米国株式市場サマリー（12月17日）
ロイターNEWS　2010年 12月 18日 08:59 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT880661620101217

□ダウ工業株　　　　　　１１４９１.９１（－　　７.３４）(-0.06%)
□ナスダック　　　　　　　２６４２.９７（＋　　５.６６）(+0.21%)
□Ｓ＆Ｐ５００　　　　　　１２４３.９１（＋　　１.０４）(+0.08%)
□ＣＭＥ日経２２５先物　１０３５０　　 （＋　６０）(ドル建て)
□ＣＭＥ日経２２５先物　１０３００　　 （＋　１０）(円建て)
□為替　　　　　（対ドル）　　８４.００円
□為替　　　　　（対ユーロ）１１０.７８円
□半導体株指数　 　　　　　 ４１１.４４（＋　２.７３）(+0.67%)
□バルチック海運指数　　　１９９９　　 （－　２９）

■REUTERSロイター・ビデオ・ニュース

□ナスダック続伸、堅調なハイテク企業決算で(17日)(02:40)
１２月１７日-米国株式市場はまちまちで引けた。ダウは小反落、ナスダックは小幅上昇して引けた。前日のリサーチ・イン・モーションやオラクルの決算を好感してハイテク株の多いナスダックは上昇した。ダウは、ムーディーズがアイルランドを格下げしたことなどを懸念して、小反落して引けた。

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　Ｓ＆Ｐ総合５００種とナスダック総合が小幅続伸した。ただダウ工業株３０種は小反落して終了した。

　ダウ工業株３０種.DJI終値は７．３４ドル（０．０６％）安の１万１４９１．９１ドル。

　ナスダック総合指数.IXICは５．６６ポイント（０．２１％）高の２６４２．９７。

　Ｓ＆Ｐ総合５００種.SPXは１．０４ポイント（０．０８％）高の１２４３．９１。同指数は２年ぶりの高水準を維持している。

　オプション取引に関する調査を行うマクミラン・アナリシスのラリー・マクミラン社長は「強気な見方をしている市場参加者は、株価が日々安定的に上昇していることに満足しているに違いない」としながらも「水面下ではひずみが増大していおり、下落圧力となって爆発する恐れがある」と警告した。ただそうなったとしても「短期的な調整」にすぎないとの見方を示した。

　アップル(AAPL.O)が０．２％下落。オンライン顧客管理（ＣＲＭ）業務を請け負うセールスフォース・ドットコム(CRM.N)は０．７％下げた。

　ただ、オラクル(ORCL.O)が３．９％、カナダの携帯情報端末（ＰＤＡ）大手リサーチ・イン・モーション（ＲＩＭ）(RIM.TO)が１．６％上昇したことで、ナスダック指数の下押し圧力は相殺された。

　Ｓ＆Ｐ５００指数が月初から５％上昇していることで市場には高値警戒感が出ていることに加え、ムーディーズがアイルランドの格付けを５段階引き下げたことで、欧州債務危機に対する懸念が再燃。特に欧州系銀行株に売りが出た。

　スペインのサンタンデール(STD.N)は２％安。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド（ＲＢＳ）(RBS.L)は５．５％下落した。

　ただワイザー・キャピタル・マーケッツのシニア・ポートフォリオ・マネジャー、マイケル・ガウト氏は「欧州には今後も表面化してくる問題が存在する。しかし、困難に直面した国を支援する前例は作られている」と指摘。「株式市場があまりネガティブに反応していないのはこのためだ」と述べた。
　
　この日は、株式先物取引や株価指数オプション取引などの取引最終日が重なる「クアドルプル・ウィッチング」にあたったため、出来高が増加した。