明日の日本株の読み筋＝短期的な過熱感と週末要因で上値の重い展開か
モーニングスター　2010/12/09 18:35
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=390792

　１０日の東京株式市場は、短期的な過熱感が意識されれば、週末要因もあって上値の重い展開が予想される。あすの目標は、日経平均株価の終値で、週足チャートの「雲」下限（１万２２９円）の維持。９日は騰落レシオが１６０％を超え、連日で過去最高を更新。１５０％を超えた時点で危険水域であり、いつ売りに傾いてもおかしくない水準だ。積極的には上値を追いにくく、目先、日柄調整の可能性を指摘する声もある。一方、２５日移動平均線とのカイ離率は３．３６％、ＲＳＩは６４．９６％と、騰落レシオ以外でみると買われ過ぎというほどでもなく、「足元では出来高も膨らんでいないし、相場が過熱しているという実感がわかない」（中堅証券）との声もある。

　なお、９日終値の水準であれば、仮に１－２週間の横ばい推移が続いたとしても、「雲」が下がってくるため、必然的に上抜くことができる。
（宮川子平）
 

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