2024 11,22 17:10 |
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2011 02,19 13:00 |
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「AR」という言葉をご存じか? Augmented Realityの略で、「拡張現実」と訳される。これが今後、株式市場で注目を集めそうだというので、気の早い投資家は早くも関連銘柄を物色している。 ARとは、現実の環境にデジタル情報を付加する技術。SF映画などで、登場人物が特殊なメガネをかけると、現実の光景以外に、対象物や周辺の情報などが数値や映像でメガネの端に映し出されるシーンがある。そんなSF的世界を現実化する技術だ。 ARが注目されるようになったのは2009年、日本のベンチャー企業「頓智ドット」がアップルのiPhone用に「セカイカメラ」というARアプリ(ソフト)を発売したのがきっかけ。iPhone内蔵のGPSとコンパス機能を使って空間上の一点を特定、そこに文字や画像を重ねて表示するもので、iPhoneのカメラを通した画面には周辺の情報が表示される。 セカイカメラの紹介 (NHK Vision-e) 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
こうした特性から、ARは案内サービスやゲーム、広告、医療や工事作業を支援する分野などでの活用が期待されている。調査会社シード・プランニングの予想によると、09年のAR活用サービス市場は放送産業などを中心に約200億円だが、15年には1800億円規模に拡大するという。ARアプリが利用できるスマートフォンの普及も、その拡大を後押しするとみられている。 このARに関連して注目される銘柄といえば、第一にアプリやサービスを提供する任天堂、コナミなどのソフト会社だ。また、携帯端末の位置や傾斜、方角情報などを感知・認識する各種センサーのメーカーも注目。水晶デバイスや無線通信用の電子部品を手掛ける電子部品メーカーにも恩恵がありそうだ。 IT業界関係者は「現在のARアプリはまだお遊びに近いものだが、いま注目のデジタルサイネージ(電子看板)と組み合わせて新種の広告や案内サービスを展開したり、有料のイベントやゲームに活用することも将来的には可能だ。ARを認識できる安価なメガネが発売されれば、爆発的なヒットになる可能性もある」と語る。 まさにSFのような話だが、デジタル技術の進展に伴って世界が大きく変化したのはご存じの通り。「AR」という言葉、覚えておいて損はない。 ■主な「AR」関連銘柄 <2433>【博報堂DYホールディングス】いち早くAR広告を展開 <3626>【ITホールディングス】子会社ソランがAR技術を活用し観光ナビを開発 <4309>【スパイア】「セカイカメラ」を開発した頓知ドット社と資本業務提携 <4324>【電通】CG映像によるARが体験できる新聞広告を展開 <6752>【パナソニック】ポータブルカーナビにARサービス搭載した「旅ナビ」発売 <6758>【ソニー】ARを活用した各種ゲームを販売 <7733>【オリンパス】メガネのように装着するAR端末を開発 <7974>【任天堂】ニンテンドー3DSにARゲームを搭載 <8056>【日本ユニシス】銀座をARで楽しむ「ギンザメガネ」を展開 <8801>【三井不動産】今止められる駐車場をARで案内するサービス <9433>【KDDI】「セカイカメラZOOM」搭載スマートフォンを発売 <9437>【NTTドコモ】「タウンページ」にARを対応させたアプリを開発 <9474>【ゼンリン】ARに欠かせない地図データの大手 <9766>【コナミ】恋愛ゲーム「ラブプラス」iPhoneアプリにARを採用 <9984>【ソフトバンク】iPhoneで「セカイカメラ」が人気アプリに ■□━━━━・・・・・‥‥‥……………………………… このほか携帯電話ソフトのエイチアイ <3846> は3D(立体画像)関連株として DAC<4281>拡張現実(AR)技術の世界的企業TOTAL IMMERSION社と業務提携。 ハドソン <4822> は「iPhone(アイフォーン)」向け「ARゲーム」で先行 PR |
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