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『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実(Inside Job)』 ――世界金融危機の生きた勉強《宿輪純一のシネマ経済学》 東洋経済 2011/05/13 | 08:12 http://www.toyokeizai.net/life/hobby/detail/AC/a7cd304380552032a0ab95367e25775c/ 100年に一度といわれた「リーマンショック」として記憶されている2008年からの世界金融危機。長引く世界的な不況の中、東日本大震災という自然の脅威に見舞われた日本人にとっては、この作品が訴える、米国の強欲にまみれた人々が引き起こした“人災”=金融危機が、近代の歴史の中で何度も繰り返される醜さに、憤りを感じずにはいられないはずだ。 本作品はドキュメンタリーでもあり、まさにそのままで「金融」の勉強になる。“Inside Job”とは「内部の者による犯行」という意味であり、米国から発生した世界金融危機を、端的にそのように表現している。
本作品は10年作品で、なんと「アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門」の受賞作だ。世界金融危機だけあって、アメリカ、アイスランド、イギリス、フランス、シンガポール、中国でロケをしている。 映画『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』予告編 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
まず、米国経済の衰退の原因は、鉄(ソ連)と竹(中国)のカーテンがなくなったこと。安価な労働力がアクセス可能になり、米国を支えていた製造業の力がなくなり、さらに教育のコストが上昇し、不均衡つまり格差が拡大し、中間層が下落傾向になったとしている。
特に、サブプライム危機とリーマンショックの説明はわかりやすい。 しかし、そのシステムが徐々に崩壊していく。政府は、リーマン・ブラザースは破産させたが、AIGは守りその他の投資銀行も救済した。その過程を、作品名のとおり「内部の犯行」としている。景気対策も含め、結果として米国の財政赤字が激増した。
ところが、米国では金融危機になっても、“逆に”政府から財政を悪化させるほどの多額の金額の援助がなされ、結果的にその援助が関係者の懐に入ったようだと、本作品では説明している。 本作は多数の関係者へのインタビューを積み上げている。さすがに本当のキーパーソンであったグリーンスパン前FRB議長、ポールソン、ルービン、ガイトナーら歴代財務長官をはじめとした核心の方々はコメントを拒否し、彼らについては、議会証言の再構成を行っている 実際のインタビューに出てきた“責められるサイド”としては、世界トップクラスの経済学者のフェルドシュタインやハバード、同じく経済学者でFRBの理事にもなったフレデリック・ミシュキン。逆サイドは、フランスの財務大臣ラガルド、IMF(国際通貨基金)のトップのストロスカーン。解説者として、かつては通貨危機を先導したソロスと、筆者も東京やロンドンで一緒に仕事をしたFinancial Timesのジリアン・テッドも登場する。彼らの説明は大変わかりやすい。 そして、今後のオバマ政権の金融関係の運営や政策については、実はキーパーソンのメンバーが変わっていないため、大きな変更はないとしている。その結果、積み上がった米国の財政赤字が、個人的には次なる大きな国際経済問題となりつつあるのではないかと考える。米国自身も、現在2度目の量的緩和(QE2)を実施し、国債価格の管理と米ドルの動きに最大限の気を使っている。
個人投資家にとっても勉強になる。自分で理解できない投資商品は絶対買わないこと、同じく理解できない金融契約は絶対しないこと、国民としては、政府(財政)の運営をきちんと見張ること(日本も米国同様、大変危うい状況)。 ■□━━━━・・・・・‥‥‥………………………………
・・・って事で、この映画って、ネタバレされたく無くて
・・・・・で、なぜ今、この話題を出してくるかと言いますと、
まだワタシも観ていないのですが、
・・・ですが、こんなに早くこんな事が白日の下に曝(さらさ)されるなんて・・・・・ 例えば・・・・・ロックおフェラがトップから締め出しを喰らったとかぁ~・・・・・(笑 本日早速借りに行ってきます。 PR |
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