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2010 12,20 23:47 |
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好業績、割安な中・小型株に妙味あり!=杉村富生 短期的には急騰(日経平均株価 は11月2日の9123円を安値に、12月10日には10373円の高値まで1250円幅、13.7%の上昇)の反動に加え、テクニカル指標が過熱感を示しています。従って、目先は値固め(調整)が必要でしょう。しかし、深押しは考えられません。 それに、個別物色機運は極めて旺盛です。筆者注目の愛知機械工業( <7263> 東1 1000株)、ティラド( <7236> 東1 1000株)、富士機工( <7260> 東1 1000株)、ソディック( <6143> 東2 100株)、双日( <2768> 東1 100株)などの値動きは抜群です。 さらに、三井住友FG( <8316> 東1 100株)、大和証券グループ本社( <8601> 東1 1000株)などもジリ高になっています。当面、こうした“脱”インデックスの展開が続くのではないでしょうか。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
もちろん、日本政府は法人税の引き下げ(40.7%→35.7%)の方針を決定、日銀は円高阻止、デフレ脱却に向け、RPKO(リスク・プレミアム・キーリング・オペレーション)作戦を推進中であり、日本企業が背負わされていた“砂袋”はどんどん軽くなっています。逆境の中でつちかわれた日本企業の実力がいかんなく発揮される局面を迎えつつあるのです。 しかし、多くの投資家がこの環境変化を見逃しています。上昇相場の波に乗れないでいます。むしろ、「そのうち、また下がるだろう」と。だが、押し目待ちに押し目なし!といわれるように、こんな相場は意外にしぶといのです。とりあえず、ここはついていくしかありません。 年末年始相場では引き続いて好業績、割安な中・小型株に妙味あり、と判断しています。前述の銘柄群のほか、旭ダイヤモンド( <6140> 東1 1000株)、鬼怒川ゴム( <5196> 東1 1000株)、イーグル工業( <6486> 東1 1000株)などに注目できます。 鬼怒川ゴムの2011年3月期は一気に史上最高の決算になる見通しです。日産自動車向けが主力のゴム部品メーカーですが、中国の自動車メーカー(約1000社ある)に納入が始まったそうです。これは大きな材料です。 なにしろ、中国の下位自動車メーカーは徹底したコスト重視主義といわれ、雨もりすらするような車を売っています。しかし、さすがに顧客の質に対する要求に抗しきれず、「日本製のゴム製品を使おう」となった、といわれています。曙ブレーキ工業( <7238> 東1 100株)にも同じような視点で引き合いが寄せられているそうです。肝心なときにブレーキが効かないのではたまりません。 自動車業界は普及のスピードが速い分、質に対する要求が厳しくなっています。アップルのiPhoneだって、1~3については日本の半導体・電子部品はほとんど使われていませんが、4は大半が日本製部品です。マーケットでは「日本の電子部品業界は国際競争力を失った」と酷評していました。これは誤解です。1~3は高機能部品を必要としなかったのでしょう。 この点、原子力業界は20~30年遅れています。アラブ首長国連邦、ベトナムなどで日本勢が相次いで失注していますが、敗北の要因はコストです。しかし、韓国、ロシアに原子力発電所を建設し、運営する能力があるとは思えません。 チェルノブイリ事故の教訓を忘れたのでしょうか。原子力発電所が稼動するのは10~15年先ですが、これは怖い話です。何も起こらなければいいのですが・・・。 PR |
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