2024 11,23 03:28 |
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2011 11,25 09:00 |
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日本人投資家、ドイツ国債から英国債にシフト-欧州危機の深刻化受け 日本人投資家は今年に入って外債の中で英国債を最も多く購入した。欧州が債務危機の封じ込めに苦戦する中で、ユーロ圏外の国債への逃避の動きが加速した。 財務省が9日に発表したデータによると、日本人投資家による1月から9月末までの英国債の購入は1兆5300億円に達し、このままなら年間ベースで08年以来最大になる見通し。日本人投資家による売却は、ドイツ国債が約1兆4600億円と最も大きく、次にイタリアとアイルランドの国債が続いた。08年から10年までは、米国債が外債購入額トップだった。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
英国債の需要増を受け、ドイツ国債との10年債利回り格差は3カ月ぶり低水準になった。また、日本国債との利回り格差は先週、少なくとも20年間で最低になった。投資家が欧州から資金を引き揚げていることから、イタリアやスペインの国債利回りはユーロ導入以来の最高水準になった。こうした状況を踏まえて、ニッセイアセットマネジメント・三菱UFJ投信・みずほ投信投資顧問の3社は、英国債について強気な見方を示している。3社の運用資産は合計1920億ドル。 ニッセイアセットマネジメント債券運用部債券第1運用室の國部真二チーフ・ポートフォリオ・マネジャーは、安全な避難先として英国債を選好すると述べるとともに、質への逃避はかなり加速しているようにみえるので、こうした動きが続くようならドイツも影響を免れないとの見方を示した。 國部氏は16日の電話インタビューで、日本生命の一部門であるニッセイが、ユーロ建て債券を英国債に入れ替えていることを明らかにした。 英中銀の購入 イングランド銀行(英中央銀行)が先月、量的緩和政策による景気テコ入れのため、資産買い取りプログラムの規模を2750億ポンド(約33兆円)に拡大することを決めたことを受け、英国債利回りは過去最低水準に落ち込んだ。キング総裁はオズボーン財務相宛ての書簡で、英インフレ率が向こう6カ月以内に急低下するとの見通しを示した。 ブルームバーグのデータによると、英10年債利回りは16日に2.11%、30年債利回りは17日に3.06%に低下し、少なくともデータの開始以来最低の水準になった。英国と独国債の10年債利回り格差は15日、25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に縮小した。これは8月18日以来の低水準。英国と日本の10年債利回り格差は15日、119bpに低下し、ブルームバーグのデータが開始した1989年以来最低となった。 PIMCO 三菱UFJ投信の下村英生チーフファンドマネジャーは、英10年債利回りは年末までに2%に低下すると予想した。同氏はリセッションの恐れがあり、大規模な量的緩和が行われているとの見方を示した。 米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は14日付のリポートで、英中銀の英国債買い入れで他のソブリン債よりも魅力が増す可能性があるとの判断を示した。同リポートはポートフォリオマネジャーのケティッシュ・ポサリンガム、ルーク・スパジク両氏が執筆した。 バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ指数によると、英国債の年初来リターンは22日現在で15%となっているのに対して、独国債は8.2%、米国債が9.3%、日本国債は2.1%。
記事:Kristine Aquino in Singapore
以前にコメントにお答えした通りでしょ♪
本当は、ユーロだけでなく、米国債も英国債も日本国債も PR |
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