2011/02/24 株式クロージングコメント
CLUB Fisco　2011年02月24日15時37分
http://market.fisco.co.jp/update/comment/s_comment.jsp

■いったんリバウンドが期待されるところまで調整しました

　日経平均は続落。126.39円安の10452.71円（出来高概算25億7000万株）と、終値ベースでは2月3日以来の10500円を割り込んで取引を終えた。リビア情勢の緊迫化を背景とした世界同時株安の流れが続いており、売り優勢のスタートとなった。その後は国内年金による買い観測などもあって下げ渋りをみせていたが、25日線辺りでの心理的な上値抵抗が意識された。さらに、堅調な値動きが続いていたメガバンクが下げに転じた辺りから、ポジション調整による売りも重なる格好となり、大引けにかけて下げ幅を広げている。東証1部の騰落銘柄は値下り数が全体の8割を占め、セクターでは鉱業のみがプラスと、ほぼ全面安の展開となっている。

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[6回]

　想定内とはいえ、ことのほか日経平均の25日線レベルでの上値の重さが意識された。これを捉えることができれば、短期資金の回転も利いていただろうが、結果的には大引けにかけての需給調整につながった格好だろう。
　さて、中東情勢のほか、今晩の欧米市場の動向次第の面が大きいが、日経平均は一目均衡表の雲上限に到達しており、テクニカル面ではいったんリバウンドが期待されるところまで調整した。225先物については10430円まで下げ幅を広げた後に10480円辺り（15：15現在）まで戻してきており、下ヒゲを形成した形ではある。現物の引けにかけての下げをみても、オーバーナイトを避けたポジション調整とみられ、需給懸念にはつながらないだろう。
　国内の政局不安が根強いなか、国内要因での反転は期待しづらく、今晩の欧米市場に期待がかかる。
（村瀬智一）

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本日では無く、明日だったのね。
１日違いで申し訳ございませんでした。