2011/09/14 株式クロージングコメント
CLUB Fisco　2011年09月14日15時59分
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■欧州の行方に振らされながらも買戻しの動きは継続、選別物色で対応

　日経平均は下落。97.98円安の8518.57円（出来高概算17億7000万株）で取引を終えた。欧米株高を背景に上昇して始まったが、前引けにかけて下げに転じると、後場に入り下げ幅を広げている。欧州財政危機への不安が根強いなか、EU財務相会合などへの期待もあってか、前場段階では小動きに推移していた。しかし、中国の温家宝首相が夏季ダボス会議においてソブリン債リスクに言及したほか、米ムーディーズが仏大手銀行を格下げしたことで、欧州財政危機への不安が強まったようだ。

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[2回]

　ただし、ムーディーズの格下げについては週初の段階で「格下げ方向で見直す」と伝えられていたこともあり驚きはなかったが、市場参加者が見送り姿勢のなかでは、薄商いでも下へのバイアスが強まった格好だろう。
　引き続き欧州の行方に振らされながらの状況が続くと考えられ、投資家の押し目買い意欲は強まり難いと考えられる。とはいえ、ファナック<6954>は荒い値動きながらもプラスで終えたほか、ソニー<6758>もプラスであり、売り込まれていた銘柄への買戻しの動きは継続。事業戦略を発表したFリテイ<9983>もプラスで終えているほか、住生活<5938>は後場一段高と、成長期待や需給が良好な銘柄などはしっかりである。
　日経平均は震災後安値へのトレンドが警戒される状況ではあるが、選別物色で対応したいところであろう。
（村瀬智一）

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すいません。転寝（うたたね）していて今 目覚めました｡｡｡