2011/04/28 株式クロージングコメント
CLUB Fisco　2011年04月28日15時37分
http://market.fisco.co.jp/update/comment/s_comment.jsp

■「決算発表→悪材料出尽くし→見直し買い」といったコンセンサスが出来上がりつつ

　日経平均は上昇。157.90円高の9849.74円（出来高概算21億8000万株）と、これまでの保ち合いレンジを上放れる展開となり震災後の高値を更新、本日の高値で取引を終えた。米FOMCにおいて金融緩和の流れが続くとの見方が買い安心感につながった。
　また、大型連休に入ることから投資機会が減るため、海外勢などのまとまった資金が流入しやすいほか、ポジション調整によるカバー、さらに大引けでのプログラム買い観測などが押し上げた格好に。東証1部の出来高は4月15日以来の20億株超えとなり、売買代金については4月8日以来の水準に膨れた。
　TOPIX型のプログラム買いの影響もあって幅広い銘柄が上昇しているが、物色は決算発表を手掛かりとした個別に集中。特に今週は主要銘柄の決算が中心だったこともあり、日経平均など主要指数への影響が大きかったとみられる。
　また、決算内容が嫌気される銘柄よりも、主要銘柄でアク抜け感から上昇する銘柄が目立っており、「決算発表→悪材料出尽くし→見直し買い」といったコンセンサスが出来上がりつつある。
　来週は連休の谷間となり、手掛けづらい状況ではあるが、ここ数年は連休の谷間での日経平均は上昇する傾向にある。テクニカル面でも保ち合いレンジを上放れてきており、先高感が次第に高まることが期待される。
（村瀬智一）

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　下値も固くなってきている銘柄も散見されていますので、
リバウンド狙いで行くのが良いかと思います。

但し、これからも決算を控えている銘柄は多数ありますので、
必ず決算日時を調べてから取引きするよう心掛けて下さいませ。

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