2024 11,22 22:22 |
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2011 03,15 12:49 |
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「日本の原発事故はレベル5」とフランス 経済産業省原子力安全・保安院が本日午前8時前からの会見で、「福島第一原子力発電所2号機で15日午前6時10分に爆発音があった」、「核燃料が水面から2.7m(全体の半分程度)ほど露出している」ことを明らかにしましたね。 日本政府は今回の核の被害規模を国際評価尺度(INES、0-7)の「レベル4」としているわけですが、フランス国内原子炉58基(日本の3倍)の安全管理を担当する仏放射線防護・原子力安全研究所André-Claude Lacoste所長は「少なくともレベル5、もしかしたらレベル6かもしれないのに日本政府は危機を小さく見せようとしている」と苛立ちを表明しているそうですよ。 国際原子力機関(IAEA)によると、レベル5の被害規模は以下のようになります。 ─…─…─…─ レベル5というと1979年3月28日、米ペンシルバニア州ハリスバーグ郊外のスリーマイル島で起こった原発事故と同じレベルですね。あれはデザイン上の欠陥と操作エラーで核燃料棒が一部露出し、部分的に炉心融解が起こった結果、放射性ガスが空中に放出された事故で、米国では誰でも知っているんですが、死者は出ていません。規定は飽くまで目安ということで。 一方、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は、日本政府から現在IAEAに支援要請が来ていると話しており、原子炉の設計構造上、レベル7(チェルノブイリ事故。死者50名)まで上がる可能性はないと明言しています(14日17.45CETに行った最新の記者会見の動画はここ)。そうあってくれるよう切に願ってます。 周辺地域から避難した住民の数は述べ18万5000名(13日現在、IAEA調べ)。 UPDATE: 以上の原稿入稿後、菅首相が今会見で10-30km圏からの退避を求めましたね。ロイターによると、フランス大使館ホームページ日本語版に「今の風向きだと微弱な放射能を帯びた風が東京に10時間以内に届く可能性もある」と警告を出したようです。が、微弱ですので「屋内にいて窓を閉めパニックしないように」すれば大丈夫とのことです。 Fuel Rods Exposed at Japan Nuke Plant PR |
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