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2011 02,06 10:30 |
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【日本株週間展望】一進一退、米経済期待と混迷のエジプト警戒が交錯 2月第2週(7-10日)の日本株相場は一進一退が予想される。米国経済回復の動きから、海外投資家による継続的な買いが期待される一方、エジプト情勢の先行き不安から原油価格が騰勢を強めれば、一部でインフレ懸念が強まる可能性がある。国内企業の決算は総じて良好で、相場全体の支えとなりそう。 しんきんアセットマネジメント投信の藤本洋主任ファンドマネジャーは、「米国では個人消費を中心に景気が着実に良くなっている。それが米株高による投資家のリスク許容度拡大を通じ、日本株にもプラスに働きやすい」との見方。ただ、エジプト情勢の悪化を背景に、「原油価格が一段高になれば、新興国や欧州などでインフレ懸念が台頭し、株売りの流れに陥る危険性もある」とし、半身の構えだ。 第1週のTOPIXは前の週末比1.7%高の935.36で終了。エジプトで30年にわたり独裁体制を敷いてきたムバラク大統領の退陣を要求するデモが激化、為替の円高進行もあり、週初は安く始まった。しかし、ムバラク氏が次期大統領選には出馬しないと1日に表明し、エジプト情勢への懸念はやや後退。その後は米株高を追い風に、日本株も値を切り上げた。週末には鉄鋼業界の再編期待もプラスに働いた。 米国では、経済統計の改善が相次いでいる。1月31日に発表された昨年12月の米国個人消費支出(PCE)は前月比0.7%増え、エコノミストの予想中央値(0.5%増)を上回った。また、2月1日発表の1月の米供給管理協会(ISM)製造業景況指数、3日発表のISM非製造業景況指数もともにエコノミスト予想から上振れた。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
海外勢が05年来の連続買い、焦点はエジプト 米経済の回復歩調が評価される格好で、ダウ工業株30種平均は1日に2008年6月中旬以来、初めて1万2000ドルを上回って終えた。米株高が、海外勢を中心とした投資家心理の改善につながっている。 東京証券取引所がまとめる投資部門別売買動向によると、東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は1月第4週まで13週連続で買い越し。連続買い越し記録は05年6月から12月にあった26週以来の長さだ。この期間の買越額は1兆6728億円。日本株市場の売買代金シェアで約6割を占めるメインプレーヤーの海外勢買いが継続すれば、需給面で追い風になる。 一方、エジプトの政情混乱化への警戒感はくすぶる。ムバラク大統領は3日、米ABCニュースに対し、直ちに辞任すれば、同国が一段と混乱するとの見解を明らかにした。また大統領は、年内に行われる次期大統領選挙に出馬しない方針を表明した後に政府支持者らが2日、首都カイロで反政府デモ隊と衝突したことについて残念に思うと述べ、デモ隊に対し武力が行使されることはないと言明した。 エジプト情勢緊迫化でスエズ運河を経由する供給が中断されるとの懸念で、世界の10指標原油のうち6つが1バレル=100ドルを突破。北海ブレント原油は08年10月以来の100ドル超えとなった。リセッション(景気後退)から回復する中で、各国政府はインフレ抑制に苦心するとの観測が広がっている。「原材料高による企業利益の圧迫が懸念されるほか、為替市場でリスク回避の円買いが進めば輸出株にマイナス」と、しんきんアセットの藤本氏は警戒する。 今期収益上振れ傾向、投資家の関心は来期に 足元では、国内で企業決算の発表が相次ぎ、市場コンセンサスからのかい離などにより明暗が分かれている。今期(11年3月期)の利益計画を上方修正したホンダや日立製作所、ソフトバンクなどが買われた半面、昨年10-12月決算がコンセンサスを下回ったパナソニックが売られ、10-12月に減益となったリコーは急落した。 みずほ証券リサーチ&コンサルティングのまとめによると、金融を除く東証1部企業1193社(3月本決算企業)のうち、49.3%の588社が3日までに第3四半期(昨年4-12月)決算発表を終了。11年3月期の予想経常増益率は前期比55%と、事前予想の50%から上振れている。第3四半期までの進ちょく率は84%。 増益率を詳細に見ると、第1四半期(前年同期比3.7倍)、第2四半期(85%増)、第3四半期(24%増)と減速しており、第4四半期には15%減と減益に転じる見込み。上場企業の増益モメンタム(勢い)は鈍化しているが、みずほ証券の北岡智哉シニア・ストラテジストは、「会社予想は依然保守的で、今後の上方修正余地が大きい」と言う。 決算は総じて好調であり、日本株全体の下支えにはなるが、「必ずしも相場を押し上げる要因にはなっていない」と、日興コーディアル証券・国際市場分析部の橘田憲和部長。今期業績の良好さは既に相場に織り込まれ、投資家の関心は来期の業績動向に移っているようだ。橘田氏も、「業績回復期待を背景に相場が一段と上昇するには、来期も回復基調が継続することへの信頼感が高まるのを待つ必要がある」と見る。 春節明け中国も気掛かり 第2週の主要企業の決算発表予定は、7日にJT、住友金属鉱山、スズキ、りそなホールディングス、8日にはトヨタ自動車、ダイキン工業、三菱マテリアル、住友不動産、アサヒビール、9日に日産自動車、旭硝子、10日に日揮、電通、オリンパス、第一生命保険など。 このほか第2週は、経済統計の発表が国内で相対的に多く、7日に昨年12月の景気動向指数、8日に昨年12月の国際収支や1月の景気ウオッチャー調査、10日に昨年12月の機械受注などがある。東京市場は11日が建国記念日で休場となるため、10日がオプション2月限の特別清算値(SQ)算出日に当たる。 中国では、週後半から翌週にかけて消費者物価指数(CPI)などの経済指標が発表される予定。中国本土で春節(旧正月)明けとなる9日以降は、こうした経済指標公表をにらみ、金融引き締めへの懸念が再燃する可能性もあり、中国動向には予断を許さない。 【市場関係者の見方】 ●大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所の高橋和宏部長 ●岩井証券イワイリサーチセンター長の有沢正一氏 ●証券ジャパンの大谷正之調査情報部長 記事:東京 河野敏 Satoshi Kawano ■□━━━━・・・・・‥‥‥……………………………… 先週、色々と書きたい事が山ほどあったんだけれども、 面白いもので、こうやってブログを行って、 言いたい事が、声が出ないために言えない、伝えられないもどかしさ・・・・・ なので、言いたかった10分の1でもブログ記事にしたいなぁ~・・・ ・・・で、この記事の表題、 【日本株週間展望】一進一退、米経済期待と混迷のエジプト警戒が交錯 別にエジプト警戒は本日から始まったワケでは無いワケで・・・・・・ エジプトで何があっても、それが株式相場に影響を与えるのは PR |
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