ビリーズ･ブート･キャンプがヒットした４つの理由

日本国内で50万セットを販売し、20日に出演している
ビリー・ブランクスさん本人が来日され、
大フィーバーを起こしている「ビリーズ・ブート・キャンプ」。

今回、なぜ「ビリーズ・ブート・キャンプ」がヒットしたのか。
その要因を4つほど考えてみました。

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1．「7日間で5kgやせた」という具体的な効果がわかりやすいキャッチコピー

ビリーズブートキャンプを販売しているウェブページを見ると、
「７日間集中ダイエットプログラム」というキャッチコピーが目に入ります。

他のダイエット器具でも同様のコピーはありますが、ダイエットプログラムを
成功させるため「具体的な目標数値」を設定して提案していることが、
やる気（購入意欲）を高めているのではないかと思います。

2．「しっかり運動してやせたい」というエクササイズ意識の高い人がターゲット

これまでのダイエット器具の定番といえば、「お腹に巻くだけ」とか
「ただ座っているだけ」といった、いわば「楽してやせたい」という欲求を
満たしていました。

その一方で、ダイエットに取り組む方たちの意識には「きちんと運動しないと
やせないのでは？」と考えている方も多いのではないかと思います。

ビリーズ・ブート・キャンプの内容はとてもハードです。
このハードなエクササイズを「やり遂げた」という達成感と、その後に現れる
エクササイズの効果を両方得たい方がターゲットになっているのだと思います。

3．「あきらめるな！」とビリーさんが語りかけるコミュニケーション

これまでのダイエットビデオは、インストラクターの人がエクササイズのお手本を
見せる、というイメージがありますが、ビリーズ・ブート・キャンプは、
エクササイズをしながら、ビリーさんが「がんばれ！もう少しだ！」、
「疲れたら休んでもいいぞ！でもあきらめるな！」と語りかけてくれます。

エクササイズの辛いときにビリーさんが語りかけてくれることもヒットの要因に
つながっているのではないかと思います。

20日の来日時にはビリーさんに会いたいファンが、空港に100人の人がいたと
ワイドショーでもいっていたようです。

4．「入隊しました！」というコミュニティ形成

ビリーズ・ブート・キャンプを始めた人のブログを見てみると、
「始めました」ではなく、「入隊しました！」という書き込みをよく見かけます。

また、ビリーさんのことを実際に「キャプテン」と呼ぶ方も多いようで、
テレビに出演されていた際にもアナウンサーの方に「キャプテンと呼んで
いいですか？」と言われていました。

これまでのダイエット機器では得ることが難しかった、コミュニティ意識が
得られやすいのではないかと思います。

キャンプに入隊してビリーさんとコミュニケーションをとるだけでなく、
他の入隊者のブログやSNS、口コミなどから仲間がどんどん増えていくのも
楽しいのではないかと思います。

今回、私なりに「ビリーズ・ブート・キャンプ」がヒットした理由を考えてみました。

この他にもいろんな要因が考えられると思いますが、ターゲット設定、
ターゲットにあわせたキャッチコピー、ユーザー同士のコミュニティ形成などは
参考になる部分だと思います。
CNET JAPANより転載