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2011 10,15 10:00 |
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【日本株週間展望】続伸へ、欧州不安一服し9000円試す-米決算焦点 10月第3週(17-21日)の日本株相場は、続伸が予想される。欧州の債務不安がひとまず落ち着きを見せ、投資家のリスク回避姿勢が和らぐ中、日経平均株価は9000円回復を試す展開となりそうだ。ただ、本格化してくる米国主要企業の決算内容次第では、相場の方向性が変わるリスクも残す。 東京海上アセットマネジメント投信の久保健一シニアファンドマネージャーは、欧州各国の債務問題への取り組みが短期的な相場の方向感を左右していると見ており、「23日のEU(欧州連合)首脳会議までは債務問題前進に期待感が高まり、日本株も上昇するだろう」と予想している。 第2週の日経平均は、前週末に比べ1.7%高の8747円96銭と2週ぶりに反発。ユーロ圏全17カ国で欧州金融安定化基金(EFSF)の機能拡充案の議会承認が完了したほか、域内銀行の資本増強に向けた取り組みが前進するとの期待が高まり、欧州債務不安がやや沈静化した。一方、米国の一部主要企業の7-9月期の決算内容が市場予想に届かなかったことなどが、相場の上値を抑えた。 ドイツとフランスの両首脳は9日、域内銀行の資本増強計画の策定に加え、欧州の経済ガバナンス(統治)を是正するという問題に3週間以内に対応する意向を表明。12日には、欧州委員会のバローゾ委員長が、銀行の資本増強やギリシャ融資第6弾の実行を呼び掛けるなど、域内債務危機への包括的解決策を示した。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
欧州の債務懸念後退を受け、西欧の国債15銘柄のCDSスプレッドから成るマークイットiTraxx・ SovX西欧指数は13日、323ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)となっており、9月26日に付けた年初来最高の367bpから12%低下している。 また、米国株オプション取引の指標で、投資家の不安心理を示すシカゴ・ボラティリティ・インデックス(VIX)は13日に30.7と、8月3日以来の低水準。米国の景気減速懸念が高まった8月以降、同指数はおおむね30から45の間で乱高下してきたが、東京海上アセットの久保氏は「30を割ってくると、欧州懸念がひと段落ついたという投資家の認識が裏付けられる」と指摘した。 欧州債務問題に関しては、ギリシャなどの国債を大量に保有しているとされる域内金融機関の資本強化に投資家の注目は集まっている。クレディ・スイスの試算では、EUが狭義の中核的自己資本(コアTier1)比率を前回7月の5%から9%へ変更した新たなストレステスト(健全性審査)を実施した場合、大手銀行のうち少なくとも66行が不合格となり、必要な追加資本の額は2200億ユーロ(約23兆2000億円)に上る。 久保氏は、大手銀行の破たんの可能性はあるとし、「IMF(国際通貨基金)など第三者の試算で必要性が認識され、公的資金注入が早く決まることを期待している」と言う。一方、ベアリング投信投資顧問運用本部の溜学部長は、「日本のケースを考えると、資本注入が決まっても債務問題は長期間くすぶる可能性が高い」との見方を示す。 米主要決算相次ぐ 第3週は、米国主要企業の7-9月期の決算発表が相次ぐため、業績内容が相場動向を左右することも想定される。11日発表のアルミ生産最大手のアルコアは、生産コストの増加が響き、リストラ費用を除く1株利益がブルームバーグのまとめたアナリスト予想平均を下回った。また、米銀2位のJPモルガン・チェースは、自社債務の評価替えに伴う会計上の利益を除くと、約33%の減益だった。 3週はゴールドマン・サックス・グループやバンク・オブ・アメリカなど大手銀行の決算発表が予定され、「総じて過度な期待はしていない」と東京海上アセットの久保氏。また、インテルなどハイテク企業が設備投資計画を引き下げるなどの発表があった場合は、「ネガティブサプライズになる」と警戒している。 日経平均チャートは明るさも チャート分析上は、日本株底打ちの可能性が読み取れる。投資家の短期的な売買コストを示す日経平均の25日移動平均線は、きょうまで2日連続で上昇し、明確な上向き転換となれば、6月下旬以来となる。また、超短期の5日線が25日線を下から上抜ける「ミニ・ゴールデンクロス」も形成した。 野村証券金融経済研究所の山内正一郎テクニカルアナリストは、「下落トレンドが終了した可能性が高く、目先は先高観が強まっている」と指摘。その上で、日経平均は当面9月1日の戻り高値(9098円)を意識した展開が見込まれるとし、さらにこれを上抜ければ、次の上値めどは均衡表の「雲の上限に当たる9400円程度」と予想した。 第3週の株式相場に影響を与えそうな材料は、18日に中国の7-9月期の実質国内総生産(GDP)が発表されるほか、米国では19日に地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表予定。また米大手金融機関に加え、アップル、マイクロソフト、ゼネラル・エレクトリックなど米主要企業が7-9月期決算を開示する。「世界的に半導体企業の業績が予想より底堅い内容となっており、半導体関連企業に注目している」と、みずほインベスターズ証券調査部の佐藤政俊シニアストラテジストは話している。
記事:東京 岩本正明 Masaaki Iwamoto ■□━━━━・・・・・‥‥‥……………………………… こちらの記事は、全体的には楽観視した内容ですね♪
あれっ?いつもの証券アナリストの
記事中に証券アナリストのコメントが入っているのは毎度の事なんだけれども、 なぜなんだろう?? 止めたのかな?! PR |
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