6/26 朝の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△第一三共<4568>ヘルスケア、しみの一種「肝斑」の改善薬を発売へ
第一三共の子会社で一般用医薬品を販売する第一三共ヘルスケア（東京）は25日、業務委託先のダイト（富山市）が、女性の顔に生じるしみ「肝斑（かんぱん）」を改善するトラネキサム酸配合薬の製造販売承認を取得したと発表した。第一三共ヘルスケアは、「トランシーノ」のブランド名で肝斑改善薬を発売する方針。　

△住友ベークライト<4203>、熱硬化性樹脂成形材料を値上げ
住友ベークライトは25日、自動車部品や電機部品に使われる熱硬化性樹脂成形材料の価格を7月11日出荷分から引き上げると発表した。原料の樹脂が値上がりしていることから、安定供給を続けるためには製品価格に転嫁する必要があると判断した。　

□松下電工、ネパール難民キャンプへ太陽光発電街灯設置資金を寄付
松下電工<6991>は25日、国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）を通じ、ネパールのブータン難民キャンプに太陽光発電のパネルと街灯56基を設置する費用を寄付したと発表した。日本の民間企業として街灯設置支援を行うのは同社が初めて。　

△東芝<6502>、次の時価総額目標は5兆円＝3兆円到達で―西田社長
東芝の西田厚聡社長は25日の株主総会で発言、時価総額を上げることが最大の買収防衛策だとした上で、2年前の社長就任時に目標としていた時価総額3兆円を達成したことから、次の目標は5兆円に設定したと語った。ただ、株価は世界的な景気動向や市況、金利動向に依存することから、「株主に約束するものではなく、内部的な目標だ」と述べた。　

△政投銀と三井住友<8316>、メザニンファンドの規模を拡大＝国内最大、2000億円
日本政策投資銀行と三井住友銀行は25日、企業の優先株や劣後ローンを引き受ける「UDSメザニンファンド」の規模を、従来の800億円から2000億円へ2．5倍に拡大すると発表した。合併・買収（M＆A）の資金調達など需要の取り込みを狙う。2000億円規模のメザニンファンドは国内最大という。　

△三井住友<8316>銀行、地方強化で新組織＝「公共・金融法人部」、地銀や自治体と連携
三井住友銀行はこのほど、中央・地方の官庁や地方銀行を一体的に担当する新組織「公共・金融法人部」を設置した。地方の銀行や自治体、中小企業などとの取引を開拓するのが狙い。北山禎介会長は「組織の垣根を外して、金融商品やノウハウを総合的に提供したい」と期待している。　

△当面の課題は「販売店強化」「レクサス充実」＝トヨタ新常務役員が会見
トヨタ自動車<7203>の新常務役員（執行役員に相当、22日就任）は25日、名古屋市内で記者会見した。市場縮小に悩む国内販売担当の小原靖史氏は、当面の課題として「販売店の経営体質強化」を挙げ、高級車レクサス担当の伊勢清貴氏は「ラインアップを充実しながらベンツやBMWに追いつき、追い越す」と意気込みを示した。　

△クラレ<3405>、遮熱効果の高いテント用シートを開発
クラレの子会社クラレプラスチックス（大阪）は25日、太陽光を遮り、テントなどの屋内温度を和らげる遮熱ターポリンシートを開発したと発表した。建築現場や農業栽培施設を始め、室内ブラインドやインテリアなど向けに、7月2日に発売する。07年度で5千万円、09年度末までに3億円の売り上げを目指す。

△キリンビール<2503>の「のどごし生」30億本突破＝発売2年3カ月で
キリンビールは25日、第三のビール「のどごし<生>」の累計販売本数が、発売から2年3カ月で30億本（350ミリリットル缶換算）を突破したと発表した。第三のビールとしては最多となる。　

□ミッタルとは「緊張感のある関係」＝過去最長の株主総会―新日鉄<5401>
新日本製鉄は25日、株主総会を都内のホテルで開催した。三村明夫社長は、鉄鋼の世界最大手アルセロール・ミッタルとの関係に関する株主質問に対し、「欧米では（生産などで）協力し、他では競争している。緊張感のある関係だ」と説明した。新日鉄はミッタル・スチールに買収されたアルセロールと提携・合弁関係にあったため、統合会社との新たな関係構築に向けて交渉している。　

△昭和電工<4004>、3．5インチハードディスクの量産開始
昭和電工は25日、垂直磁気記録方式による3．5インチハードディスクの量産を今月から開始したと発表した。ディスク面に垂直に磁気を記録する新方式により記録密度が高まり、1枚当たりの記録容量が世界最大の334ギガバイトになったとしている。　

△日立<6501>・GE連合、英原発へ参入意向
日立製作所と米ゼネラル・エレクトリック（GE）の米国における原子力発電事業の合弁会社は、25日までに、環境配慮型の次世代沸騰水型軽水炉（ESBWR）の設計認証を取得するため、事前審査を英規制当局へ申請した。承認されれば、英国における原発建設事業への参入の道が開ける。同様の申請は、東芝傘下の米ウェスチングハウスや、仏アレバなども済ませている。　

△大丸<8234>、3―5月期連結経常益9．0％増＝食料品が堅調
2007年3―5月期の連結業績は、売上高が前期比1．8％増の2012億円、経常利益が9．0％増の71億3000万円、最終利益が24．4％増の38億0200万円だった。

△東芝<6502>、火力発電所向け機器の北米シェア首位＝株主総会で西田社長
東芝は25日、都内で株主総会を開催した。西田厚聡社長は、北米における火力発電所向けの蒸気タービンと発電機の合算シェアが、昨年は40％でシェアトップになったと語った。　

△ソフトバンク<9984>テレコム、IP仮想私設網接続で合意＝ベライゾン・B社と
ソフトバンクグループで固定通信事業を行うソフトバンクテレコムは25日、IT（情報技術）システム構築の米ベライゾン・ビジネスとIP網を活用する仮想私設網（VPN）の接続で合意したと発表した。これにより、北米で事業展開する企業へのデータ回線提供がより容易になるほか、南米エリアでは初めて回線サービスができるようになる。　

△広島銀<8379>、保険商品収益の一部を寄付＝アリコジャパンと共同で
広島銀行は25日、企業の社会的責任（CSR）活動の一環として、個人年金保険商品の販売収益の一部をアリコジャパンと共同で広島県内の社会福祉法人などに寄付すると発表した。同行によると、保険商品の販売収益による寄付は全国の銀行では初めてだという。対象商品は、積立利率変動型個人年金保険「シリウスハーモニー」と、広島銀が7月2日から新規に取り扱う変額個人年金保険「プラチナライフアヴァンセ」。寄付金額は販売件数1件につき2000円で、広島銀とアリコジャパンが折半する。　

■JR東<9020>労組員の名誉棄損せず＝請求棄却、週刊現代の記事－東京地裁
東日本旅客鉄道労働組合（JR東労組）を批判する「週刊現代」の連載記事で名誉を傷つけられたとして、同労組中央執行委員のJR東日本社員が発行元の講談社などに100万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は25日、原告側の請求を棄却した。土肥章大裁判長は「記事は組織としてのJR東労組を批判するもので、直接原告に向けられた記事ではない」とし、原告の社員に対する名誉棄損は成立しないと判断した。　
（時事通信）

△グリコ<2206>看板、ひと足早く日本代表“疾走”　世界陸上ＰＲ
国際的な陸上競技大会「ＩＡＡＦ世界陸上２００７大阪」のＰＲのため“衣替え”中だった江崎グリコの看板（大阪市中央区・道頓堀）の工事用シートが２５日外され、ランナーは約２週間ぶりに、赤と白の陸上日本代表ユニホーム姿でお目見えした。８月２５日開幕の同大会の日本陸上チームを支援するミズノが、地元開催を盛り上げるには「日ごろから陸上を愛好するこのランナーしかいない」とグリコに申し出て実現。ネオン上にはられたシート状のランナー（高さ約１４メートル）部分をはがし、日の丸をイメージした赤と白のユニホームにはり替えられた。衣装替えは、平成１５年に阪神タイガースのタテ縞ユニホームを着用したのに続き３回目。ただ、元の姿もランニングと短パンで、陸上代表ユニホームもあまりにもさりげなく着こなしているためか、「どこか、変わった？」と首をかしげる人も。きょう日没に合わせて関係者らが点灯式を行い、９月２日の大会終了時まで、この姿で応援する。
（産経新聞）

■損保　前期比１８．０％減、２年ぶり大幅減益　２２社決算
日本損害保険協会が２５日発表した加盟２２社の０７年３月期決算まとめによると、最終（当期）利益の総計は前期比１８．０％減の２５１０億円と、２年ぶりの大幅減益だった。台風１３号による保険金支払いが１３２０億円に上ったほか、保険金不払い問題で、追加支払いや調査費用がかさんだため。

△ｔｏｔｏ　６億円当選、１等の販売場所を発表
スポーツ振興くじ（サッカーくじ、愛称ｔｏｔｏ）を運営する日本スポーツ振興センターは２５日、前日に発表した第２８６回「ＢＩＧ（ビッグ）」で、国内史上最高当選金の６億円が当選した１等２口の販売場所を発表した。
販売店舗はいずれもコンビニエンスストアの「ローソン<2651>」で、一口は東京都渋谷区内、もう一口は大阪市大正区内の店舗で販売されたという。「ローソン」では防犯、当選者のプライバシー保護を理由に、販売店舗の詳細を公表しない。
（毎日新聞）

△原子力安全委、浜岡原発プルサーマル計画に問題なしと答申
原子力安全委員会は２５日、中部電力<9502>浜岡原子力発電所４号機（静岡県）で計画している、プルトニウムとウランの混合燃料を使用するプルサーマル計画の安全性に問題がないことを確認し、甘利経産相に答申した。甘利経産相は近く、原子力委員会からも答申を受けた上で、計画実施を認める「原子炉設置変更許可」を出す見通しだ。中部電力は今後、地元自治体の事前了解を得て、ＭＯＸ燃料と呼ばれる混合燃料を発注する予定で、九州電力玄海原発３号機（佐賀県）と四国電力伊方原発３号機（愛媛県）に続き、２０１０年度からの計画実施を目指す。プルサーマル計画は、国策である核燃料サイクル政策の一部で、使用済み核燃料の再処理で回収したプルトニウムを有効活用することが目的。日本は海外に委託した再処理で約３０トンの核分裂性プルトニウムをすでに保有している。
（読売新聞）

△「涼宮ハルヒの憂鬱」ゲーム化　バンダイナムコ<7832>
バンダイナムコゲームスは2007年6月22日、人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」をゲーム化すると発表した。プレイステーション・ポータブル用で、07年中に発売予定だが、価格とゲームの正式名称は未定という。このアニメの原作は、谷川流さんのコミカルな学園もの小説「涼宮ハルヒ」シリーズで、06年にテレビアニメ化されて人気が広がった。
（J-CASTニュース ）

△Yahoo<4689>！JAPANがPV世界一に　5月の月間調査
ネットレイティングスの5月度インターネット利用動向調査によると、Yahoo！JAPANの同月の月間ページビュー（PV）が318億PVに上り、世界1位になったことが分かった。米国調査によると、同月のトップは米Yahoo！の316億PVで、Yahoo！JAPANはこれを上回った。MySpaceを擁するNews Corp. Onlineが296億PV、Googleが212億PV、Microsoftが155億PVと続いており、ネット人口が日本の約3倍という米国の事情を考えると、Yahoo！JAPANのPVの集中ぶりは際立っている。
（ITmedia News）

△オンキヨー<6729>、ＩｎｔｅｇｒａシリーズからＴＨＸ　Ｕｌｔｒａ２準拠ＡＶセンター「ＤＴＸ－７．８」を発売、Ｉｎｔｅｇｒａシリーズから上位機種ＡＶセンター「ＤＴＸ－８．８」を発売

△サンリオ<8136>、“パンダ”と“コッペパン”と“食パン”が主人公の新キャラクター「ぱんくんち」を発売

△インプレスＨＤ<9479>、チップワンストップとメディアコミュニケーション事業で業務・資本提携

△ＭＰＴ<3734>、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ　Ｋｏｒｅａなどと世界の高級ホテル向けＩＰＴＶ新サービス提供で提携

△三菱重工<7011>、高速増殖炉の開発を進める新会社を設立し来月から事業開始

△ユニチカ<3103>、β－クリプトキサンチンに運動疲労の低減作用など広島大学との研究成果を発表

△富士通フロンテック<6945>、低消費電力を実現した屋内向けマルチパネル表示装置を発売

△プラネックス<6784>、ＰＣカードの装着が可能になるＰＣＩバス用ＰＣカードアダプターを発売

△松下電工<6991>、マイクロＱＲコード読取り可能なＦＡ用２次元コード読取センサーを発売、７月１日出荷分からフェノール樹脂成形材料の価格を値上げ

△アビックス<7836>、アイキャッチ効果向上の小型情報ボード２タイプを投入

△オウケイウェイヴ<3808>、在日外国人向けに各国語でのＱ＆Ａサービスなど提供

△データプレイス<3781>、中国で子会社「上海クロス・エー」を通じインターネット広告事業を開始

△ギガネットワークス（フェイス<4295>）、ｉモードで権利認証技術「ＮＦＲＭ」を利用した映像コンテンツの有料配信サービスを提供

△ＴＢＳ<9401>と三井物産<8031>、「ＴＭモバイル」を事業会社化し「ＴＢＳディグネット」に社名変更

△ＮＴＴドコモ<9437>グループ、シンプルかつコンパクトなＦＯＭＡ端末「ＳＩＭＰＵＲＥ　Ｌ２」を発売

△ビーイング<4734>、ＮＥＣ<6701>の「ＥＸＰＬＡＮＮＥＲ」シリーズにマネジメント改革ソリューションをＯＥＭ提供

△クレディスト（三井情報<2665>・ＳＲＡホールディングス<3817>）、Ｇｏｏｇｌｅ検索アプライアンス向けのソリューションを発表

△ヤクルト<2267>、ＧＰＣ　Ｂｉｏｔｅｃｈ社と抗がん剤「サトラプラチン」の日本におけるライセンス契約を締結

△ファミリーマート<8028>全店で「ｉＤ」「Ｅｄｙ」の取扱いを開始

△日商エレクトロニクス<9865>、裸眼立体ディスプレイ向け映像変換サービス「ＢｌｕｅＢｏｘ　２Ｄ－３Ｄ変換サービス」を提供

△興研<7963>、「防毒マスク用吸収缶・リサイクルシステム」を運用開始

△ＪＡＬ<9205>ホテルズ、「ホテルＪＡＬシティ四谷　東京」を９月１日にリニューアルオープン

△トマト銀行<8542>、複数金融機関からの借り入れを一本化する「トマト・おまとめローン」の取扱いを開始

△ザイン<6769>、フルＨＤテレビ向け１０ビットアナログ・デジタル変換用ＬＳＩの量産出荷を開始

△サイバネットシステム<4312>、マルチスケールＣＡＥツール「Ｍｕｌｔｉｓｃａｌｅ．Ｓｉｍ」を販売

△ＮＴＴデータ<9613>、情報漏洩防止・コスト削減を実現するネットブート型シンクライアントを開発

△日清食品<2897>、アーリオ・オーリオで風味豊かになったたて型カップめん「カップヌードルしお」を発売

△大日本スクリーン<7735>、フラットパネルディスプレー用の検査装置業界に新規参入

△ＧＭＯ－ＨＳ<3788>、エイムラックとホスティングサービス「ラピッドサイト」で業務提携

△ＫＳＫ<9687>とオーリック、「ｘ－Ｓｅｒｖｌｅｔ　Ｖｅｒｓｉｏｎ　２．６」をリアルタイムＷｅｂアクセス解析ソフトと連携

△キヤノン<7751>、２千ルーメンの高輝度を実現した小型液晶プロジェクターなど２機種を発売

△アライドテレシス<6835>、スタンダードＶＰＮアクセス・ルーター「ＣｅｎｔｒｅＣＯＭ　ＡＲ４５０Ｓ」の価格を値下げ

△ＫＤＤＩ<9433>と沖縄セルラー<9436>、ａｕ携帯電話の新機種「Ｗ５２ＣＡ」など発売

△ＡＮＡ<9202>セールス、科学実験ショーを楽しむ「米村でんじろう先生の東京おもしろサイエンスツアー」を発売

△リゾートソリューション<5261>、千葉県にアドベンチャースポーツ＆パーク「ＴＡＲＺＡＮＩＡ」を開設

△ＴＤＫ<6762>、ＨＤＭＩ対応の薄膜コモンモードフィルタアレイＴＣＭ２０１０Ｈを商品化

△アドテック<6840>、灰色人（グレート）向けＬｉｎｕｘキット「白木印「生」」を販売

△ＩＴＸ<2725>子会社、米ＷｉｎｄＳｐｒｉｎｇ社と先端データ小型化技術などで販売提携
（日経プレスリリース）

△ユニチカ<3103>、温州ミカン粉末の摂取における骨代謝の改善作用を確認
ユニチカは２５日、磯子中央・脳神経外科病院の土田隆副院長との共同研究で、酵素処理により高濃度のβ－クリプトキサンチンを含有する温州ミカン粉末の摂取で、閉経後の女性において骨代謝の改善作用があることを確認したと発表した。閉経に伴う女性ホルモン減少で起こる骨密度の減少作用を抑制する。９月８日に開催する日本食品科学工学会第５４回大会で発表を予定。今後は老化予防素材として酵素処理した温州ミカン粉末の活用を見込む。β－クリプトキサンチンは温州ミカンに多く含まれるカロテノイドで、人の血液中に存在し重要な役割を果たしている。酵素処理した温州ミカン粉末を摂取することで、骨の形成を活発にする酵素アルカリフォスファターゼの量が増加。また骨が溶解される際に放出される物質デオキシピリジノリンの量が抑制されることを確認した。閉経後の女性に骨代謝の改善効果があることを明らかにした。

△ＴＤＫ<6762>、ＨＤＭＩ対応のノイズフィルター発売
ＴＤＫは２５日、業界で初めて、２個のノイズフィルターをワンチップ化したＨＤＭＩ対応のノイズフィルター「ＴＣＭ２０１０Ｈ」を商品化したと発表した。従来のノイズフィルターを２個使用したのに比べ、実装面積を２０％以上省スペース化した。６ギガヘルツの高周波数に対応しながらノイズを除去できる。サンプル価格は３０円。８月から量産する。月産５００万個まで対応できる。新製品は長さ２・０ミリ×幅１・０ミリ×高さ０・８ミリメートルで、１チップに２個のノイズ対策素子を形成している。ハードディスク駆動装置（ＨＤＤ）用磁気ヘッドの製造で培った薄型パターンの形成技術とコイルパターンの設計技術を活用し、小型化や信号の高速対応を実現した。

△日立製作所<6501>、環境に配慮した工場・製品を認定する制度導入
日立製作所は２５日、環境に配慮した工場と製品をそれぞれ認定する制度を導入したと発表した。省エネルギーなどで高い効果をだした工場を「スーパーエコファクトリー」とし、２０１年をめどに環境負荷が大きい３００事業所のうち３０事業所で認定を目指す。これに伴い、風力発電など省エネ設備の導入を加速する考えで、同年までに計画する環境投資６００億円のうち、１９０億－２００億円を工場を中心とした省エネ設備投資に充てると見られる。スーパーエコファクトリーは省エネや資源・水の循環利用、揮発性有機化合物（ＶＯＣ）の排出削減などで効果を出すことが条件で、今回初めて日立マクセル京都事業所や富士通日立プラズマディスプレイ宮崎事業所など９事業所を決定した。一方、環境負荷を大幅に低減した製品は「スーパー環境適合製品」として認定する。
（日刊工業新聞）

△三栄建築設計<3228>　こだわりの家造りで住まう人の夢を実現
現在、都心部の地価が上昇している。吉祥寺駅から徒歩３０分の南町で坪１７０万円だったのが２３０万円、小金井では１００万円が１３０万円まで上昇している。また、戸建住宅も４０００万円で販売していたものが６０００万円でも売れる状況となっている。１棟５０００万円から６０００万円の販売価格帯であればそのうちの６０数％は土地代であることから、地価の上昇は販売価格に大きな影響を与えることになる。首都圏で工務店を含めた戸建建築業者は、約１０００社、そのうちの３０社ほどが年商１００億円を超えていて、設計、施工、メンテナンスまで行っている。これまで１０社が上場している。創建ホームズもその中の一社であるが、販売価格帯は９０００万円から１億５０００万円と高額、三栄建築設計は４０００万円から５０００万円、飯田産業、アーネストワンは３０００万円クラスを主に手掛けている。そんな中、三栄建築設計が、現在手掛けている福生の宅地開発は全戸数２６５戸、価格帯は２９８０万円から３２００万円。２階建てで床面積１３５㎡の英国風のレンガ造りとなっている。街全体をセントラル警備保障が常駐警備し、セキュリティ面でも配慮している。現在８月までに５９戸の販売を計画しているが、既に５５戸が契約済みと人気が高い。価格は約３０００万円と同社が手掛ける物件としては低価格であるが、全てがオリジナルなもので、これまで通り１戸として同じ建物を建てない方針。費用と周囲の環境、土地の面積、方位を十分に検討したうえで、ベストの選択を心がけている。東京、埼玉、神奈川県が営業エリアであり、市川、浦和、横浜に支店を開設している。近く多摩にも支店をオープンする予定。販売計画としては、本店も含めた各拠点で年間２００棟の計１０００棟を３年後の目標としている。ちなみに、今期は４６４棟である。また、不動産賃貸事業も展開している。現在、全国２９箇所に５６０部屋を管理している。投資利回りは１３．５％。地方の県庁所在地をターゲットに優良物件を年間１２億円から１３億円の予算で購入する計画。今期は、福島県の物件を買う予定。
０７年８月期業績予想は、売上高１９５億２４００万円（前期比２７．４％増）、経常利益１７億５９００万円（同１７．６％増）、純利益９億１４００万円（同１４．３％増）、１株当り純利益３万８６９２円と最高益更新を見込んでいる。家造りが好きな人達が集まったプロ集団であり、こだわりの家造りで住まう人の夢を実現している。

△ミツミ電機<6767>が大幅高、ニンテンドー<7974>ＤＳ人気が高まるとの期待感から買われる
電子部品大手のミツミ電機が、１５０円高の４２３０円と大幅高。５月８日につけた年初来高値４１７０円を更新している。バンダイナムコゲームスやセガなどゲームソフト大手が、ソフト開発の比重をソニー<6758>・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）向けから任天堂に移していることを受け、ニンテンドーＤＳ人気が一段と高まるとの期待感から買い直されている。株価は、００年４月高値４６５０円を窺う動きを鮮明にしよう。

△セイコー<8050>は後場も続伸、年初来高値を更新
セイコーは後場も続伸。４３円高の８８９円まで買われている。１月につけた「年初来高値」８６８円を更新した。この３ヵ月ほどは７００円ラインから８００円台まで、続伸で来ている。一目均衡表では、日足は完全に雲を上抜け。週足チャートでも、上抜けそうな、勢いのある状態になっている。次のフシは昨年５～８月の１０００円ラインだ。
（証券日刊新聞）

△テンポスバスターズ<2751> 今期増益予想
テンポスバスターズは、2008年4月連結予想を発表した。売上高150億円（前年同月比32.5％増）、経常利益6.3億円（同49.1％増）、当期純利益3.3億円（同75.2％増）、一株利益7402円、年間・期末配当600円。四季報予想は、当期純利益3.3億円。

△チップワン<3343> 子会社株式譲渡で特別利益計上
チップワンは、子会社のＥ２パブリッシングの株式の一部をインプレスＨＤ<9479>に譲渡する事とＥ２の第３者割当を発表した。ジョウと利益は連結で3.4億円、持分変動利益は0.86億円。業績への影響は精査中としている。

□フジクラ<5803> 訂正決算を提出
フジクラは、5月10日に公表したとおり、提出が遅れていた、決算の訂正をこの日に提出した。平成17年3月～19年3月までの決算短信と四半期業績が訂正された。

▼日立造船<7004> 談合で営業停止処分30日
日立造船は、し尿処理施設の談合事件で刑事判決が確定した事で、建設業法に基づく営業停止処分を受けたと発表した。7月10日～8月8日までの期間、中部、近畿、中国および九州（沖縄を含む）の区域内における清掃施設工事業に関する営業のうち、公共工事に係るものまたは民間工事であって補助金等の交付を受けているものが停止対象となる。

△ダイドードリンコ<2590> 6月の販売状況
ダイドードリンコは、6月度の販売状況を発表した。飲料事業計で前年同月比5.5％増・実績累計0.3％減。ミネラルウォーターが103.8％増と特に伸張した。

△トーセイ<8923> 5月中間期上方修正
トーセイは、2007年5月中間連結予想の上方修正を発表した。不動産流動化事業および不動産開発事業において、計画以上の価格での販売を行えたこと、および、予定外物件の販売を行ったこと等や、税金を高めに見積もっていた事で、上方修正となった。売上高222億円（前予想204億円）、経常利益25.95億円（同22.62億円）、当期純利益14.82億円（同11.34億円）。

△大丸<8234> 第一四半期業績
大丸は、2007年5月連結第一四半期業績を発表した。売上の増加や販売費及び一般管理費の圧縮で増益となったとしている。通期業績予想に変更は無しとしている。売上高2012億円（前年同期比1.8％増）、経常利益71.3億円（同9％増）、当期純利益38億円（同24.4％増）。

▼フレームワークス<3740> 赤字拡大
フレームワークスは、2007年5月単体予想の下方修正を発表した。同社の財政状態の悪化や顧客の予算都合で特定案件の大型ライセンス契約等が成約に至らず下方修正となった。なお、同社は、欠損金の補填の為の減資と、債務超過解消の為の、第3者割当増資を予定している。売上高21.49億円（前予想27.22億円）、経常利益4.26億円赤字（同2.55億円）、当期純利益12.44億円赤字（同7.43億円赤字）。

△Ｓ＆Ｐ 三菱マテリアル<5711>格上げ
Ｓ＆Ｐは、三菱マテリアルの長期会社格付けをＢＢからＢＢ+、長期優先債券をＢＢ＋からＢＢＢ－に格上げした。アウトルックは安定的。
（證券新報）