2011/03/07 株式クロージングコメント
CLUB Fisco　2011年03月07日15時38分
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■週末まで原油高に怯えるなら割り切って材料株に

　日経平均は大幅下落。188.64円安の10505.02円（出来高概算22億株）で取引を終えた。原油価格の上昇を背景とした週末の米国市場の下落、前原外相辞任による政治リスクなどもあって、売り優勢の展開に。シカゴ先物にさや寄せした日経平均は、その後もじり安基調が続き、後場に入ると一時10472.51円と心理的な節目である10500円を割り込んでいる。原油相場の時間外の上昇が嫌気されたほか、先物市場での大口売りの影響が大きかったようだ。

　原油価格が強含みで推移しており、中東情勢の地政学リスクが警戒されている。先物の大口売りがＣＴＡ（商品投資顧問）経由との見方がされており、原油高が続く中では引き続き警戒要因であろう。特に、週末11日にメジャーＳＱ（特別清算指数算出）を控える中、同じく11日にサウジアラビアで「怒りの日」とし民主化などを求めるデモが予定されている。サウジアラビアの政情不安に対する警戒がくすぶるなかでは、上へのトレンドが出難い状況である。

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　そのため物色としては、指数連動性の高いコア銘柄は避けられ、中小型や低位材料株、また、テーマ性のある銘柄に向かいやすいだろう。上げ幅を縮めたとはいえ、前場からプラスレンジをキープしている銘柄は散見される。仕手系の強い低位材料株が目立つものの、ＳＮＳ、鉄道、中国などのテーマ物色もみられており、需給は依然として悪くない。
（村瀬智一）

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実際に本日、底を付けたのは低位株等、少数です。
ほとんどはまだ底に達していない状況ですねぇ～･････