2011/05/06 株式クロージングコメント
CLUB Fisco　2011年05月06日15時43分
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■来週は決算を手掛かりとした商い一色に

　日経平均は下落。145.00円安の9859.20円（出来高概算19億1000万株）で取引を終えた。日本が連休中の米国市場の弱い値動きを受けて、日経平均は1万円を割り込んで始まった。ただし、寄り付き直後につけた9782.66円を安値に下げ渋りをみせており、その後は9800円を挟んだ膠着。後場に入るとTOPIX型のバスケット買い観測もあって下げ渋る局面もみられたが、前場高値を若干上回る程度だった。
　ＮＹ原油相場の急落など商品市況の下げの影響により、鉱業、石油・石炭、非鉄金属、商社などが軟調。また、為替相場では円高が進んだ流れから、輸送用機器なども冴えなかった。一方、決算内容を手掛かりとした物色が目立つほか、ザラ場決算銘柄の乱高下など、決算シーズン特有の値動きに。
　連日でTOPIX型のバスケット買いが観測されるなど、全体の底堅さは意識される。しかし、来週は2000社を超える決算発表が予定されており、方向性は出難いとみられる。全般膠着のなか、日中はザラ場発表銘柄へ短期資金が集中しやすいだろう。今晩の米雇用統計を受けた米国市場が調整色を一段と強めるようだと、決算を手掛かりとした商い一色になりそうだ。
（村瀬智一）

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　これからは、個別銘柄で勝負なのですが、
決算を跨（また）ぐ取引きは基本的に御法度です。

要するに、決算が良いだろうと思って決算発表を跨（また）ぐと
思わぬしっぺ返しを食らう可能性がありますので、ご注意です。
良い決算で最初からＳ高になるケースは少ないですが、
悪い決算が出て、Ｓ安連発になるケースは多々あります。
要は確率の問題で、確率的に決算を跨（また）ぐ取引きは非常にリスキー
である事を、心に命じてお取引きを心掛けて下さいませ。

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