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2011 09,17 12:00 |
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米国株式市場サマリー(2011年09月16日)
□ダウ工業株 11509.09(+ 75.91)△0.66%
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5日続伸して終了した。欧州債務危機への対応に進展が見られたことを好感した。ただ、欧州での状況は依然として流動的であるため、株価が下落に転じる可能性もあるとの見方も出ている。
ダウ工業株30種.DJI終値は75.91ドル(0.66%)高の1万1509.09ドル。
週足では、ダウが4.7%、ナスダックが6.3%、S&Pが5.4%、それぞれ上昇。 この日はガイトナー米財務長官がポーランドで開かれている欧州連合(EU)財務相非公式理事会に出席し、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の融資能力拡大を提案した。ただ、具体的な手段についての合意は得られなかった。 ジャネー・モンゴメリ・スコットの首席投資ストラテジスト、マーク・ルスキーニ氏は「最終的に決定されていない事項が多いため、状況は依然として流動的である可能性がある」と指摘。「株価のこれまでの5日間の上昇分のすべてが消し飛ぶ可能性もある」と述べた。 前日は、日米欧の主要中央銀行が年末越えとなる3カ月物ドル資金供給での協調行動に踏み切ったことを受け、欧州債務危機により信用ひっ迫が引き起こされるとの懸念が和らぎ、株価は大きく上昇していた。
この日発表されたロイター/ミシガン大学の9月米消費者信頼感指数(速報値)は57.8となり、前月の55.7から改善。ただ消費者期待指数は前月から悪化し、1980年5月以来の低水準となった。 ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N)は1.5%上昇。ロシアにエネルギーと医療の分野でそれぞれ1社ずつ合弁会社を設立すると発表したことが好感された。 --------------------------------------------------------------------- <為替> ユーロが下落した。欧州当局者の対応はユーロ圏債務危機の解決に不十分との見方から売りが優勢となった。 欧州中央銀行(ECB)など日米欧主要中銀が15日にドル資金供給で協調す方針を示したことでユーロ買いに弾みがついたが、この日はギリシャのデフォルト(債務不履行)をめぐる懸念に再び焦点が当たった。 ガイトナー米財務長官は欧州連合(EU)財務相非公式理事会に出席し、債務危機への対応力を高めるため、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の融資能力拡大を提案したが、EU側の反応は冷ややかだった。 NY外為市場:[USD/J] --------------------------------------------------------------------- <債券> 国債価格が上昇。米連邦準備理事会(FRB)が来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加緩和に踏み切るとの観測が支援材料となった。 FRBが長期金利の押し下げに向けて期間が長めの国債を買い入れるとの期待から、長期ゾーンが短期ゾーンをアウトパフォームした。 20─21日のFOMCでは、今後の措置について活発な議論が予想されている。 株式などリスク資産が買われたことや、ユーロ圏債務問題への対応で一定の進展が見られたことを受け、米国債の上昇は限定的となった。16日の米国株式市場は5日続伸した。 市場筋によると、ギリシャの財政問題が最終的に欧州金融システムの崩壊を招くとの懸念も若干後退した。 米金融・債券市場:[US/BJ]
--------------------------------------------------------------------- NY貴金属:[GOL/XJ] --------------------------------------------------------------------- <原油先物> ドル高や需要鈍化懸念が相場の重しとなり、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物は前日終値比1.44ドル安の1バレル=87.96ドルで終了。11月物は1.41ドル安の88.18ドルで引けた。 NYMEXエネルギー:[CR/USJ] PR |
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