7/6 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△三菱ＵＦＪ証がアスクル<2678>を「２」に２段階格上げ
三菱ＵＦＪ証券はアスクルの投資判断を「４」から「２」に引き上げた。フェアバリューは２９４６円としている。０７年５月にネット売上比率が半期ベースで５０％を突破したことなどを評価している。

△近ツリ<9726>が堅調
近畿日本ツーリストがしっかり。ＪＴＢが前日に発表した夏休みの旅行者などのまとめで、７月１５日から８月末までの間に国内と海外を旅行する人の数は、３年連続で増加し、去年よりも７５万人多い７７３２万人になる見通しであることが手がかり材料。海外旅行は６年ぶりに２５０万人を上回る見込みという。旅行者増加による、業績への寄与期待が高まっている。

△野村証がカカクコム<2371>を新規「２」評価
野村証券は６日付でカカクコムの投資判断を新規に「２」（やや強気）としている。リポートでは「主力サイト『価格．ｃｏｍ』は、単なる安値検索サイトと一線を画し、価格情報、製品情報と関連する口コミ情報など、消費者が買い物をする際に求める網羅的な情報提供を指向するサイト」である点を評価。ＥＰＳ成長率は年率２４％と試算している。妥当株価は４２万７３００円という。
（ラジオNIKKEI）

△EA、Wii版スポーツゲームに初心者用「Family Play」モード
米Electronic Artsは7月5日、任天堂<7974>のWii対応の人気スポーツゲーム「Madden NFL 08」、「NBA LIVE 08」、「FIFA Soccer 08」に、簡単にプレイできる「Family Play」モードを追加したと発表した。Wiiのモーションコントローラー「Wiiリモコン」で操作できる機能を限定することで、初心者でもゲームを楽しめるようにしたという。
（ITmedia News）

△オリンパス<7733>、自由度の高い新光学系「軸対称自由曲面レンズ」の設計手法を開発

△住友電工<5802>、「廃超硬工具からのタングステン等の回収技術の開発」が委託研究に採択

△ピーエイ<4766>、携帯サイト「資格王・受験王」で「ワインアドバイザー」模擬試験を公開

△ＫＯＵＺＩＲＯ、ワコム<6727>製ペンタブレット「Ｂａｍｂｏｏ」同梱モデルのＰＣ３機種を発売

△ＯＢＣ<4733>、スペックアップした統合基幹業務システム「奉行Ｖ　ＥＲＰシリーズ」を開発

△凸版印刷<7911>、データセンターＴＯＰＩＣＡで「セキュアケータイ・オプション」を提供開始

△近畿日本ツーリスト<9726>、炎の画家「三岸　節子」の足跡を辿る「南フランスとパリ１０日間」を発売

△芝浦工大や新日鉄<5401>都市開発・戸田建設<1860>など、東京・港区「芝浦三丁目再開発プロジェクト」計画概要を発表
日本初の「大学」「オフィス」「ホテル」連携による再開発。「芝浦三丁目再開発プロジェクト」が本格着工。タウンネーミングを「芝浦ＲＥＮＡＳＩＴＥ（ルネサイト）」に決定、産学連携による街づくりを発表。

△富士電機<6504>リテイルシステムズ、自動販売機「スーパーマルチミニ」シリーズを発売

△ＡＮＡ<9202>、沖縄県と那覇空港の国際物流拠点形成に向け協力することで合意
（日経プレスリリース）

△雪国まいたけ<1378>　バイオマス関連として要注目という。０８年３月期のＶ字型回復と年初来安値水準を材料に一部打診買いに動く向きがある。

△ピープルスタ<2324>　年初来安値水準は絶好の拾い場。自律反発期待で小すくい妙味。

△ワットマン<9927>　６月度の売上高が前年同期比２３．６％増と好調を維持。ゲームソフト、コンピューター、婦人・メンズ衣料、貴金属、バッグなどが好調に推移。
（株式市場新聞）

△任天堂<7974>が逆行高し７日続伸、外資系証券は目標株価を引き上げ
任天堂が、６００円高の４万８８５０円と７日続伸となっている。前場は一時１５０円安の４万８１００円まで利益確定売りに押されたが切り返す動きになっている。外資系証券では、投資判断を「買い」継続、目標株価を４万円→５万５０００円に引き上げている。全体相場は、米国市場安と参院選を控え様子見気分が漂うなか、逆行高となっており、引き続き上昇トレンドが持続しそうだ。

△とうふの篠崎屋<2926>は小幅反発。アク抜けで上昇トレンド。次期業績回復も買い材料
とうふの製造販売事業などを行なっている篠崎屋は小幅反発。前場は１１７０円高の２２万３９００円まで買われている。東証マザーズ市場値上がり率上位にランクインしている。とくに材料が出たわけではないようだが、５月１８日につけた上場来安値１万１５００円を底に、続伸傾向で来ている。当サイト５月２１日付けで紹介したように、アク抜け後の見直し買いが入っているもようだ。今９月通期業績予想は減収減益で、営業・経常・純損益とも損失計上が見込まれている。が、業界観測では、２００８年９月期は増収増益のＶ字回復、かつ黒字転換と見込まれている。まずは今年高値の３万円台回復が目標となろう。

△カカクコム<2371>はレーティングでギャップアップ→続伸。デジタルガレージも小幅反発
カカクコムはギャップアップ→続伸。２万６０００円高の３２万４０００円で始まり、３３万８０００円まで買われている。国内大手証券が、投資判断を新規「２」（やや強気）としたことが材料。暖冬株価は４２万７３００円としている。今年に入ってからのチャートを見ると、テクニカル的には、３５万円のフシを上抜ければ、次のフシは４０万円となる。
持株会社のデジタルガレージ<4819>も小幅反発している。

△株マニ注目の日本スピンドル製造<6242>が続伸
自動車関連として注目した日本スピンドル製造が、６円高の４３１円と続伸している。トヨタ自動車<7203>が続伸、エフテック<7212>がトヨタとの取引拡大報道から買われるなど自動車関連銘柄が堅調な動きになっている。日本スピンドル製造の業績について、会社四季報では自動車向けスピニング加工機の復調を予想、住重機からイズミフードマシナリー（食品機械）と、新日本造機ファスナー（ネジ）の２社を株式交換で１０月子会社化。年売上高９０億円以上、営業益約５億円加算としている。今期予想ＰＥＲ１５倍台と割安感はある。株価は、６月２０日に年初来高値４４６円をつけた後、モミ合いとなっているが、押し目は注目されよう。

△伊藤忠商事<8001>は反発。地合いのさえないなか、大手商社株が買われる
伊藤忠商事は反発。寄り後は２１円高の１４５６円まで買われている。とくに何か材料が出たわけではないようだが、今朝は卸売業セクターが高い。東証１部業種別株価指数で一時、値上がり率トップとなっている。同社のほか、丸紅＜８００２＞(東1)、住友商事＜８０５３＞(東1)、菱洋エレクトロ＜８０６８＞(東1)、グリーンホスピタルサプライ＜３３６０＞(東1)などが、地合いのさえないなかでも株価を上げている。

△レンゴー<3941>が急続伸、日足一目均衡表の雲を上に突き抜ける
レンゴーが、３６円高の６６８円と急続伸し、日足一目均衡表の雲を上に突き抜けている。５日に段ボール製品の値上げを発表したことを好感している。値上げは、段ボールシートが１平方メートル当たり平均８円以上（うち加工費平均５円以上）、段ボールケースが同平均１５円以上（同１０円以上）となる。９月末までの完了を目指すとしている。需給面で、信用取組倍率が０．７９と好需給となっており、株価を押し上げる動きになっている。

□ファーストリテイリング<9983>は米バーニーズの買収提案。朝高後は小反落
ファーストリテイリングは、きのう大引け後に、「米国の高級百貨店バーニーズ・ニューヨークの、１００％株主である、米国衣料品メーカーのジョーンズ・アパレル・グループに対し、バーニーズの１００％株式を９億米ドル（約１１００億円）で取得する旨の、友好的な買収提案書を提出した」「ジョーンズ社の取締役会は、この買収提案書に対して、真摯に検討すると決定している」と発表した。市場はこれに反応し、寄り後は１６０円高の８６５０円まで買われたが、その後は反落して８５００円台となっている。今朝は地合いがさえないうえ、上記の発表も、まだ提案書を出した時点ということで、もよう眺めの展開となっているようだ。

■三菱重工業<7011>が４日続落、原発関連の理想買い終わる？！
三菱重工業が、５円安の７７９円と４日続落している。日本原子力研究開発機構と三菱重工業などは５日、高速増殖炉「もんじゅ」（福井県敦賀市）の後継機となる実証炉の設計に向けた共同研究開発の契約を締結したと発表したが、材料出尽くし感から利益確定売りが続いている。２０１５年までに設計概念をまとめ、２５年ころに実証炉を完成させる。日本の高速増殖炉を世界市場に売り込むことを目指すとしている。市場では、原発関連銘柄の理想買いの段階は終わったとの見方が浮上している。直近で小型の原発関連銘柄が急騰し目先関連物色に一巡感が出た。参院選前でもあり、今後業績的な裏付けがはっきりするまでは、ここから積極買いに出にくいと指摘している。

△ラウンドワン<4680>が３日急続伸、ボウリング収入は２８ヶ月連続で前年比プラス推移
ラウンドワンが１９万円高の２５万円と３日続急伸している。前日発表の６月売上状況の発表を好感している。６月の総売上は既存店前年比２．７％増と好調。既存店を中心としてボウリングが大きく業績を伸ばし、ボウリング収入は２８ヶ月連続で前年比プラス推移を継続。またアミューズメントもほぼ計画並みの売上となり、カラオケ収入・スポッチャ収入・その他収入も既存店ベースでは、前年比プラスとなった。これらにより当第１四半期の売上は前月までの未達分を吸収し、計画額を上回る結果となった。

■全日本空輸<9202>は沖縄・那覇空港ハブ化と貨物事業倍増も小幅反落
全日本空輸は小幅反落。１円高の４６８円で始まり、寄り後は４６５～４６９円の間で動いている。きのう同社は、沖縄・那覇空港をアジア向け貨物のハブ（中継基地）として、航空貨物事業を拡大する計画を正式発表した。が、市場は反応薄だ。報道によると、２０１０年をメドに国際貨物便を週１００便に倍増、貨物事業の売上高も２倍の約２０００億円に引き上げるという。今朝は日経平均株価が小幅反落し、３６円８４銭安の１万８１８４円６４銭で始まり、寄り後は１万８１００円台で動いている、さえない状況。週末でもあり、せっかく好材料が出ても、反応しにくくなっているようだ。とはいえ、全日本空輸の今年に入ってからの日足チャートを見ると、下値を切り上げる三角保ち合いを形成している。また、上記の発表について、「アジアとの製品・部品のやり取りが多い日本のＩＴ産業などの競争力向上に寄与する可能性がある」とも指摘されている。今後、短期では、テクニカル的に上放れタイミング、中期では、貨物事業が業績に寄与して、株価に効いてこよう。この１０年ほどの長期チャートでは、上値抵抗線は５００円ライン。中長期では、これを上抜くと見たい。

△ベルク<9974>が３日続伸し年初来高値を窺う、１Ｑ純利益前年同期比５９％増
埼玉県中心に群馬県南部などにも展開する食品スーパーのベルクが、２８円高の１３２０円と３日続伸し４月１９日につけた年初来高値１３４０円を窺う動きになっている。前日の２００７年３―５月期（第１四半期）連結業績発表を好感している。1Ｑ順利益が前年同期比５９．１％増の４億１６００万円。総菜を製造する子会社が０６年に新設した工場が本格稼働し、収益力が改善。既存店売上高は１．７％伸び、販管費の増加を吸収した。イオン<8267>との提携を実を結び、上値追いの展開が期待出来そうだ。

□日本オラクル<4716>は好決算も利確売り先行で反落。押し目の買い時と見る
日本オラクルは反落。５０円安の５４４０円で始まり、寄り後は５３５０円まで売られた。きのう大引け後に発表した、２００７年５月通期決算は前年比増収増益で、とくに経常利益は前年比１５．５％増の３７１億９０００万円と、最高益を更新した。今朝は日経平均株価が小幅反落して１万８１８４円で始まっている、地合いのさえない状況。なので、同社株も、好業績で利益確定売りが先行しているもようだ。が、２００８年５月期業績予想も増収増益としている。チャートを見ても、中期週足、短期日足とも、下値を切り上げてきている。なので、売り一巡後は再び持ち直そう。押し目の買い時と見る。中期では、年初来高値５７５０円回復が目安となろう。
（証券日刊新聞）

△ 大和証券、シャープ<6753>を6日の参考銘柄に
大和証券は、6日付「マーケットウォッチ」で、シャープを参考銘柄として取り上げている。同証券では、好調が続く液晶テレビや世界トップの太陽電池をけん引役に利益成長が続く見通しと指摘。今期は営業利益2％増益を計画しているが、減価償却制度の変更を除けば実質13％の営業増益になるという。2008年以降は液晶テレビがアジア、中南米地域で本格普及期に入ると考えられ、高い利益成長が期待できると見ているようだ。
（証券新報）

△アンリツ<6754>産機のＸ線異物検出機　デンマークからお墨付き　食肉の性能試験で１位
アンリツの全額出資子会社、アンリツ産機システムのＸ線異物検出機「ＫＤ７４」シリーズが、世界的な食肉研究機関のデンマーク食肉協会が実施したＸ線異物検出機の性能試験で第１位を獲得した。同協会は、豚肉に混入した微小な骨やステンレス鋼、プラスチック、ガラス片を検出する２回の試験により、６社のＸ線異物検出機の性能を評価した。ＫＤ７４シリーズは検出感度や動作の安定性、操作性が評価された。ＫＤ７４シリーズは、加工食品や食肉などに混入した異物を高感度で検出できるほか、「割れ」や「欠け」などの形状検査、相対質量による欠品検出などの機能をもつ。また、ＵＳＢメモリーに対応し、イーサネットを標準装備しているため、画像、統計など各種データをパソコンで容易に管理できる。同社は２０００年からＸ線異物検出機の海外販売を開始し、世界市場で４０００台以上の販売実績をあげている。今回、デンマーク食肉協会の性能試験で第１位を獲得したのを機に、従来の加工食品、冷凍食品に加え、食肉分野への積極的な拡販に取り組む考えだ。

△あいおい損保<8761>、カナダ進出　来年度めど　米国展開も視野
あいおい損害保険がカナダへの進出を検討していることが５日、分かった。来年度の進出を目指しており、親密な関係にあるトヨタ自動車のユーザーをターゲットに自動車保険を中心に販売し、リテール市場を開拓する。将来的には世界最大の自動車市場である米国への進出も視野に入れており、カナダをその足場としたい考えだ。北米の中心である米国は、現地損保が圧倒的なシェアを握っているほか、事故率が高いなどの障害があり、本格的に事業展開している日本の損保はない。あいおい損保では、米自動車市場で２００７年上半期にシェア２位となるなど躍進を続けるトヨタとの連携により、北米展開を目指す。カナダ進出では、現地の販売ルートのほか、監督当局の規制などについて調査を進めた上で、現地法人の設立など進出の形態を決める。あいおい損保では、トヨタ<7203>のユーザーに車の購入資金の融資と自動車保険を組み合わせて提供する「Ｆ＆Ｉ（ファイナンス＆インシュアランス）」を核に海外事業を展開。すでにオーストラリアやタイなど１１カ国・地域に進出している。カナダには融資部門を担うトヨタ・ファイナンシャル・サービス（ＴＦＳ）がすでに進出しており、Ｆ＆Ｉ事業で連携できる。また、カナダでは２００８年中にトヨタが年間生産台数１５万台規模の新工場を稼働させる予定で、保険事業との相乗効果も期待している。あいおい損保は、国内市場の成長が鈍化するなか、海外事業の拡大を経営目標に掲げ、０７年３月末は約４６４億円だった海外事業の収入保険料を１０年代初頭をめどに１０００億円に増やす計画を打ち出している。カナダ進出で計画達成に弾みを付けると同時に、ノウハウを蓄積し、自動車保険でも世界最大級の規模を誇る米国への本格進出を目指す方針だ。
日本の損保では、東京海上日動火災保険を傘下に持つミレア<8766>グループなどが米国に進出しているが、日系企業向けのビジネスが中心で、現地の自動車ユーザーをターゲットとした事業は展開できていない。国内各社とも、少子高齢化による国内市場の縮小傾向を背景に海外進出を積極化しているが、現在は中国などアジア市場が中心。ただ、米国は「競争が激しいが、実りも大きい」（大手損保幹部）と注目しており、今後、本格展開を目指した動きが活発化する可能性が高い。あいおい損保は、米国で存在感を増すトヨタの事業基盤を活用し市場の開拓を図る考えで、参入に成功すれば、海外事業拡大に弾みがつく。
（FujiSankei Business i）

■注視銘柄

6724セイコーエプソン
7928旭化学
6242スピンドル
6755富通ゼ
9474ゼンリン
2371カカクコム
7974任天堂
6758ソニー
2678アスクル
9726近ツリ
2371カカクコム
7733オリンパス
4766ピーエイ
6727ワコム
1860戸田建設
6753シャープ
6754アンリツ
6703沖電気工業
7415新星堂
8068菱洋エレクトロ
3592 ＣＨＯＹＡ
4829日本エンタープライズ
3587アイビーダイワ
8462フューチャーベンチャーキャピタル
8245丸栄
6709明星電気
3823アクロディア
3852サイバーコム
6333帝国電機製作所

■免責事項
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