初詣は昔、恵方（えほう）参りとも言われていました。

恵方とは、その年の干支に基づいた、歳徳神（としとくしん）がいる
たたり神が来ない縁起の良い方角のことです。

この最も縁起が良いとされる方向にある神社仏閣へ詣でると、
年神から福が与えられると考えられていたそうです。

しかし近年ではそういった習慣も薄れ、有名な寺社へ参るのが一般的に
なっています。

　ちなみにワタシは毎年、京都府八幡市にある「石清水八幡宮」です。
なぜなら「戦（いくさ）の神様」が祭られているからで、
ワタシのご先祖様が『源氏』だからです。
勿論、家系図も某神社に奉納されています。

とても簡単に申しますと、天皇陛下の親衛隊隊長（授刀頭）の役目で、
貴族ではあるのですが、中身は侍（さむらい）･････
要は「軍事貴族」の出身だったからです。
ちなみに江戸時代は武士で、とある藩の若年寄を務めておりました。
真面目に語ると本当に出目が完全に解りますのでこの辺りで･････

「石清水八幡宮」は、日本三大勅祭の一つ
「石清水放生会(いわしみずほうじょうえ)」のある処でもあります。

「石清水放生会」とは、天皇陛下が、八幡大神の「生きとし生けるもの」の
平安と幸福を願われる御神慮に応える祭儀が行われ、
国家安泰と国民の繁栄幸福が祈願される祭儀のことです。

　今年は辰年、正確には「壬辰（みずのえたつ・じんしん）」です。

「辰」と言えば京都では「伏見 神寶神社（ふしみしんぽうじんじゃ）」です。

御祭神は、天照大御神、稲荷大神です。
稲荷神社が山上に創祀された頃よりの奉拝所であったと伝えられています。
また、神社の由緒略記には
「伏見神寳神社は、我が国最古至尊の神器十種神宝の御守を授け給いて
太陽系大宇宙展開の真理を示し訓へ給う天地の太祖と崇め奉る
天照大御神を主祭神として奉斎してあり併せて神器十種神宝が奉安してあります」
と記されています。

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　今年は辰年、その縁起にあやかり、
年頭に「昇り龍のごとき一年」を願ってもらおう！

　辰年の初詣にぴったりな、“龍の神社”が京都には何ヵ所かあります。
その中でも有名なのが京都市伏見区の伏見稲荷大社にある
「伏見 神寶神社（ふしみしんぽうじんじゃ）」です。

この「伏見 神寶神社」は、実は「かぐや姫」伝説の神社とされているようで、
絵馬は「かぐや姫」です♪
･･･で、お勧めは『叶雛（かなえびな）』
千代紙で折られたお雛さんですが、この千代紙の神衣（かんみそ）を開いて
願いを書き、御祓いを受けて祈れば願いが叶うとされます。
雅やかで愛らしく、とても美しいですよ♪　神衣料 一体　二百円也

※願い事を書いて祀ってある神衣は撮影禁止です※

伏見稲荷大社の奥社参拝所（奥の院）から上へと続く参道を少し進んだ処で
右側に小さな案内看板があり、実はその左側には『根上がり松』･････
そう♪　株・相場の神様が鎮座されているのです。
そこから竹林の中を２～３分進んだ先に「神寶神社」はあります。

◆祭神
天照大御神　配　稲荷大神
 
◆摂社
龍頭社「竜頭大神」
布留社「白菊大神、白髭大神、白竜大神」
天岩戸社「天鈿女命」

◆十種神宝
神宝宮と称するのは、御親授の十種神宝が奉安されているからと云う。
神饒速日命が天神御祖より授けられた宝は、
羸都鏡一、邊都鏡一、八握劔一、生玉一、死反玉一、
足玉一、道反玉一、蛇比禮一、蜂比禮一、品物比禮一
･････の十種の天璽瑞宝です。

■その他の京都の辰の神社（龍の神社）

平安京は青龍・朱雀・白虎・玄武の四神で守られていましたから、
龍にちなんだ場所もあちらこちらにあります。
その他の京都の辰の神社（龍の神社）といえば、

◆貴船神社（きぶねじんじゃ）
奥宮の本殿下に龍穴があり、龍神が住んでいるといわれています。
奥宮は昔の本宮で、貴船神社の中で最も強いパワーを持つところだそうです。

◆真名井神社（まないじんじゃ）
京都最大のパワースポットとして知る人ぞ知る真名井神社。
天橋立の北側、籠神社の奥宮です。
龍神にちなんで狛龍が左右に置かれています。

◆平安神宮（へいあんじんぐう）
広々とした白砂の敷地には、白虎と青龍がポツンポツンと配置されています。
平安京を守る四神（東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武）を表したものです。
玄武、朱雀、青龍、白虎、４つの神には
それぞれ健康運、繁栄運、出世運、金運が結びつけられ、
四方にそれを置いて、気を集めて封じ込めると中心にパワーが集まります。
さらに暗闇に置けば龍が浮かび上がります。

◆八坂神社（やさかじんじゃ）
東山は平安京の東、青龍の地。
八坂神社の本殿の真下には龍穴があり、青龍が護っているといわれます。
その龍穴は神泉苑と繋がっているとか。

◆神泉苑（しんせんえん）
源義経と静御前が出会った場所として知られる神泉苑。
池には善女龍王が住むといわれ、龍脈が八坂神社からつながっているそう。

◆満願寺（まんがんじ）
満願寺は「洛陽十二支妙見めぐり」の辰の妙見さん。
妙見めぐりは、京都御所から見て十二支の方角に妙見菩薩をまつる
１２の寺院を巡って厄よけや開運を祈る信仰です。
「卯（う）」の方角の霊鑑寺から満願寺へのえと引き継ぎが
12月10日に行われました。

◆瀧尾神社（たきおじんじゃ）
拝殿天井に張り付いた8メートルの龍は迫力があります。

◆九頭龍銭洗弁財天（くずりゅうぜにあらいべんざいてん）
山科本圀寺の境内にある銭洗弁財天は金銭・財運のご利益で知られています。
灯籠にからみつく龍が迎えてくれます。
実は春の紅枝垂桜も素晴らしく、桜のシーズンの穴場でもあります。

◆白龍銭洗辨財天（はくりゅうぜにあらいべんざいてん）
元政庵瑞光寺境内の一角にある白龍銭洗辨財天は、金運財運の神様です。
ざるにお金を乗せて龍の口から出る御神水で洗い、浄財袋に入れて大切に身につけます。

◆九頭竜大社（くずりゅうたいしゃ）
京都八瀬の九頭竜大社は九頭竜弁財天と龍神を祀る神社です。
近年できた神社ですが様々な御利益があるといわれています。

◆武信稲荷神社（たけのぶいなりじんじゃ）
こちらは坂本龍馬ゆかりの神社。
潜伏中だった龍馬さんがお龍さんに自分がいることを知らせるために
「龍」の字を彫ったエノキの大木が、いまも枝を広げています。

◆石清水八幡宮
http://www.iwashimizu.or.jp/