明日の日本株の読み筋＝個別株物色の様相か
モーニングスター　2010/12/15 18:39
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=392227

　１６日の東京株式市場は、個別株物色の様相か。ＦＯＭＣ（米連邦公開市場委員会）、日銀短観、大塚ホールディングス <4578> の上場と、週内の大型イベントも波乱なく通過。「市場予想を大きく上回るような好内容になれば織り込みどころを探るかたちで上値を追っただろうが、ＦＯＭＣ、短観とも、可もなく不可もなくといった感じ」（中堅証券）。全体では売り買いとも材料難で、下押しにくい一方、短期的な過熱感もあって上値も追いにくい状況。円相場など外部環境をにらみながら、売り買い一巡後は動意薄となりそう。

　１５日の日経平均株価は３日ぶりに小反落したが、ＴＯＰＩＸはプラス圏で取引を終えた。騰落レシオも１５３．３５％と前日比で３．２６ポイント上昇するなど依然として過熱感が強い。規模別株価指数でみると依然として小型株の強さが際立ち、新興市場でも日経ジャスダック平均がきょうまで１２連騰するなど値動きのよい銘柄を中心とした物色が続いている。一方、主力株では過熱感の後退した銘柄もあり、循環物色の流れになれば、積極性はなくても、ジリ高歩調の展開が期待される。
（宮川子平）
 

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