2011/09/13 株式クロージングコメント
CLUB Fisco　2011年09月13日15時58分
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■欧州財政危機の解決への進行度合いを見極める状況

　日経平均は3営業日ぶりに反発。80.88円高の8616.55円（出来高概算16億8000万株）で取引を終えた。英FT紙が「イタリア、中国に大規模な国債購入を要請」との報道を手掛かりにした米株の反発が好感され、日経平均は上昇して始まった。その後は膠着感の強い相場展開が続いていたが、このところ売り込まれていた自動車、ハイテクなどに買い戻しとみられる動きが続くなか、後場に入り上げ幅を広げた。

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[4回]

　また、野田首相が就任後初の所信表明演説が行われるなか、復興・景気対策への期待から太陽光発電関連などテーマ銘柄にも物色の矛先が向かっていた。ドイツ首相によるギリシャ問題についても発言などが伝えられていたことも、欧州財政危機回避に向けた期待なども買い戻しにつながったようである。フィンランド紙では、フィンランドが求める第2次ギリシャ救済融資の担保についての議論は、合意が近いと報じているようである。

　日経平均は後場からの堅調な値動きによって8600円を回復。前日の急落で抵抗に変わった水準であり、明日以降の動向が注目される。ギリシャのデフォルトをめぐる懸念など欧州財政危機の解決への進行度合いを見極める状況がしばらく続くが、欧州財政危機への不安が後退するようだと、輸出関連を中心としたリバウンド相場に入ることは十分可能であろう。
　また、首相所信表明演説を終え、第3次補正予算成立に向けた動きが本格化することになり、復興・景気対策への期待も高まることになろう。再生可能エネルギー関連などのテーマ銘柄についても大きく調整している状況であり、仕切り直しが期待される。また、建設など復興関連の多くは震災後の信用取引に伴う高値期日が徐々に通過することになり、需給改善期待と本格化する復興期待によって、物色の矛先が向かいやすいだろう。
（村瀬智一）

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ワタシは日経平均９４００円台でのリバウンドだと
勝手に妄想しているんですけれども、違うのかなぁ～･･･どうなのかなぁ～････

※訂正します。８４００円台の間違いでした。