6/19 朝の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

□川辺川ダム　洪水に不可欠、意義を改めて強調　国交省次官
熊本県相良村に建設予定の川辺川ダムを巡り、発電を計画していた「Ｊパワー<9513>」が事業撤退を表明した問題で、国交省の安富正文事務次官は１８日、「ダムは単にかんがいや発電だけでなく、洪水調整として必要不可欠な施設」と述べ、建設の必要性を示した。国交省は今後、治水計画の策定に合わせ、ダム計画を見直す方針だ。

▼国交省　監査期間中は飲酒しないよう通達
国土交通省の職員がＪＲ東日本<9020>新潟支社への保安監査で酒のにおいをさせながら電車の運転席に入っていた問題で同省は１８日、監査期間中はいっさい飲酒せずに体調を整えるよう全国の運輸局に通達を出したことを明らかにした。これまでは「監査に影響が出ないようにするのが常識」として勤務時間外の飲酒に定めはなかった。

△気象　携帯メールで梅雨時の情報提供
気象情報会社「ウェザーニューズ<4825>」（東京都港区）が、梅雨時の情報を携帯メールで提供するサービスを始めた。家・職場の最寄り駅やバス停、学校名を事前に登録し▽傘がいるか▽靴がぬれるか▽河川がはんらんするかなど１００項目から関心事を選ぶ。自分の雨の強さの感じ方に合わせて雨量も１ミリ単位で設定できる。

■レジ袋削減　スーパー中心に、取り組み広がる
レジ袋削減を目指した改正容器包装リサイクル法の施行から２カ月半がたち、スーパーを中心に、削減の取り組みが広がっている。レジ袋の有料化や、レジ袋を辞退した顧客への割引サービスなどが広がりつつあり、各スーパーが発売する買い物袋「マイバッグ」も人気だ。一方で、有料化が売り上げに響いた店舗もあり、課題も浮き彫りになっている。
１月に大手スーパーで初めて一部店舗のレジ袋有料化に踏み切ったのは、年間１１億枚超を使うイオン<8267>。京都市内のジャスコ１店舗で１枚５円にしたところ、辞退率が２２％から８０％に跳ね上がった。６月からは京都、仙台など５店舗に広げ、今後も順次増やす。
関西が中心のイズミヤ<8266>も２店舗で有料化し、辞退率が９割に達するなど、効果が確認された。スーパー８２社が加盟する日本チェーンストア協会の調べでは、５月末までに有料化が実施されたのは全国で計７店舗。６月以降は、イトーヨーカ堂などの計９店舗が加わり、徐々に増えている。
ただ、有料化の悪影響が出たケースもある。首都圏中心のサミットは１月から都内の１店舗で実施したが、主に米や酒類の販売が落ち、わずかだが客数も減った。最近になっても導入前の水準に戻らず、「店だけが旗を振っても難しい」と悩む。現状のままでどこまで取り組みが広がるか未知数で、チェーンストア協会は、レジ袋有料化を義務づけるよう国に要望している。一方、レジ袋削減を後押ししようと、大手スーパー各社は使い勝手の良い買い物袋を相次いで発売し、人気を集めている。
ダイエー<8263>は、自転車のかごに合わせた買い物袋（７９０円）を発売。開口部にカバーをつけ、商品が飛び出さないよう工夫した。イトーヨーカ堂（セブン＆アイ・ホールディングス<3382>）は、レジかごにぴったり収まる買い物袋（４８０円）を販売。レジで、買い物袋を広げたかごに商品を移してもらい、そのまま持ち帰れる。イオンは、店内で使うようなプラスチック製のレジかごを３１５円で売り出した。同社は駐車場付きの店が多く、袋より安定感があって車の揺れに強いかごが好まれると判断した。レジ袋を辞退すれば、２円を割り引くサービスを始めた西友は、１枚２０円で買い物袋を発売。簡単な作りのため２０回程度しか使えないが、傷めば無料で交換する。

△ビール　斜里岳のわき水使い　７月２０日から札幌に登場
知床連山の斜里岳（１５４７メートル）のわき水を使ったビールをサッポロビール<2501>が醸造することになり、１８日、４４５０リットルが札幌市に輸送された。ビールは「まるごと北海道～オホーツクの風」と名づけられ、７月２０日から札幌・大通公園のビヤガーデンに登場する。オホーツク圏のイメージ強化を狙う網走支庁が昨年秋、同社に地域性のあるビールの開発を要請。同社は斜里岳の水と網走管内で採れた大麦を使ったビールを醸造することにした。斜里岳の水は既に網走管内清里町の特産「じゃがいも焼酎」の原料に使われている。この日は、４９５リットルタンク９本を積んだ大型トラックを焼酎工場に横付けし、工場のタンクに用意していた水をパイプで受け入れた。トラックは札幌市中央区にある同社の札幌開拓使麦酒醸造所に輸送。約１カ月かけてビール約２０００リットルを販売する。積み込み作業に立ち会った橋場博町長は「おいしい水がわが町民の自慢。この水を使っていただき、うれしい」と話していた。

△エーザイ<4523>　株主総会の招集通知、Ｂ５判カラー印刷で製本
製薬大手のエーザイは、２２日に開く株主総会の招集通知を、Ｂ５判２００ページのカラー印刷で製本した。文字を大きくし、写真やグラフも使い、企業が年１回発行するアニュアルリポートのような出来栄え。約４万３０００部を作り、印刷と株主への郵送に約５０００万円かけた。昨年の招集通知は小冊子タイプの計６０ページで、小さな文字をギッシリ詰め込んでいた。同社は取締役１１人中７人が社外取締役で、株主総会の議案も取締役の選任がメーンだったが、総会後に株主から「名前と略歴だけでは社外取締役のひととなりを判断できない」と指摘された。このため、今年から招集通知を一新。取締役候補者１１人のカラー写真と本人のコメント、昨年導入した買収防衛策の賛否（全員が賛成）をつけて紹介している。株価の推移や新薬の開発・申請状況など、会社の概況も詳細に記載した。
（毎日新聞）

△「試食・試飲は有料」が6カ所　驚きの伊勢丹<8238>デパ地下
「デパ地下」が変わりつつあるのは知っていたが、お金持ちが大挙して押しかける伊勢丹新宿本店のそれは想像を超えるものだった。ブランド豚生ハムの試食が1000円超だ。試食にお金を払うだけでも驚きなのに、なんと長い行列までできていた。チーズとワインの組み合わせを自分で確かめるコーナーなど有料試飲・試食は6カ所、という強気の商法なのだ。

△三井住友<8316>銀行、「CO2排出権」を小口化販売
三井住友銀行は2007年6月18日、二酸化炭素の排出権を証券化し、1,000万円から小口販売するビジネスを始めると発表した。第1段としてブラジルのバイオマス電力発電所から1万トン弱（二酸化炭素換算）の排出権を購入し、森トラスト、三井住友カード、三井住友銀リースの3社を通じて販売する。信託機能を活用した排出権の小口販売は邦銀では初めて。同行は「排出権ビジネスの推進を通じて、環境問題に取り組む企業のブランド向上などにつなげたい」（広報部）と話している。
（J-CASTニュース ）

△“アルファブログ”のRSSに広告配信
GMO<9449>アドネットワークスはこのほど、RSS管理サービス「FeedBurner」で、RSS広告配信サービス「FeedBurner広告ネットワーク」の提供を始めた。まずは、人気ブログのRSSに広告を掲載できる「プレミアムブログパック」を販売する。第1弾として、「ギズモード・ジャパン」「小粋空間」「住太陽のブログ」など、人気のIT系ブログのRSSに広告を掲載できる「IT・デジタル系パック」の提供を始めた。広告掲載費用は20万円から。「ブログのRSSを受け取るユーザーは、常に新しくエッジの効いた情報を得ており、口コミを促進する情報感度が高い」（同社）ため、広告効果も高いとしている。今後はIT系だけでなく「マネー系」「エンタメ系」などといったパッケージを追加する予定だ。

△Yahoo<4689>！の日本語形態素解析エンジンAPIを公開、Yahoo！JAPANで使われている日本語形態素解析エンジンのAPIを公開。文章に含まれる特徴的な単語などが分かり、他のAPIと組み合わせたマッシュアップなどの活用を期待している。
ヤフーは6月18日、サービスAPI「日本語形態素解析Webサービス」を公開した。Yahoo！JAPANで使われている日本語形態素解析エンジンを、外部の開発者などが無料で利用できる。同APIを使うと、解析対象の日本語文を形態素に分割し、品詞名や読み、基本形、形態素の総数、各形態素の出現回数を返す。対象の文章がどんな特徴的な単語で構成されているのかを把握でき、検索APIと組み合わせればブログの類似記事検索なども可能になるとしている。公開するエンジン「Web MA」はYahoo！JAPANの日本語処理技術部が、Yahoo！JAPANと共同開発。ブログ検索や商品検索など一部検索エンジンのテキスト処理や、ブログ検索の「評判検索」「まとめ検索」などのテキストマイニングにも使われている。

△Y！BBユーザー以外にもBBフォンを　ソフトバンク<9984>BBが新サービス
ソフトバンクBBは、ISPに関わらず利用できるIP電話サービス「myBBコミュニケーター」の試験運用を始めた。月額315円で050のIP電話番号を利用でき、BBフォンユーザーと無料で通話できる。ソフトバンクBBは6月18日、ISPに関わらず利用できるIP電話サービス「myBBコミュニケーター」の試験運用を始めた。月額315円（試験期間中は無料）で050のIP電話番号を利用でき、BBフォンユーザーと無料で通話できる。「Yahoo！BB以外のユーザーにもBBフォンサービスと提供したい」（同社）と開発した。専用ルータ「電話アダプター」（予価：1万3000円前後、7月31日までの試験期間中は無料レンタル）を利用して家庭の電話機からIP電話を利用したり、「フォンアプリ」と呼ぶソフトフォンを使ってPCから音声通話やチャットができる。まずは電話アダプターを500人限定で無料レンタルし、電話とつないで利用してもらう試験サービスを始めた。ユーザーには、Webメールやスケジューラーサービス、アドレスブック機能などを備えたオンラインサービス「ウェブアクセス」も無料で提供。電話と組み合わせ利用してもらう。
（ITmedia News）

△ビズネット<3381>、東日本地区の物流拠点「ビズネット東京物流センター」を新設

△ｃｃｉ<4788>とアジア・メディア<2149>、日中両国でのインターネット事業関連サービス開発で業務提携

△イー・トレード証券<8701>、海外ＥＴＦ（株価指数連動型上場投資信託）の取り扱い開始

△ＳＢＩイー・トレード証券<8701>・ＳＢＩホールディングス<8473>・クラビット<4347>など、資産運用がテーマのゲームソフト共同開発で合意

△日本新薬<4516>、研究用試薬ＲＮＡとそのデリバリー試薬（ＬＩＣ）を販売開始

△ビットアイル<3811>、ＣＳＫホールディングス<9737>と資本・業務提携

△東京都民銀行<8339>、共立コンピューターサービスと金融サービス「前給」で業務提携

△カウネット（コクヨ<7984>）、ビネガの電子商取引でビジネス電話機によるサービスを開始

△インデックスＨＤ<4835>子会社、ブレードサーバー対応の次世代ラック「ＣｏｌｄＭａｌｌ」を販売

△日本オラクル<4716>、エンタープライズ・マッシュアップを実現する統合スイート製品を発表

△アステラス製薬<4503>、英国とドイツで免疫抑制剤「Ａｄｖａｇｒａｆ」を発売

△ＭＣＪ<6670>子会社、デジタルオーディオプレーヤー「Ｕ：ＭＯ」を予約受け付け開始

△新生銀行<8303>、「金利２倍チャンス定期」の取り扱い開始

△アサヒ<2502>、「アサヒスーパードライ　スリムボトル缶３５０ｍｌ　６缶パック」を数量限定で順次発売

△アサヒ飲料<2598>、ハイポトニック飲料「ＳＵＰＥＲ　Ｈ２Ｏ　凍結ボトル　ＰＥＴ４８５ｍｌ」を限定発売、「バヤリース　冷凍パイン　ＰＥＴ４８５ｍｌ」を夏季限定で発売

△島津製作所<7701>、中国排水規制市場に特化したＣＯＤ監視用オンラインＵＶ計を発売

△トヨタ<7203>、ウィッシュの特別仕様車「Ｘ“Ｌ　Ｅｄｉｔｉｏｎ”」など発売

△日本興亜損保<8754>、インドに駐在員事務所を開設

△富士フイルム<4901>イメージング、ショッピングサイト「デザインガーデン」を開設

△東京建物<8804>・丸紅<8002>・清水建設<1803>など、「名古屋プライムセントラルプロジェクト」で新築工事に着工

△ヤフー<4689>、「Ｙａｈｏｏ！デベロッパーネットワーク」で「日本語形態素解析Ｗｅｂサービス」を公開

△東北電力<9506>、ハンガリー国でのバイオマス発電ＪＩプロジェクトに着工

△日新製鋼<5407>と住友商事<8053>、インドに自動車用鋼管事業の合弁会社を設立

△ユナイテッドアローズ<7606>、プリペイド式「ユナイテッドアローズギフトカード」の取り扱い店舗拡大

△アルテック<9972>ＡＤＳ、独社製デジカメプリント注文受付端末機をナニワ商会向けに輸入販売

△ローソン<2651>、菓子パン「ずんだのロールケーキ」を発売

△クレディセゾン<8253>、スポーツ振興くじ「ｔｏｔｏ」のクレジットカード決済を開始

△森永乳業<2264>、厳選素材を使用した「素材の仕事人　ラズベリーのパンナコッタ」を発売

△ケンコーコム<3325>、ＥＣサイト「イー・ショッピング・ワイン」をリニューアル開設

△ＮＴＴドコモ<9437>グループ、高画質ＢＲＡＶＩＡエンジン搭載の携帯電話「ＳＯ９０３ｉＴＶ」を発売

△ＴＤＫ<6762>マーケティング、インクジェットプリンター対応のデータ用ＤＶＤ－Ｒ／＋Ｒ　ＤＬを発売

△ＮＴＴデータ<9613>、秋田銀行<8343>がＮＴＴデータ地銀共同センターに参加

△ナカヨ通信機<6715>、ＰＣ連動機能など搭載のデジタルビジネスホンを発売

△サークルＫサンクス<3337>、ＦＭヨコハマとの共同開発商品「湘南かき氷バー」を発売

△日清食品<2897>、とろみある醤油スープが特徴のカップめん「日清中華　広東麺」を発売、「日清焼そばＵ．Ｆ．Ｏ．　ＮＥＸＴ　ＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮ　ミックス焼そば」を限定発売、カップ入り生タイプスパゲッティ「日清Ｓｐａ王　からし高菜明太子」を発売

△第一興商<7458>、カラオケと飲食共用の新業態店舗「楽蔵うたげ」を東京・八重洲にオープン

△カゴメ<2811>、食べるラブレ「植物性乳酸菌ラブレ　ヨーグルトタイプ」を発売

△川崎汽船<9107>、ＪＳＷ　Ｅｎｅｒｇｙ社とインドネシア炭連続航海傭船契約を締結

△ＫＤＤＩ<9433>・沖縄セルラー電話<9437>など、デジタルラジオ対応ａｕ携帯電話の累計契約数が１００万を突破

△ＫＤＤＩ<9433>・沖縄セルラー電話<9437>など、インドで国際データローミングサービスを開始

△ＫＤＤＩ<9433>、ＡＣＲデータ更新サービスの提供を終了

△ＮＪＫ<9748>とＫＤＤＩ<9433>、ａｕ携帯電話で交通費の精算手続きができるＡＳＰサービス「快速！　交通費」を提供開始

△三井情報<2665>、ＡＬＭ分野に参入し内部統制コンサルティングサービスを拡充

△出光<5019>子会社、耐熱構造採用の乗用車用バッテリー「スーパーダイハード」を発売

△富士通<6702>など、４５ｎｍ世代ロジックＬＳＩ向け低消費電力・高性能化技術を開発
（日経プレスリリース）

△日産自動車<7201>、英工場に追加投資－「キャシュカイ」生産能力増強
日産自動車は１８日、英国工場に約５・８億円の追加投資を実施し、年産能力を１万８０００台（４％）増の４３万４０００台に引き上げると発表した。新型スポーツ多目的車「キャシュカイ（日本名デュアリス）」の販売が日欧で好調なことに加え、０７年中に豪州と南アフリカにも投入予定であることも踏まえ、キャシュカイの生産能力を１０％強アップする。キャシュカイは第１ラインでコンパクトカー「ノート」と混流生産しているが、キャシュカイの専用ラインとする。サブラインの効率性も向上する。ノートは「マイクラＣ＋Ｃ」と第２ラインで混流生産する。生産移管やラインの改良は７－９月期に実施する。キャシュカイは２月に欧州、５月末には国内に投入した。国内の受注件数は現在、７０００台超。０６年末の生産開始から５月末までに６万台生産、０７年度末までにはさらに１３万台の生産を計画している。

△エーザイ<4523>、ドイツで抗てんかん剤「イノベロン」を販売開始
エーザイの医薬品販売子会社、独エーザイ・ゲーエムベーハー（フランクフルト）は、抗てんかん剤「イノベロン」（一般名ルフィナマイド）の販売をドイツで開始した。同剤は幅広い抗けいれん作用を持つ新規構造のトリアゾール誘導体で、小児の早期から発症する重篤なてんかんであるレノックス・ガストー症候群（ＬＧＳ）の併用療法として、０７年１月に欧州委員会から承認を取得している。欧州でＬＧＳに特化して承認を取得した初の治療薬で、すでにデンマーク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーで販売している。「イノベロン」はノバルティスが創出した抗てんかん剤で、エーザイは０４年２月にグローバルライセンス契約を結んでいる。

△三菱地所<8802>、新宿で長期出張者向け家具付き高級賃貸住宅を着工
三菱地所は１８日、シンガポールのアスコットと共同で、数カ月滞在する人向けの家具付き高級賃貸住宅（サービスアパートメント）の「シタディーン新宿（仮称）」に着工したと発表した。両社が特定目的会社（ＳＰＣ）を通じて開発するもの。
全体で１６０室で、施工は鹿島<1812>。０９年始めの開業を見込む。各部屋の面積は２５－３１平方メートル。通常のホテルの部屋の平均面積２５・９平方メートルよりも広めにする。周辺ホテルよりも割安で広い部屋を提供することで、数日から２週間程度滞在する国内出張者などの取り込みを図る。シタディーンというブランド名は、アスコットがフランスなどヨーロッパで展開しているもので、４０以上の物件が稼働している。日本国内でも同ブランド名の物件を開発することで、海外からの長期出張者にアピールしていく。
（日刊工業新聞）

△サムシングＨＤ<14085>がストップ高
サムシングＨＤが１８万２０００円はストップ高まで買われた。地盤改良工事と地盤保証ビジネスを展開する同社だが、規制強化の国策を背景に住宅メーカーや工務店向けに需要が好伸長中。中期的な成長性は評価でき、上値余地も大きそうだ。
（株式市場新聞）

△レーザーテック<6920>　今期２０円増配の年６０円を予想
レーザーテックは、１８日引け後、増配の発表を行った。液晶・半導体検査装置、フォトマスク・カラーフィルター検査装置で業界トップの同社は、デジタル家電の増産と共に需要が拡大している。それに伴い、業績は増収増益基調で、最高益更新ペースである。業績が飛躍的に伸長していることから株主還元策として、増配を実施することにした。今期０７年６月期末の配当は、前回予想を２０円上回る６０円を予想している。業界のオンリーワン企業であることから、今後も安定した業績で推移するものと期待される。

△東京急行電鉄<9005>は続伸。指標・テクニカルとも「買い時」
東京急行電鉄は続伸。きょうの日足は大陽線となっている。とくに材料が出たわけではないが、きょうは不動産、陸運業、倉庫・運輸などのセクターが高く、東証１部業種別株価指数ではこれらの業種が値上がり率上位に入っている。現在の株価でＰＥＲは２０倍台、ＰＢＲは３倍台と、頃合いの数字。また、続落で来ていたため、オシレーター的にも「買い時」。地合いにもよるが、まずは９００円ラインへの戻りが目標だ。

△熊谷組<1861>が急反発し年初来高値を更新、２２５採用銘柄値上がり率ランキング上位に
熊谷組が、２０円高の２７６円と急反発し２月２７日につけた年初来高値を更新、２２５採用銘柄の値上がり率ランキング上位に入っている。
２００８年３月期営業利益が前期比２５．３％増の６０億円予想。経営再建に一定のメドがついたとみて、１０期ぶりに配当１円５０銭を実施と０８年１０月に普通株への転換が始まる優先株の一部を買い取ることが買い手掛かりになっている。前週１５日にゼネコンが中途採用を拡大すると報じられたことも株価を刺激、２２５採用銘柄の出遅れとして買われているようだ。

△東洋シヤッター<5936>は急伸も、まだまだ伸びしろあり。増配、好業績予想が買われる
東洋シヤッターは急伸。１７９円高の１８９３円まで買われている。とくに材料が出たわけではないが、引き続き、今期の増配（前期３０円→今期４２円）と、先週６日に前３月期決算と中期経営計画の説明会を行なったことが買い材料となっているもようだ。中計は２００７年～０９年３月期の３ヵ年のもの。設備投資を積極的に行なうとともに、有利子負債を削減。２００９年３月期で売上高２３５億円（０７年３月期実績２１２億５０００万円）、経常利益１３億円（同８億０５００万円）、純利益１２億円（同７億４４００万円）を目指す。１株あたり配当は２００８年３月期予想４２円、２００９年３月期予想４５円としている。
２００８年３月期の連結業績予想は、前年比増収増益としている。とくに経常利益は同４２．８％増の１１億５０００万円、純利益は同４倍の２９億９０００万円を見込む。純利益の大幅増益は、厚生年金基金の代行返上による、特別利益１８億９３００万円が計上されるため。だが、その分を引いても実質増益の計算となる。東洋経済新報社の『会社四季報』夏号によると、同社の２００９年３月期連結業績予想は、特別利益が剥落する純利益以外は増収増益としている。短期日足チャートを見ると、続伸して過熱に見えるが、中期週足では、まだ上値余地あり。まずは昨年６～７月の２０００円ライン奪回が目標。さらに次のフシは２００６年の２４００円ラインだ。
（証券日刊新聞）

□Human21<8937>、今期経常17％増益計画　四季報予想下回る
Human21の今4月期連結は、経常利益27億円（前期比17％増）、純利益15億6600万円（同16％増）となる見通し。「四季報」予想の経常利益33億円、純利益18億円を下回った。

□ＡＴＬ<4663>、今期は経常2.7倍増益予想　四季報予想下回る
ＡＴＬシステムズの今4月期業績は、経常利益1億3000万円（前期比2.7倍）、純利益8000万円（前期4100万円の赤字）となる見通し。「四季報」予想の経常利益2億円、純利益1億5000万円を下回った。

△ソフトウエアＳ<3733>、今期12％経常増益予想　四季報予想上回る
ソフトウエア・サービスの今4月期業績は、経常利益19億1400万円（前期比12％増）、純利益11億円（同10％増）となる見通し。「四季報」予想の経常利益19億円、純利益11億円を上回った。

△東日本ハウス<1873> 今期予想 上方修正
東日本ハウスは、2007年10月通期連結予想を発表した。貸倒引当金繰入額の改善により、増益となった。売上高703億円（前予想776億円）、経常利益31億円（同33億円）、当期純利益12億円（同11.8億円）。

▼三星食品<2227> 下方修正 減配
三星食品は、2007年10月通期単体予想を発表した。例年秋口に行う新製品の発売、既存製品の刷新及びこれに伴うＴＶＣＭ放映等の広告宣伝を原料調達の不安から２月に延期したところ、時期的要因から顧客あて配荷が進まず、下方修正となった。なお、配当はＴＯＢを行うために無配となる。売上高57.3億円（前予想67億円）、経常利益5.6億円（同11.8億円）、当期純利益3.1億円（同6.7億円）、期末配当無配（同20円）。

△岡部<5959> 特別利益計上
岡部は、2007年12月通期連結予想を発表した。連結子会社の不動産売却により、当期純利益が32.48億円（前予想23億円）となった。

△ガンホー<3765> デジアド<4772>株を売却
ガンホーは、保有するデジタルアドベンチャーの株式を売却し、7億6200万円の売却益を計上したと発表した。

▼トップリート<8982> 今期7000円減配予想
トップリートは、2007年10月予想を発表した。イトーヨーカ堂習志野店の撤退が減配要因となった模様。営業収益46.98億円、経常利益16.44億円、当期純利益16.43億円、分配金1万600円（前年同期比7009円減）。

▼鈴丹<8193> 今2月期下方修正
鈴丹は、2008年2月通期連結予想を発表した。寒暖差の激しい不安定な天候および急激なファッションの変化に対し、商品供給体制等の対応が遅れたこと等により、布帛、ボトムスの売上が前年を大きく下回ったため、下方修正となった。売上高216億円（前予想227億円）、経常利益6億円（同10億円）、当期純利益3.1億円（同6.5億円）、一株利益27.72円。

△プラネット<2391> 上方修正 増配
プラネットは、2007年7月通期単体予想を発表した。ＥＤＩ通信処理量が好調に推移するとともに、小売店に対するシステム開発のスポット売上等があり、売上が増加、経費節減も寄与し、増益、増配となった。売上高24億円（前予想23.5億円）、経常利益4.4億円（同3.7億円）、当期純利益2.8億円（同2.3億円）、一株利益1万6889円、期末配当4500円（同2500円）。

△ユーストア<9859> 第一四半期業績
ユーストアは、2007年5月非連結第一四半期業績を発表した。売上原価の低下で、増益となった。なお、通期業績予想に変更は無しとしている。営業収益345億円（前年同期比2.4％減）、経常利益5.42億円（同3.7％増）、四半期純利益3.15億円（同32.4％増）。

△大和総研 参天<4536>を格上げ
大和総研は、参天製薬を3→2に格上げ。ロート製薬<4527>を新規3に格付けした。また、生化学<4548>を新規3に格付け。

△大和総研 第一三共<4568>を格上げ
大和総研は、第一三共の投資判断を2から1に引き上げた。

△メリルジャパン 第一三共<4568>を格上げ
メリルリンチ日本証券は、第一三共のレーティングをＢ－２－７→Ｂ－１－７に引き上げしたと発表した。

△大和総研 ニコン<7731>格上げ
大和総研は、ニコンの投資判断を3から2に引き上げた。

△Ｓ＆Ｐ 三菱ＵＦＪ・みずほＦＧなど格上げ
Ｓ＆Ｐは、みずほＦＧ<8411>、三井住友ＦＧ<8316>、三菱ＵＦＪＦＧ<8306>の格付けを、それぞれＡ－からＡに、あおぞら銀行<8304>は、ＢＢＢ＋からＡ－に、中央三井信託銀がＡ－からＡ、住友信託銀行<8403>をＡからＡ＋、大和証券ＳＭＢＣをＡ－からＡにそれぞれ格上げした。
（證券新報）