「東天王 岡崎神社」阿吽の狛兎（あうんのこまうさぎ）
『京の初詣』（京都の休日１７３）

　初詣は昔、恵方（えほう）参りとも言われていました。

恵方とは、その年の干支に基づいた、歳徳神（としとくしん）がいる
たたり神が来ない縁起の良い方角のことです。

この最も縁起が良いとされる方向にある神社仏閣へ詣でると、
年神から福が与えられると考えられていたそうです。

しかし近年ではそういった習慣も薄れ、有名な寺社へ参るのが一般的に
なっています。

　ちなみにワタシは毎年、京都府八幡市にある「石清水八幡宮」です。
なぜなら「戦の神様」が祭られているからで、
ワタシのご先祖様が『源氏』本流だからです。
勿論、家系図も某神社に奉納されています。

「石清水八幡宮」は、日本三大勅祭の一つ
「石清水放生会(いわしみずほうじょうえ)」のある処でもあります。

「石清水放生会」とは、天皇陛下が、八幡大神の「生きとし生けるもの」の
平安と幸福を願われる御神慮に応える祭儀が行われ、
国家安泰と国民の繁栄幸福が祈願される祭儀のことです。

　今年は卯年、正確には「辛卯（かのとう・しんぼう）」です。

「うさぎ」と言えば京都では「東天王 岡崎神社」です。
「東天王 岡崎神社」は、パワースポットとしても有名です。

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[3回]

今年は卯年、その縁起にあやかり、年頭に「飛躍の一年」を願ってもらおう！

　卯年の初詣にぴったりな、うさぎ尽くしの“うさぎ神社”が京都にはあります。
境内に置かれた像はもちろん、御守りやおみくじにいたるまで、
うさぎがいっぱいというこの神社！

　京都市左京区にある「東天王 岡崎神社」は、
平安遷都の際に都の東(卯の方位)を守るために立てられた神社です。

それにちなんで、境内には「狛兎(こまうさぎ)」や「招き兎」など、
“神様の使い”とされるうさぎがたくさん。

さらに、うさぎが多産であることから、「子授け」や「安産の神」として
信仰されています。

参拝者が手を清める手水舎(ちょうずや)横にある
「厄除子授兎(やくよけこさずけうさぎ)」。
水をかけておなかをさすると願い事が叶う、と言われていて
参拝者に人気です。

さらに「招き兎」も注目。

「招き兎」は二体あって、

右手を挙げているうさぎが金運を招き、
左手を挙げているうさぎが出会いを招く、

･････と言われています。

･････が、拝むのはどちらか一方に！！

『二兎を追う者は一兎をも得ず』

･･･って事ですので、欲をかかないでね！

      
右手挙げれば「金運招きうさぎ」　　　             左手挙げれば「人招きうさぎ」

他にも、提灯にうさぎの絵柄が描かれていたり、
この神社では境内のいたるところで うさぎを発見することが出来ますので、
うさぎを探しながらの初詣もオススメです。

「飛躍守（ぴょんまもり）」「うさぎおみくじ」など縁起物も人気ですよ♪

この「東天王 岡崎神社」の他にも関西では“うさぎ神社”がいくつか存在します。

“みかえり兎”で有名な「宇治神社」(京都府宇治市)や、
撫でるだけで、無病息災、昇運を招くと言われる二体の神兎・神龍で知られる
「恩智神社」(大阪府八尾市) 、
卯の年、卯の月、卯の日の卯の刻に卯の方より三尾明神が現れたという
言い伝えのある「三尾神社」(滋賀県大津市)など、そのいわれは様々。
どの神社も可愛らしいうさぎとご利益満載で、
卯年の今年は、ますます盛り上がりそうです。