2024 11,23 13:58 |
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2011 06,26 17:00 |
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書名を見て煽りすぎではないかという印象をもつ人もいるだろう。「震災恐慌!~経済無策で恐慌がくる!(田中秀臣・上念司)(参照)の表紙と帯は、おどろおどろしい。しかし悲しむべきことに、本書の書名どおり震災恐慌は来るだろうと私は思う。本書は、来るべき震災恐慌に向き合い、腰を落ち着けて考えるのに最良の書籍となっている。 書名から受ける緊急出版的な印象に反し、本書は学術的な議論が展開されていて説得力がある。東北大震災一か月後が過ぎた時点の速成の書籍のようにも見えるが、対談者の一人、田中秀臣氏には、関東大震災後経済を熟知している経済史学者ならではの知識の裏打ちがあり、そのことで本書は長い射程を得ている。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
田中: そこで一番怖いのは、震災で落ち込んだことではなく、マイナス成長が長年にわたって続いていくことです。すると、みんな疲れてくる。その中で、とくに被災地域を中心に、東北が見捨てられるような状況になってしまったら、やはり多くの国民は、政府に対する根深い不信感を抱くと思うよね。今は、寄付だってみんな一生懸命やっているけど……。 上念: つまり、今回の震災が、みんなが平等に貧しくなっていく始まりになりかねないわけです。穏やかな震災恐慌がずっと続いていく始まりであると……。
上念: そうです。そして実際に一番ありえるシナリオというのは、政府がしょぼい財政政策を増税でやって、日銀の金融緩和はなし、つまり何もしないというものでしょう。
超党派議連、日銀に復興国債の全額買入求める 超党派による「増税によらない復興財源を求める会」は16日、国会内で会合を開き、東日本大震災の復興に向けた財源について、増税ではなく、日銀よる復興国債の全額買い切りオペで調達することを求める声明文を決議した。
■□━━━━・・・・・‥‥‥……………………………… 極東ブログさんの書評なのですが、 ワタシは本書が言うように、最悪のパターンで進行して行くでしょう。 政府要人の面々を見ましても、増税反対論者が誰かいますか? 社会保障で増税っていうのは、特別会計の仕組みを知っていれば 本書に書いてある通り、穏やかな震災恐慌がずっと続いて行くのであれば ドルはそれほど我慢しないと思うよ。 だからある意味・・・っていうか、裏の裏の裏を読んで行くと 日本が頑張らないと困るのは米国&欧州であって、日本じゃないんですよねぇ~ 日本が本気で頑張る時は、米国崩壊後からのほうが良いのでは・・・・・ ワタシが考えているのは「日本発、震災恐慌!~米国ドル崩壊」 とにかく、そろそろドルがヤバイ水域まで来ているよ! そんなこんなを鑑みると、今は日本が頑張る時ではないと思う。 坂本龍馬 風に言うならば、日本の夜明けはまだまだ先にあります。 PR |
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