東電株は３日連続ストップ安、原発や国有化懸念－賠償10兆円とも
Bloomberg NEWS　2011/03/30 16:38 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=alK65DGd4fSE

　東京電力株は３日連続のストップ安（値幅制限いっぱいの下げ）。東日本大震災で被害を受けて放射能漏れを起こした福島第一原子力発電所は、事態収拾の長期化観測が広がっている。前日に高まった国有化懸念も根強く、売りが止まらない。

　株価は売り気配で開始し、前日比12％安の496円で売買が成立した。その後6.7％安の528円まで下げ幅を縮小する場面もあったが、午前半ばからは再度売りが膨らみ、ストップ安売り気配で推移した。取引終了時に100円（18％）安の466円で配分終了。東電広報部の大村直弘氏によると、これは1962年11月15日の終値463円以来の低水準。

　福島第一原発の１号機では、タービン建屋地下にたまっている高濃度放射性物質を含む水の排出作業が進んでいたが、29日の午前７時から中止していることが30日分かった。水を貯めていた復水貯蔵タンクがいっぱいになったためという。

　高木証券の勇崎聡マーケット情報部長は、国有化への警戒感が依然根強いことが株価下落の要因と指摘。万が一国有化となった場合、方法によっては既存株主の地位が守られるケースも出てくる可能性はあるものの、具体的手法を「見極めないことには積極的に買っていこうという動きは出てこない」と話す。

　国有化の議論は、原発事故により東電が支払うべき賠償金が巨額になるとの見方から、日増しに高まっている。賠償金を東電が払いきれるかは、事態が「長期化すればするほど不透明になる」と勇崎氏は指摘。バンクオブアメリカ・メリルリンチの29日付の投資家向けリポートによると、東電の損害賠償額は最悪の場合約10兆円に上る可能性があるという。

　このほか、東電は30日、清水正孝社長が29日夜に体調を崩し入院したと発表した。高血圧とめまいが原因といい、体調が回復次第、陣頭指揮に復帰する予定。一方、米原子力規制委員会（ＮＲＣ）のボーチャード運営総局長は29日、福島第一原発の状況は「引き続き一段と安定化している」との認識を示した。

記事：東京 山口祐輝　 Yuki Yamaguchi

興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック！

[3回]

　まず最初に、もし国有化された場合の話なのですが、
国有化も２通りあります。

去年の日本航空のように、上場廃止され株主責任（？）
･･･とやらで一切、株主保護が無いパターン。

それともう一つ。
りそな銀行の様に国有化されても、
株主は保護され、上場維持された事例もあります。

ほかにも他社と企業統合や合弁して逃げ切ったり･･･
･･･と、方法は色々とあり当然、専門家からレクチャを受けている
･･･もしくは受ける事でしょう。

今回の東京電力<9501>の場合、
現在、銀行は７兆円の融資を行っていて、
２兆円の融資も決まり、合計９兆円の融資となっています。
ハッキリ言って、確実に大手銀行が破たんする金額です。

この連鎖破たんは、確実に日本終了となるでしょう。

判りますよねぇ～･････大き過ぎて多分･････絶対はありませんので
多分、国有化できない可能性が高いです。

まして電力会社は国･･･政府と一線を画（かく）して来た歴史があります。
それに加え、東電が宣伝広告費や裏金等々の金額が幾らか知っていますか？
年間400～500億円とも言われ、それを失う事は電力利権に群がっている連中が
絶対に許さないでしょう。
例えばミンスは電力労組から･･･ジミンは電力役員から･･･
･･･てな感じで色々と･･･沢山･･･ウハウハ･･･ってな具合なんですよねぇ～･･･

まぁ～あと、騒ぎは4月に入ってから次第に･･･そして4月半ばから急激に･･･
原発の話はＴＶから少なくなって行くと考えられます。

まぁ～無駄話はこの辺りで、

東京電力<9501>株なのですが、
この銘柄にはクセみたいなモノがありまして･････
100％ではありませんが、今日みたいに、
値が付いて、始めに勢いよく騰がって行って、
それから途中まで下げてグズグズとする場合、
その後、下げる確率が高くなります。

･･･で、値が付いて、始めに勢い無く今日ほど騰がらず、
いきなり急降下して下げ、そして瞬間で途中まではリバして
そこから序々にゆっくりと時間を掛けて少しずつ上げて行った場合、
これは「底」を付けたと考えた方が良いです。

勿論、絶対ではありません。

　相場の雰囲気を言葉にすると表現が難しいので、
非常に判りにくいかと思います。表現がヘタで本当に申し訳ございません。

それと、本日の「２５日乖離率銘柄」

東京電力<9501>の「２５日乖離率」が-70.00％となりました。

前回3月17日の「２５日乖離率」が

東京電力<9501>　798円   前日比-123円  ２５日乖離率-59.51％

･････でした。

基本的に、上場廃止銘柄以外で、
どれだけ下がっていた銘柄でも「２５日乖離率」で最高、-80％以下。
今まで見た中で多分、最高は-79％台だったと記憶しています。

明日31日（木）、Ｓ安値が\386-の場合、
明日、もしくは最悪でも明後日4月1日には一旦の「底」を
付ける可能性が高いと観ているのですが、
間違っていても、これだけは勘弁して下さいませ。
もし前回の暴落と同じだと仮定すれば明日31日（木）が
リバウンド･ポイント、もしくは「底」です。