2024 11,23 10:26 |
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2011 01,08 10:00 |
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好地合いが継続、米景気回復期待からアップサイドの予想多い 来週の東京株式市場は、好地合いが続く見通し。12月米雇用統計の通過に伴い出尽くし感などから日本株も押される可能性はあるが、米景気回復を見込んだ先高観から底堅い展開が想定されている。海外勢の買いスタンスや中小型株への物色の広がりが下支えするとし、日経平均のアップサイドを見込む市場関係者は多い。ただ1月限日経平均オプションSQ算出に絡んだ先物売買を警戒する声も聞かれている。 日経平均.N225の予想レンジは1万0400円─1万0800円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
今晩発表される12月米雇用統計が市場関係者の注目を集めている。ロイター調査では、ADP雇用報告を受けて、12月米雇用統計の非農業部門雇用者数の市場予想が従来の14万人増から17万5000人増に上方修正された。市場では20─30万人との見方も出ており、米雇用の回復に対する期待感は大きいが、「好調なADP雇用報告を受けて、市場は米雇用回復をある程度織り込んだ」(準大手証券)とし、出尽くしを警戒する声も多い。 一方、米景気回復を見込んだ先高観から日本株は好地合いが続いており、下値は限られるという。マネックス証券チーフ・ストラテジストの広木隆氏は「雇用統計通過後に押す場面があったとしても、日経平均は5─6日に空けた窓(1万0413円─1万0477円)を埋める程度。米景気回復を先取りした主力株への物色が継続しアップサイドが見込まれる」との見方を示す。物色の矛先が中小型株に広がっていることも下支え要因になるとみられている。 また海外勢の日本株に対する買いスタンスもフォローとなる見通し。財務省が7日発表した12月26日─1月1日の対内株式投資は報告期間ベースで235億円の資本流入超と、規模はやや縮小気味だが9週連続の買い越しとなり、海外勢による日本株買いが続いている。相対的に出遅れ感が強く、世界的な景気回復局面で先駆しやすい日本株に見直す動きが出ているとされている。 14日は1月限日経平均オプションのSQ(特別清算指数)算出日にあたる。SQ週は動きづらいとの見方がある一方で「コールの権利行使価格1万0500円に約3万枚、同1万0750円に約4万枚の建玉があり、売り方による先物へのカバー買いが入る可能性がある」(カブドットコム証券マーケットアナリストの山田勉氏)といい、権利行使価格に近付く場面ではオプションに絡む先物売買が警戒されている。 注目スケジュールでは、アルコア(AA.N)やインテル(INTC.O)、JPモルガン・チェース(JPM.N)など米企業決算が本格化する。米株式市場が昨年12月から1本調子で上昇し昨年来高値圏にあるため、米企業決算の発表を受けて利益確定売りが出やすく、日本株もつれ安する可能性が指摘されている。 経済指標では、国内で13日発表の11月機械受注が注目される。ロイターがまとめた民間調査機関の予測によると、11月の機械受注(船舶・電力を除く民需)の予測中央値は前月比2.0%増となり、3カ月ぶりの増加が見込まれている。米国では12日の米住宅ローン・借り換え申請指数や13日の米新規失業保険申請件数、14日の12月米消費者物価指数、12月米小売売上高、12月米鉱工業生産などが注目されている。 (ロイター日本語ニュース 杉山 容俊記者) PR |
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