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2011 09,17 10:00 |
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【日本株週間展望】続伸へ、リスク回避の動き後退-9000円試す展開 9月第3週(20-22日)の日本株相場は、続伸が予想される。欧州の金融システム不安が一時的に和らぐ中、投資家のリスク資産圧縮の動きが後退している。米国株などに比べた出遅れ感もあり、日経平均株価は節目の9000円を試す展開になりそう。ただ、米国の景気減速懸念は払しょくされておらず、さらなる上値の可能性は低い。 しんきんアセットマネジメントの山下智巳主任ファンドマネジャーは、「足元でのリスク回避の動きはいったん収まったという印象。区切りのいい9000円や、9月初めに付けた8月急落後戻りの9060円をにらんだ動きになる」と予想している。 第2週の日経平均は、前週末比126円50銭(1.4%)高の8864円16銭と反発。米格付会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスがフランスの銀行、ソシエテ・ジェネラルの債務と預金格付けを1段階引き下げたことなどから、14日の取引時間中に一時3月15日以来、半年ぶりに8500円を割り込んだが、週後半に戻した。 フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相が14日、ギリシャのパパンドレウ首相と電話会談し、ギリシャの支援体制を確認。15日には、欧州中央銀行(ECB)が米連邦準備制度理事会(FRB)や日本銀行などと協調、年末を挟む期間約3カ月のドル建て流動性オペを3回実施すると発表した。欧州債務問題、金融システムへの不安が後退し、輸出や素材、金融など景気敏感株中心に見直された。 プルデンシャル・インベストメント・マネジメントの篠原慎太郎株式運用部長は、「当面の金融システムショックを回避する動きが見られ、欧州債務懸念が後退した。ただ、財政問題の根本的な部分は解決されておらず、まだまだセンチメントは振れやすい」と見ている。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
一段高には米景気の確証必要 しんきんアセットの山下氏によると、「円高を考慮に入れても、日本株は出遅れている。ギリシャの話題が落ち着いた中で、日経平均は16日終値で25日移動平均線(8805円)を上回っており、上昇トレンドにある」という。SMBCフレンド証券の中西文行ストラテジストも、「欧州の動きを見る限り、ギリシャがすぐにデフォルト(債務不履行)する可能性はなくなった。レンジが1段階切り上がり、9000円を挟んだ相場になる」との見方だ。 ただ、さらに上値を追うには、米国景気が2番底に陥らないという確証が必要と山下氏。「足元では株価のボラティリティは欧州の債務問題で決まっているが、中期的トレンドは米景気が決める」と話す。 米景気の先行きに対する懸念は、今のところ和らぐ気配がない。ニューヨーク連銀が15日に発表した9月の同地区製造業景況指数はマイナス8.8と、前月のマイナス7.7から悪化した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値はマイナス4だった。また、米労働省が同日発表した先週の新規失業保険申請件数は、前週から1万1000件増加し42万8000件と、6月末以来の高水準。プルデンシャルの篠原氏は、「消費のエンジンである米国の経済指標が良くならないと、どこの国の経済も良くならない」と指摘する。 ユーロ安、海外勢売りに懸念くすぶる 欧州の金融システム不安から為替市場では12日、ユーロが対円で一時1ユーロ=103円90銭まで下落し、約10年ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。その後は106円台まで反発したものの、ユーロは歴史的な安値圏で推移している。 9月に入り、東証1部33業種の電気機器指数は3.8%下落する中、欧州での売上高比率が高いキヤノンは5.1%、ソニーが5.2%下落し、年初来安値を更新した。ブルームバーグ・データがまとめた28金融機関の10-12月期のユーロ・円相場の予想中央値は、1ユーロ=110円となっているが、しんきんアセットの山下氏は「今後の債務問題の進展次第では、まだまだ下に行く可能性は十分にある」と見る。 東京証券取引所が15日に公表した9月第1週(5-9日)の投資部門別売買動向では、海外投資家が7週連続で売り越し、リーマン・ショック後の相場底入れの過程であった2009年1月2週から3月2週にかけての9週連続以来の連続売り越し記録となった。売越額も5341億円と、前の週の491億円から急拡大。取引開始前の外資系証券9社経由の注文状況は、株数ベースで16日に大幅な買い越しに転換したと観測されたが、海外勢の売り圧力に対し警戒感は根強い。 ブルームバーグ・データによると、東証1部のPBR(株価純資産倍率)は0.92倍と、解散価値を下回っている。バリュエーション上から見た割安感はあるが、野村証券の山内正一郎テクニカルストラテジストは、チャート分析上は「日経平均は8600円以下には主要な節目がない」と指摘。仮に09年3月安値7021円と11年3月安値8227円を結んだサポートラインを日経平均が下回れば、「先行き3月15日安値8227円を試しにいく可能性が高くなろう」と予測する。 FOMC、G20 第3週は、20日から21日にかけて米国で連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、22日にはワシントンで20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議、23日から24日には国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会が開かれる。 しんきんアセットの山下氏は、「今回のFOMCでは、前回と違いQE3(量的緩和策第3弾)への期待は出ていないが、週の前半に何らかのコメントや政策を期待して相場が上昇する可能性はある」と予想。SMBCフ証の中西氏はG20に注目しており、「新興5カ国(BRICs)が欧州債務問題の支援策について具体的な発表をすれば、ギリシャ問題は完全にあく抜けするだろう」と話している。 【市場関係者の見方】
●明和証券の矢野正義シニア・マーケットアナリスト
●メリルリンチ日本証券の菊地正俊株式ストラテジスト
記事:東京 岩本正明 Masaaki Iwamoto 「足元でのリスク回避の動きはいったん収まったという印象。区切りのいい9000円や、9月初めに付けた8月急落後戻りの9060円をにらんだ動きになる」と予想・・・
・・・って事で、来週の先行きは良好のようです。 チャート分析上は「日経平均は8600円以下には主要な節目がない」と指摘。仮に09年3月安値7021円と11年3月安値8227円を結んだサポートラインを日経平均が下回れば、「先行き3月15日安値8227円を試しにいく可能性が高くなろう」と予測する。
・・・って事で、下記に「日経平均株価(週足:150週)」チャートで
・・・って事で、簡単に観ると8500円をタッチした時点でアウトですね。 8500円をタッチした時点で8000円割れは想定内として置いて下さいませ。
・・・で、上記チャートを、よぉ~く観て確認して下さい。
とりあえずチャートは不気味なシグナルを送っています。 PR |
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