米国株式市場サマリー（11月05日）
ロイターNEWS　2010年 11月 6日 07:52 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT878016620101105

□ダウ工業株　　　　　　１１４４４.０８（＋　　９.２４）(+0.08%)
□ナスダック　　　　　　　２５７８.９８（＋　　１.６４）(+0.06%)
□Ｓ＆Ｐ５００　　　　　　１２２５.８５（＋　　４.７９）(+0.39%)
□ＣＭＥ日経２２５先物　　９７１０　　 （＋　６０）(ドル建て)
□ＣＭＥ日経２２５先物　　９７００　　 （＋　５０）(円建て)
□為替　　　　　（対ドル）　　８１.３６円
□為替　　　　　（対ユーロ）１１４.２０円
□半導体株指数　 　　　　　 ３９２.０２（＋　２.２７）(+0.58%)
□バルチック海運指数　　　２４９５　　 （－　１５）

■NY株、利益確定の売りで、ほぼ変わらず(5日)(02:16) Report

11月5日-このところの上昇分に対する利益確定の売りで、この日は、
前日の終値とほぼ変わらずでひけた。
10月の雇用統計で、非農業部門の雇用者数は予想以上に増加した。

[2回]

　続伸して終了し、Ｓ＆Ｐ総合５００種は週足で５週連続で上昇した。２日の米中間選挙での共和党の躍進、３日に米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が追加緩和策を打ち出したことが株価の支援要因となった。

ダウ工業株３０種.DJI終値は９．２４ドル（０．０８％）高の１万１４４４．０８ドル。
ナスダック総合指数.IXICは１．６４ポイント（０．０６％）高の２５７８．９８。
Ｓ＆Ｐ総合５００種.SPXは４．７９ポイント（０．３９％）高の１２２５．８５。

　Ｓ＆Ｐ総合５００種指数が週初から３．６％上げるなど株価は上昇していたため、この日は利益確定の動きが広まり、予想を超える良好な結果となった１０月の雇用統計の影響が一部相殺された。

　ベーカー・アベニュー・アセット・マネジメントの最高投資責任者（ＣＩＯ）、キング・リップ氏は「これまで株価は上げているため、近いうちに若干の調整が入る可能性がある」と予想。ただ「雇用市場は改善しているもようで、市場には楽観的なムードが漂っている」としている。

　この日発表された１０月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数が１５万１０００人増と、市場予想の倍以上のペースで増加した。増加は５月以来初めてとなる。

　今週はこの他、３日にＦＲＢが２０１１年半ばまでに６０００億ドルの国債を追加的に買い入れる方針を表明、また２日に行われた中間選挙では共和党が躍進し、議会両院で多数派政党が異なる「ねじれ」議会が現出した。議会に「ねじれ」が生じた場合、法案の通過が困難になることで、企業運営における先行き不透明性が低下するため、一般的に株式市場にはプラス材料になるとされている。

　リンド・ワルドックのシニア市場ストラテジスト、ジェフェリー・フリードマン氏は「今週、商品市場と株式市場では（上昇に）必要なものがすべてそろった。これはめったにないことだ」と述べた。

　クラフト・フーズ(KFT.N)は２．２％安。第３・四半期の売上高が予想を下回ったことが嫌気された。

　航空機大手ボーイング(BA.N)は時間外取引で２．５％下落。アビエーション・ウィークがボーイングの次世代中型旅客機「７８７型機」（ドリームライナー）の納入が遅れるとしたことが響いた。

　一方、金融株は上昇。ＪＰモルガン・チェース(JPM.N)は２．９％、バンク・オブ・アメリカ（バンカメ）(BAC.N)は１．９％高で引けた。