7/7 『株価材料』PART Ⅲ

本日の『株価材料』PART Ⅲは、"つづきはこちらです"をクリック！

[0回]

■株価材料

△三井住友海上<8752>、災害時事業継続を指南・日本ＨＰと提携
三井住友海上火災保険は日本ヒューレット・パッカード（東京・千代田）と提携し、企業が災害時にどうやって事業を続けるかの相談業務に乗り出す。業務継続の計画作りを指南するだけでなく、システム停止時の予備システムの構築まで一括して提供するのが特徴。企業の業務のシステム依存度が高まっていることに対応する。新サービスは三井住友海上のコンサルティング子会社、インターリスク総研（東京・千代田）が今月から提供する。同社は災害時の事業継続計画（ＢＣＰ）の策定で実績があり、今回、新たに日本ＨＰと提携する。
（IT-PLUS）

△マニー<7730>の９―５月、経常益11％増に
医療器具製造のマニーが6日発表した2006年9月―07年5月期の連結業績は、経常利益が24億5100万円と前年同期比で11％増えた。皮膚の縫合機である「ステイプラー」の販売が欧州を中心に好調に推移した。商品の製造工程をベトナムやミャンマーに徐々に移し、人件費を抑制したことなどが利益を押し上げた。売上高は6％増の58億6700万円、純利益は10％増の14億5200万円だった。最終製品を日本から出荷しているステイプラーについては、来期以降、完成品を海外工場から直接出荷する計画を立てており、今後はさらに利益率が高まるとみている。

▼Ｃ＆Ｒ<4763>の３―５月期、経常赤字転落
コンテンツ制作支援のクリーク・アンド・リバー社が6日発表した2007年3―5月期の連結業績は、経常損益が1200万円の赤字（前年同期は2億円の黒字）だった。営業要員を増やした影響で人件費がかさんだ。本社移転に伴い賃借料や光熱費も膨らみ、売上高販管費率が約6ポイント悪化した。売上高は前年同期比10％減の32億6100万円。カタログ制作の一括受託など大型案件の受注が下期以降にずれこんだことが響いた。ゲームやウェブサイトの制作請負は堅調だったが、補いきれなかった。5月末時点の登録クリエーター数は1年前より約6000人多い3万8200人程度に達した。
08年2月期通期の連結業績は従来予想を据え置く。売上高は前期比13％増の160億円、経常利益は86％増の6億5000万円となる見通し。

▼日本パーキング<8997>の３―５月期、経常益27％減
駐車場運営の日本パーキングが6日発表した2007年3―5月期の連結業績は、経常利益が前年同期比27％減の1億5700万円だった。駐車場の新規開設を積極化し、費用が膨らんだ。新規参入の増加で競争が激しく土地オーナーへの支払い賃料が増えたことも響いた。売上高は8％増の26億5500万円。3―5月に47物件を新規に開業。5月末の駐車場収容台数は2万5000台強と前年同期に比べ25％増えた。ただ、稼働率は40％弱で前年同期を若干下回った。昨年6月の改正道路交通法施行で駐車違反の摘発が強化され、稼働率が上昇するとみていたが「期待したほど効果が出なかった」（斎藤明経理部長）という。粗利益率は15.7％と前年同期に比べ4.6ポイント低下した。開業当初は稼働率が低く、新規物件が増えると一時的に採算が悪化するという。

△リベレステ<8887>、前期最終赤字が予想より改善
マンション分譲のリベレステは6日、2007年5月期の連結最終損益が4億7700万円の赤字（前の期は1億3000万円の黒字）になったと発表した。前回予想を12億800万円上回る。不採算のショッピングセンター売却に伴い、当初予定していた保証債務の引き当てがなくなり特別損失が大幅に減少した。売上高は前の期比11％減の103億円。住宅分譲が不振だったが、ホテル事業の好調などで補った。

▼テラネッツ<2140>の６月中間単独、最終赤字6200万円
インターネット関連サービスのテラネッツは6日、2007年6月中間期の単独最終損益が6200万円の赤字（前年同期は4300万円の黒字）になったようだと発表した。従来予想は2400万円の黒字。ネット経由で似顔絵などを個人に販売する主力事業が計画を下回ったことが響いた。テラネッツは今年2月に札証アンビシャスに上場したばかり。

△東芝<6502>、原発事業でカザフと連携・米ＷＨ株10％を国営企業に譲渡
東芝と米ウエスチングハウス（ＷＨ）は原子力発電事業で世界２位のウラン埋蔵国であるカザフスタンと連携する。東芝が持つ77％のＷＨ株のうち約10％をカザフの国営企業に譲渡。東芝とＷＨが納入する原発向けのウラン供給で同国が協力する。世界的なウラン不足が懸念される中、米国などの原発商談では燃料のウランの確保がカギを握り始めており、東芝はカザフとの連携で攻勢を強める。日本政府も同国との協力強化を打ち出しており、東芝の戦略は政府方針に沿うものともなる。東芝は今月中にもカザフスタンの国営原子力事業会社カザトムプロムとの間でＷＨ株式の譲渡契約を結ぶ。カザトムプロムによる取得額は600億円強となる見込み。カザフ政府傘下のカザトムプロムは同国のウラン開発を一手に担っており、今回の出資は資源国が原発メーカーの経営に参画する初めての例になる。

△昭和シェル<5002>、新ブランド店全国展開・給油や洗車に限定
昭和シェル石油は地方スーパーマーケットやコンビニエンスストアとガソリンスタンドの併設店を全国展開する。今後2年間で合計100カ所設置する計画。新たな併設店は給油と洗車などに限定する方針で、大半の店舗で「シェル」マークを掲げず、新ブランド店として出店する。低燃費車のシェア拡大や新車販売の減少でガソリン市場は縮小が見込まれており、集客力のある店舗と連携を強めることで販売量を維持する。昭シェルは現在、系列のほとんどのガソリンスタンドで黄色い「シェル」ブランドの看板を掲げている。今後地方スーパーや郊外型ショッピングセンター（ＳＣ）の一角に設置する給油施設は別ブランドの「Ｆａｎｔａｓｉｓｔａ（ファンタジスタ）」で展開する。

△製粉大手、物流効率化急ぐ・輸入小麦高に対応
日東富士製粉<2003>は2008年度中に主力の東京工場（東京・大田）で小麦粉の貯蔵庫を新設する。日清製粉<2002>グループ本社も来夏、神戸市の工場で自動立体倉庫を本格稼働させる。大手各社は物流関連の設備投資や合理化投資を進め、輸入小麦の調達費増への対策を急いでいる。日東富士製粉は東京工場に約2000トンの小麦粉を収容できる貯蔵庫を稼働させる。投資額は約10億円。小麦粉の収容能力を2割増の1万2000トンに高める。1日1046トンの小麦粉を生産できる同社最大の工場だが、貯蔵庫の収容能力が不足している。首都圏の顧客には名古屋工場（愛知県知多市）や静岡工場（静岡市）からも供給していた。

△三菱地所<8802>、地方主導で都市開発・ＲＥＩＴ向け、高利回り期待
三菱地所は地方都市で不動産流動化事業を本格化する。特別目的会社（ＳＰＣ）を設立し、中型オフィスビルや賃貸マンションの開発を進めて不動産投資信託（ＲＥＩＴ）などに転売する。2007年度は合計100億―150億円規模の不動産開発を目指す。都心に比べて高い投資利回りが期待できるＲＥＩＴ向けの地方物件を開発することで収益機会を広げる。開発を手掛けるのは横浜、仙台、福岡、札幌など全国中核拠点の7支店。これまで各支店は主にファミリータイプのマンション分譲事業を手掛け、オフィスなどの開発は本社の資産開発事業部門に委ねてきた。

△ユニー<8270>、伊藤忠<8001>と食品開発・まず野菜のＰＢ商品
ユニーは業務提携している伊藤忠商事と食品の共同開発を始める。まず青果部門で取り組み、有機栽培など特徴がある野菜を開発しプライベートブランド（ＰＢ＝自主企画）商品として販売する。一部店舗で実験的に販売を開始した。伊藤忠とは衣料部門の商品開発を進めているが、店舗の競争力に直結する食品部門に協業関係を広げる。共同開発する商品は小松菜やホウレンソウなど葉物野菜から始める。有機栽培や減農薬などの特徴があるオーガニック野菜とし、新たなブランド名で販売する。伊藤忠が持つネットワークから有機野菜を栽培できる農家の情報提供を受ける。

△エーザイ<4523>、北米で抗がん剤の営業強化・ＭＲを３倍に増員へ
エーザイは北米事業を強化する。米子会社の営業要員であるＭＲ（医薬情報担当者）のうち、成長を期待するがん分野の担当者を来年までに現在の3倍の約 100人に増員、乳がん用の抗がん剤の発売に備える。救急医療に使う薬の担当者も5割増やして200人とし、昨年度、日本を超える売上高を達成した北米地域で一層の拡販を目指す。エーザイは昨年、米バイオ企業のライガンド社（カリフォルニア州）から抗がん剤4品目を買収した。自社開発の抗がん剤の臨床試験（治験）を進め、年内に乳がんの治療薬として米食品医薬品局（ＦＤＡ）に申請する。来年にも発売する。このため、米子会社のＭＲ約800人のうち、がん担当者を30人弱から約 100人に増やす。

△日本金属工業<5479>、高級ステンレス増強・最大200億円追加投資
ステンレス専業大手の日本金属工業は主力工場である衣浦製造所（愛知県碧南市）の設備を刷新する。当初計画に150億―200億円を追加投資し、原料である鉄スクラップを溶かす電気炉や精錬炉を新型に取り換えるほか、ステンレスを板状に加工する圧延ラインも改良する。設備刷新で売上高に占める高級ステンレスの比率を高め、国際競争力を高める。当初計画していた2006―08年度の設備投資額100億円に大幅に上乗せする。品質を高めるのが最大の狙いだが、旧式設備を最新型に切り替えるため生産性向上で一定の増産効果も見込める。追加投資により高級ステンレスの比率は06年度の25.5％から08年度には30％超（いずれも連結ベース）に引き上げる。

△全日空<9202>機に温水洗浄便座・世界初、来年から新型機に
全日本空輸は2008年から旅客機にＴＯＴＯ<5332>の温水洗浄便座「ウォシュレット」を導入する。米ボーイングに依頼し、まず同社が購入する新中型機「７８７」に標準装備する。旅客機に温水洗浄便座を備えるのは世界で初めて。新中型機「７８７」は8日に米国で完成品が初めて公開される予定。同社は50機程度を購入する。ボーイングから「７８７」を最初に受け取り就航させる航空会社の立場から、機体の設計や開発に関与。温水洗浄便座の搭載にこぎつけた。

▼ＰＣＢ検出のトリクロロベンゼン、出荷済み全量回収へ・クレハ<4023>
クレハが製造した工業薬品のトリクロロベンゼンから有害物質「ポリ塩化ビフェニール（ＰＣＢ）」が検出された問題で6日、都内で会見した岩崎隆夫社長は「トリクロロベンゼンの生産を停止し、出荷済みの分は全量を回収する」と表明した。原因を特定し問題点を改善するまで生産再開を見合わせる。トリクロロベンゼンは樹脂や染料の添加物として使われ、国内ではクレハだけが生産する。2006年度の生産量は約160トン。岩崎社長は「製造過程の化学反応で発生したとみられるが、原因は今のところ分からない」と述べた。実際の化学製品からＰＣＢが検出されるのは極めて異例。クレハのトリクロロベンゼンの売上高は約3000万円。出荷した製品の使途や在庫の全容は把握できておらず、製品回収コストが膨らむ可能性がある。同社は食品保存ラップ「クレラップ」など消費者向けの事業も手掛けており、ブランドへの影響は避けられない。
（NIKKEI NET）

■一部店舗で牛肉コロッケに豚肉混入＝イオン<8267>
スーパー最大手のイオンは6日、一部店舗で販売していた牛肉コロッケに豚肉が混入していたと発表した。食肉加工卸会社「ミートホープ」（北海道苫小牧市）のひき肉偽装事件を受け、自主的にDNA鑑定を実施した結果、判明した。　
（時事通信）

□プロミス<8574>　グレーゾーン金利全廃検討　既存契約分も含め
消費者金融大手のプロミスが、利息制限法の上限（１５～２０％）と出資法の上限（２９．２％）の間の灰色（グレーゾーン）金利を、既存契約分も含め全廃する方向で検討していることが６日、分かった。全廃しても黒字が確保できる見通しがつけば、年内にも全契約者の金利の上限を年２０％以下に下げる。消費者金融大手各社は、新規契約分から上限金利を引き下げているが、既存契約者も含めた引き下げは初めて。貸金業規制法の改正に伴う３年後の灰色金利の禁止に、前倒しで対応したもの。プロミスの上限金利は現在年２５．５５％。優良顧客には２０％以下の金利を適用しているが、平均は約２１％。灰色金利は３年間認められているが、消費者金融やカード会社は優良顧客の囲い込みなどで上限金利を前倒しで引き下げている。他社は、新規契約者と一部の優良顧客に対象を限定しているが、プロミスは「新規契約者だけ下げれば、今まできちんと返済してきた既存契約者の反発を買い、顧客離れにつながりかねない」（同社首脳）と判断した。プロミスは利息制限法の上限金利を超えて受け取った「過払い利息」の返還請求が増え、０７年３月期連結決算は上場来初の赤字となったが、０８年３月期連結決算はリストラなどで１４０億円の黒字を見込んでいる。０８年３月期決算が赤字に陥る可能性があれば、金利引き下げは先送りする。
（毎日新聞）

△ビクター<6792>、片面２層ＤＶＤ―ＲＷディスク発売
日本ビクターはディスク片面に記録層を２段重ねに形成したＤＶＤ―ＲＷディスク「ＶＤ―Ｗ８５Ａ」を８月下旬に発売する。記録容量は一般的な片面１層記録型ＤＶＤ―ＲＷの約１・８倍となる８・５ギガバイト。大容量のデータをディスクの入れ替えなしに連続記録できる。実勢価格は１４００円前後の見込み。月産５０００枚を計画する。２倍速での記録に対応する。ディスクの記録面にはキズやホコリ、汚れなどが付きにくい独自のハードコート処理を施した。

△トヨタ<7203>、「カムリ」の内装パネルの色など変更し発売
トヨタ自動車は、中型セダン「カムリ」を一部改良し、カローラ店を通じて発売。内装の木目調パネルの色を、従来の薄茶色から深みのある「ブラウン」色に変更。外板色も光沢感のあるシルバー系、グレー系、ベージュ系の新３色を設定するなど高級感を高めた。足踏み式パーキングブレーキの解除を忘れた際に発する警告音を連続式にするなど安全装備も改善。価格は２４７万８０００―３３６万円。

△トヨタ<7203>、利便性を向上させた「シエンタ」の特別仕様車を発売
トヨタ自動車は、小型車「シエンタ」の特別仕様車をカローラ店を通じて発売した。助手席側にパワースライドドア（リモコン付き）を装備し利便性を向上。スピードメーターなどの文字盤表示には、昼間でもくっきりと見やすい「オプティトロンメーター」を採用した。車内空間も内装色にグレー、シート表皮にダークグレーを採用するなど上質感を高めた。価格は１６１万７０００円（２輪駆動車）と１８１万６５００円（４輪駆動車）。

△ホンダ<7267>、オフロード走行専用２輪車のカラーリングを変更して発売
ホンダは、オフロード走行専用２輪車「ＣＲＦシリーズ」の一部カラーリングを変更して発売した。排気量５０ｃｃ、７０ｃｃ、１００ｃｃの３種。タンク部に銀色のストライプをあしらいシャープなデザインを表現したほか、タンク表面から燃料の揮発を抑える効果がある「多層ブロー成形式燃料タンク」を採用、環境面に配慮した。価格は１６万２７５０―２４万９９００円。３種で年間８３０台の販売を計画する。

△ホンダ<7267>、ＣＲＦシリーズに排気量８０ｃｃを追加
ホンダは、オフロード専用２輪車ＣＲＦシリーズに排気量８０ｃｃの「ＣＲＦ８０Ｆ」を追加して発売した。米国では排気量７０ｃｃと１００ｃｃの中間サイズとして好評を得ており、日本でも販売する。同１００Ｆで定評のある空冷・４ストローク・単気筒エンジンを採用。入門者、ステップアップユーザーとも扱いやすくなっている。価格は２３万９４００円。国内年間１００台の販売を計画する。

△ヤマハ発<7272>、Ｘ字型フレーム採用の電動ハイブリッド自転車を発売
ヤマハ発動機は、Ｘ字型のフレームを採用した電動ハイブリッド自転車「ＰＡＳ　ＣＩＴＹ―Ｘリチウム」を６日発売する。個性的なデザインと走行性能を両立、都心部の男性をメーンターゲットとした。タイヤは小回りのきく２０インチ。リチウムイオンバッテリーはこぐ力に合わせ、自動的にアシスト力が３段階で切り替わる。走行距離は最大６０キロメートル。価格は１０万２８００円。年間１０００台の販売を見込む。

△新日本石油<5001>、ＨＳ－ＦＣＣプラントを水島に建設
新日本石油は次世代石油精製技術である高過酷度流動接触分解（ＨＳ－ＦＣＣ）プロセスの実証化研究装置を、水島製油所（岡山県倉敷市）に建設する。石油産業活性化センター（ＰＥＣ）が０７年度から５カ年で進めるプロジェクトに参画するもので、２０１０年度に運転を開始する。２、３年間の実証運転後に商用化を目指す。ＨＳ－ＦＣＣは従来の流動接触分解（ＦＣＣ）プロセスより高温、短時間で反応させるのが特徴。そのため反応器も上向きに原料油と触媒を流す従来型ＦＣＣのアップフロー型ではなく、重力方向の下向きに流すダウンフロー型を採用。原料をより重質化した上でプロピレンやオクタン価の高いガソリンなどを多く獲得することができる。

△トステム（住生活グループ<5938>）、室内壁面を豪華に演出する飾り壁を発売
トステムは室内の壁面を豪華に演出する飾り壁「ハンギング・ウォール」を発売した。“少しだけ贅沢（ぜいたく）な非日常”をコンセプトに、特別な日に外資系ホテルで優雅に過ごす人のライフスタイルを想定して商品化した。白色や焦げ茶色など３色を用意。価格は１枚（３８８ミリ角×厚さ９ミリメートル）１万１０２５円から。あらかじめ壁に施工した下地に、デザイン性の高い化粧パネルを取り付けるだけの構造。パネルは正方形のため、色や木目の向きの組み合わせで変化がつけられる。

△東洋エクステリア（住生活グループ<5938>）、多目的収納スペース発売
東洋エクステリア（ＴＯＥＸ）は多目的収納スペース「サンクストックヤード」を発売した。勝手口まわりのスペースを荷物・自転車置き場やペットの洗い場、洗濯物干し場などとして有効活用できる。価格は１１万９２８０円から。初年度に１億円の売り上げを計画している。勝手口の前に設置すれば、雨の日でもぬれずに荷物の出し入れができる。また、すりガラス調のスクリーンで覆われているため、周囲の視線を気にせずに洗濯物を干せる。色は５色。出幅４種類、間口３種類を用意。

△花王<4452>、うるおう化粧下地など８月発売
花王は３日、「ソフィーナ　レイシャス」ブランドからクリームファンデーション「レイシャス　グラマラススキンクリーミィファンデーション」と化粧下地「同　スキントリートメントベース」を８月１４日に発売すると発表した。グラマラススキンクリーミィファンデーションは保湿成分を抱え込んだとろりとした感覚が特徴。価格は３６７５円（内容量２５ミリリットル）。スキントリートメントベースはうるおいセラミドβ（保湿向上成分）配合。価格３１５０円（同２５グラム）。

△ＪＲ東<9020>、２３年ぶりに「大清水」刷新
ＪＲ東日本は３日、上越新幹線の大清水トンネル内で採取されるミネラルウオーター「大清水」を２３年ぶりに刷新し、１７日から「Ｆｒｏｍ　ＡＱＵＡ（フロム・アクア）」として発売すると発表した。大清水は民営化前の国鉄時代にさかのぼる“歴史的”な多角化商品。国鉄時代の名残が多角化商品でも消える。ミネラルウオーター市場が拡大する中でも「なかなか女性の手に取ってもらえない」（清野智社長）と全面刷新を決めた。容量５００ミリリットルと２８０ミリリットルがあり、価格はそれぞれ１１０円、１００円。

△日清食品<2897>、電子レンジ専用のカップ焼きそば発売
日清食品は電子レンジ専用のカップ焼きそば「ＵＦＯネクストジェネレーション・ミックス焼そば」を１７日発売する。めん１００グラムで、カップに水を入れて調理する。近畿・中部の地域限定発売。価格は２００円。お湯を注ぐ通常タイプとのセット品も同日から数量限定で販売する。価格は３６２円。販売状況をみて、全国販売への移行も検討する。

△日本新薬<4516>、少量の水で溶ける胃潰瘍治療剤を発売
日本新薬は５日、少量の水で溶ける胃炎・胃潰瘍（かいよう）治療の錠剤「ガスロンＮ　ＯＤ錠２ミリグラム」（一般名マレイン酸イルソグラジン）を６日に発売すると発表した。高齢者が服用しやすいように細粒の同治療剤を剤形追加した。年間４億円の増収効果を見込み、「ガスロンＮ」全体で売上高４０億円を目指す。
（日刊工業新聞）

△ソフトバンク<9984>　「純増首位一時的でない」　零細企業攻略が奏功
ソフトバンクモバイルが、６月の携帯電話の純増数で２カ月連続の首位となった。同社携帯同士であれば家族間同士の通話が月９８０円で２４時間無料となるサービスの提供開始が寄与した。昨年、ボーダフォン日本事業を買収し、“鳴り物入り”で携帯事業へ参入した孫正義社長率いるソフトバンク。２カ月連続の首位は、１０年後に携帯でナンバーワンを目指すという野望実現への第一歩といえるか。「純増数の首位は、偶然のたまものでも、一時的なものでもない」先月２２日のソフトバンクの株主総会で孫社長は、５月の純増数首位は偶然ではないと胸を張った。ボーダフォン時代は「つながりにくく、端末がダサい」といった利用者からの不満が続出していた。それだけに孫社長は課題改善に向け陣頭指揮を振るう。また、月々９８０円の料金プランを今年１月に設定。さらに６月には、家族間通話が２４時間無料となる「ホワイト家族２４」を設け、「家族需要を取り込んだ」（幹部）。こうした取り組みを進めた結果が首位につながったという。ただ、同業他社の見方は少し異なる。
ＫＤＤＩ<9433>の小野寺正社長兼会長は「ＮＴＴドコモ<9437>さんやａｕが狙っていなかった分野で契約を増やしているようだ」と分析する。その分野とは零細企業。ドコモ、ＫＤＤＩは一般個人や大企業、中小企業向け営業に力を入れているが、零細企業はほとんど手つかず。そこをソフトバンクが先行して攻略し、契約獲得につなげたとみている。もっとも、携帯の累計契約でそれぞれ５０％超、３０％弱のシェアを持つドコモ、ＫＤＤＩが毎月の純増数トップの座をみすみす譲るわけはない。ドコモは店頭販売価格が２万円程度の第３世代携帯新シリーズ「７０４ｉ」で「ワンセグ」機能を搭載し普及を狙うほか、９月には家族間の基本使用料を最大半額にする新料金を導入。また、４月以降、前月比マイナスが続くＫＤＤＩも「零細企業開拓に向け手段を考えている」（小野寺社長兼会長）。ソフトバンク包囲網は強まるばかりだが、それでも孫社長は「これから一気に（ドコモとＫＤＤＩ）抜きたい」と首位取りに野心を燃やす。

△味の素<2802>「塩」を欧米へ　秋の新商品　健康志向で１、２年後
味の素は６日、秋季に発売する新商品ラインアップを発表した。新商品のうち、８月２０日に発売する健康塩「やさしお」は１、２年後をめどに欧米を中心に輸出する方針だ。同社は、家畜飼料用アミノ酸や人工甘味料を欧米で販売しているが、塩商品を欧米で販売するのは初めてとなる。「やさしお」は塩化ナトリウムを半分にして、塩化カリウムを加えることで塩分を２分の１に抑えた。医療用で似た成分の商品はあるが、塩化カリウムの苦みが残るのが欠点だった。苦みを隠す作用のあるアミノ酸のγ－ＰＧＡを配合して通常の食塩と同じ味にしたという。国内販売価格は同社の「瀬戸のほんじお」の店頭価格よりも５割程度高い３００円程度（９０グラム瓶）になる見込み。国内売り上げ目標は２００７年度２０億円。同社は、欧米では健康志向が強いため需要が高いとみている。伊藤雅俊・味の素食品カンパニープレジデントは、γ－ＰＧＡは納豆のねばりを作っている成分で、欧米ではなじみがないため当局の承認を得る時間が必要としたうえで、「１、２年のうちにテスト販売を実施したい」と欧米輸出に意欲をみせた。また、主力商品の粉末だし「ほんだし」は、発売以来３７年間で初めて全面刷新し、９月６日に発売する。「ほんだし」はこれまで２種類使用していた原料のかつお節に、独自製法で開発したかつお節を加え、まろやかな味わいに仕上げたという。容量も一般的な家庭で開封後１カ月以内に使いきれるように２割削減。出荷価格も合わせて安くなる。

△小田急<9007>　ロマンスカー５０歳　初代の塗装で臨時列車
小田急電鉄は６日、小田急ロマンスカーの就役５０周年記念イベントを新宿駅（東京都新宿区）で開いた。５０年前の「ＳＥ（３０００形）」の塗装を施した臨時特急列車を運行。ホームには抽せんで選ばれた乗客のほか、多くの鉄道ファンや家族連れが詰め掛け、イベントで大須賀頼彦社長は「ロマンスカーの魅力をさらに高めていきたい」とあいさつした。小田急ロマンスカーは、５０年前の初代「ＳＥ」から現在の最新型車両「ＶＳＥ」まで７タイプ。当初は、箱根を中心とした観光需要を中心に１日に１２往復を運行。現在は、新宿発着の平日ダイヤで下り４８本、上り４４本を運行し、利用者は年間１３７０万人にのぼる。来年春には、東京メトロ千代田線と相互直通運転する「ＭＳＥ」が登場し、通勤の足として新しい役割を担う。

△三菱電機<6503>が工作機械展示会　最新の加工機一堂に
三菱電機は６日、板金の切断や溶接などを行うレーザー加工機や放電加工機、電子ビーム加工機などを展示・販売する自社製品展示会「東日本プライベートショウ」を、さいまた市南区の三菱電機メカトロソリューションセンターで開幕した。７日まで行い、２日間の来場者見通しは４００人。レーザー加工機１０台、放電加工機２０台の成約を見込んでいる。売上目標は約６億円。レーザー加工機は、薄板から中厚板を高速・高精度で切断する最新モデルや、切断面が鏡面のように滑らかになり仕上げ加工が不要なブリリアントカット対応モデルを展示。また、新型ＮＣ（数値制御装置）を搭載し熱で溶かして削る放電加工機、溶接に使用される最新の電子ビーム加工機、産業用ロボットなども実演展示している。会場のメカトロソリューションセンターは、これまで分散していた営業、資金調達相談、製品展示、サポート対応の各機能を集約した総合サービス拠点として２００５年に設立。今回の発表会に合わせ、１階の展示スペースを全面改装した。
（FujiSankei Business i）