゾン西堀通タワー」の概要を発表した。「西堀通６番町地区優良建築物等整備事業」として建築される、地上29階、地下１階建・店舗複合型共同住宅の住宅保留床を同社が取得し、分譲するもの。新潟市のメインストリート、柾谷（まさや）小路に面し、古くから発展してきた中心市街地の立地。周辺には大型商業施設が集積し、新潟大学や私立美術館などの文京施設にも囲まれている。高層階からの眺望は、北側・西側に日本海が広がる。建物内に設置された制震壁と制震間柱が地震エネルギーを吸収する制震構造を採用。さらに、気象庁緊急地震速報システムを導入し、地震の揺れの到着前に音声で警報を行う。新潟交通「古町」バス停徒歩１分。敷地面積4,432平方メートル。専有面積は52平方メートルから141平方メートル。モデルルームオープンは07年 10月上旬、第１期分譲開始は07年11月中旬の予定。予定販売価格は1,980万円から１億1,000万円。竣工は09年７月下旬の予定。
（住宅新報）

▼行員が1億2千万円着服＝4年間で100回超－東邦銀行<8346>
東邦銀行（福島市）は11日、仙台支店の30代の男性行員が総額約1億2000万円を着服したとして、同日付で懲戒解雇したと発表した。行員は発覚を免れるため、自転車操業的に着服と穴埋めを繰り返していたが、約2700万円は穴埋めできていないという。同行は既に仙台南署に被害届を提出した。同行によると、行員は2003年7月から今年6月までの間、100回超にわたり取引先から集金した金などを着服。うち2000万円は、仙台支店が融資困難と判断した複数の取引先に融通したほか、約700万円を生活費に充てていたという。一部は既に返済し、残りも近く返済する意思を示しているという。　

■既存事業者の参入規制認める＝次世代無線通信免許で―電監審
電波監理審議会（総務相の諮問機関）は11日、携帯電話事業者を対象にした次世代高速無線通信システムの免許割り当て方針について、競争促進を狙いにNTTドコモ<9437>などの既存事業者の参入規制を打ち出した総務省の指針案を承認した。同省は今秋にも対象事業者を決定する。

△飛行機搭乗での自動チェックイン可能な携帯電話＝ソフトバンク<9984>
ソフトバンクモバイルは11日、全日本空輸<9202>および日本航空<9205>の飛行機に搭乗する際、携帯電話をかざすだけで自動チェックイン機での手続きが行える機能を、14日以降に発売する電子決済対応の携帯電話に標準搭載すると発表した。これまでも同種の機能を利用できたが、購入後にソフトをダウンロードする必要があった。

△エクソンモービル、セブンイレブン<3382>の買い物客にガソリン100円値引き券
石油元売り大手のエクソンモービル日本法人（東京）は11日、コンビニ最大手のセブン―イレブン・ジャパンと提携し、セブンの店舗で買い物をした顧客にガソリンと軽油を100円値引きする、期間限定のキャンペーンを実施すると発表した。併せて、エクソン系列の給油所で給油した顧客に、セブン店舗で使用できるドリンクの無料引換券を配布する。　

△ANA<9202>とポイントサービスで提携＝北洋銀（札幌北洋ＨＤ<8328>）
北洋銀行は11日、全日本空輸（ANA）との間で業務提携を行うことでこのほど基本合意したと発表した。13日に正式調印する。具体的には、まず第一弾として、8月にも同行のクレジットカード機能付きキャッシュカード「クローバー」のポイントサービスを、ANAのマイレージに移行できるようにする。カードの顧客は、たまったポイントをANAの航空券購入に利用することが可能になる。　
（時事通信）

△人を育てる　企業が活きる　住友電工<5802>　ＳＥＩユニバーシティ　
全員教育で実践能力強化。これを旗印に住友電気工業が「ＳＥＩユニバーシティ」を設立したのは平成１７年４月。ＳＥＩは同社の英語表記ＳＵＭＩＴＯＭＯ　ＥＬＥＣＴＲＩＣ　ＩＮＤＵＳＴＲＩＥＳ，ＬＴＤの頭文字で、いわば“住友電工大学”だ。それまでも教育体制があったが、稲山秀彰・執行役員人材開発部長によると「さらに発展させ、戦略的、体系的に整備した」という。目的は「住友の事業精神を堅持し、会社の経営方針を理解し、基本に忠実で高度な技術・知識を有し、グローバルに通用するような人材を育成する」こと。住友の事業精神は住友家初代の住友政友氏がしたためた商いの心得を基にしたもので、住友４００年の歴史のなかで脈々と受け継がれてきた。「住友の営業は、信用を重んじ確実を旨（むね）とし」「浮利に趨（はし）り、軽進すべからず」などと記されており、この精神をバックボーンに、企業理念、経営戦略やビジョンの共有を図っている。全員を対象にしているため、新入社員から役員まで、基礎教育から実践教育まで実施している。
（産経新聞）

△セブン<3382>銀行　海外発行カード対応のＡＴＭサービス開始
セブン銀行は１１日、ＡＴＭを使って海外発行のキャッシュカードやクレジットカードで日本円の引き出しと残高照会ができるサービスを始めた。観光や就業のために来日している外国人の需要が高いと判断した。利用できるのは、ビザカードとマスターカード運営の決済網「ＰＬＵＳ」「Ｃｉｒｒｕｓ」の加盟カードなど５種類。

□ウルトラ警備隊　情報労連が隊員募集…環境保全へ２万人超
ウルトラ警備隊募集――。ＮＴＴ<9432>やＫＤＤＩ<9433>など通信産業の労組で作る情報労連（森嶋正治委員長、２２万５０００人）が、組合員にこんな呼びかけを始めている。ウルトラマンシリーズの制作で知られるテレビ映画制作会社「円谷プロ」とタッグを組み、環境保全など社会貢献活動に取り組む。「地球を守る」を合言葉に隊員はすでに２万人を超えたという。

■加ト吉<2873>　「循環取引」巡り改善報告書を東証、大証に提出
冷凍食品大手の加ト吉は１１日、社内管理体制に関する改善報告書を東京証券取引所と大阪証券取引所に提出した。取引先との不適切な「循環取引」の発覚を受けて、両取引所から提出を求められていた。改善報告書では、問題が起きた原因について、社内の売り上げ至上主義や創業社長への権限集中が背景にあったと指摘した。
（毎日新聞）

△セブン―イレブン<3382>、マクドナルド<2702>抜きチェーン店数世界一に
コンビニエンスストア大手のセブン―イレブン・ジャパンは１１日、今年３月末時点の世界の店舗数が３万２２０８店となり、米マクドナルドの３万１０６２店を抜いて世界最大のチェーン店数になったと発表した。出店している国・地域はマクドナルドの１１８に対し、セブン―イレブンは日本や米国、台湾、タイ、韓国など１７と少ない。セブン―イレブンは「今後も各国に店を出す余地が十分ある」と、さらに店舗網を増やしていく方針だ。

■一般家庭の電力自由化は当面見送り、経産相諮問機関が結論
一般家庭が電力を買う電力会社を選べるように自由化すべきかどうかを検討していた総合資源エネルギー調査会（経済産業相の諮問機関）は１１日、家庭部門の電力自由化を当面は見送るべき、との検討結果をまとめた。調査会は、見送る理由として、原油高で発電に新規事業者の参入が進んでいないため自由化のメリットを一般家庭が受けにくいことや、逆に自由化で電気料金の値上げも懸念されることを挙げた。ただ、同調査会は、新規事業者の参入状況などを再検証した上で、「改めて検討を行うべき」として、将来の全面自由化への可能性は残した。現在、電力の購入先を自由に選べるのは、契約電力５０キロ・ワット時以上の工場やオフィスビルで、家庭にも拡大するかどうかが最大の焦点となっていた。
（読売新聞）

△女子校生向けラメ入りマーカー　三菱鉛筆<7976>
三菱鉛筆は水性顔料マーカー「ポスカ」の新シリーズ『細字POSCA（ポスカ）ラメ入り』を、07年7月24日から全国で発売する。女子中高生の間でブームになっている、カラーペンで持ち物を自分流にデコレーションする「デコリ」で、よく使われている「ポスカ」にラメ入りインクを使用した。樹脂が配合されているため、描線の固着性が高く、プラスチック素材などの非吸収面にも書くことができる。全7色で、1本210円（税込）。

■TBS<9401>の「下ネタ」モノマネ 亀田選手に「不適切」と謝罪
TBSのバラエティ番組「リンカーン」で、ボクシングの亀田興毅選手について不適切なモノマネがあったとして、TBS側が亀田選手に謝罪していたことが明らかになった。亀田選手側は謝罪を受け入れたようだが、TBSは「不適切モノマネ」の放送翌週に謝罪放送を流した。
（J-CASTニュース ）

△船井総合研究所<9757>　筑波大附属駒場中学校に対し環境・食農教育の授業を提供
船井総合研究所では、筑波大附属駒場中学校における環境・食農教育が本格的にスタートしましたことをお知らせいたします。今後は、幼稚園、小学校、中学校、大学等の教育機関に向けた環境教育と、食と農業を学ぶ食農教育に取り組んでまいる予定です。
（News2u.net）

△ソニー<6758>PCLと大日本印刷<7912>、1枚のホログラムに100コマ以上の動画像を収録、模倣品対策として、偽造が困難な新型ホログラムの受注を開始
大日本印刷株式会社とソニーPCL株式会社は、ステレオグラム技術を用いてアニメーションや実写映像などの動画像を記録できる新たなリップマン型ホログラムをセキュリティ用途向けに受注開始します。新型ホログラムは、1枚に100コマ以上の画像を収録でき、偽造が極めて困難なため、正規品認証シールなどに用いることで模倣品 との判別などに効果を発揮します。
（JCN Newswire）

△ソニー<6758>、「PS3」映画ダウンロードサービスを発表か？
今週はElectronic Entertainment Expo（E3）が開催され、ビデオゲーム業界が最新ニュースで盛り上がる中、ソニーから重大な発表があるかもしれない。　 Newsweekによると、ソニーは同社のE3記者会見で、「PLAYSTATION 3（PS3）」でのテレビ番組および映画のダウンロードサービスに関する詳細を発表するかもしれないという。　これが事実であれば、ソニーは、2006年秋から同様のダウンロードを提供しているMicrosoftと肩を並べることになる。
（CNET Japan）

△＠nifty動画でH.264対応HD映像を実験配信
ニフティ<3828>は7月11日、動画ポータル「＠nifty動画」で、HD動画の実験配信を始めた。サンストリームのストリーミングサーバソフトを利用し、H.264によるHD映像を配信。専用プレイヤーをWebブラウザのプラグインとしてダウンロードする方式。視聴PCはWindows 2000／XPに対応し、Pentium 4/2.8GHz、メモリ1Gバイト以上、4Mbps以上の接続回線などを推奨している。配信するコンテンツは「大海球紀行　奇跡の半島！バハ・カリフォルニア」11話（各話約53分）。無料で視聴できる。
（ITmedia News）

□ＪＡＬ<9205>、９月搭乗分の「特便割引」を一部値下げ

△日清製粉<2002>、パン用や菓子用など向け機能を持った業務用小麦粉５種類を発売

△ミズノ<8022>、野球日本代表チームの歴代ユニフォーム６着をセット販売

△積水ハウス<1928>、新潟市の超高層タワーマンション「グランドメゾン西堀通タワー」の分譲開始

△コンビ<7935>、開放感のあるチャイルドシート「ハーネスフィットロングシリーズ」を発売、質感と機能性を向上させたチャイルドシート「新ゼウスターンシリーズ」を発売

△三洋電機<6764>、診療所向けに医事システムと一体の電子カルテシステムを発売

△東芝<6502>、動画応答性向上のＨＤＤ内蔵フルＨＤ液晶テレビ「Ｈ３３００シリーズ」を発売

△野村総研<4307>、検索語に関連の深いキーワードを連想する「連想検索エンジン」を開発

△ＮＴＴ<9432>西日本、小規模集合住宅向け「フレッツ・光プレミアム　マンションタイプ　ミニ」を提供開始

△ＮＥＣ<6701>、ソフトバンクモバイルの携帯電話機に「トクトクポケット」利用ソフトを標準搭載

△イー・モバイル（イー・アクセス<9427>）、「ＥＭ・ＯＮＥ」専用のバックアップツール（Ｓ０１ＳＨ版）を提供開始、「ＥＭ・ＯＮＥ」の本体アプリケーション最新バージョンを提供開始

△ワークス<4329>、福岡ソフトバンクホークスマーケティングに「ＣＯＭＰＡＮＹ」を導入し人事・勤怠管理システムを構築

△サミット・グライコリサーチ・住友ベークライト<4203>・住友商事<8053>など、細胞プロフィリング用「レクチンチップ」のプロトタイプを開発

△ソフトバンク<9984>モバイル、チタン素材を採用したスリムケータイ「８１４Ｔ」を発売、おサイフケータイに新しく３つの「Ｓ！アプリ」をプリインストール

△ワイ・イー・データ<6950>、オールデジタル方式ガルバノスキャナシステムの新機種を発売

△森永乳業<2264>、紅茶飲料「リプトン　グレープフルーツティー」を期間限定で発売

△ＪＴ<2914>、中高生の嗜好にあう冷凍食品「グリルチキンピラフ」を発売、冷凍食品「いまどき和膳」シリーズから「あじの竜田揚げあまからたれ」など発売、冷凍食品「お弁当大人気！　北海道栗かぼちゃコロッケ」など３品を発売、冷凍食品「お弁当大人気！」から調味料を吟味した「のりっこチキン」を発売、冷凍食品「お弁当大人気！」シリーズから「焼きカレーチキン」など４品を発売

△象印マホービン<7965>、「こんがり反射板」を搭載した「フィッシュロースター」を発売

△シアン（ネットプライスドットコム<3328>）、気になる臭いを抑えるデリケートゾーン専用洗浄ジェルを発売

△パイオニア<6773>、上質を愉しむ大人の為の高品質オーディオシステム「Ｚシリーズ」を発売

△シナジーメディアとソリトンシステムズ<3040>、非接触ＩＣカードを利用したマーケティング支援システムを提供

△永谷園<2899>、阪神タイガース応援ふりかけ「阪神タイガースふりかけたまご」など３種を近畿・中四国地方限定で発売

△味の素<2802>、紅花種子特有のポリフェノール成分に血管年齢の改善効果を発見

△三菱ＵＦＪニコス<8583>とビットワレット、山田薬品のドラッグストアに「ビザ　タッチ」と「Ｅｄｙ」の共用端末を導入

△ソフィアモバイル<6942>、電話・ＴＶ・ネットなどを自在に使える高性能モバイル端末を開発

△ＫＤＤＩ<9433>と沖縄セルラー<9436>、ａｕ携帯電話の法人向け新料金の提供を開始、ウォータープルーフ・ワンセグケータイ「Ｗ５３ＳＡ」を発売

△クラレ<3405>トレーディング、７月１日出荷分からポリエステル長繊維の価格を値上げ

△クラレ<3405>、ビニロンとポリエステル短繊維の価格を８月出荷分から値上げ

△ＴＯＴＯ<5332>、システムキッチン「キュイジア　クリスタルデザインカウンター」を発売

△昭文社<9475>、データガイドブック「全国ＳＡ・ＰＡ道の駅ガイド」を発売、日本全国の道路の仕組みと魅力がよくわかる「なるほど　ｋｉｄｓ　日本全国　自動車旅行」を発売

△野村不動産<3231>グループ、御堂筋で大型オフィスビルの開発に着手

△昭文社<9475>、「らくらくウオーキングガイド　ＢＥＳＴ５０　関東・甲信越　東北」を発売

△田辺製薬<4508>、コンタクトレンズ対応のとろ～りタイプ点眼薬「アスパラ目薬モイストＣＬ」を発売

△エーザイ<4523>、急性心不全・不安定狭心症治療剤「ニトロール」にシリンジ製剤を追加

△日立<6501>アプライアンス、サイクロン式のクリーナー「ごみダッシュサイクロン」ＣＶ－ＳＬシリーズなど発売

△キヤノンＭＪ<8060>、「ＥＯＳ　ＤＩＧＩＴＡＬ」シリーズ・ユーザー向け大容量８０ＧＢの携帯型ストレージを発売

△いすゞ<7202>、積載量１～１．５トンクラスの「エルフ１００」をフルモデルチェンジ

△日産自<7201>、軽ワンボックス５ナンバーワゴン「クリッパー　リオ　エアロバージョン」を発売

△電気化学<4061>、酢酸ビニルモノマーの価格を７月２１日出荷分から値上げ

△帝人<3401>ファイバー、大型音楽イベントで回収されるＰＥＴ容器のリサイクルに取り組み
（日経プレスリリース）

△ニイタカ<4465>、中国・福建省に固形燃料を製造する合弁会社を設立
ニイタカは中国の福建省福清市に外食産業向けなどの固形燃料を製造する合弁会社「福建新拓高日用化学品」を１０月に設立する。現地の建設用パイプ・継ぎ手メーカーである福建省亜通創新集団との共同出資。０８年から生産開始を予定し、２－３年後に年間５億円程度の売り上げを目指す。資本金は３２００万元で、出資比率はニイタカ７５％、福建省亜通創新集団２５％。約２ヘクタールの土地を取得し、工場を建設する。ニイタカが製造、福建省亜通創新集団が販売をそれぞれ担当する方針。ニイタカは中国の固形燃料市場を１００億円以上と見ており、合弁設立による同市場参入で売り上げ拡大を狙う。

△ＮＥＣ<6701>、３次元的な模様をつけたノートパソコン発売
ＮＥＣは１１日、鉄やニッケルなどの金属を含んだ磁性体塗料を用いることで、３次元的な模様をつけたノートパソコン「ＬａＶｉｅ　ＧタイプＬベーシック」を発売したと発表した。ウェブによるショッピングサイト「ＮＥＣダイレクト」を通じて販売する。価格は８万６６１３円から。８月までに３００台の販売を見込む。青と赤、黄色の３色を用意。デザイン性を重視し、ノートパソコンの天板に立体的な「３Ｄデザイン」を採用した。磁性体塗料が乾く前に、デザインした形に磁界をかけることで、塗料中の金属類が特定方向に変化する特殊な塗装を施した。これにより、平面でありながら３次元的で奥行きのあるデザインを実現したという。

△ＮＥＣ<6701>、ＳＢＭ発売の携帯電話に「トクトクポケット」利用ソフト搭載
ＮＥＣは１１日、ソフトバンクモバイル（ＳＢＭ）が７月に発売する携帯電話の新機種に、会員証やスタンプカード代わりとして使える「トクトクポケット」の利用ソフトを標準搭載したと発表した。ＮＥＣが、自社開発する携帯アプリケーション（応用ソフト）を標準搭載したのは初めて。トクトクポケットは、「モバイルフェリカ」対応携帯電話に提供するＮＥＣのサービス基盤。会員証やスタンプカードを持たずに携帯電話だけで、加盟店舗によるクーポンやスタンプなどのサービスを受けることができる。利用ソフトの標準搭載により、これまで必要だったソフトのダウンロードの手間が省け、より手軽に各種サービスを受けることが可能。また、事業主側もサービスを広げやすくなり、顧客の新規獲得につなげることができる。

△ＮＴＴ<9432>西、ネットサービスに小規模集合住宅向けプラン追加
ＮＴＴ西日本は１１日、光ファイバーを使ったインターネット接続サービス「フレッツ・光プレミアム」に、８－１２戸の小規模集合住宅向けプランを追加し、９月下旬から提供すると発表した。対象は西日本エリアに約１１万戸あり、光回線普及を狙う。初期費用は契約料８４０円、工事費２万９１９０円で、月額利用料は４３１５円。１２日から事前申し込みを受け付ける。サービス名は「フレッツ・光プレミアム　マンションタイプ　ミニ」。回線速度は最大毎秒１００メガビット。これまで集合住宅向けは８回線以上の契約が見込めないと提供してこなかったが、新プランは６回線以上の利用が見込めれば提供できる。光ケーブルを集合住宅内に引き込む装置を小型化することで実現した。セキュリティー機能やテレビ電話機能などを標準装備、既存の集合住宅向けプランと同様の機能を利用できる。

△野村不<3231>、大阪・御堂筋で大型オフィスビルの建設に着手
野村不動産は１１日、「御堂筋野村ビル（仮称）」（大阪市中央区）の建設に着手したと発表した。大阪圏では「野村不動産大阪ビル」（同）などに続く４棟目の大型オフィスビルで、ビジネスエリアの淀屋橋と本町の中間に位置する。総事業費は約２３５億円。０９年２月末の完成を予定している。新オフィスビルは敷地面積約２０００平方メートル、延べ床面積約２万１０００平方メートル。地上１４階、地下２階建ての構造とする。同社は特別目的会社（ＳＰＣ）を通じて、今回のオフィスビルの開発事業を進めている。
（日刊工業新聞）

△高収益体質確立に意欲　前澤化成工業<7925>ＩＲセミナー
市場新聞社主催のＩＲセミナーが１１日、神戸国際会館（神戸市中央区）で開かれ、大勢の投資家が集まり盛況だった。前澤化成工業の石橋泉三社長が「当社の現状と将来展望」と題して説明した。同社は、メーターボックスや塩ビ製小型マンホールなど、上下水道関連の独自製品群が特徴で、これが高い評価を得てトップシェアを誇っている。石橋社長は壇上のモニターで自社製品や今後の展開を説明、付加価値の高い独自製品の開発を進めると共に新たに完成した熊谷第２工場により生産体制を合理化、提案営業を推進することで高収益を確保できる経営基盤作りに意欲を見せている。従来からの株主重視の姿勢にも変化はなく、中長期視野に立つ経営戦略で更なる飛躍が期待されるところだ。

△ジャムコ<7408>が大幅続伸、７８７向け備品を一括供給
ジャムコが大幅続伸。ボーイング７８７型機（ドリームライナー）向けプロジェクトが本格的に動き始め、単独で一括供給する厨房設備や化粧室、操縦室の内装品などで、総額１０億ドル（１２００億円強）の受注を獲得していることが評価されている。既にテスト機向けは出荷しており、夏から秋にかけて量産が始まるという。
（株式市場新聞）

△パルコ<8251>が業績の上ブレ期待から続伸し年初来高値を更新
パルコが、４６円高の１６７０円と続伸し２日につけた年初来高値１６６５円を更新している。１０日の四季報速報によれば、第１四半期の好調を反映して、中間期、通期予想を増額するとしている。総合空間事業は好調を維持する見込みのうえ、懸念材料である既存店売上高は足元を見ると、６月で１０６％と好調。ファッショントレンドも、アパレルメーカーの商品企画を見ると、今のところ大きな変化の兆しはない。予測されている猛暑が長引き、秋冬物の立ち上がりが遅れる可能性はあるが、８月の動きを見て、さらに予想数字を再考するとして、２００８年２月期の経常利益は会社計画を４億円上回る９８億円（前期比２．１％増）を予想している。株価は、信用倍率０．０６倍の極端な売り長をテコに０６年２月高値１６９０円を視野に入れている。引き続き注目。
（証券日刊新聞）

▼常盤薬品<7644>、前5月期連結を下方修正
常盤薬品は、前5月期の連結業績予想を下方修正、経常利益7億0900万円（前回予想7億7600万円）、純損益11億9400万円の赤字（同10億7100万円の赤字）とした。

▼ビズネット<3381>、今期は経常60％減益予想
ビズネットの今5月期連結は、経常利益1億4000万円（前期比60％減）、純利益6000万円（同66％減）となる見通し。「四季報」予想の経常利益3億5000万円、純利益2億1000万円を下回った。

▼アセットＭ<2337>の第1四半期は経常45％減益
アセットマネジャーズの第1四半期連結は、経常利益65億0400万円（前年同期比45％減）、純利益32億5800万円（同 55％減）だった。2月通期は、経常利益177億円（進捗率36％）、純利益95億円（同34％）を見込む。

▼東京エレク<8035> 1Ｑの受注35％減
東京エレクトロンの4-6月期の半導体製造装置・フラットパネル製造装置などの受注額は1400億円（前年同期比35.3％減）。

△イー・レヴォ<4233> 中間上方修正
イーレヴォリューションは、2007年9月中間連結予想を発表した。子会社が第3者割当をする事で、持分法適用会社となり当期純利益は持分法変動益で上方修正となった。売上高25.7億円（前予想26.7億円）、経常利益1.05億円赤字（同0.6億円赤字）、当期純利益2.3億円（同0.6億円赤字）

▼アドテック プラズマ<6668> 下方修正
アドテック・プラズマテクノロジーは、2007年8月通期連結予想を発表した。次世代プラズマ技術の応用研究等による試験研究費等により、販売費及び一般管理費が増加し、ＩＤＸが出荷したナショナルプロジェクト向け製品が一部に品質不具合が生じ、下方修正となった。売上高58億円（前予想59億円）、経常利益1億円（同4.42億円）、当期純利益1億円（同2.36億円）、一株利益1万1649円。

△ホギメディカル<3593> 第一四半期業績
ホギメディカルは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高69億円（前年同期比4.6％増）、経常利益17.55億円（同14.5％増）、当期純利益10.67億円（同14.5％増）。通期業績予想は当期純利益41.4億円と据え置きとなった。なお、市場予想は、クイックコンセンサスで41.37億円。

▼パソナ<4332> 下方修正
パソナは、2007年5月通期連結予想を発表した。計画の派遣稼働者数に達せず売上減となり社会保険料や有給休暇の費用等の原価のアップ、派遣スタッフの福利厚生制度の拡充等の先行投資による販管費の増加等により下方修正となった。売上高2312億円（前年同期比2359億円）、経常利益88億円（同91.5億円）、当期純利益41.9億円（同44.7億円）。

▼キャビン<8164> 第一四半期業績
キャビンは、2007年5月連結第一四半期業績を発表した。売上高50億円（前年同期比0.9％増）、経常利益0.58億円（同47.6％減）、当期純利益0.45億円（同51％減）。通期業績予想に変更は無しとしている。

▼ジェイプロジェクト<3063> 第一四半期業績
ジェイプロジェクトは、2007年5月連結第一四半期業績を発表した。当期純利益の進捗が10％以下であるが、通期業績予想に変更は無しとしている。売上高23.14億円、経常利益0.26億円、当期純利益0.14億円。
（證券新報）

▼ブルドックソース<2804>株、ストップ安の７２５円で終了
米系投資ファンドから敵対的な株式公開買い付け（ＴＯＢ）を受けているブルドックソースは１１日、全株主に新株予約権を割り当てる買収防衛策を発動した。これを受けて、東京株式市場では同社株の売り注文が殺到し、値幅制限の下限にあたるストップ安の１００円安い７２５円で取引を終えた。ブルドックは投資ファンドの株式保有比率を薄めるため、１０日時点の全株主に、１株あたり３株分の新株予約権を無償で割り当てた。理論上、株価は４分の１程度に下落するため、売り注文が殺到したとみられる。
（FujiSankei Business i）