2024 11,23 10:13 |
|
2011 10,29 21:00 |
|
来週の日経平均は値固めの展開、出遅れ日本株は新規マネー待ち
来週の東京株式市場で、日経平均は9000円台を固める展開となりそうだ。円高やタイ洪水を背景に日本株は出遅れているが、欧州債務不安が後退する中で、海外市場へのキャッチアップを試みる動きも出そうだ。 日経平均の予想レンジは8700─9300円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
ギリシャ問題が当面は解決方向に向かうとの見方が広がり、これまで極端に悪化していた市場心理は好転。28日の東京株式市場で、日経平均は9月1日高値(9098円15銭)を抜けきれなかったが、上抜けするのは時間の問題との見方が多い。もっとも、利食い売りをこなしながら、一本調子での強い上昇力は見込みづらい。 市場では「日経平均が9100円を抜けたとしても、日本独自で高値をとっていくのは難しく、海外がさらに上値を追っていかなければ動きづらい」(立花証券・執行役員の平野憲一氏)との声が出ていた。震災後に長らくもみあった9300円超えの水準を上抜けるには、買い戻しだけでなく新規マネーの流入が欠かせないという。一方、下値は25日移動平均線近辺がメドになる。 週後半に祝日や米雇用統計を控えており「後半は動きが鈍ると思うが、流れとしては日経平均は9000円を固めていくとみている。円高やタイ洪水の影響はあるが、下期の業績不安を株価はかなり織り込んでいる」(バークレイズ・キャピタル証券・株式ストラテジストの高橋文行氏)。海外株は反転して上昇に転じているが「時間のラグを伴って日本株に資金フローが来るというイメージ」(高橋氏)という。 米欧の金融政策発表なども控えているが「ネガティブな話は想定しづらく、基本的には週末からの流れが続く可能性が高い。米経済指標も出るが、週次の統計で大きな変化はなく、サプライズにはなりづらい」(大和証券投資信託委託・シニアストラテジストの長野吉納氏)との見方が示されていた。 決算発表では31日はホンダ、東芝、パナソニック、1日は野村HD、日立製作所、三菱商事、2日はNTTドコモ、ソニー、日産などを予定。 海外では、31日に10月ユーロ圏消費者物価指数速報値や10月米シカゴ地区購買部協会景気指数、1日は10月米ISM製造業景気指数、1日─2日は米連邦公開市場委員会(FOMC)、2日は10月ADP全米雇用報告やバーナンキFRB議長会見、3日はECB理事会(金利発表)や記者会見、10月米ISM非製造業景気指数、3日─4日にG20首脳会議(仏カンヌ)、4日に10月米雇用統計が予定されている。 (ロイターニュース 寺脇麻理) PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |