6/19 お昼の『株価材料』PART Ⅱ

お昼の『株価材料』PART Ⅱは、"つづきはこちらです"をクリック！

[0回]

■株価材料

△コマツ<6301>が最高値更新、円安進行を好感する動き
コマツが上値を追い、７日に付けた上場来高値３５５０円を更新した。円安進行を好感する動きとなっている。同社の０８年３月通期の連結業績見通しは、期初に営業利益が前年比１７．３％増の２８７０億円になると公表していたが、予想の前提となる想定為替レートは、ドル／円が１１５円、ユーロ／円が１５０円と現時点のレートに対してかなり円高の水準であるため、上方修正が期待されている状況だ。

△サイバーコム<3852>の初値は3660円、公開価格を92％上回る

△ガンホー<3765>が大幅高、有価証券売却益計上を材料視
ガンホー・オンラインが大幅高となっている。同社は１８日、保有するデジタルアドベンチャー<4772>株を売却し、７億６２００万円の有価証券売却益を特別利益に計上すると発表した。これを好感した買いが入った。同社は引き続きデジタルアドベンチャーとの協業を検討しており、今回の売却による資本異動以外の両社の関係に変更はないとしている。

△ビットアイル<3811>が買い気配、ＣＳＫＨＤ<9737>と業務・資本提携
ビットアイルが買い気配で始まっている。同社は１８日、ＣＳＫホールディングスと業務・資本の両面で提携し、ＣＳＫＨＤに対して総額１６億５０００万円の第三者割当増資を行うと発表した。これを材料視した買いが先行した。ＣＳＫＨＤの議決権割合は１０．９７％に上がり、ビットアイルの第３位株主に浮上する。払い込み期日は７月３日。データセンター業務などを手掛けるビットアイルは、ＩＴ系の中堅・中小企業を中心顧客としていたが、ＣＳＫグループと共同で事業展開することでこれまで手薄だったＩＴ系以外の一般事業会社にも顧客基盤を広げたい考え。第三者割当増資による調達資金は新たなデータセンターの構築にあてる。

△キヤノン<7751>株しっかり、6月中間期純利益が予想上回るとの報道
午前の株式市場では、ハイテク株が全般に売られるなか、キヤノン株がしっかり。１９日付日経新聞朝刊が、２００７年６月中間期連結純利益（米国会計基準）が従来予想を５０億円上回り２５５０億円前後（前年同期比１９％増）になる見込みと伝えたことが手掛かりという。報道によると、カラー複合機やデジカメなどがけん引役となり、中間期としては５期連続で過去最高益を更新するもよう。

△ニコン<7731>株が堅調、大和総研がレーティングを「2」に引上げ
午前の株式市場で、ニコン株が堅調。大和総研が１８日、同社のレーティングをこれまでの「３」（中立）から「２」（やや強気）に引き上げたことなどが材料となっている。大和総研では、同社がデジタル一眼レフの販売台数の見通しを引き上げたことなどをレーティング引き上げの理由として挙げている。
（ロイター）

□ＤＶｘ<3079> いちよしでは18日付で、投資判断を「2-B-HR」から「3-A-HR」に変更した。
中期ＥＰＳ成長率を年率8.0％と予想、妥当株価は3640円と試算している。予想成長率は「2」から「3」に引き下げられたが、株価は妥当株価に対して25.8％割安であるとして、バリュエーションについては「B」から「A」に引き上げた。

△ファナック<6954> 連日の年初来高値更新。
先週の24年ぶり新工場建設との報道をきっかけに上昇ピッチを強めている。これまでの抵抗線レベルであった11900円レベル突破によって新たなトレンドが形成されている。他の設備投資関連なども強い値動きに。

△ニッパツ<5991>---ＪＰＭが格上げでフォーカスリストに採用
しっかり。ＪＰモルガンでは投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1250円から1450円に引き上げており、日本株フォーカスリストに新規採用としている。ＨＤＤサスペンションのシェア上昇、北米事業の想定どおりの回復、自動車関連製品の成長期待などを評価している。

△コマツ<6301>---最高値に接近、機械セクターの上昇目立つ
反発で最高値に接近。日立建、森精機など機械セクターの上昇が目立っている。川重が中国に最大級の造船所を建設するなど企業の設備投資拡大による波及効果なども期待されている。

△任天堂<7974>---4営業日続伸で6/4以来の最高値更新
4営業日続伸で6/4以来の最高値更新。ＨＳＢＣでは「Overweight」を継続している。米ゲーム機市場で引き続き競合機を圧倒していることが、NPDの5月デ－タで分かり、力強い業績モメンタムがあらためて示されたと。

△東洋機械<6210>---3月戻り高値812円に接
5営業日続伸で3月戻り高値812円に接近。一目均衡表では昨日の上昇で雲下限を突破し雲上限に到達。本日は雲上限を一気に突破している。遅行スパンは上方転換シグナル発生。業績上振れ期待などが手掛かりに。3月高値クリアなら年初来高値970円が視野に。

△加ト吉<2873> 急騰。
前日に監査法人より監査報告書を受領と発表している。これにより、有報の提出期限である6月29日までの提出可能性が高くなっており、監理ポストに入る可能性は小さくなったとの見方。買い安心感が強まり、新年度の業績急回復期待などを反映させる動きにも。

△古河電<5801>---4営業日続伸で6/6以来の700円を回復
4営業日続伸で6/6以来の700円を回復している。なお、モルガン・スタンレーでは、情報通信分野の収益伸び率の鈍化リスクは株価に織り込まれつつあるとの判断から、投資判断を「Underweight」から「Equal-weight」に引き上げている。ただし、目標株価は730円から690円に。

▼Ｈｕｍａｎ２１<8937> 一時ストップ安。
決算内容が嫌気されているようだ。07年4月期は経常利益で前期比2.2倍の23.01億円となったが、計画の25億円に対して未達となった。また、08年4月期の見通しについては、経常利益で同17.3％増の27億円と四季報予想の33億円を下回っている。

△ロート<4527>---じわりリバウンド狙いの動きに
小幅ながら4営業日続伸。1月安値とのダブルボトム形成により、じわりリバウンド狙いの動きに。なお、三菱ＵＦＪ証券では、足元の売上は順調で会社計画を上回る増益期待が高いとして、レーティング「1」を継続している。

▼ＴＢＳ<9401>---反落、議決権過半確保との観測報道受け
反落。総会議決権の過半数を確保したとの観測報道が伝わっている。買収防衛策の承認がほぼ確実となったことで、当面のＴＯＢ思惑などは後退する方向となっているもようだ。楽天も売り先行のスタートになっている。

▼鈴丹<8193> 下落率上位。
前日に第1四半期決算を発表、経常利益は前年同期比91％減益の0.2億円にとどまり、通期予想は10.2億円の従来予想から6億円に下方修正している。気温の変動が激しく、春物の立ち上がりが苦戦を強いられたもよう。第1四半期既存店増収率は前年同期比14.8％減となったようだ。

△日カーボン<5302>---出来高伴い続伸、大型黒鉛電極量産報道で
出来高伴い続伸で年初来高値を更新。32インチ黒鉛電極の生産能力を来年以降10倍に引き上げると一部で報じられている。一段と業績拡大ペースに弾みがつくとの見方が強まる。炭素繊維事業の成長性に対する期待感も続く格好。

△オークマ<6103>---買い先行、ＣＳでは投資判断を格上げへ
買い先行。ＣＳが投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げしていることが材料視されている。目標株価も1500円から2100円に引き上げへ。会社側の想定以上に生産は順調な拡大をみせており、業績予想を上方修正している模様。販売強化策の奏効でオイル＆ガス、航空機、建設機械向けなどに大型工作機械が好調と。

△第一三共<4568>---買い優勢、大和とメリルが相次ぎ格上げ
買い優勢。メリルと大和が相次いで投資判断を引き上げており、評価が高まる展開になっているもよう。大和では、中期的な高成長が見込めるほか、直近の株価下落で割安感が強まったと判断、「２」から「１」に格上げで4000円目標としている。メリルでは、株価下落で投資妙味が増したとしており、「中立」から「買い」に格上げで3800円目標に。

▼商船三井<9104>---反落、バラ積み船用船料の続落報道も
反落。前日は円安や長期金利の一服などを好感して賑わう展開となっていたが、本日は利食い売りが先行する状況に。原油高によるコスト負担増が警戒されているほか、大型バラ積み船の用船料が大幅続落しているとの報道もネガティブ視。

△三星食品<2227> 買い気配。
ＴＯＢ価格にサヤ寄せしているようだ。菓子世界最大手の英キャドバリー・シュウエップスが1株2750円（18日終値1651円）でＴＯＢを実施すると発表、三星食品はこれに賛同するとしている。キャドバリーは完全子会社化を目指すとしており、大証では18日付で監理ポストへ割り当てた。

△川崎重工<7012>---買い先行、中国最大級の造船所建設で
買い先行。中国で最大級の造船所を建設すると報じられている。昨日はボーイング向け機体の新工場を建設と伝わるなど、連日の好材料表面化を受けて、注目度の高まる状況となっている。造船株のなかでは最も円安メリットが大きい銘柄とされていることもポジティブな見方へ。
（フィスコ）

▼大証2部の神島化学工業<4026>は商い成立せず　下方修正発表するも取引参加者なし
年間を通じたエネルギーコストの高止まりや原材料高といった外部環境の悪影響を鑑みて、07年4月期連結純利益見通しを従来の1.75億円→0.29億円に下方修正したものの、注目されず、取引参加者がおらず。

△ドイツの目標株価引き上げを下支えに東京建物<8804>がこじっかり
当面は期待を超えるポジティブサプライズは見込みにくいとしながらも、ドイツ証券が投資判断は「Hold」ながら、目標株価を1,750円→1,850円に引き上げたことが支えとなっているという。

△東京都民銀行<8339>は4,200円を割り込む　大垣共立銀行<8361>のグループ会社と業務提携
大垣共立銀行(8361)グループの共立コンピューターサービスと金融サービス「前給」に関して、業務提携を提携したと発表している。

△ソニー<6758>は小幅ながら続伸して戻り歩調を維持　ドイツが目標株価を引き上げ
今期は回復を印象付ける年になると予想し、ドイツ証券がレーティング「Buy」を維持したうえで、目標株価を7,100円→7,500円へ引き上げたことが下支え要因となっている模様。
（NSJショートライブ）

△アルファ<3434>は２ケタ増益回復を見直し下げ過ぎ訂正で反発
アルファは、３０円高の２５３５円と反発している。同社株は、前３月期業績の再三の下方修正が響き、昨年５月の上場来高値５７２０円から同１２月の上場来安値２１３５円まで天国から地獄への７割の下落となり、２割戻して底固めとなっていた。この安値から今期純利益の２８％増益を見直し下げ過ぎ訂正を期待する買い物が続いている。同社の前期業績は、中間期も含め３回も期中に下方修正され純利益は結局、１３億２２００万円（前々期比４３％減）と期初予想３０億円の半減以下で着地した。原材料価格の高騰、海外子会社の生産効率改善の遅れ、さらに期末にきては、自動車部品の不具合発生に伴う点検などクレーム処理費用が重なった。今期は、この一過性要因は一巡し、原材料価格上昇も一段の徹底した原価低減で乗り切り増益転換を予想、純利益は１７億円（前期比２８％増）と増益転換する。ＰＥＲ１５倍台の下げ過ぎ訂正で、まず今年２月実施の立会外分売価格２６１８円クリアから今年１月の戻り高値２９９０円へのキャッチアップを強めよう。

△プラネット<2391>は業績増額、増配を手掛かりにストップ高買い気配
プラネットは、寄り付きから買い気配をアップさせ４万円高の２４万円買い気配とストップ高となっている。３日間の変わらずを含め９営業日続伸し、５月２１日につけた上場来安値１６万７０００円からの大出直りを鮮明にしている。前日に今７月期第３四半期（３Ｑ）決算の開示に合わせて、今期通期業績の上方修正と期末配当の増配を発表したことが、割安・高利回り買いを拡大させている。同社の７月期業績は、売り上げが期初予想を５０００万円、経常利益が７０００万円、純利益が５０００万円それぞれ引き上げられ、純利益は２億８０００万円（前期比７％増）と期初の減益予想が増益にプラス転換するとともに、前期の過去最高を更新する。日用品雑貨業界向けの「基幹ＥＤＩサービス」の積極的な販売促進により、ＥＤＩ通信処理量が好調に推移、小売店向けシステム開発のスポット売り上げ、経費節減も加わり上方修正となった。期末配当は、国内初の国際標準準拠の次世代型インターネットＥＤＩサービスの稼働、業績向上を踏まえて期初予想の２５００円を４５００円に引き上げ、中間期配当と合わせて年間７０００円（前期実績５０００円）に増配する。株価は、２００５年７月の株式分割以来の下降トレンドが続いていた。今回の業績・配当増額でＰＥＲは１３倍台、配当利回りは２．９％と超出遅れとなるだけにリバウンド加速に走ろう。

▼鈴丹<8193>はまたもや業績下方修正が直撃し急反落
鈴丹は、寄り付き売り物を切り下げ７０円安の５１３円まで売り込まれ変わらずを挟み３営業日ぶりに急反落している。５月２２日につけた昨年来安値５１２円にあと１円となっている。前日の今２月期第１四半期（１Ｑ）決算の開示に合わせて、またもや中間期・通期業績の下方修正を発表、失望売りに見舞われている。同社は、昨年１２月に前期業績を下方修正し株価は６００円台割れとなり、今年４月の決算発表では増益転換、９期ぶりの過去最高純益更新を予想し持ち直したばかりで、業績信頼性に疑問符がつくことになる。下方修正のうち通期業績は、売り上げが期初予想を１１億円、経常利益が４億１５００万円、純利益が３億４０００万円それぞれ下回り、純利益は３億１０００万円（前期比２９％減）と減益にマイナス転換する。１Ｑ業績が、不安定な天候や急激なファッションの変化に対応した商品供給体制整備の遅れが響き、前年同期比１１減収、９１％経常減益、１５００万円の純益赤字で着地し、第２四半期以降はタイムリーな商品供給ときめ細かい在庫管理を進めるが、経費はほぼ計画通り推移するとして下方修正した。株価は、再び下値確認が避けられないが、首の皮一枚でつながった昨年来安値で踏み止まるか予断は許されない。

△リオン<6823>は２期ぶり最高純益更新を買い直し続伸
リオンは、１０円高の７９０円と３営業日続伸し今年２月につけた昨年来安値７３０円から大出直りとなっている。前３月期純利益の下方修正、減益着地から下値を探る動きが続いたが、今期を増益転換、２期ぶりの過去最高更新を予想したことから、ＰＥＲ、ＰＢＲ、配当利回りのいずれからみても下げ過ぎとしてバリュー株買いが続いている。同社前期純利益減益は、製品保証引当金、返品調整引当金を計上する会計処理を採用し、過年度分の特別損失２億４９９７万円が発生したことが要因となっている。本業は、主力の補聴器が、高齢化社会の進展や新製品投入、専門販売店網の強化・拡充で安定的に推移、微粒子計測器も、国内外のデジタル家電・電子デバイス業界の設備投資拡大を受け好調に売り上げ、営業利益を伸ばｓｙなど増収増益を続けている。このため今期業績は、売り上げ１９６億６０００万円（前期比１％増）、経常利益１３億円（同１％増）と続伸、純利益は、前期の特別損失一巡で７億円（同３６％増）と２期ぶりに過去最高を更新する。配当は、前期比３円増配の１８円とする。株価は、ＰＥＲ１１倍台、ＰＢＲ０．７倍、配当利回り２．２％の割安修正から急落前の高値８７１円が上値ターゲットに浮上しよう。

△ＪＱ上場のサイバーコム<3852>は買い物のみ集め買い気配
サイバーコムが、ジャスダック証券取引所に新規上場された。公開価格は１９００円、公開株式数は４５万株となっている。寄り付きから買い物で始まり９時３０分現在、公開価格を３８０円上回る２２８０円買い気配で売り物はなく約４１万株の買い物のみを集めている。ＩＰＯ（新規株式公開）市場も、ジャスダック市場などの新興市場の底打ちから、前週上場の日本一ソフトウェアのように高寄り後、ストップ高を連発、投資資金が回転する人気銘柄がようやく登場しており、日本一ソフトウェアと同一の同社のソフトウエア開発業態と公開価格がＰＥＲが１０倍台と割安なことが買い評価されている。同社は、富士ソフト（９７４９）が親会社で、通信系のソフトウエアの受託開発を主力業務としている。通信業界は、ブロードバンド（高速大容量）化やネットワークビジネスの拡大を背景に、システムや通信端末に搭載するソフトや企業向けの通信リューソンに開発案件を増加させており、同社の売り上げの約８３％も同分野向けで占められている。売り上げの３割超が富士ソフト、同約４割がＮＥＣグループ経由となっている。今２００８年３月期業績は、売り上げ９４億１０００万円（前期比１１％増）、経常利益６億４７００万円（同１４％増）、純利益３億７２００万円（同１７％増）、１株利益１８５．８円を予想している。

△ＴＯＷ<4767>は東証２部上場承認をテコに好実態見直し急続伸
テー・オー・ダブリューは、２３円高の６９３円と急続伸している。前日に６月２５日付けで東証２部上場を承認され、上場に際して公募増資・株式売り出しを伴わないことから、素直に好実態を見直す割安株買いが拡大している。同社の今６月期業績は、今年１月に１２月中間期業績を上方修正し、４月には今度は通期業績の増額修正に踏み切った。売り上げは期初予想を３億２２００万円、経常利益は１億５００万円、純利益は５８００万円それぞれアップさせ、純利益は５億４００万円（前期比１９％増）と増益率を伸ばす。若手社員のレベルアップにより中・小規模案件の受注が増加し、大型案件だったが利益率の低い愛知万博関連の案件が一巡したことなどが上方修正要因となった。株価は、相次ぐ業績増額で７００円台に突っ掛ける場面もあったが、６３０円を下値とする底値往来が続いた。ＰＥＲは１６倍台、配当利回りは２．３％と割安で、東証２部上場をきっかけに再発進する展開も有力となる。

△三星食品<2227>はＴＯＢ価格にサヤ寄せし買い気配アップ
三星食品は、寄り付きから買い気配を切り上げ９０円高の１７４１円買い気配と３営業日続伸している。前日に世界最大の製菓会社であるキャドバリー・シュウェップス社（英国・ロンドン）が、間接子会社を通じて同社を株式公開買い付け（ＴＯＢ）を実施して完全子会社化すると発表、同社も賛同を表明したことからＴＯＢ価格２７５０円にサヤ寄せする動きとなっている。ＴＯＢは、日本の製菓市場で５％のシェアを保有するキャドバリーが、ガム事業で１８％の市場シェアに対して約３％のシェアにとどまっているキャンディ市場の強化に向け、日本ののど飴市場で１４％、キャンディ市場で約４％のシェアを持つ三星食品をグループ化し強力な販売流通網を活用して競合優位性を明確にすることを目的にしている。買い付け期間は、６月１９日から７月１９日までの２２営業日、買い付け株式数は３３３万３４００株（所有割合６６．６７％）、買い付け代金は９１億６６８５万円を予定、ＴＯＢ完了後に所定の手続きを経て上場廃止になる。同社は、２００４年９月に公開価格１８５０円で新規上場された際も初値が公開価格割れとなり、一時３０００円大台に乗せたこともあるが、現在も業績の伸び悩みから公開価格を下回っている。キャドバリー傘下で業績拡大を目指すことになる。

△岡部<5959>は１１期ぶり最高純利益を大幅増額し連日の高値
岡部は、１１円高の６８５円と５営業日続伸し連日の昨年来高値更新となっている。前日に今１２月通期純利益の上方修正を発表、１１期ぶりの過去最高がさらに増益率を拡大することが割安株買いを増幅している。同社は、今年２月の決算発表時に今期純利益を２３億円（前期比７７％増）と１９９６年１２月期以来の過去最高更新と予想した。その期初予想をさらに９億４８００万円引き上げ３２億４８００万円（同２．５倍）と更新幅を拡大させた。同社の米国１００％子会社が所有するホテルの一つ・コーストプラザホテル（カナダ・バンクーバー市、客室数約２７０室）を現地のマンション開発業者に今年１１月１５日を実行日に５３８５万カナダドル（約５５億６００万円）で売却、１５４６万１０００ドル（同１５億８１００万円）の売却益が発生することが要因となっている。売却代金は、２０１０年にバンクーバーで開催予定の冬季オリンピックを念頭に新規ホテルの建設資金に充当するが、新規ホテルが完成する約３年間は売却ホテルをリースバックする賃借契約も締結した。株価は、２月の決算発表以来すでに１３９円高しているが、今回の純益増額でＰＥＲは１１倍台とさらに割安となる。上値追いが加速しよう。
（東洋経済新報社）

△東ハウス<1873>が続伸、中間期の赤字幅縮小見込みを材料視
東日本ハウスが続伸、一時６円高の１７２円まで買われている。１８日に今０７年１０月期の４月中間期業績推定値を修正。連結経常損益を２９億円の赤字から１８億２００万円の赤字（前年同期は２４億２９００万円の赤字）に、最終損益を３１億円の赤字から３０億２２００万円の赤字（同４７億９１００万円の赤字）とした。赤字幅縮小見込みとなった点が材料視されている。完成工事高の増加で売上高が伸びたほか、販売管理費などの経費削減策が功を奏したもよう。ただ、同時に通期の連結経常利益を３３億円から３１億円（前期は２８億９８００万円）に減額しており、ここからの株価は強弱感が対立する可能性がありそうだ。

△野村不ＨＤ<3231>が続伸、株式新聞注目株、中規模ビル建設も材料視
野村不動産ホールディングスが続伸。１００円高の４３２０円まで買われている。１９日付の株式新聞１面注目株。また、需要が強く、高品質の中規模ビルを首都圏、近畿圏を中心に約２０棟建設との報道も買い材料視された。同社は売上高５位の大手不動産。マンションではブランド「ＰＲＯＵＤ（プラウド）」で攻勢を掛けている。土地の取得では３～４年分の約１万戸強を確保。オフィスビルでは東京・日本橋（２０１０年３月期に竣工の予定）が話題になりそうだ。連結ＰＥＲは２０倍台。三菱地所 <8802> の５８倍のほか、他の大手不動産株は３０倍台まで買われている。大手不動産株は数年先までのオフィス需要など不動産市況を織り込んでいることを考慮すれば、野村不ＨＤはまさに評価不足。市場では「目先は上場来高値４５７０円（５月２９日）に照準。長期金利上昇で下落した分のリバウンドが狙える」（準大手証券）との見方のほか、「昨年１０月に上場したばかりで、手アカが付いていないため、中期的には上場来高値更新以降も投資妙味がある」（中堅証券）との指摘もある。
（株式新聞ダイジェスト）

△オークマ<8097>が高値更新、ＣＳ証が評価格上げ
オークマは４営業日続伸の動きで年初来高値を更新。９０年７月に付けた上場来高値まであと５０円強の水準まで上昇している。米欧など海外向けを中心に工作機械の受注が好調に推移しており、それに伴う今後の一段の収益拡大を評価した買いが海外投資家などから流入している。この日はクレディ・スイス証券が投資判断を従来の「ニュートラル」（中立）から「アウトパフォーム」（強気）に格上げし、目標株価も１５００円から２１００円に引き上げたことも刺激材料になった。同証券では増産効果に加え、欧米において販売強化策が奏功し、オイル＆ガス、航空機、建設機械などの業界向けに大型工作機械の販売が好調に推移しているなどを理由に、今３月期の連結純利益を１８０億円（会社側予想１７０億円）、来期が同１９９億円、１０年３月期を同２１４億円などと予想している。

△加ト吉<2873>が大幅高、監査報告書の受理を発表
加ト吉が大幅高となっている。同社では前日１８日に「一時会計監査法人であるみすず監査法人より２００７年３月期計算書類等の無限定適正意見の監査報告書を受理した」と発表した。これが「監理ポスト回避の最大の関門を突破」（日興シティグループ証券のレポート）と認識され、買いが先行している。

△久光薬<4530>が高い、日興が３Ｍから２Ｍに引き上げ
久光製薬が高い。１８日付で日興シティグループ証券が投資評価を従来の３Ｍから２Ｍに引き上げた。直近の株価下落により予想トータルリターンが上昇したため、レーティングを引き上げた。レポートには「猛暑が予想されている。夏が暑ければ、水虫の発生も多くなり（水虫治療薬の）ブテナロック売上にはプラスとなろう」とも記載されている。
（ラジオNIKKEI）

△王子効果でアマゴルフ初中継
フジテレビ<4676>は７月３日から７日まで、ハニカミ王子こと石川遼選手（１５）らが出場する「日本アマチュアゴルフ選手権」（愛知カントリー倶楽部）の試合の模様を連日、地上波でハイビジョン中継することを決めた。放送時間は午後２時から５時までの間を予定。同選手権が地上波で放送されるのは民放、ＮＨＫを含めて初めて。
（産経新聞）

△大日印<7912>グループ、スーパーで電子ＰＯＰシステムを用いた店頭販促の実証実験を開始

△ノエビア<4916>、天山山脈のローヤルゼリーを使用した「ノエビアローヤルゼリー（天山産）」を発売

△アッカ・ネットワークス<3764>、企業向け光サービスエリア拡大で８８ヵ所のＮＴＴ収容局で開局

△サイトロック（日本ベリサイン<3722>）、ＳＢＴコンサルティングと協業し監視サービス「安定動作チェック」を提供

△三菱電機<6503>、非接触ＩＣカードで安全性確保のモバイルノートＰＣ「ａｐｒｉｃｏｔシリーズ」を発売

△ミロク情報サービス<9928>、企画書が簡単に作成できるテンプレートサイトを公開

△ターボリナックス<3777>、携帯型ＯＳ機能「ｗｉｚｐｙ」からバックアップツールを提供

△ＫＳＫ<9687>とＲＳＡセキュリティ、マルチキャリア対応の携帯サイト向けＳＳＯソリューションで提携

△セイコー<8050>クロック、美しいメロディと飾り振り子の動きが楽しめる電波掛時計を発売

△ソフトバンク・テクノロジー<4726>・共同印刷<7914>など、小学館の電子書籍オンライン配信サービスサイトを構築

△イージェネラ、ＮＴＴデータ<9613>先端技術と次世代データセンター構築など戦略的提携

△三井住友<8316>銀行、森トラストなど向けに小口排出権共同購入サービスを成約
（日経プレスリリース）