6/28 朝の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△日航<9205>、機内食見直し
日本航空は27日、国際線「エグゼクティブクラス」（ビジネスクラス）の機内食を見直し、京都の老舗料亭と組んだ和食メニューを提供すると発表した。第一弾として、7月1日から成田―シカゴ線で、創業240年の「京料理魚三楼（うおさぶろう）」の監修を受けた料理を出す。一流料亭が加盟する「京都料理芽生会」の各店の監修を受けたメニューを相次いで提供。路線も9月に成田発のニューヨーク線、12月にロサンゼルス線とサンフランシスコ線に広げ、来年度には欧州線も対象とする予定だ。

△トヨタ<7203>、ロシアで銀行免許・自動車ローンなど展開
トヨタ自動車がロシアで銀行免許を取得したことが27日、明らかになった。全額出資する金融統括会社を通じてモスクワ市に新会社を設立、同国で自動車ローンなど金融サービスを提供する。トヨタは今年12月にサンクトペテルブルク市で組み立て工場の稼働を計画しており、顧客サービス拡充で販売に弾みをつける。週内にもロシア金融当局が免許交付について発表する。自動車大手が同国で本格的に金融事業を展開するのは初めてとみられる。トヨタが全額出資するトヨタファイナンシャルサービス（ＴＦＳ、名古屋市）が既に現地法人を設立しており、ロシア国内の自動車販売会社を通じて近くローンなどの提供を始める。
（NIKKEI NET）

□富士電機<6504>年金基金、グローバルのマルチ戦略にシフト
富士電機企業年金基金の岡田茂・運用執行理事は２７日、ヘッジファンドへの投資について、昨年度に成績が不振だった日本株ロングショート戦略の比率を減らし、グローバルのマルチ戦略にシフトしていることを明らかにした。同基金は富士電機ホールディングスグループ企業の年金資産１２３０億円を運用しているが、２００７年３月期はオルタナティブ（代替）投資の利回りがマイナス２％と振るわず、全体の運用利回りはプラス３．２％にとどまった。格付け投資情報センター（Ｒ＆Ｉ）が算出した企業年金全体の利回りである４．５％を下回る結果だ。岡田氏はロイターとのインタビューで「（ヘッジファンドの）マネージャーを分けたつもりだったが、結果は総崩れでアルファの源泉が似通っていたことがわかった。偏りすぎていた日本のロングショート戦略を一部解約し、グローバルのマルチ戦略にウエートを移している」と述べた。

△クラビット<4347>、ゲームオン<3812>の一部株式を業務提携目的に31億円で取得
クラビットは２７日、ゲームオンの一部株式を業務提携目的に３１億円で取得したと発表した。

△ダヴィンチ<4314>、テーオーシー<8841>のＴＯＢ価格を1100円から1308円に引き上げ
ダヴィンチアドバイザースは２７日、テーオーシーへの株式公開買い付け（ＴＯＢ）の価格を１１００円から１３０８円に引き上げると発表した。

△武田薬<4502>、糖尿病治療剤「アクトス」の効能を追加申請
武田薬品工業は２７日、糖尿病治療剤「アクトス」について、「インスリン製剤との併用」の効能の追加申請を行ったと発表した。アクトスは、インスリン抵抗性を改善する薬剤。武田薬では「インスリンと併用することで、２型糖尿病患者の血糖コントロールだけでなく、インスリン使用量の低減も期待できる」としている。２００７年３月期連結ベースでのアクトスの売上高は３３６３億円。今期も２ケタの伸びを見込んでいる。

▼エース交易<8749>に1カ月の一部業務停止命令＝金融庁
金融庁は２７日、エース交易に対し、１カ月間の一部業務停止命令を出したと発表した。７月９日から８月８日までの間、全店における金融先物取引業務のうち、新規顧客の勧誘と新規口座開設にかかわる業務の停止を命じた。金融先物取引法では、勧誘を要請していない顧客に訪問または電話をかけて営業を行う行為（不招請勧誘）と、契約をしない意思表示をした顧客に勧誘を続ける行為（再勧誘）を金融先物業者に禁じている。金融庁が昨年７月から始まる事務年度で、金先業者に不招請勧誘で行政処分を出したのは４件目。昨年１２月の日本ファースト証券（東京都中央区）、今年２月のインタープラスト（東京都中央区）には１カ月の業務停止命令を出したほか、今月２６日には朝日ユニバーサルＦＸ（大阪府大阪市）に対し、責任の所在の明確化と再発防止策を講じるよう業務改善命令を出している。

△ＯＳＧ<6136>、中期経営計画で製品拡大のためのＭ＆Ａも検討
オーエスジーは２７日、２００９年度の海外売上高比率を４８％とする中期経営計画を発表した。自動車産業向けの製品拡大、販売チャンネルの拡充につながるＭ＆Ａも検討する。中期経営計画では、０９年度の連結売上高は１０６５億円（０６年１１月期は８８８億６２００万円）、売上高営業利益率は１９．７％（同１７．３％）を目指す。同社は、自動車産業、金型産業、航空機産業を重点に位置付け、製品を展開。新素材開発や自社製機械の制御ソフトの開発などを進める方針。また、海外戦略として、アジアを最重点市場として拠点の拡充を図るほか、欧米でもシェアアップを図るとしている。

△ＡＮＡ<9202>の長期格付けをＢＢからＢＢ＋に引き上げ＝Ｓ＆Ｐ
スタンダード＆プアーズ（Ｓ＆Ｐ）は、全日本空輸（ＡＮＡ）の長期格付けをＢＢからＢＢ＋に引き上げた。Ｓ＆Ｐによると、格上げは、事業競争力の強化によって収益の安定性が一段と向上していることに加え、従来の見通しを上回るペースで財務内容の改善が進んでいることに基づく。長期会社格付けのアウトルックは安定的。
（ロイター）

△ビットアイル<3811> いちよし証券では26日付で、投資判断「1-A-HR」を継続している。
第3四半期実績は経常利益の進ちょくがやや遅れているようにみえるが、第4四半期では付加価値の高いサービスの貢献によってマージンが改善すると。また、現在の株価はＤＣＦ法による妥当株価の17万円を大幅に下回っているとしている。

□アドテスト<6857> 利食い優勢も25日線がサポートとして機能。
また、一目均衡表では雲下限を割り込んでいる。雲上限の5400円回復ならリバウンド強まりそう。遅行スパンは下方転換シグナルを発生していない状況。

△平和堂<8276>---前日の好決算受け、大和は目標株価引き上げ
前日に好決算を発表、第1四半期経常利益は20％増益となり、中間期計画10％増を上回る推移と観測される。大和では投資判断「２」を継続で、目標株価を 2300円から2400円に引き上げ、懸念要因と考えていた子会社の利益が想定以上のペースで増加したことなどを評価へ。

△西友<8268>---しっかり、小売りセクター見直しの流れで
しっかり。本日は小売りセクターが総じて高く、同社も小売り株見直しの流れに乗っているようだ。小売りセクターでは、大丸やミニストップが相次いで好決算を発表、さらに、良品計画の好業績観測が伝えられている。また、寄り付き前に発表された5月の商業販売統計では、小売業販売額が前年同月比0.1％増と 8ヶ月ぶりのプラスにも転じている。

▼住友ベーク<4203>---軟調、ドイツ証券では今・来期減額へ
軟調。ドイツ証券では、今・来期の業績予想を下方修正している模様。季節要因を超える封止材販売量増加や基板材料事業の収益好転が見えてこないことから、積極的な投資判断は下せないとも。なお、本日は半導体関連が全般軟調な地合いにも押される格好。
（フィスコ）

△加ト吉<2873>が続伸、前期決算を発表、悪材料出尽くしで買い優勢
加ト吉が続伸、一時３３円高の７３２円まで買われた。同社は２６日、不適切取引で２度延期していた前０７年３月期連結決算を発表。前期最終損益は循環取引による棚卸し資産評価損、貸倒引当金繰入額を計上したため、９８億７４００万円の赤字（前々期５８億８６００万円の黒字）となった。また、財務諸表の過年度修正の発表を併せて行ったが、株価は悪材料出尽くしとなったことで買い優勢となった。今期業績予想は売上高３０３０億円、経常利益１３６億円、純利益６７億円を見込んでいる。なお、取引終了後、大阪証券取引所は２８日付けで監理ポスト割当てを解除すると発表した。

▼非鉄株が安い、鉛急落によるロンドン・ＮＹ非鉄市況安に売り優勢
非鉄株が安い。住友金属鉱山<5713>が１１０円安の２６２０円まで売られたほか、東邦亜鉛 <5707> 、アサヒプリテック <5855> なども安い。ロンドンやニューヨークでの非鉄市況安が嫌気されている。２６日のＬＭＥ（ロンドン金属取引所）では、鉛先物が急落。鉛３カ月先物は前日比１３０ドル安の１トン＝２５８０ドルで取引を終了。需給の引き締まりから「ＬＭＥの非鉄金属の中でファンダメンタルズが最も強い」（欧州系証券）とされ、連日のように史上最高値を塗り替えてきた鉛が急落したことで、ニッケル３カ月先物が同１６０５ドル安の１トン＝３万７４９５ドルとなったほか、アルミ、銅、亜鉛も安い。ＮＹ市場では、銅が直近２週間で最大の下げ幅となった。ＮＹ金も下落し、約３カ月ぶりの安値を付けた。

△アルバイトＴ<2341>が５日ぶり反発、経常利益ベースでの対通期進ちょく率は６３％も、「楽観視できない」と
アルバイトタイムスが５日ぶり反発、一時２６円高の２１７円まで上昇した。無料求人雑誌を手掛ける同社は２６日、今０８年２月期第１四半期連結決算を発表、好感買いが先行している。経常利益は前年同期比２７．８％増の３億２７００万円と好調で、通期予想に対する進ちょく率は６３％と高い。ただ、「足元は厳しく、季節的要因で第２四半期は赤字を予想している。楽観視はできない」（広報・ＩＲ部）という。今後はコスト削減をさらに進めていく。

△高砂香<4914>が年初来高値、猛暑関連で注目
高砂香料工業が１１円高の６９４円まで買われ、２５日の年初来高値６９３円を更新した。今夏はラニーニャ現象の影響から猛暑が予想され、飲料用フレーバーの大手である同社にも好業績の期待が高まっている。今０８年３月期は医薬中間体事業も伸びる見通し。

△小売株が買われる、商業販売統計速報を好感
小売株が買われ、業種別値上がり率でも２位となった。きょう発表された５月商業販売統計速報で、小売業販売額（全店ベース）が前年比０．１％増と８カ月ぶりのプラスに転じたことを好感した。飲食料品などの伸びが全体を押し上げた。
これを受け、松坂屋ホールディングス<3051>が一時５２円高の９８５円まで買われ値上がり率第５位。その他にも大丸<8234>、良品計画<7453>、ミニストップ<9946>、伊勢丹<8238>、西友<8268>などが値上がり率上位に並んでいる。ミニストップに関しては三菱ＵＦＪ証券が２６日付でレーティングを「４」から「２」に引き上げたことも影響した。ただ、市場からは「売られていた分、ポジティブな材料で買われた形だ。もっとも８カ月ぶりのプラスといっても、この先、住民税の増税や定率減税の廃止などで消費マインドが上がってくるとは思えない。小売株が継続して買われるかは疑問」（中堅証券商品部長）との声が出ている。

▼海運株が安い、ＷＴＩ価格の下落やばら積み船用船料が再上昇との報道にも反応薄
海運株が業種別値下がり率トップと安い。日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の大手３社がそろって下げた。２６日のＷＴＩ（ウエスト・テキサス・インターミディエート）価格下落や、外航航路で大・中型のばら積み不定期船の用船料が再上昇してきたとの報道にもほとんど反応していない。「空運、海運セクターはいずれも原油高が完全に悪材料として受け止められている。特に海運株は円安のプラス効果にも反応できず、今の時点では最も売り安心感のあるセクターになり下がっている」（準大手証券）という。一方で、分業生産体制や資源の開発・供給が世界規模で広がりを見せていることから、「海運市況が冷え込む不安は小さい。業績が海運市況に左右されるイメージを払しょくできないことを主因に予想ＰＥＲはなお市場平均の２０倍を下回っている。しかし、大手３社の市況変動への抵抗力は着実に強まっているため、３社とも予想ＰＥＲ２０倍程度の評価余地はある」（岡三証券　企業調査部・宮本好久氏）との声が出ており、中期的にはまだ上昇余地がありそうだ。

△プロデュース<6263>がしっかり、塗布成膜装置の一部事業譲り受けを材料視
電極塗布装置などを手掛けるプロデュースがしっかり。２６日に１対２の株式分割権利落ちとなり３４万円で取引を終えたが、この日は一時１万６０００円高の３５万６０００円まで買われている。同社は２６日、７月２日をもって藤森技術研究所（非上場）の塗布成膜装置に関する事業の一部を譲り受けると発表、材料視された。両社の持つ技術の融合で新たな薄膜形成工法を早期に顧客に提案し、事業強化と業績向上につなげるのが目的。なお、今０７年６月期業績に与える影響はなく、来期以降については未定としている。

△コスモ石<5007>が新高値、ＷＴＩ原油急落も精製マージンの改善を評価との声
コスモ石油が新高値を取るなど堅調。一時１１円高の６８３円まで買われ、２５日の年初来高値６７５円を更新した。２６日のＷＴＩ（ウエスト・テキサス・インターミディエート）期近物が前日比１．４１ドル安の１バレル＝６７．７７ドルと急落したことで、石油元売り株が軒並み売られるなか健闘している。同社が前０７年３月期に精製部門で苦戦していたため、市場からは「今夏の気温が高めとなる観測があり、ガソリン業転価格は定修明け直前にもかかわらず予想外に底堅く推移している。そのため今度は都合よく、精製マージンの改善の方を評価しているのではないか」（準大手証券エネルギーアナリスト）との声が出ている。
（株式新聞ダイジェスト）

▼ＯＳＧ<6136>の５月中間期、経常利益は９％減
オーエスジーが２７日発表した０７年５月中間連結決算は売上高が４５７億３１００万円（前年同期比３．５％増）、経常利益が７２億２２００万円（同９．２％減）、当期純利益が３９億５３００万円（同８．９％減）となった。自動車産業における需要の高止まり感などを反映して主力の切削工具が国内やアジアなどで販売が伸び悩んだ。新規受注を獲得している欧州向けが大きく伸び、米州も堅調だったが、人件費や償却費、原材料費などのコスト増が利益を圧迫した。
０７年１１月期通期については売上高９４２億円（前期比６．０％増）、経常利益１５７億円（同５．１％増）、当期純利益８７億円（同９．９％増）という従来からの予想を変えていない。

△ＧＣＡ<2126>、１Ｑ純利益は６３％増
ＧＣＡが２７日発表した０８年２月期の第１四半期（０７年３月～５月）連結決算は売上高が１６億３５００万円（前年同期比５９．０％増）、経常利益が８億６３００万円（同３４．９％増）、当期純利益が５億９７００万円（同６３．３％増）となった。米シティグループによる日興コーディアルグループの株式公開買付け（ＴＯＢ）などを含め、同社の主力事業であるＭ＆Ａ（企業の合併・買収）アドバイザリー業務が順調に伸びている。通期予想は変えていない。

△カラオケ店を毎年４０～５０ずつ出店＝コシダカ<2157>社長
この日にジャスダック市場に新規上場したコシダカの腰高博社長は初日の取引終了後の記者会見で概ね以下のように語った。当社はカラオケボックス「カラオケ本舗まねきねこ」を直営チェーン展開しており、現時点では本社のある群馬など北関東地域を中心に全国４２都道府県に２２１店舗を運営している。「居抜き出店」という独自の出店方式に強みがあり、これは個人営業されていた既存のカラオケ店を当社が借り受けて再生。内外装や設備、飲食メニューなどを刷新して新装開店する方式で、そうすると売上が以前の２～３倍に増える傾向がある。今後はこれに新築方式の「建築出店」も組み合わせ出店していくが、毎年４０～５０店の出店を続けることで３～４年で４００～５００店まで店舗網を広げられるだろう。さらに高級カラオケ店など新業態の開発も進める計画で、当面の収益計画としては来０８年８月期で売上高が１４０億円（今期予想比１８％増）、経常利益１０億円（同２４％増）。０９年８月期には売上高１６０億円、経常利益１３億円を見込んでいる。当面は３０～４０％の売上成長を続けながら、売上高営業・経常利益率を７％程度に維持していきたいと考えている。
（ラジオNIKKEI）

▼印刷会社元従業員ら再逮捕＝インサイダー取引－秋田地検
大手印刷会社プロネクサス<7893>の元従業員らによるインサイダー取引事件で、秋田地検は27日、上場企業13社の株式を不正に買い付けたとして、証券取引法違反容疑で、元従業員佐々木美千子容疑者（43）と夫の無職希容疑者（36）、親族の計6人を再逮捕した。いずれも容疑を認めている。調べによると、佐々木容疑者は取引先企業から受注した取締役会決議通知の校正補助業務を担当し、株式分割情報を入手。他の5人と連絡を取り合い、2005年から06年にかけ、13銘柄約77000株を、分割公表前に約7億2000万円で買い付けた疑い。

△「ワタミ<7522>連合」をけん制＝ニチイ学館<9792>会長、引き受けに自信
グッドウィル・グループ<4723>（GWG）の介護事業一括引き受けを表明したニチイ学館の寺田明彦会長は27日の株主総会後、記者団の質問に応じ、同様に事業引き受けを表明した居酒屋チェーンのワタミについて、「（訪問）介護の経験はないでしょう」などとけん制、改めて単独引き受けに自信を示した。　

△沖電気<6703>、中国常州のCATVに顧客サポートシステム納入
沖電気工業は27日、中国江蘇省常州市のCATV会社、常州CATVに、顧客サポート用コールセンターとして、IP（インターネットプロトコル）コンタクトセンターシステムを納入したと発表した。　

△新日石<5001>、ガソリン卸値3．8円値上げ＝7月の店頭価格140円台へ
石油元売り最大手の新日本石油は27日、7月出荷分のガソリンなど石油製品の卸値を、前月比で1リットル当たり3．8円引き上げると発表した。卸値の引き上げは5カ月連続。他の元売り各社も軒並み卸値の引き上げを決めており、ガソリンの店頭価格は昨年10月以来9カ月ぶりに140円台に乗せることが確実。昨年に続き、今年もガソリン価格の上昇が夏の行楽に影響を与えそうだ。　

■買収防衛策を承認＝JFE<5411>株主総会
JFEホールディングスは27日、都内のホテルで株主総会を開き、議決権ベースで20％以上の株式取得を目指す敵対的買収者に対して新株予約権などで対抗する買収防衛策の承認を得た。買収防衛策は今年3月に取締役決議で6月を期限として導入していた。　

▼東海アルミ<5756>株、9月25日付で上場廃止＝ジャスダック
ジャスダックは27日、東海アルミ箔株を28日から9月24日まで整理ポストに割り当てた後、翌25日付で上場廃止にすると発表した。　

△ブリヂストン<5108>、今12月期営業益2110億円に上方修正＝円安、米社買収寄与
ブリヂストンは27日、2007年12月期連結の業績予想について、売上高3兆3500億円（従来予想3兆0800億円）、営業利益2110億円（同1910億円）、経常利益1700億円（同1520億円）、最終利益1060億円（同900億円）にそれぞれ上方修正すると発表した。為替レートが当初の想定より円安で推移し、業績を押し上げる。また、5月に買収が完了したタイヤの再生サービス会社、米バンダグ・インコーポレーテッドの増収効果700億円も加わる。　

□三井住友銀、三井物産<8031>から執行役員受け入れ―セントラルファイナンス<8588>
セントラルファイナンスは27日、資本提携した三井物産と三井住友フィナンシャルグループ <8316> から各1人の執行役員を受け入れると発表した。執行役員経営企画部長に三井住友銀の小幡浩之氏が、執行役員戦略事業第一部長に三井物産の畠山薫氏がそれぞれ7月2日付で就任する。CFが両社から人員を受け入れるのは初めて。　

△日産<7201>、ピックアップのシェア、15％以上に＝タイでの今年の販売目標
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は27日、バンコクで記者会見し、今年のタイでのピックアップトラック販売シェアを15―20％に引き上げることを目標にしていることを明らかにした。同社の5月の販売シェアは10％にとどまっていた。　

△三菱重<7011>、株主総会で新日鉄<5401>株購入認める＝もち合いで「連携模索」
三菱重工業の菅宏常務執行役員（経理・資金担当）は27日開かれた株主総会の席上、同社と新日本製鉄が株式のもち合いを始めたとの一部報道について「一層の関係強化を図るため新日鉄株を買った事実はある」と述べ、同社株の購入を認めた。　

△ジャパンネット銀、ヤフー<4689>オークション向けで受け取り後の決済可能に
インターネット専業のジャパンネット銀行（JNB）は27日、「ヤフーオークション」で購入した商品の受け取りが確認された後に代金が決済される「受け取り後決済サービス」を導入すると発表した。代金を支払ったのに商品が受け取れないトラブルを防ぐのが狙いで、7月11日から開始する。　

△ソニー<6758>、美ら海水族館を高精細映像で再現＝ジンベエザメが銀座で泳ぐ
東京・銀座に巨大なジンベエザメが出現―。ソニーは高精細な業務用ハイビジョン映像を使い、沖縄美ら海（ちゅらうみ）水族館（沖縄県本部町）の大水槽を東京・銀座のソニービル内に再現する。200型の大スクリーンに実物大のジンベエザメや熱帯魚を家庭用フルハイビジョンの4倍を超える解像度で映し出す。期間は7月29日から8月31日までで、入場無料。　

▼三菱重<7011>、「自己株取得、当面実施しない」＝MRJ、「事業化を考慮」―総会
三菱重工業の株主総会が27日開かれ、菅宏常務執行役員（経理・資金担当）は自己株式取得の計画に関する株主質問に対し、「設備資金に旺盛な資金需要があり、自己株買いは当面の間は実施しない。今年度は具体的な計画がない」と述べた。　

□寺田社長に批判が集中＝ビクター<6792>株主総会
日本ビクターは27日、横浜市神奈川区の本社で株主総会を開催した。株主からは、親会社である松下電器産業出身で同日付で退任する寺田雅彦社長らが行ってきた人員削減策や経営再建策の失敗などに批判が集中し、技術者の流出にも懸念の声が挙がった。　

△石播<7013>、7月から「IHI」に＝総会で社名変更決議
石川島播磨重工業は27日開催の株主総会で、社名の「IHI」への変更を決議した。7月1日付で実施する。社名変更は1960年に旧石川島重工業と旧播磨造船所が合併して現社名となって以来、約47年ぶり。　

△ブルーレイ、低価格機を年末投入＝PSP携帯電話の開発も―中鉢ソニー<6758>社長
ソニーの中鉢良治社長は27日、インタビューに応じ、次世代DVD「ブルーレイ・ディスク（BD）」に対応した低価格レコーダーを年末に投入する方針を明らかにした。次世代DVDの規格争いでは、「HD　DVD」を推す東芝 <6502> が店頭価格約15万円の低価格レコーダーを今月末に発売するが、同社長は「次世代DVDの存在感が出るのは年末商戦」と指摘。「（BDも）買いやすい価格にして、普及させていく」と語った。店頭価格は十数万円になるとみられる。　

△公的資金は「可能な限り早期に返済」＝取締役選任案を承認―りそなHD<8308>総会
りそなホールディングスは27日午前、大阪市内の本店で株主総会を開き、取締役選任案を承認して終了した。株主から公的資金の返済について質問が出され、水田廣行社長が今年1月の優先株の一部買い入れ償却実施を報告。「06年度は本格返済の1年目。柔軟かつ機動的な資本政策を取り可能な限り早期に返済する」と述べた。　

△DICに社名変更＝大日本インキ化学工業<4631>
大日本インキ化学工業は27日、定時株主総会を開き社名変更を決めた。創業100周年を機に、来年4月から、これまで略称として使用していた「DIC」に社名を改める。　

△阪急百<8242>も経営統合承認＝株主総会
阪急百貨店は27日、大阪市内で定時株主総会を開き、10月に持ち株会社「エイチ・ツー・オー（H2О）リテイリング」を設立し、阪神百貨店（大阪市）と経営統合する議案などついて承認された。これで両百貨店が経営統合を総会で正式決定した。　

△中国電<9504>、5月の販売電力量0．2％増＝大口は22カ月連続プラス
中国電力が27日発表した2007年5月の電灯電力需要実績によると、同月の販売電力量は前年同月比0．2％増の46億9200万キロワット時となり、4カ月連続で前年実績を上回った。（時事通信）

▼ａｕ携帯電話　東芝<6502>製に不具合　５万２８００台を無償交換
ＫＤＤＩ<9433>は２７日、東芝製のａｕ携帯電話「Ｗ５３Ｔ」（折りたたみ式）がうまく開閉できなくなる可能性があるとして、ａｕ専売店で７月中旬から無償交換すると発表した。対象は５万２８００台。開閉を５００回以上行うと、折りたたみのつなぎ部分が緩み、閉じた状態や開けた状態を維持できなくなる可能性がある。

△ＪＲ東海<9022>　新幹線のドアコック改良　走行中の操作防止
ＪＲ東海は２７日、東海道新幹線の非常用ドアコックを走行中に操作できないよう改良すると発表した。時速５キロを超えると自動的に施錠される仕組み。今秋から実施し０９年度末までに８億７０００万円かけて改良する。３月に静岡―掛川間で乗客がコックを操作して飛び降り、ダイヤが乱れたため対策を検討していた。

□ＴＢＳ<9401>　社長ら役員６人、報酬の一部返上　番組不祥事で
ＴＢＳの井上弘社長ら役員６人が、一連の番組不祥事が相次いだことを受け、６月分報酬の一部を自主返上したことが分かった。ＴＢＳによると、１１日付で井上社長が報酬の３０％、専務２人が２０％、常務ら３人が１０％をそれぞれ返上した。また、やらせが発覚した「サンデージャポン」の担当者らをけん責処分などにした。
（毎日新聞）

△セガトイズ<7842>、未来型ペットロボット「ＭＩＯ（ミオ）」を１０月６日に発売、「夢ペットシリーズ」に「夢ねこスマイル　アメリカンショートヘア」など４アイテム追加、脳のトレーニングができるハンディタイプのゲーム機「ブレインチェッカー」を発売

△トヨタ<7203>、ミニバン「ヴォクシー」と「ノア」をフルモデルチェンジ

△トヨタ<7203>モデリスタ、「新型ヴォクシー」コンプリートカーとカスタマイズアイテムを発売、新型「ノア」用カスタマイズアイテムを発売

△松下電工<6991>子会社、「日本版ＳＯＸ法」対応の電子決裁ワークフローソフトなど５品を発売

△ＪＡＬ<9205>、国際線エグゼクティブクラスで新しい機内食サービスを展開

△クボタ<6326>、家庭菜園用ミニ耕うん機「ニュー陽菜シリーズ」を発売

△オプト<2389>、人が触れると変化する映像広告のネットワーク事業を８月から展開

△東芝<6502>三菱電機<6503>産業システム、先端技術や新製品の開発拠点「ＦＴＣ」を設立

△味の素<2802>　医薬カンパニー、透析治療向けに酢酸フリー透析剤「カーボスター　透析剤」を発売

△味の素<2802>、「たまごスープ」が宇宙日本食の認証を取得

△キユーピー<2809>、「キユーピーマヨネーズ」と「アヲハタ白がゆ」が宇宙日本食に認証、ベビーフード瓶詰５２品の携帯電話によるアレルギー情報提供を開始

△キヤノン<7751>、コンパクトサイズで撮影画角５０°の散瞳型デジタル眼底カメラを発売

△京セラ<6971>、ノイズ対策と静電気対策をワンチップ化した４連ＥＭＩフィルタアレイを量産開始

△バンダイ<7832>、コミック誌「ちゃお」と共同展開しているジュニアブランドの店舗を原宿に開店

△ＮＴＴ<9432>西日本、３．８型カラー液晶画面搭載のホームファクス２機種を発売

△デジタルアーツ<2326>、Ｗｅｂフィルタリングソフト「ｉ－フィルター」が台東ケーブルテレビに採用

△ネットワンシステムズ<7518>とブロードバンドタワー<3776>、ハイブリッド・データセンターサービス開発・提供で提携

△キリン<2503>、ファミリーマート<8028>で「麒麟淡麗〈生〉」などサッカー日本代表応援缶を限定発売

△サッポロ<2501>、協働契約栽培の麦芽を使用した限定醸造ビール「サッポロ　贅沢モルト」を発売、業務用の甲乙混和わさび焼酎「つんと」を発売

△アイ・オー・データ<6916>、ＨＤＭＩ端子２系統やＤ５端子などを備えた２４．１型ワイド液晶ディスプレイを発売

△ナナオ<6737>、タッチパネル装着の１５型カラー液晶モニター２機種を発売、タッチパネル装着１９型カラー液晶モニターを発売

△イー・モバイル（イー・アクセス<9427>）、６月のサービスエリア拡大実績および７月の拡大予定を発表

△メンバーズ<2130>、モバイルポータルサイト「プレイモバイル」のシステムをクラブネッツに提供

▼ＫＤＤＩ<9433>・沖縄セルラー電話<9436>など、ａｕ携帯電話「Ｗ５３Ｔ」のヒンジ部分の不具合を発表

△日本ラッド<4736>、情報を資産化する次世代データー・インテグレーション・ソリューションを発売

△セブン<3382>銀行、ＡＴＭで静岡銀行<8355>キャッシュカードの暗証番号・利用限度額を変更できるサービスを提供

△カシオ<6952>、小売業など向けグリップタイプレーザースキャナ一体型ハンディターミナルを発売

△メイテック<9744>、「エンジニアの人材流動化の現状」に関する調査結果を発表

△スターティア<3393>、検索エンジンに対応した電子書籍作成ソフトを提供

△セイコー<8050>ウオッチ、「クレドール」から薄型ドレスウオッチ「ノード　スプリングドライブモデル」３機種を発売

△明治製菓<2202>、ダブル食感グミ「果汁グミぷぷるんライチ」を発売

△ワコール<3591>、深く美しい谷間をつくる「ＦＲＯＮＴ　Ｘ　ＢＲＡ　（フロントエックスブラ）」を発売

△マウスコンピューター（ＭＣＪ<6670> 東証マザーズ 電気機器）、「マイクロソフト　ヘイロー２」動作推奨のハイエンドゲーミングＰＣを発売

△シアン（ネットプライスドットコム <3328>）、オリジナルコスメシリーズから美容液「ハイボーテＨＧＨ　エッセンス」を発売

△日本精工<6471>、耐クリープ力や信頼性などを向上させた「クリープフリー軸受」を開発

△日本オラクル<4716>、米ＳＥＮＡ　ＳｙｓｔｅｍｓとＩＤ管理ソリューションの導入支援で協業

△住友金属<5405>、６月契約分から国内向け継目無ステンレス鋼管の価格を値上げ

△ＮＴＴデータ<9613>、情報配信システム「パッとび－Ｊ」をキユーピーの「アレルギー情報提供サービス」に提供

△ヤマハ<7951>、音の良さを追求した７．１ｃｈ　ＤＳＰ　ＡＶアンプ「ＤＳＰ－ＡＸ８６１」を発売

△ＮＥＣ<6701>、サーバ単体の可用性を向上するソフトウエアを発売

△ロジテック（エレコム<6750>）、７月上旬に「ＲＡＩＤ６」搭載のコンパクトなＢＯＸ型ＮＡＳを発売、ＳＸＧＡ対応デジタル／アナログ入力対応１９型カラー液晶モニターを発売
（日経プレスリリース）

■丸善<8236>は朝高→大引けにかけて続落も、下値上昇ラインは割らず
丸善は大引けにかけて続落したものの、１円高の１８６円で踏みとどまり、下値抵抗線を割らずに終えた。きのう大引け後に、「アマゾンとの共同ブランドストア『丸善インターネットショッピング』を今夏にもオープン」と発表したことで、今朝は７円高の１９２円で寄り付いた。日足チャートを見ると、５月１８日につけた直近安値１７４円を底に、下値を切り上げながらジリ高で来ている。きょうは朝高→大引けにかけて下落したが、この下値を切り上げるトレンドラインは割っていない。まずは２～３月の高値２００円ライン奪回が目標。現在の株価でＰＥＲは１４倍台と、割安水準だ。話題の「日本橋」関連銘柄でもある。

△イオン<8267>系のウエルシア関東<2717>が続伸し年初来高値を更新
イオン系ドラッグストアのウエルシア関東が、７０円高の３５００円と続伸、一時３５３０円まで買われ２月２３日につけた年初来高値３５００円を更新している。グッドウィル・グループの介護事業一括買収に名乗りを上げ、２０日の取締役会でグッドウィルに正式提案することを決議しているが、足元の業績も好調が予想されている。会社四季報では２００８年２月期当期利益は前期比２４．２％増の２０億円、続く０９年２月期当期利益は２２億円が予想されている。今期予想ＰＥＲ１８倍台と割高感はない。同じイオン系のミニストップ＜９９４６＞(東1)が好調な１Ｑを発表したことも株価を刺激しているようだ。

△三越<2779>が続急伸、２２５採用銘柄の値上がり率ランキング上位に
三越が、２５円高の６２０円と続急伸し２２５採用銘柄の値上がり率ランキング上位に入っている。大丸<8234>(東1)の第１四半期業績の好調を発表し消費関連銘柄が物色されている。猛暑予想も消費を刺激すると思われ追い風となっている。ただ、株価は直近で、東京・日本橋ー兜町を国際金融センターにする構想関連銘柄として上昇したため、戻り売り圧力が強い展開が予想される。

△電業社機械製作所<6365>は反発。日経平均・１部大型株が失速で２部の地味優良銘柄物色
電業社機械製作所は反発。後場に入って２３０円高の５６８０円まで買われている。とくに何か材料が出たわけではないが、きょうは日経平均株価が続落し、１万７８００円台まで下落している、地合いの悪い状態。そのため、２部や新興市場の優良銘柄が物色されているもようだ。同社はポンプの大手メーカー。国内の官公需に強いが、海外も米国・インド・欧州・中東などで展開している。業績は好調で、前３月期実績、今３月期予想とも増収増益。東洋経済新報社の『会社四季報』では、２００９年３月期も増収増益と観測されている。高めの配当も魅力だ。今期は９月中間と３月期末で各５５円、年間１１０円を予定しており、年間配当利回りは現在の株価で２％近い数字となる。現在の株価で、ＰＥＲは１４倍台、ＰＢＲは０．６５倍と、割安。中期チャートを見ると、昨年１１月につけた直近安値３５６０円を底に、続伸傾向で来ている。３年ほどの月足チャートでは、エリオット波動の第５波を形成中に見える。地合いにもよるが、上昇トレンドが続けば、７０００円ライン奪回まで達するか。
（証券日刊新聞）

▼デジタルデザイン<4764> 第一四半期業績
デジタルデザインは、2007年4月非連結第一四半期業績を発表した。ＩＸＩが倒産した事で取引先を喪失した事により大幅な売上減となったとしている。売上高5600万円（前年同期比69.5％減）、経常利益200万円赤字（前年同期9200万円）、四半期純利益300万円赤字（同4000万円）。

▼ＯＳＧ<6136> 通期予想据え置き 市場予想下回る
ＯＳＧは、2007年11月通期連結予想を発表した。売上高942億円（前年同期比6％増）、経常利益157億円（同5.1％増）、当期純利益87億円（同9.9％増）、一株利益89.6円。市場予想は、クイックコンセンサスで経常利益161億円、当期純利益88億円。

▼バンダイビジュアル<4325> 第一四半期業績 大幅減益
バンダイビジュアルは、2007年5月連結第一四半期業績を発表した。今期は、重点商品発売が下期偏重となっている事で第一四半期業績は減益となったが、予想通りであり、通期業績予想に変更は無しとしている。売上高55.43億円（前年同月比12.9％減）、経常利益4.81億円（同52.5％減）、当期純利益1.9億円（同66.2％減）。

△ＧＣＡ<2126> 第一四半期業績
ＧＣＡは、2007年5月連結第一四半期業績を発表した。主要事業のＭ＆Ａアドバイザリー事業も堅調に収益を積み上げており、通期業績予想に変更は無しとしている。売上高16.35億円（前年同月比59％増）、経常利益8.63億円（同34.9％増）、当期純利益5.97億円（同63.3％増）。

△ハローズ<2742> 第一四半期業績
ハローズは、2007年5月連結第一四半期業績を発表した。売上高136億円（前年同月比8.7％増）、経常利益3.68億円（同14.5％増）、当期純利益2億円（同23.4％増）。

□ＣＶＳベイエリア<2687> 第一四半期業績
ＣＶＳベイエリアは、2007年5月連結第一四半期業績を発表した。業績は計画通り推移しており、通期業績予想に変更は無しとしている。営業収入61.12億円、経常利益1.42億円、当期純利益0.61億円。

△ブリヂストン<5108> 通期上方修正
ブリヂストンは、2007年12月通期連結予想を発表した。米国子会社によるＭ＆Ａの手続き完了や、販売努力により、上方修正となった。売上高3兆3500億円（前予想3兆800億円）、経常利益1700億円（同1520億円）、当期純利益1060億円（同900億円）。
（證券新報）